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唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

2008.11.16 Gadget

唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

有名音楽プロデューサーが創ったヘッドフォン

Monster Beats by Dr. Dre ヘッドホン - Apple Store (Japan)
Beats by Dr. Dre

以前から気になっていたDr. Dreプロデュースヘッドフォン「Monster Beats」。HIP HOPは(というか音楽全般だけど)そこまで詳しくないのでDr. Dre(Wikipedia)のこともよく知らなかったのですが(ちょうすごい人らしい)、見た目の厳つさも相まってずっと気になっていたアイテム。Monster Cable製で価格は44,000円アメリカでは既に販売されていましたが、日本でもようやく販売開始。ということで銀座のAppleStoreに置いてあったので実際に視聴してきました。以下音に詳しくない人間がレビューするのもなんですがよろしければどうぞ。

見た目・装着感

全体はツヤツヤブラックなプラパーツで覆われたMonster Beats。さぞハデハデな印象に見えるだろうと思ったら実物は意外と落ち着いた印象。イヤーパッド周りに一部赤いツヤツヤパーツが使われているんですが、これが朱塗りのような雰囲気でかなりポイント高し。ただプラパーツだけでなく留め具や、長さを調整する芯の部分に金属パーツが使われているのは安心感があります。この金属パーツがアクセントになってくれるので仕様の際はぜひ少しヘッドフォンの長さをのばして利用されることをお薦めします。装着感もよくしっかり固定してくれます。クッション部分もすぐに痛んでしまうようなやわな感じではありません。高級ヘッドフォンだけあって全体を通しても決してチープな雰囲気は感じません。が、だけどちょっとツヤツヤプラパーツのようなチープな要素もうまく混ぜてきている。このヘッドフォンらしいキャラクターの主張を感じます。

最初の印象はとにかく低音が響く響く。ズシっ、ズシっ、という感じ。で次に気がつくのは人の声がよく通ること。ボーカル部分が明瞭にはっきりと聞こえます。この2点がなるほどHIP HOPな感じなのかぁ、と妙に納得。もちろん音全体のクオリティは高いです。よくある高級ヘッドフォンは原音に忠実な聞こえ方を売りにしていることが多いですが、このヘッドフォンは明らかに違う。かなりブーストした感じ。だからといって破綻しているわけではなく、いい具合の脚色が加えられています。ここらへん人の好みはあるかもしれませんが私はかなり好き。気分が高揚するというかなんというか、確かに「アガる」感じの音作りだと思います。

機能・その他

実はこのヘッドフォン、ノイズキャンセリング機能がついてます。…がAppleStoreだったからなのかそんなにその機能を実感することはなく。ノイズキャンセリングに関してはBoseのQuietComfort3ほどではない感じ。まーこのヘッドフォンにQCのようなものを期待している人は少ないと思いますが。で、このノイズキャンセリング機能のために単4電池2本を必要とします。もし電池が切れた場合、このヘッドフォンは使うことができません。完全に音がでないので電池切れには要注意。

あと面白いのが、ケーブルを取り替えることができて、iPhone用のマイク付きケーブルもつかえます。もちろんマイク部分を押すことで再生・一時停止・早送り・巻き戻しの操作が可能。お店の都合で実際には使えませんでしたがiPhoneユーザーは試す価値ありですね。ちなみにマイク付きのケーブルは黒、普通のケーブルは赤のカラーリング。個人的にはマイク付きのほうも赤のほうがかっこいいのに…と思ってしまいます。

もう一つ小技としてはヘッドホン側面の「b」マークを押すと一時的に音が出るのが止まります。再生を止めるまでもない状況、誰かに話しかけられたときに等に地味に便利。ここらへんDr. Dreの実体験が入っているような気がします。

総合して

普通の高級ヘッドフォンのにはなかった新しいキャラクターのヘッドフォンです。高音質+原音重視+オープンエアー型の流れがあるかで、高音質+低・中音重視+密閉型という組み合わせのこのヘッドフォンは間違いなく異彩を放っています。ノイズキャンセリングヘッドフォンのためQuietComfort3と比較する記事をよく見かけますが、たぶん競合製品ではない気が。「ただ俺は静かに音楽が聞きたいんだッ!!」という人はQC3でしょうし、「ただ俺は音楽で盛り上がりたいんだッ!!」という人には間違いなくMonster Beatsでしょう。私は後者ですね。普通にAppleStoreで買って帰りそうになったところで「いかん私にはShure SE530が…」と踏みとどまりました。SE530ともベクトルが違うからなぁ…うーんうーん。

予言「次の時代のマウスはマウスじゃない」

2008.10.28 Gadget

予言「次の時代のマウスはマウスじゃない」

以前からあったにはありましたが、最近Twitter上でMighty Mouseの調子が悪くなったという書き込みがまたちらほらと。特にスクロールボール(一部の人は "乳首" と呼んでますがまったくもってけしからん!! ><)の動作が悪くなるということ。私も家と会社でBluetooth接続の "しっぽなし" Wireless Mighty Mouseを使っていますが、確かにたまにスクロールボールの効きが悪くなることも。よくネット上で書かれているこのスクロールボール不調の解決策としては、

1. 机の上にウェットティッシュを敷く。
2. その上で机に当てて一生懸命スクロールボールをごりごりする。
3. スクロールボール表面についてるゴミを取ってあげる。 

というものがあります。もしスクロールボールが不調な人は是非この方法で復活させてあげてください。私も度々この方法で復活させています。ただね、確かにこのスクロールボールは縦にも横にも移動できて便利なのだけど、せっかくマウスが光学式になって扱いやすくなったと思ったら、今度はスクロールボールの面倒を見なきゃいけなくなっちゃったというなんか本末転倒感があって。しかもいくらスクロールボールこすって復活させられるからって、結局壊れやすいしメンテナンスはしにくい。Mighty Mouseはかわいくて素敵で、機能的なプロダクトなんだけど、長い目で見ると非常に "もったいない" 感じがする。じゃあスクロールボールをタッチセンサーにして、可動しないようにすればいいのか?ってもあのころころ感があるからあんな小さな動きでもちゃんと操作してる感じが生まれるわけで…うむ、なんとかうまい形に改良できないものか…

…と、ここであることを思い出した。AppleはMighty Mouseよりも効率的、機能的で、メンテナンスフリーで、省スペースな入力デバイスをもう既に作ってるじゃないですか!! 新しいMacBookのガラス製のトラックパッド。Mighty Mouseと同じく「ボディ全体がボタン」で、右指でクリックすれば右クリック、2本指でなぞればスクロール。さらにMighty Mouseより優れているのはジェスチャー機能。ピンチイン・アウトで拡大・縮小、指をぐるっと回せば回転の機能。3本指でブラウザの戻る・進む、4本指でExposéにDashboard。ソフトが対応すればさらに多彩なジェスチャー機能が使えるようになるかもしれない。トラックパッドだから当然マウスパッドも不要だし、これ以上動きようがないからマウスより省スペース。汚れたらさっと拭いてあげればいい。なんだ機能的にみても機械的にみても、Mighty Mouseより新しいトラックパッドのほうが断然優れてるじゃないか。

今まで14年前初めてAppleがノートパソコンに搭載して以来、あくまで「ノートパソコン用のマウスのかわり」でしかなかったトラックパッドは、iPhoneのメイン入力インターフェースを経て、遂にマウスを追い抜いた。マウスのほうが使い勝手がいいと言う人もいるだろうけど、これだけノートパソコンが普及した現代ならそこまで抵抗もないかも。

Bluetooth TrackPadがもし存在したら…

私の勝手な妄想ではおそらくMighty MouseはApple最後のマウスなのでは。将来のAppleのデスクトップ製品に付属するのはPost itのよりも一回り大きいサイズのトラックパッド(もちろんBluetooth接続)。キーボードの右に置いても左に置いても、ノートパソコンのように手前に置いてもいい。まじすか超自由じゃんそれ。いやもしかしたらトラックパッド付きキーボードがある意味一番スマートかもしれないけど。…と、ちょっと妄想力爆発させすぎかな。豚骨ラーメン食べた勢いで書いてみました。

祝・発売!! iPhoneアプリ「ToyCamera」&「LiquidPics」

2008.10.25 Gadget

久しぶりにiPhone関連のお話。以前イベントなどでfladdictさんにお会いした際にiPhoneアプリをいくつか見せていただいていたのだけど、そのiPhoneアプリ群が紆余曲折を経て遂に発売開始!! さっそくそのうちの「ToyCamera」と「LiquidPics」を購入。

Toy Camera

Toy Camera (iTunesStore)

fladdict» ブログアーカイブ » Toy Camera 正式リリースのお知らせ

Toy Camera

その名の通り、LOMOやHOLGAなどのいわゆる「おもちゃカメラ」で撮ったような写真が簡単に撮れてしまうソフト。使い方は簡単。まずiPhoneからToyCameraを起動すると、タイトル画面が表示されたあと早速撮影画面に。とりあえず撮影し、この「写真に決めた!!」となったら変換ボタンを押す。でちょっとのあいだ待つとなんとさっき撮った写真がなんだかレトロな写真に早変わり。では実際にどんな感じに撮れるかというと…

fladdict_iphone_apps1.jpg fladdict_iphone_apps2.jpg fladdict_iphone_apps3.jpg fladdict_iphone_apps4.jpg fladdict_iphone_apps5.jpg
なんか写真に偏りがあるけど気にしないでね!! こう見ると本当にトイカメラの「周辺光量落ち、高コントラスト、ノイジー、色が偏ってる、でもなんかかわいい」という味が見事にでてますね。クリックすると生データが見れるので参考にしてみてください。ちなみにこのToy Camera、このアプリで撮影した写真にしかエフェクトをかけられず、エフェクトの種類もランダムになっています。「えー、なんでユーザーの自由にしてくれないの><」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、この「狙って撮れない、偶然面白い写真になる」という部分こそが「おもちゃカメラらしさ」じゃないでしょうか。LOMO等で実際に撮影をしたことがある人ならわかると思いますが、たいていあんまりうまく撮れないんですよ。でもその中でも偶然ハッとするようなものが撮れてしまうのがおもちゃカメラのおもしろさなわけで。この「当たるも八卦」感をfladdictさんはよくわかって作られてるのだなと思います。機能が無駄につかないほうが撮るのに集中できますしね。個人的にはActionSamplerSuperSamplerみたいに連続写真が撮れるモードとかがあったらまた別の楽しみ方が…と、これはあくまで私個人の妄想。

価格は230円(iTunesStoreへ)。ガジェット大好き男の子もいいですが、おしゃれなもの・かわいいもの好きの女の子のブログ更新に合っているような、そんなアプリですね。姉がiPhoneユーザーなら間違いなく買ってます。

LiquidPics

LiquidPics (iTunesStore)

fladdict» ブログアーカイブ » iPhoneアプリ 画面を崩壊させるLiquidPics

もうこれは百聞は1YouTubeにしかず。

こんな具合に指定した画像をぐにゃりぐにゃりとさせることができるソフト。

fladdict_iphone_apps10.jpg

まずLiquidPicsを起動。ぐにゃぐにゃさせたい画像を選択し、あとは指でタッチしたり、iPhoneを傾けたりしてぐにゃぐにゃさせるだけ。なんのことはない、と思われるかもしれませんがこれがなかなか面白い。ぐにゃぐにゃさせたあとの画像を保存することもできるので「変顔選手権」みたいなこともできますね。他にもYouTube内でも紹介しているようにiPhoneメニューのスクリーンショットをぐにゃぐにゃさせて「僕のiPhoneがこんなんなっちゃった!!」とマギー審司張りの一発芸を披露することも可。いわゆる飲み会・合コンの場ではかなり有効なネタです。…とこれ読んでて「そんなうまくいくもんかね…」と疑ってる方がいらっしゃるかもしれませんが、以前fladdictさんがとあるパーティーでこのソフトを披露したらなんと人だかりが!! …いや、もちろん制作者だからっていうのもあるんですが。

LiquidPicsは直感で触れるiPhoneの良さと自分でアレンジする楽しみがうまくミックスされたソフトなのでは。NintendoDSiのゆがみカメラを思い出しましたがソフトの中だけで終わらないで、それを共有したり、自分なりの楽しみを見つけたりと奥が深いソフトです。価格はこちらも230円(iTunesStore)

もっともっと日本でもiPhoneアプリを作る人が増えてほしい

AppStoreが立ち上がってもうすぐ4ヶ月。海外からめまぐるしく新しいiPhoneアプリの情報が入ってきますが、日本から発信されるアプリは多くないのが現状です。Apple・iPhoneの一ファンとしても、iPhoneを取り巻く環境がさらに充実することを願っています。またその環境が整っていない中で一人飛び込んで、ToyCameraやLiquidPicsを作成されたfladdictさんは本当に素晴らしいです。ToyCameraはなんと有料アプリ現在6位!! だからみんなもこの勢いに続いていきましょう!!

…そういう私はお仕事がまだまだあるのでiPhoneアプリ制作には入れない状況。まず、仕事、がんばります。

新MacBook & MacBook Proを実際に見てきて補足。

2008.10.16 Gadget

新MacBook & MacBook Proを実際に見てきて補足。

がまんできずに実物を見に行ってしまいました。せっかくだからとApple Storeで写真取ろうとしたら店員さんに止められ。あんまりにもきれいだったもんでつい出来心で…ってそりゃだめですわな失礼いたしました…。

閉じて持ってみればすべてわかる

実物を見て改めて思うのはその質実剛健さ。机の上に置いてあるのを見る限りではつなぎ目はいっさい見当たらない。つなぎ目がないから当然剛性が高い。部品がだんだんとずれることもないし、もちろん見た目もきれい。さらにMacBookを閉じて手に取ってみるとよくわかる。ぴったりと閉じられた様子はかなりのカタマリ感を醸し出す。それでいて軽く薄くなってる。淵のやわらかいカーブも抱えやすさに貢献。この全体の感触はすごいです。とにかく触ってみ、としか言いようがないんだけど。外面に一切妥協なし。ものとしてのクオリティは格段に向上してる。

新トラックパッドは使っているうちにすぐに慣れそう

「ボタンがなくなったトラックパッド」とよく形容されるがまったくボタンがなくなったわけではない。トラックパッド全体が大きなボタンになっている。ボタンと言ってもピアノの鍵盤のようにシーソ的に動くので、ちゃんと押せるのはトラックパッド全体の下半分だと思っていい。それにしても初めての経験でなかなか慣れなかったが、これ慣れたら相当自由に使える感じだ。だってアバウトでいいわけだし。トラックパッドの面が広くなったけどキー入力と干渉するようなこともなかった。例のジェスチャー動作も含め慣れたら手放せなくなるのかも。ガラス製ということで指がつっかえたりしないかと心配したけどその心配も杞憂だった。触った感覚は今までのトラックパッドとそう変わらないので違和感はほとんどない。

他にも細かいところをいくつか

無線LAN感度がよくなったかどうかはわからず終い。AppleStoreの人に聞いても「以前より悪くなってるということはないと思いますが…」とはっきりせず。ちなみに液晶パネルの後ろのリンゴマーク、これもちゃんとガラス製になっていました。さすが細かい。

結論としては「お店で画面を閉じて、とりあえず持ってみ」ということで。私は新デザインの17inchモデルが出るまで静観。ゴージャスでラグジュアリーな17inchに期待です。


昨日の記事のあとにusakもエントリー。「石油由来の素材を使うことに対して後ろめたさがある」というのはなるほどなと納得。MacBookの価格が安くなっていないことへの不満が各ブログに書かれたりもしたが、初期ロットにはあのハイテク工場にかかったお金が乗っかっている。画期的なアルミ削りだし工法によるコスト上昇を他の要素を削ることでいかに小さくするかの勝負だったのかもしれない。Appleは価格よりも環境(とそれに関する大きな利益)を取ったのだ。

新MacBook Pro&MacBook発表 - 簡単にしたら、みんなが得をした

2008.10.15 Gadget

新MacBook Pro&MacBook発表 - 簡単にしたら、みんなが得をした

遂に待ち望んだ新しいMacBook ProとMacBook。

アップル - MacBook
アップル - MacBook Pro

(注:とりあえずいろいろ推測が混じる部分があるけど苦笑い半分で読んでいってね!! 本気にすると偉い目に遭うぞっ☆)

これまでのMacBook Proの問題点

MacBook Proは大きくデザインが一新された。まず先に旧デザインは間違いなく非常に完成されたデザインだったことを記しておきたい。あのクオリティに追いついたノートPCはそうなかった。だがMacBook Proに関してはいくつか気になる点もあった。まずつなぎ目のプラパーツがやや目につく。美しいアルミで構成された筐体はいいのだが、金属で箱状のものを作ろうというのだからどうしてもつなぎ目が必要だった。悪くはない、だが「しょうがないから」という気持ちを感じる。あともう一つは金属筐体であるが故に無線LANの電波感度がよくなかった。Appleもヒンジの部分にラバーを使い、なんとか受信感度を上げようとしていたがそれもそこまで劇的な効果を上げていないようだった。以上が問題提起。

アップルのデザイン・5つのキーワード

次に押さえておきたいのは近年のAppleのデザイントレンド。「アルミ」「黒」「ガラス」という素材はなくてはならない存在。アルミiMacやiPhone、そしてiPod nanoに見受けられる。そしてフォルムは「エッジ」と「ゆるやかな曲線」の対比で構成されることが多い。iPod nano、MacBook Airなどに顕著に見られる特徴。全ての製品のイメージを統一しようとしているAppleの、目指そうとしているところはここだ。

「アルミ」「黒」「ガラス」「エッジ」「ゆるやかな曲線」

「アルミ」「黒」「ガラス」「エッジ」「ゆるやかな曲線」この5つのキーワードを満たし、諸処の問題を解決したノートパソコンを作るためにAppleが取るアプローチ。それは全てを "簡単にする" ことだ。

Appleが出した答えは「究極の横着」

まずつなぎ目のプラパーツをどうにかしよう。つまりはつなぎ目がなければいい。筐体の大部分のパーツを一つのアルミの板にした。作り方は簡単。なんと大きなアルミの塊から1枚のパーツを削り出すのだ。

なんと大きなアルミの塊から1枚のパーツを削り出すのだ

レーザーカッター等の機器を駆使した完全コンピュータ制御のハイテク工場でMacBookとMacBook Proのパーツが作り出されている(その様子を収めたビデオはこちら。工業機械がアルミパーツを切り出していく様は圧巻)。一体のパーツだから強度も上がった。そしてちょうどプラモデルがこのような作りになっているのと同様、パーツを組み立てる際に非常に楽になっているのも利点。組み立てるためのパーツもねじ止めの数も減りコスト削減。買い求める人はさらに美しくなった製品が手に入るのだから尚のこといい。

残るは「黒」、そして「ガラス」。使うとすればもちろんディスプレイだ。ただきれいに見せたいからガラスを使うわけではないだろう。知っての通り金属は電波を通さない。が、ガラスなら通す。おそらくAppleはディスプレイ枠周囲に無線LANのアンテナを張り巡らせているはずだ。これなら今までのようにデザインを犠牲にせず堂々と電波の通り道を確保できる。今までのMacBook Pro最大の構造上の欠点はこれで見事に解消された(…っていうここは完全な想像。そんなに外れてないと思いたい)。

Appleが簡単にした部分はまだまだたくさんある。MacBook Proの開閉ラッチは省略された。これのほうが壊れにくいしボタンを押さずに済むから開けやすくなる(かも…ここは触って確かめたい)。ここでも部品点数削減だしデザイン的にもすっきり。仮にラッチをつけるとしたらさっきのガラスに穴を開ける必要も出てくる。やはり省略すべきだろう。

入力インターフェースもシンプルに。MacBook式のボタン風キーボードはお掃除も簡単。ボタンがついていないトラックパッドはかなり思い切った選択だがこれは今回のアップデートでApple最大の提案だろう。こればかりは触ってみないと何ともわからないけど「ボタンを増やすよりもマルチタッチのほうがよほど豊かな操作ができる」ということか。ちなみにトラックパッドにも「ガラス」、使われてますね。

「環境への対応」が製品の性能の一つになった

今回Appleがアルミパーツ等の製品の製法を公に公開したことも異例ですが、他にも「環境」を特に強調したのも非常に印象的。主な製品ページに「環境」というページを作ったのも今回が初めてに近いケースなのでは。ブランドイメージの向上(昔日本ではアサヒビールがいち早く打ち出していましたね)、目立つ分業界内でも特に環境団体からの風当たりが強いAppleですから強く自社の活動を押したいというのもあるでしょう。ここでで先ほどの「アルミ」「ガラス」という再利用可能な素材が大きく影響してきます。さらにパッケージの小型化は輸送回数を減らし、輸送コストの削減とCO2排出を減らす効果も。地球環境の改善、顧客イメージ向上だけでなく、対策を何も取らないことによる自社に降り掛かるであろうペナルティーをうまく避けようとするAppleの企業努力ですね。

「簡単にしたこと」が創出したノートパソコンの新しい価値

今回のMacBookとMacBook Proのアップデートは決して派手なものではなかったのは確か。でもこの「かっちり感」というか全てがぴたりと当てはまる感じはすごい。全ての要素が単独で存在することなく、必ずちゃんと意味を持って存在している。見れば見るほど無駄がない、どころかさらに効率のいいデザイン。もうノートパソコンは性能で勝負するとかいう時代はもう終わってる(急成長しているNetBookを見ても明らかだね)。いいものを沢山仕入れて作ればそりゃ性能が良くて安いものは誰だって作れる。Appleはノートパソコンの価値を改めて定義した。今までのMacBookとは違う価値を持ったMacBookが生まれた。製品単体だけでなく製品が作り出す影響まで見据えているのは、本当に敵わない。

MacBook Proの「デザイン」の2ページ目はこう締めくくられている。「このようなノートブックをつくることができるのは、アップルのほかにありません。ハードウェアとソフトウェア。デザインと工学技術。生産と製造。そのすべてが、アップルの統合されたプロセスを構成しています。」この言葉に嘘はない。1つとして欠けていたらこの新しいデザインは完成しない。今回の主役であるアルミ加工技術だってPowerBook G4の時代から、G5、iPod mini、iPod nano、iMacと、5年以上の歳月をかけて成熟させた技術。その結果、ノートパソコンの組み立てを簡略化するという究極のところまでたどり着いた。

Appleの「簡単にすることで、自分を含めたみんなを幸せにする」というアプローチの解が、新しい価値を打ち出したMacBookとMacBook Proだ。

怪ガジェットか、それとも次世代への大きな一歩か。MEDIA PORT「UP」。

2008.10.08 Gadget

とんでもないものが今日Nikonから突然に発表された。その名をMEDIA PORT「UP」という。

怪ガジェットか、それとも次世代への大きな一歩か。MEDIA PORT「UP」。

Nikon | ニュース(報道資料):メディア ポート「UP300x」、「UP300」の発売について

UPは「身につけられるiPod」。

とりあえずお姉さんが付けている写真のインパクトが強すぎてこれが何をするための機械かわからなくなってしまうが、簡単に説明すると、このUPはNikonが作った「身につけられるiPod」。このヘッドホンとスコープだけで音楽も聞けて映像も見れて、Wi-Fiがあるのでウェブも出来る、という代物。機能的にはiPod touchとほぼ同等。だけど当然ハンズフリー、映像を見ながら歩くこともできる。iTunesと同様のファイル管理ソフトと、コンテンツ配信、さらには無線LANを使った動画コンテンツのストリーミングも出来てコンテンツに不自由することもない。…がしかし、見た目のインパクトはかなりデカい。まだ実物を触ったわけではないのでなんともいえないけど、これを装着して電車に乗る勇気はなかなか…。さらにiPodやウォークマン、iPhoneよりも「自由」かどうかは判断しがたい。画面を直接触るような直感性はないし、デバイスの大きさなども気になる。手が自由になった代償は小さくない。メディアプレイヤーとして見れば競合製品があまりにも多い。みんなiPodや携帯を扱うことを苦と思っていない、むしろ手で何かをいじることに安心感を得る人もいるだろうが、それでもUPのキーポイントは「開放感」ということになるだろう。iPhoneで初めてハンズフリー通話をしたときの感動は大きかった。この開放感が多くの人から共感を得られるかどうか。

電脳コイル、攻殻機動隊。この先に未来のガジェットがある…かも

視点を少し変えてみよう。今 "世界で絶好調" のiPhoneは現時点で最善の情報デバイスだろう。これは間違いない。ただ、10年、20年先もiPhoneが最善であるかどうかはわからない。おそらく数年もすれば電脳コイルの世界のようにメガネのように気軽に身につけられる、現実と仮想を結ぶデバイスが完成するだろう。そのさらに未来には脳とネットワークが直結するようになるのも想像に難くない。これから販売されるUPが機器としてヒットするかどうかは占い師ではないからわからない(いやま電車に乗ってる人がみんなこれを装着しているところは想像しにくいけど…)。でも、そんな未来へつながる直線上にこのUPはいる。電脳化に比べたら遥か手前だけど。少なくともUPの先に電脳メガネはある。

チャレンジは応援するスタンスで

Nikonにとってカメラに次ぐ第二のコンシューマー製品がこのUP。無謀な挑戦だと笑うのもいいけど、どうなるかまだわからない。iPodだってパソコンを使わなきゃ音楽が聴けないプレイヤーなんか売れないと言われた。NintendoDSだって無意味な2画面・タッチパネルでちゃんとしたゲームができるはずがないと言われた。でも結果は知っての通りのことになった(とんでもない、がいいときもある)。UPはどうなるのか…気持ち的には電脳メガネ実現も含めて応援したいですね。仮にUPがうまくいかなかったとしても、接眼ディスプレイは新しいカメラに転用されるだろうし、今回の経験を生かしてUPに変わるメディアプレイヤーを作る可能性もある。最近のNikonはなかなか策士なので気が置けませんな。

つかUP本体よりもWebサイトがむっちゃかわいい件について

つかUP本体よりもWebサイトがむっちゃかわいい件について

いや、正直にいってUP本体よりもこのサイトのほうを紹介したかったんですよ。AkiraFukuokaのツボを刺激しまくる赤いアイコンで作られた模様。このエッジが効いてる感じがかなりヒットです。インターフェースにすこし迷うところもありますが。とにかくかわいい。このパターンで絶対スクリーンセーバーを作るべき!!

Photokina2008とPENTAX - 作ることも大切だし、売れることも大切。

2008.09.23 Gadget

デジタル一眼はフルサイズ、動画対応の時代へ

2年に一度のドイツのケルンで行われるPhotokinaが開幕した。ピンとこない人はカメラ版東京モーターショーみたいなのを想像してもらえれば。もちろん日本の各社も展示に参加している。コンシューマー向け一眼レフの市場が一段落し、今年は各社フルサイズフォーマットのデジタル一眼レフに注力する姿勢が見られ、新たな競争の火蓋が切って落とされた感もある。また、NikonのD90、CanonのEOS 5D Mark IIは一眼レフカメラながら動画撮影に対応している。

D90とEOS 5D Mark II

電子部品の進化がまた新しい表現の道を切り開いていく。元来のカメラファンいとって動画撮影はいらない機能かもしれないけど、カメラを「表現の道具」として見たときにこれは面白い進化だと思う。もしかしたら10年後とかには一眼レフは動画を撮るための道具、なんてことになってるかもしれないしね。個人的には早く動画対応一眼レフを手に入れて短編かなにか撮ってみたいな。

やっぱりマイペースなPENTAX

で、写真ブログPICTのほうでも明かしている通り、PENTAXユーザーの私としてはPENTAXの動向が気になるところ。PENTAXは本当にマイペースというか、変わった会社だと思う。確かに事業自体のサイズが他の競合他社(Canon、Nikon、SONYなど)に比べて桁が一つ小さいからかもしれないけど、「他社にはない変わったものを作る」というスタンスをここまで明確にしている会社も珍しい。

各社が35mmフルサイズ対応一眼レフを開発している間に、PENTAXは645フォーマットという35mm判よりももっと大きなサイズのデジタルカメラを開発している。いわゆる中判カメラのデジタル版。ここまで来ると利用する人間が限られてくる商品だろうが、それに心血を注ぎ込んでいるのもなんだかPENTAXらしい。

PENTAXが作るレンズも普通のメーカーが作らないものが多い。その最たるものがLimited、と釘打ったシリーズ。面白いのがこのズームレンズ全盛の時代に単焦点レンズ…つまりズームができないレンズだということ。普通の人はなんでまたそんな不便なもんを…と思うところだけど簡単に言うと私みたいなカメラオタク向けの商品。ボディが完全アルミ削りだしでデザインにもこだわってるところがモノ大好きのオトコ心をグッと掴むのが狙いな訳ですよ。でまんまとその狙いに私ははまっちゃってるわけですよ。で、今PENTAXが開発中の次のLimitedレンズがこれ。

DA15mmF4ED AL Limited

DA15mmF4ED AL Limited。広角15mmでこのサイズって。明るさは犠牲になってるけどこのサイズはアタマおかしい(もちろんいい意味だよ!!)。小さなフードが目を引くけどこれはきっと内蔵されていて必要なときだけ繰り出せるようになってるのかも。さすがギミックも男の子向け。物欲を刺激するとはまさにこのことか。こういう企画にゴーサインを出しちゃうこの会社は本当に面白い。ただ真面目なレンズもちゃんと出す。

DA★55mmF1.4 SDM

DA★55mmF1.4 SDM。おそらく「嘘かほんとかわかんないけどあまりの出来の良さにNikonが85mmレンズを作り直した、という伝説」を持つFA★85mmF1.4のデジタル版的な。このレンズは本当に欲しい…けどお値段はきっと…来年の1月まで待ちましょう。

ユーザーの手に届くまでが会社の仕事

そんなPETNAXを見てて思うことは、他社の製品とは違う方向に製品力を見いだしている。いい製品は確実にできている。でも、それを欲しいと思う人に本当にちゃんとアピールできているのかどうか。Limitedレンズ関連のキーワードの検索数が多いにも関わらずLimitedレンズ専用ページを作っていない。初めて一眼レフを使う女性層をターゲットにした新商品のページなのにこの構成・内容でいいんだろうか。どんなすごいカメラを作ってもレンズを作っても、それがちゃんと必要な人のところまで届かなければ意味がない。これは自戒も込めて。

iPhoneレストラン検索対決!! 「マップ」vs「30min.(サンゼロミニッツ)」

2008.08.25 Gadget

iPhoneのキラーアプリと言えばまずGPSを使った「地域情報系アプリ」。一番よく使われるのが標準でインストールされている「マップ」アプリでしょう。

もしiPhoneを持っている人でこのアプリを使ったことがない人がいたらそれは間違いなくもったいない。もちろんGPSを使っての「行き先案内」は得意中の得意ですが、そこはGoogle Maps。強力な検索機能を使わない手はありません。例えば自分が中目黒にいて、どこかレストランがないかな、というときにはマップアプリの検索欄に「中目黒 レストラン」と入力すると…

iPhoneマップアプリの検索欄に「中目黒 レストラン」と入力すると…

こんな具合にレストランを10件まで検索してピンを打ってくれる。さらに店名をクリックするとお店の電話番号やサイトのURLまで表示してくれる(iPhoneだからもちろんそのまま電話することもサイトを見ることもできる)。うーんさすがのデフォルト純正アプリ。ちなみにいきなり店名を指定して検索も可能。例えば「西麻布 五行で検索しても、

iPhoneマップアプリで「西麻布 五行」を検索

ここまで表示してくれる。iPhone、というかGoogle恐るべし。

しかしApple&Googleの無敵タッグにも死角がないわけではないわけで。例えば検索件数は10件までしか表示できない。検索条件を変えれば、という話ですがおなかが空いてるときにそこまでしてられない。さらにレストラン検索に限定して言えば、今時そのお店のレビューが見れないほうが珍しい時代。Google MapsもPC版ではしっかりレビューに対応していますが、iPhone版ではサポートなし。


ということでお待たせしました。ここでiPhone用ランチ検索アプリ「30min.(サンゼロミニッツ)」の登場です。

iPhone用ランチ検索アプリ「30min.(サンゼロミニッツ)」

30min.は東京・神奈川エリアに対応したレストラン検索アプリ。実は既にWebサービスが先に稼働していて、満を持してのiPhone版の登場だったようです(すみませんiPhoneが先だとばかり…)。先日30min.の「中の方」にお聞きしたところでは、実は現在PC経由よりもiPhone経由のほうがアクセス数が多くなっている状況(!)らしく、iPhone無料アプリランキングではリリースから3週経った現在でも3位をキープ。根強い人気を誇っています。

で、実際の使い方ですが "とても簡単"。まずアプリを起動し、ちょっとの間放っておく。これだけ。するとGPSが現在位置を捕捉して最寄りのレストランを一覧表示。

30min.で最寄りのお店を検索した模様

さらに現在位置からの距離順と口コミの数順にソートすることができるので、行ったことがないお店でも安心して入れますね。確かに純粋にランチの行き先を探す、という目的で言えば標準マップアプリよりも簡単に、すぐに目的が見つかって、さらに使いやすいと言えるかも。口コミ情報で標準マップアプリにはない「おいしさ」という情報もわかる。個人的に使った感想は予想以上にちゃんとお店を探してくれること。思い当たるお店も結構表示してくれるので信頼性は高し。あとGPSの予想範囲も表示してくれるのは誠実でいいなと。GPSの精度が良くなかったらまた再検索すればいいしね。弱点と言えば情報をカバーしている範囲がどうしても狭いという所ですが(現在東京・神奈川のみ対応)、他地域に関しても順次対応していく、という力強いお言葉を頂いたので期待して待ちましょう。あとは重箱の隅ですがBackボタンがずっと表示されてるとか、Mapの表示が大きすぎてスクロールしにくかったり…こういったところはどんどん洗練されていくでしょうから今後も期待です。

機能が優れている、とか機能が沢山ある、ということよりもアプローチがシンプルである、ということが大切なのでしょう。駅探エクスプレスもそうでしたが、操作する目的に最短距離でたどり着くことがiPhoneアプリらしさなのでは。

ちなみに今回は2つのiPhoneアプリの比較、でしたがSafariで見れるWebアプリまで考えるとまだまだ沢山のアプリがありますね。もちろんHotPepper for iPhoneも忘れてませんよ!! iPhone本当に楽しいねー。

参った。iPhoneがアクティベーションを受け付けなくなった。

2008.08.10 Gadget

参った。iPhoneがアクティベーションを受け付けなくなった。

忙しくてブログもロクに更新出来なかったりですが、明日(てか今日)サマソニだって日に限ってiPhoneのアクティベーション異常。なんだこれ。SIMカードを入れ直してもだめ。何度もリストアしてもダメ。これはソフトバンクショップに持って行かないとダメなのか?実家に帰ってきているため各種データも手元に無い。なんのためのMacBook Pro 17inchだ!!と持ってこなかった自分を責める。

が、現状ではほとんどwebサービスに頼っている身のため、実家にあるMacBookで一通りの事が出来てしまうのがせめてもの救い。メール、メッセンジャー、自サイト、ブックマーク、twitter、思いつく限り一通りは。制作関連のデータも一部USBメモリで持ってたし。

つまりはハードウェアなんて一定以上の性能を満たしていれば、なんだっていいのだ(その機械に愛情を注げるかはさておき)。ネットにさえ繋がっていればどんな端末でも仕事はできる。どの端末でも出来るからこそ問題になるのは「データの同期」だ。Aというマシンで作業をしたけれども、Bというマシンでは最新状態じゃない、ということが多々生まれてしまう。それを解決する方法としてAppleはMobileMeを打ち出した。「どこでもMy Mac」という機能を使えば場所を問わず自分のPCとして使える。まだMobileMeは使ってないんだけど今回の件でさすがに考えざるを得ないか。

個人的にはどんなマシンでもいいからこそかわいいマシンがいいよね、という事でMacをつかってる。WindowsでもMacでも壊れるときは壊れるし、蹴り飛ばしたくなるなるときもあるわけで(いや、蹴りませんよ!!)どうせなら、かわいいほうが、ね。

しかしiPhoneが使えないのは不安。ソフトバンクショップに持っていって何でもアカウントはGoogleの一つで済む時代なのに気を遣うアイテムは容赦なく増えていく。ガジェットオタクにとっては楽しい時代です。

iPhoneつらつらシリーズ(1) - iPhoneと本当に仲良くできるのは中高年かもよ?

2008.07.21 Gadget

iPhoneつらつらシリーズ(1) - iPhoneと本当に仲良くできるのは中高年かもよ?

この連休で実家に帰った。両親に帰って早々言われたのは「iPhone見せて」。「ちゃんとメシ食ってるか」とか「仕事がどうのこうの」ではなく。私が実物を見せながらひとしきりの説明をすると、さっそく自分でカメラアプリを起動して息子を勝手に撮影し始め「カメラを横に向けるとカメラのマークもちゃんと横向いてる!! すごいねー!!」と喜んでいた。いやはや、そこらの若い人とかよりもよっぽど食いつきがいい。確かにDS、Wiiとガジェット系に関心が強い我が一家だが、iPhoneに飛びつくお父さんお母さんっていうのは我が家だけじゃないかもしれない。

…ということでネット上でのiPhoneの話題は最近やれビジネスモデルがどうとか、実際に使える使えないとかの話ばっかりでつまんないので私なりにiPhoneの面白い見方を書いてくことにした。今回はちょっと前に本当に起こった話。

 

あれはアメリカでの初代iPhoneが発売された発売されてだいぶ経ったある日のお昼。社長と私はおいしい鰻屋さんへ。さっそく鰻重を注文し待っている間のこと。私はちょうどMac World EXPOには妙にお年寄りが多いというエントリーを読んだあとだったので、理由はなんでかわからんが、Appleはギークどころかお年寄りを引き寄せる力があるらしい、という話をした。で、この光景は私も日本でも見たことがある…そうNintendoDSヒット以降の東京ゲームショウに似てる。来場者の中でもいわゆる親、おじいちゃんおばあちゃんの年齢層が明らかに増加した。NintendoDSは触れるゲーム機、ならば触れる携帯電話・iPhoneに親しみをもつ中高年や高齢者がたくさん現れてもおかしくない。むしろ若者よりも彼らのほうがこぞってiPhoneを使いたがるんじゃないか?…とまあ社長の前でトンでもない与太話を打ってしまった。

あんまりな話だったので社長もそれは突飛すぎるんじゃないか…といった表情。そしてポケットからおもむろにiPhoneを取り出す。もちろん日本でのiPhone発売前であるが、なんで社長がiPhoneを持っているかは面倒なので省略。実物のiPhoneを触りながら「こういう情報端末は…」と話し始めたその時、頼んでいた鰻重をお店を切り盛りしているおばあちゃんが持ってきた。年齢は60何歳といったところか。元気でしっかりした印象のおばあちゃんである。そして鰻重の載ったお盆をテーブルに置くと唐突に一言。

「へー、それiPhoneでしょう?」

驚いた。日本ではまだほとんど知名度がないはずのiPhoneを見て一目で気がついたのだ。おばあちゃんが。鰻屋さんの。そして「初めて見たわ。触らしてくれない?」というので実際に触ってもらう。私も正確には覚えていないが「見た通りに押せばいいだけだから年寄りにも使えるわね」というようなことを言っていたはず。しかしあまりのタイムリーなおばあちゃんの登場、そしてリアクションが、「iPhoneに一番親しみを持つのはお年寄り」というとんでもない説もあり得る気にさせてくれた。

iPhoneを既に持っている人はぜひ、自分のお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんに見せてみてはいかがか。食いつきすぎてiPhoneを返してくれない、なんてことになるかもね。

エフェクトもデザインの範疇。iPhone用アプリ「駅探エクスプレス」の完成度の高さ。

2008.07.13 Gadget

エフェクトもデザインの範疇。iPhone用アプリ「駅探エクスプレス」の完成度の高さ。

iPhone購入当日、やはり携帯用アプリと言えば乗り換え案内系のものは外せないなと思い、よくCMやってるNAVITIMEがあったので試しにインストールして触ってみたがあまりのあおうぇyが:…な仕様に絶句。なのでAppStoreでも人気があった「駅探エクスプレス」をインストールしてみたらこれがとんでもなく素晴らしかった。

駅探エクスプレス (AppStoreへジャンプ)
駅探エクスプレス iPhone / iPod touch

iPhone準拠のアップル的なデザインはもちろんのこと、設計がアップル的というよりは任天堂的ともいえる親切さ。AppStoreでいくつかソフトをダウンロードして試したけども、この「駅探エクスプレス」が見栄も、演出も、機能もiPhone的に洗練されていると感じた。ので、一体何が素晴らしいのか解説。いや、これはみんなちゃんと見ておくべきなんだってば。

まず今までの携帯用乗り換え案内サービスで個人的に不満だった点は2つ。
(1) 入力した駅名が合ってないときに正しい検索結果が返ってこないことがある。
 (あれ、たまプラーザ?たまプラ〜ザ?たまぷらーざ?的な状況)
(2) いちいち時間を指定しなければならないのが面倒
 (一本次の情報が知りたいだけなのに、また駅名も時間も打ち直し!?っていうことがある)
それではこの駅探エクスプレスの働きをとくとご覧あれ。

駅探エクスプレスの基本画面

これが起動してすぐの画面。構成が非常にシンプルでわかりやすく、iPhone純正アプリのような見た目。アイコンもちゃんと作ってある。で、乗り換え案内を利用するにはまず出発駅の駅名を入力するところからスタートするわけですが、このソフトはキーボードを使って駅名を指定するのではなく

駅探エクスプレスではよみがなを一文字ずつ順番に指定していく

このようにしてよみがなを一文字ずつ順番に指定していく。この方法が素晴らしいのが文字の入力と検索候補の表示を同時にやっていること。この発想はすばらしい。先ほどの懸念点(1)を見事にクリア。ちなみに一度入力した駅名は「以前入力した駅名」に保存されるし、普通にキーボード入力で検索することも可能。こんな具合に出発駅と到着駅を決めたら「検索」ボタンを押して検索開始。

駅探エクスプレスの検索結果は非常にシンプル

乗り換える際の駅や線なども簡潔に表示。いくらかかるか、どれくらい時間がかかるかも含めてシンプルに表示されている。もし複数の経路があれば左右ボタンをタップして表示を切り替える。いやま、ここまでは予想の範疇と言うか、普通の経路検索と変わらない。例えばここで、一本乗り過ごしてしまったために次にくる電車を調べたい、というときには出発駅の表示をタップすると…

前後の結果を見る際にはSafariのタブ選択画面のような表示に

なんと画面が引いてSafariのタブ選択画面のような表示に!! これで電車の前後を選択するとぐぐぐいっと画面がスライドして次の時間の検索結果表示。これはいいエフェクトの使い方の例だと思う。画面の縦と横の動きの意味の違い、エフェクトの大小による差の付け方。

本当にこのソフトはよくできてて、触れば触るほど作った人のApple、というかiPhoneへの愛情を感じる。運行情報の中に東京メトロが入ってないじゃないか!!…と思ったら普通に設定の中でON/OFF変更できたり(いやはや千葉都市モノレールがリストの中に入ってたのはびっくりした)。唯一の重箱の隅は時刻表検索の「快速」とかのアイコンがちょっとにじんで見えてあんまりきれいに見えないこと…って本当に重箱中の重箱だよ。このクオリティでどんどんiPhoneソフトウェアが出てきたらいいよね。


iPhone/MacOS Xはエフェクトの時代の始まり。今まで優秀なソフトウェアは適切なレスポンス・適切な表記・適切な配置で決まる部分が大きかった。最近ではそこにエフェクトというものが少しずつではあるけど大きな位置を占めつつある。駅探エクスプレスでは検索結果画面における縦横の動き、そしてエフェクトの違いが見事に効いている。経路の違いと時間の違いをエフェクトが教えてくれている。Flashサイトだってボタンにカーソルを載せたときに色が変わったりするのは別に楽しくするだけでやっているわけではない。ユーザーの操作をサポートするために画面の変化を付けているのだ。

iPhoneではタッチパネル方式の入力のため、ボタンを押したという感覚を指で感じることができない。そのために画面のエフェクトをオーバーにしてユーザーにフィードバックしている傾向が強い。例えばホームボタンを押すと画面がズームアウトするように画面が小さくなり、ホーム画面が現れる。場合によっては処理落ちすることもあるというのにAppleはわざわざあのエフェクトを入れている。そこまでしてあんな派手なエフェクトが必要なのか?もちろん必要なのだ。ホームに戻る=アプリケーションの切り替わりであり、操作方法が大幅に切り替わる。このとても大きな変化をユーザーに伝えるためにあのエフェクトがある。

エフェクトが単なる自己満足のように見られる時代があったように思う。ただそれは「意味をなさないエフェクト」だったから。ユーザーを助け、適切に補助し、目的まで導く。ようやくエフェクトもデザインの範疇といえる時代になってきた。…って実はゲームの世界はとっくにそれをやってたかもね。私も口だけじゃなくてがんばんないと。

iPhone3G、触って見て聞いてわかった7つのこと。

2008.07.13 Gadget

発売から3日目。実際にiPhoneを触ってわかったことをまとめてみる。


1.イヤホンをつけたままでも通話ができる
発売前から知っていたことですがやっぱり実際やってみると感動。純正イヤホンを使用している場合、電話がかかってきたときにコード上にあるこの四角い部分(写真参照)をプチっと押すだけで応答・終話が可能。で、イヤホンをつけてハンズフリーで話せる!!

これがiPhoneイヤホンについている応答・終話ボタン

どこにもマイクがついてないように見えるからちゃんと相手に聞こえてるか不安だけど、iPhoneをポケットに入れたままでもちゃんと会話できます。実際にこの方法で通話したらかなりテンション上がった。ちょっとジャック・バウアー気分!! 通話中も本体を手で持ってなくていいから楽でいいです。さらにiPhoneは通話中にMapを見たりwebを見たりと他の動作が可能なので、ここは日本の携帯に間違いなく勝っている部分かも。ちなみにこのイヤホンのボタン、通話していないときにはiPodの再生/一時停止ボタンになるので覚えておくと便利。


2.キーボードタイプの変更ができる

iPhoneのキーボードタイプの変更ができる

今回新しく採用されたテンキー型キーボード。確かにこれ馴れたら今までの携帯電話よりよっぽど早く打てそう…なんだけど私がオールドタイプだからなのかなかなかうまく覚えられない。で、ついつい今までのフルキーボードを使っちゃうんだけど、地球儀ボタンで入力言語を切り替えるたびにいちいちテンキーモードが出てきてしまうのが面倒。そんな人はiPhoneの「設定」→「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」を選択し、使いたいキーボードだけをオンにしよう。逆に「テンキーのほうが断然使いやすいねっ!!」という人はテンキー以外全部オフにしてしまう手もあり。


3.ホームボタンのダブルクリック機能の割り振りができる

iPhoneのホームボタンのダブルクリック機能の割り振りができる

iPod touchではホームボタンのダブルクリックは音楽機能の呼び出しショートカットでしたが、iPhoneではデフォルトで「電話」の「よく使う項目」にジャンプします。個人的には音楽再生のコントロールができたほうがうれしい(べ、別にほとんど電話がかかってこないからじゃないんだからねっ!! と、友達だっているんだから!!)。変更するには例によって「設定」→「一般」→「ホームボタン」を選択し、ホームボタンのダブルクリック項目の「iPod」にチェックを入れる。さらにiPod touchのようにiPodのコントロールを表示させたい場合は「iPodコントロール」をオンに。音楽を再生している時のみコントロールが表示されるので慌てずに。


4.電池の減りが早い!!
…いや、いろんな機能をがんがん使ってりゃそりゃあっという間に減りますよね。電車の中でもついついtwitterrificをチェックしまったり…。おそらく3G電波の取得でだいぶパワーもってかれているような気がする。基本的にデスクの前にいる場合は、PCとiPhoneをつないで充電しておくことをおすすめします。あまりにも電池が気になる人はWiFiやbluetoothをオフにするのも有効な手。それでも出先で電池がなくなるのが怖いというあなたはエネループの充電式外部バッテリーをどうぞ。


5.今のところメジャーなプッシュ対応メールはyahoo.comメールと、MobileMeのメールのみ(たぶん)
iPhone Software2.0から対応したプッシュEメール。聞き慣れない言葉かもしれないけど要するに我々が使ってきた携帯のEメールと同じサービス。PCのメールは自分で受信作業をしないとメールを受信することができないけど、プッシュEメールなら送信されてすぐに受信することが可能。で意外なことにi.softbank.jpのメールもGmailもプッシュEメールには対応していない(今後対応する可能性はあるけど)。で、現時点でプッシュEメールに対応しているメジャーなメールサービスはyahoo.comMobileMeのメールサービスぐらいらしい。なので手軽に今までの携帯電話みたいに使いたい人はyahoo.comでメールアドレスを取得して使うのがベストかな。(情報提供tats君ありがと)


6.着信音が作れる
海外ではiTunesに着信音を作る機能がついていますが(しかも作るの有料)、日本ではその機能に対応していないため、iPhoneのデフォルトの着信音(木琴とか)で我慢しなければならないのか…と思いきやちゃんと好きな着信音を設定できます。

おかゆ MacBook iPhone 用カスタム着信音(着メロ)を作ろう!

手順はGarageBandで曲を切り取る範囲を指定→「共有」メニューの「iTunesに着信音を送信」を選択→自動的にiTunesの「着信音」に曲が登録されている→iPhoneに同期するときに着信音がシンクされていることを確認→iPhoneの設定>サウンド>着信音から好きな曲を選択…の流れでOK。これならいっさいお金をかけずに着信音が設定できます。便利。


7.スクリーンショットが撮れる
iPhone上部の電源/スリープボタンと、ホームボタンを同時に押すことで画面のスクリーンショットが撮れます(via. MACお宝鑑定団 blog)。撮れた瞬間に画面がフラッシュするので撮れたかどうかが一目瞭然。で、撮影したファイルはカメラで撮影した写真と同じ場所に保存されているので、iPhotoを使って読み込みます。この機能を使う人は限られているかもしれませんが、誰かに「この機能ってどういう意味?どうやって使うの?」と聞く際には便利かも。ちなみに下はスクリーンショット機能で撮影したボンバーマンの等倍画像。

iPhone版ボンバーマンスクリーンショット


今までの携帯電話が優れていた部分もたくさんある。何せ「日本人が日本人のために10年以上も研究し続けて作り上げてきたもの」だから。でも成長の伸びしろ、という点ではiPhoneの伸びはきっと大きい。例えば今までの携帯であれば、買った時についてきた機能が全て。QRコード読み込みソフトがついてなければ、その携帯では一生QRコードを読み取る機能が付加されることはない。でもiPhoneは違う。まだQRコード読み取りソフトは登場していないけど、それは誰かが作れば日本のみんながダウンロードできるし、思い立ったらあなたがそのソフトを作ってもいい。これが、iPhoneと他の携帯の決定的な差。かつてスティーブ・ジョブズは「Macの魂はプロセッサでもなければハードウェアでもない。MacOSこそが魂だ」と言ったように、iPhoneの魂もまたその優れたOSにある。

…と、何はともあれ私はiPhoneライフを堪能中。アレのiPhone対応ページも製作中なのでしばしお待ちを。

SPIDER zero - これは進化か、ジレンマか。「全録」時代到来。

2008.06.23 Gadget

SPIDER zero - これは進化か、ジレンマか。「全録」時代到来。

一部ネット界隈などでは既に話題になっていた完全テレビ録画機SPIDER zero。遂に一般販売開始です。いやー欲しい。

SPIDER zero - 予約ゼロ、見逃しゼロのハードディスクレコーダー

普通のハードディスクレコーダーは予約しなければ録画されない、ので録画を忘れていた場合はお母さんに電話で頼んで、でもお母さんはそんなに機械が得意じゃないからー…的なことも起こりましたが、SPIDER zeroなら全てのチャンネルを1週間分録画してくれるのでそもそも取り忘れの心配もなし。同時間帯の番組も観れるし、今まで観たことのない番組にも出会えるかもしれない。さらに普通のHDDレコーダーならばカットされるだけのCMも種類別に整理され番組も含め検索ができる(CMに出ているタレントから検索することも可)。テレビ番組完全網羅、さらにそこから検索という体験は新しい(SONYも似た製品は作ったがここまではできなかった)。

このSPIDER zero、今まで法人向けに販売されていた機械ですが遂に個人向けにも販売されることになりました。価格は2.5TB版が39万9000円、1.3TB版が29万4000円。個人向けには高い…けどこれだけの機能があればこの値段でも納得か。

さらにこのページでは小倉さんや元DoCoMoの夏野さんやみんな大好きクタタンなどコアなメンバーがSPIDER zeroへの熱い思いを語っています。特に夏野さんの「子どもがテレビ番組はいつでも戻って見られることが当たり前だと思っている」という話はこの製品の存在意義というか、今現在のテレビに対する状況を表しているようで面白い。

SPIDER zeroは超画期的な製品なのはわかる。テレビの前で育ってきた人間としては夢のような機械。だけどさ、もうこういう形じゃなくてもいいことはみんな知ってるじゃない。可能かどうかは別として、公式に全番組がYouTubeやニコニコ動画にテレビ番組がアップロードされてればもう十分なわけで。30万円する機械を買わなくても家にあるパソコンで今にでもできる。でもテレビ局の現在のモデルがそれを許さない。ただ放送の世界がこのまま行けばしぼんでいくだろうということも想像できる。まさに理想と現実の狭間を埋める究極のスキマ商品がSPIDER zero、ということか。

iPhone 3G発表。7月11日22カ国同時発売。もちろん日本含む。

2008.06.10 Gadget

iPhone 3G発表。7月11日22カ国同時発売。もちろん日本含む。

おおむね予想通りのスペックでiPhone 3G登場。しかし本当に驚くべきなのは7月11日22カ国で世界同時発売ということ。もちろんこの日本も含みます。

Apple Store (Japan) - iPhone 3G

まずiPhoneのスペックおさらい。これまでのEDGE接続から約3倍の速度が出る3Gネットワークを利用。今じゃ不思議でもなんでもなくなったGPS搭載。これでGoogle Mapsのパワーが引き出されるだけじゃなく、新しい試みが次々に生まれそう。新しい日本語入力機能搭載。NintendoDSよろしく手書き入力も可能。色が黒・白の2種類。そしてサードパーティー製アプリが使えるようになるiPhone Software2.0。アプリはPC・iPhoneどちらからも購入可能。

ここまでは予想の範囲内。しかし発売日が7/11に22カ国で世界同時発売というのは驚き。日本は絶対遅れるだろうなーと思ってたら…やるじゃないですか孫さん。ただ販売条件がはっきりしていないため、実際の契約やプランに関してはおそらく今日SoftBank Mobileから発表があることでしょう。

iPhoneの発売から、日本だけでなく世界で自由なアプリケーション開発を中心とした携帯文化の発展が期待されます。お仕着せのソフトウェアから、自由に開発されたソフトウェアへ。そのとき、日本の携帯文化の未来はどうなる?

ガジェットオタクたちのワールドカップ

2008.06.10 Gadget

ガジェットオタクたちのワールドカップ

率直に言うと私はスポーツが嫌い。運動神経0によるコンプレックスなんだけど、体育の時間が苦痛でしようがなかった。なんでわざわざ周りの人間に笑われるようなことをやらなければならないのか。ま、こういう無駄なプライドをもつところがオタクの悪い部分なのであり、さっさとそんなものドブにでも捨ててしまえばいいものをなかなかそうもいかず、今日に至る。だからスポーツ観戦もあんまり興味なし(でも連れて行かれたらその場を楽しむんだけどね)。よく「深夜にワールドカップの試合をやってたからずっと観ちゃってさ、寝不足だよー」っていう人がいるけどなんでそこまでして観るんだろう、明日になれば結果がわかるのにねー…とつい思ってしまう。

しかし人のことばかりは言えない。今夜日本時間の午前2時からサンフランシスコで行われるWWDCのスティーブ・ジョブズによる基調講演。engadgetGizmodoなどの各ニュースサイトではテキストによる実況中継を行うなどの熱の入りよう。そういう私もネットを介して朝まで動向を追いかける予定。…いや、確かに朝になれば噂される新しいMacBookも、iPhoneも、全て白日のもとにさらされるわけなんだけど、どうしてもリアルタイムに知りたい。これじゃ本当にサッカー中継を朝まで見る人のことを言えないわな。まさにスティーブ・ジョブズの基調講演は毎度のことながら「ガジェットオタクにとってのワールドカップ」と言えるほどに盛り上がる。前回のiPod touch発表の際にはあまりの盛り上がりに見事にtwitterのサーバーを落としていった(いやま、twitterが落ちるのはいつものことだけど)。

話を少し戻すが人々を引きつけるスポーツ観戦の魅力とは何なのだろうか。スター選手の驚くべき身体能力やスーパープレイだろうか。しかしその価値を普通の人が見いだすのはなかなか難しいのではないだろうか。あの配球が、とかあのキックがすばらしい、と試合を見ながら思う人が多いとは思えない。多くの人はその試合の中に生まれるドラマを楽しんでいる。有名なのはドーハの悲劇落合采配だろう。人が本気でぶつかり合うところに予想もできないドラマが生まれる。だからこそ生で見る価値がある。

スポーツは筋書きがないドラマ、ではスティーブ・ジョブズのキーノートは、といえばもちろん筋書きのあるドラマ。しかもある程度予想がつく。それでもそこに毎回驚きが生まれるのだからすごいことだと思う。
今日はどんなドラマが待っているか、注目です。

iPhoneはSoftBank Mobileから発売決定。雑感とか孫さんとか。

2008.06.05 Gadget

iphone_softbank.jpg

実にひっそりと発表されたソフトバンクモバイルからのiPhone発売予定のアナウンス。

「iPhone」について | ソフトバンクモバイル株式会社

昨日の夏の新製品発表会ではしれっとした顔でAQUOS携帯を猛プッシュしていた孫正義氏。iPhoneなんぞ知らぬぞんぜぬといった表情で国内各社の新携帯をプレゼンする孫さんは今考えるとなかなかがんばっていたのでは。ジョブズほどの名演説、というわけではないけど、新しい携帯の魅力を力説する孫さんに不覚にも萌えた。そりゃ次の日iPhoneの発表があるんだから気が抜けないわな。国内各社には最大限の感謝の意を込めた発表、特にシャープはソフトバンクモバイル急進の立役者ですから発表会では大トリにもってくる配慮も。そして次の日に(むっちゃ小さい声で)iPhone発売を発表。確かに新しいAQUOS携帯もよくできていますがiPhoneの発表のほうが世間的には大きく取り上げられるに決まってますから一連の発表は、会社の利益と周辺各社のバランスをなんとか取ろうとした苦労が伺えます。ちなみに道端さんと孫さんとがならんで記念撮影してましたけど小さくてかわいかったですよ。孫さんが。ええ。

とにかくこうなったら私はDoCoMoを置いてSoftBankへ。何が何でも。高校1年の時から夢見てたApple Phoneがこの手にできるのなら。もはや「ええい家族割りが何だっドコモと一緒にいられるか!! 俺は一人でソフトバンクに行くからな!!」と死亡フラグまがいなことを口走りそうになるくらいの勢い。はやくこいこい正式発表。

あとソフトバンクと言えばやはりCMですが、iPhoneのCMもどうなるか気になるところです。個人的にはBGMはやっぱりJusticeなんじゃないかと予想。いや、なんでかってそりゃ…孫さんがほら…ねぇ。

MacのスクリーンがそのままPVに。「Apple Mac Music Video」

2008.05.13 Movie

ごはんとFlashを挟んだためにすぐにブログに書けませんでしたが、Appleファンとしては書かないわけにはいくまい、ということで遅れていることを承知でご紹介。そのぶんヴォリューム増し増しで。

the Bird & the Beeの「Again & Again」という曲のPV、というかオフィシャルではないようなのでいわばMAD動画。この動画の面白いところはズバリ全編Macのスクリーンショットでできているところ。つまりMacを操作している画面を撮影(キャプチャ)して、それを編集して作成された映像だということ。似たようなコンセプトで以前こんな映像もありましたが、時は変わって2008年。MacOS Xの標準機能を含め様々なアプリケーションが使われています。

最初はまず曲を再生するためにiTunesからスタート。次にMac付属のカメラと連動したPhoto Boothの画面上で素敵な女性が歌います。次には皆さん仕事で(うんざりするほど?)使ってるMicrosoft Word。歌詞がタイポされたと思ったらPhotoshop、iPhotoの連続写真でパラパラマンガ風の演出。さらにはFinderの基本操作まで使われ始め…。めくるめくアプリケーションのオンパレード。YouTubeの説明によれば40種類近くの機能・アプリケーションが使われています。後半はTimeMachineから映像編集ソフトまでが入り交じり、YouTube上の映像で完結…と思いきや、再びiTunesを起動。iTunes Storeに移動してなんと今までかかっていた曲を購入!! お見事。dankogaiさんのおっしゃる通りニコニコ動画におけるニコニコ市場の代わりのようなものかもしれません。でもここまでされるとつい買っちゃいますね。もちろんiTunes Storeで「again & again」で検索するとすぐに見つかります。ちなみに私は英語わかんないので気がつかなかったですがちょっと過激な歌詞だったみたいですね…お子様はお気をつけて!!

このクオリティ+バイラル効果+購入までの導線までの仕掛けはただもんじゃないと思うんですが…本当に素人さんなのかしら…と思ってup主を見たらやっぱりバイラル映像制作の人っぽい。うーんやっぱりか。

他にも本当の素人さんが作った映像が本当にAppleのCMに採用された例としてはiPod touchの自作CMがありましたが、今回はAppleに採用されることはあるのか!? それも注目ですね。

以前紹介したJusticeのDVNOといい最近は歌詞をPV中で表現することがちょっとしたトレンドになってるのかも。と、いうことは新しい歌詞の表現を見つければイマドキっぽいPVが作れるってことか。ちなみに当ブログでこのまえ特集した今監督の東京ゴッドファーザーズのスタッフクレジットは町中の看板にまぎれているなかなか凝った作り。この動画の後半部分で見れます。リアルでやったら面白いね。

日本未発売メモステカム「NSC-GC1」が届きました。

2008.04.18 Gadget

NSC-GC1 | MPEG4 Net Sharing Cam | Sony | SonyStyle USA

詳しいことはトツカさんが書いているので詳しいことは省略しますが、
SONY「NSC-GC1」 ~ ラブ・ストーリーは突然に | 吉兆日記 - KICCHO.AUSP.NET
NSC-GC1キター! | 吉兆日記 - KICCHO.AUSP.NET
上に貼ってあるYouTubeの映像はNSC-GC1で撮影。いわばSONY版XactiであるNSC-GC1。実は日本未発売のモデル。なぜSONY製品なのに日本未発売なのかは不明ですが、この製品の特徴は「ネットシェアリングカム」であること。簡単に言うと「すぐにYouTubeにアップできるよ」というコンセプトの製品。日本ではYouTubeの対抗サービスeyevioを運営していることから何となーく日本で売らない理由がわからないでもないような。

では簡単にこのNSC-GC1のいいとこ・そうでもないとこをまとめ。
結論から言うと値段相応だと思った。

いいとこ
・まず安い。$144。ドル安だから¥14,000切るくらい?
・見た目がかわいい。黒だけどプラスチッキーな感じがいい味出してる。
・絵もそこそこきれい。値段にしてみればよく写る。
・液晶が大きめで見やすい。
・再生がスムーズ。巻き戻し・早送り操作も簡単にできてしかもきれい。
・ちゃんとテレビ出力もできる。(コンポジット出力)

そうでもないとこ
・悪く捉えればSONYにしては安っぽいというか。値段相応。
・ズームはデジタルズーム。しかもズーミングがカクカクしてる。
 (カメラの用途から言ってズームはあんまりいらなかったかもしれん)
・ちょっと持ちずらいか。
・ボタンが小さくクリック感が小さいため押しづらい。
・手ぶれ補正無し。小さな揺れもちょっと目立つ。
・最大の売りであるYouTubeの簡単アップは専用のソフトを通して行わなければならない。
 (もちろん言わなくてもわかっていると思うが、そのソフトはMac未対応)

こんな具合でしょうか。この値段で買えるメモリーカムと思えばいい方だと思う。このカメラでよかったのは見た目のかわいさ、そして予想外にも再生のスムーズさだった。このカメラ再生機能はシンプルながらスムーズ。映像再生までの時間もそうかからないし、一番驚いたのが巻き戻し・早送りのスムーズさ。フレームが変に飛ぶことなく滑らかに映像が送られるのには驚いた。あまりにも再生が快適なので映像を見たいがために撮影している気分になる。まある意味正しいんですけど。

でもこの「再生が快適」って言うのはこの手の商品(ライトユーザー向けデジカメ)にとって実は一番重視されるべきところだろう。映像のきれいさははっきり言って二の次。素人の人にはよっぽどのことがない限り違いはわからない。問題なのは周囲の人に撮れた映像を見せるときだ。下手に再生に手間取ったり操作がうまくいかなかったら周囲の人に「ヘボだなコイツ」と思われかねないから。オーバーに言えば「半径1mのプレゼン」が行われるのと同義。そんな重大事にもたもたしているようなカメラでは所有者も見ている人も悪い印象を持ってしまうだろう。「チャンスに強いカメラ」とはよく言うが、一般的なライトユーザーに撮っての最大のチャンスは「人に見せるとき」である。

そう言う意味ではNSC-GC1はネットシェアリングカムとして優秀なのはもちろん、その場での共有・ローカルシェアリングカムとしても秀でていると言えそう。…でもやっぱり値段相応だと思ってもらえれば。今のところXactiのほうが完成度は高い。それでもアイテムとしてはなかなかいいので日本でも売ればいいのにね。