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結局 "新MacBook" どうなったの報告会

2015.03.10 Gadget
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とりあえず主観でMacBook周りをまとめます

  • MacBook
    • 名前はAirではない、がAirよりも薄くて軽い
      • 超薄い(13.1mm)
      • 超軽い(920g)
        • デザインに関してはよくここまでやったなと
    • 電源はやはりUSB-C、そして通信ポートも含めこれ一本!
    • キーボードはギリギリまで大きく
      • 薄いけどグラグラしないキーを自慢
      • バックライトは継続
    • 感圧タッチトラックパッド
      • 旧来のように押し込まず、圧力でクリック感知
        • Apple Watchも圧力感知ディスプレイですしね
      • 長押しなども新しい入力として採用される
        • なんかとバッティングしそうで若干不安だけど環境設定でON/OFFできるでしょ
    • もちろんRetinaディスプレイ!
      • 12インチ、16:10の2,304 x 1,440ピクセル
    • Core M。だから省エネ、省スペース、そしてファンレス
      • 当然スペックは犠牲になる。1.1GHzデュアルコアからのスタート
      • グラフィックはIntel HD Graphics 5300固定
    • カラーリング
      • シルバー、スペースグレー、ゴールド(!)の3色展開
  • 同時にMacBook AirMacBook Pro(Retina 13inch)もアップデート
    • ここで問題なのはMacBookとMacBook Pro(Retina 13inch)がほぼ同じ値段💸
      • スペックを取るか?スタイルを取るか?
  • なぜかアップデートされなかったMacBook Pro(Retina 15inch)
    • 理由はおそらくThunderbolt 3
      • Thunderbolt 3ではUSC-Cのような薄型・電源供給コネクタが策定されている(詳しい仕様はこちら
      • つまりMacBook Pro(Retina 15inch)では筐体デザインがさらに薄くなるはず
      • まさかとは思うが電源にThunderbolt 3採用とか…ハハハまさかな…
      • 発表は次のWWDC(6月)?
    • ちなみに5K伝送にもThunderbolt 3が必須なので、みんながお待ちかねのディスプレイも同時発表かもね
  • 円安の影響なのかMacBookシリーズはすべて値上げされている
    • 泣いた

で、どうすんの?

  • 心の中ではMacBookが欲しい
    • 現状のメインマシンがMacBoook Air (11inch, Early 2011)というだいぶボロスペック
    • なんでも軽い方がいい
    • でも1.1GHzデュアルじゃEarly 2011と大してスペック変わらんのじゃ?
      • まずはベンチマーク報告待ち
    • なぜか256GBからスタートの内蔵ストレージ
      • 128GBだったら絶対安くできたよね?ね?
  • MacBook Pro(Retina 13inch)はどうだ?
    • Intel Iris Graphics 6100になりグラフィック性能アップ
    • トラックパッドもMacBook同様新仕様に
    • しかしもう一度変身を残してる匂いがプンプン
      • 15inchという大ボスのアップデートは間違いないわけだし…

結論

  • 新機種即購入の予定が買えなくなりましたぞ!!😭
    • WWDC待ちますか…あと2ヶ月……

新MacBook Airで本当にAppleがデザインしたかったのは「コンセント周りのごちゃごちゃ」だったのではという仮説

2015.03.09 Gadget

USBで充電できるMacBookの誕生

どうも家も会社も足元の電源タップにACアダプタ刺さりまくり男ですこんばんわ。せっかくのApple Watch発表前夜だというのに本当に出るかどうかわからないMacBook Airの話をするのはいささか気がひけるのではありますが。そしてここから書くことはすべて私の妄想であり、あと数時間後には意味を失う文章であります。

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これが9togomac.comが作った新MacBook Air想像図だが、これを初めて見た人は混乱するだろう。電源ポートは、我々の愛するUSBポートはどこに行ったのかと。今回のアップデート一番の注目は本体からUSB 3.1 Type-Cを電源ポートとして採用する且つそれ以外のコネクタ廃止(するらしい)である。USB 3.1は転送速度10Gbps(Thunderbolt 1と同等)を誇るUSB 3.0の上位規格。ちなみに規格の策定にはAppleが深く関わっているとのこと。そしてこのType-Cと呼ばれるコネクタは今までのUSBコネクタとは全く異なる形状をしていて、薄型でLightningケーブルと同じくリバーシブルに刺せる。そしてType-Cコネクタの最大の利点、それは最大100Wまで電源を供給可能であるということ(詳細はこの記事が詳しい)。つまり新MacBook AirはこのUSB 3.1 Type-C 一つだけで電源の供給と通信両方を兼ねてしまおうという算段である。と、そろそろみんなの開いた口から次々に標準USBポートを潰したことに対する恨み節が発せられてくる頃だろう。これらの絶望に対処するべくAppleはMacBook Air専用のハブを同時にリリースするはずだ。

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どうかこのような駄コラをお許しいただきたい。Apple USB Hub(仮)にはMacBook Air側からUSB 3.1 Type-Cを接続、AC電源も供給することができる。AC電源ケーブルの途中にコブができたようなイメージだ。そして追加のUSB 3.1 Type-Cコネクタや通常のUSBコネクタ、Mini DisplayPortコネクタ、SDカードスロットなどを備えている。Appleに言わせればこれらのポートは「外出した時には使わないポート」であり、いざという時はこんなにコンパクトなハブになってるからこれも一緒に持っていけば?ということだろう。で、全てが内蔵されているのが正か、あまり使わないものが外部化されているのが正かは各々のご判断に任せる。ただ少なくとも私の目からは、スタバでドヤリングしている人たちはUSBポートを使用していないように見受けられる。し、家から出かけるときにはこのケーブル一本を抜くだけで済む。

またこれをMacBook Airに同梱するか?という問題だがおそらくAppleは別売りにするだろう。なぜか。それはiPhoneがMacなしでも利用できるようになって久しいからだ。既にUSBポートは必須ではない、とAppleが考えてもおかしくない(ならMBAの値段安くしろよな!!!)。

周辺機器からACアダプタが消える日

ここまでの話だと「相変わらずAppleは好き勝手やりやがってコノヤローバカヤロー」という話になるのだが、USB 3.1 Type-Cにはなかなか可能性を感じる規格ではないだろうか。おそらくあなたのPCデスクの下の電源タップは小さなACアダプタが親の仇かと思うくらいに滅多刺しにされていることだろう。よほど電力を使わないデバイスでない限り、PCの周辺機器というのは通信用のケーブルとは別に電源を必要とする。Appleがどんなに美しいプロダクトを作っても、電源タップ周りは地獄さながらの光景に変わりない。綺麗な箱で隠してしまえばいいと考える人も現れたがとても根本的な解決ではない。もし仮にUSB 3.1 Type-Cが普及すれば、外部機器は基本本体からの給電だけで済むことになり、この醜悪なACアダプタたちは自然消滅していくのではないだろうか。すなわち「Appleが本当に美しくしたかったのはコンセントの周りのカオスなごちゃごちゃだったんだよ!!」「な、なんだってー!!!」ということで、妄想話はこれにておしまい。

「これ買ってよかった」2013年まとめ

2014.01.06 Gadget

お久しぶりです福岡です。
恒例の前年まとめなんですが、今回は「これ買ってよかったね部門」を別枠にしました。どうぞ。

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BeoPlay H6

ヘッドフォン探しの旅がここで終わりました。音の傾向とかの好きずきもあるとは思いますがいろんな面で考えたらこのヘッドフォンが一番お得な感じがして。

・かわいい。(重要)
・Camelはめずらしいカラーリング。BlackもあるけどCamel推し。
・作りちゃちじゃない。アルミ&牛皮で頑丈な感じ。
 (頭デカすぎていくつものヘッドフォンを爆散させてきたけどこれなら大丈夫!)
・クッション部分は耳全体を覆うタイプ。素材の羊の皮がすべすべ!ふわふわ!痛くない!
 ・これが一番デカい。耳をつぶすタイプのはもう使いたくないです。
・音質は音の再現性高し。高音の情報量が多くてびっくりする。
 ・低音強すぎとか高音強すぎとかはなく、フラットな感じ。
・しかも密閉型!(重要)
・Remoteもついてる。EarPods等と同じ再生・一時停止/音量+-。
・3年保証。
・この内容で¥39,000円なら安い!長く大切にできそうです。

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BOSE SoundLink Mini

星の数ほどあるBluetoothスピーカーの中で、これだけ破綻なく音量出ればいいよね、が一番の決め手でした。
・この手Bluetoothスピーカーで、このサイズでこれだけパワーが出るなら。
 ・屋外で使っても十分な音量が出る。壁を背にすると尚良し。
・外装がアルミでしっかりしてる。
・ハンズフリー通話機能とかスマホ充電機能はなし。
 ・むしろなくてよし。
・バッテリー駆動で7時間動く。
・当然ラインインもある。iPad DJ用スピーカーとしてもいい。
・ただオートセーブに入るのが早いのがもったいない。
 ・ファームウェアアップデートができる仕組みなんだからBoesさんそこはお願いしたく!

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Native Instruments TRAKTOR Audio 2 MK2

買ってもらった!もの。PC/Macだけでなく、MK2になってiOSにも対応したオーディオインターフェース。Traktorに最適化されているのでセットアップも気にせず使える。これで今日から君も最小構成DJだ!NIらしくデザインもかわいい。…けど1点問題が。
iOS 7との組み合わせだと必ずバグが発生する
 ・現在NIとAppleで対応を進めているとのことだけど、進展がないんですががんばってください。
・電源がなくてもプラグアンドプレイで使える。現場に持っていくケーブルが減るのは正義!
 ・のでiPhoneと組み合わせてDAコンバーターみたいな使い方をしてもいいかも。
旧モデルよりかなり小さくなってる。小ささは正義!
・上記3点セットとiPhone/iPadで簡易DJができちゃいますな。

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PQI Air Card Wi-Fi内蔵SDカードアダプタ

無線LAN機能がないデジカメを持っている人は絶対買うべし。
・この手の製品の中でも転送速度は最速級。
・ただし別途microSDカードを購入すること。転送速度早めの奴推奨。
・必要な画像だけ転送するタイプなので無駄がなくて安心。
・iPhoneでLTE/3G繋ぎっ放しで接続する方法はこちら。これで転送→Instagramにアップ時の煩わしいWi-FiのON/OFFが必要なくなります。絶対設定すべし。

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iPad mini Retina(Wi-Fi + Cellular)

いいに決まってるんだけど、よかった。
・Retina Displayの威力。マンガ・小説は絶対iPad mini Retinaで読んだ方がいい。
・A7プロセッサのおかげで処理スピードがむちゃくちゃ上がってる。意外に旧モデルとの差がデカい。
・とにかく使ってて気持ちがいい。延々触っていたい。
・iPhoneでテザリングしてもいいんだけど、セルラー版だと何も気にせず使えてよい。
 ・ちょっとの苦労も積み重ねれば大苦労。
 ・auだとiPhoneと同時に使ってれば1,300円で維持できる。オススメ。


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SUNTORY×THERMOS drop

ポーションを専用のマグの中でプチュっとして、お湯を注ぐと飲み物が完成する新しいシステム。会社の人がTHERMOSのタンブラーを使っていてむちゃくちゃいいということだったので、せっかくならとこちらを購入。こういう独立したシステムの場合「継続販売してくれるのかどうか」が不安だけど、最悪このマグに普通のお茶を淹れて使ってもいいよね、と購入。
・3、4時間は余裕で保温してくれる高性能マグ!
・マグは2000円弱で買える。
・ただ洗浄時はパッキンも含めると5つのパーツに別れるのでちょっと面倒。慣れましたが。
 ・マグ自体の高さがないので、スポンジで洗いやすいってのはあるかも。
・ポーションのフレーバーは12種類。どれもおいしい。
 ・意外とホットオレンジジュースがオススメ。カシスコーヒーだけはちょっと苦手かな。
 ・給湯室でどれを飲もうか悩めるのは意外と幸せだということに気がつく。買ってよかった。
・ただポーション1個90円って言うのは…あとまとめ買いでもいいので20円くらい安くなりませんか…!


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Wii U GamePad バッテリーパック (2550mAh)

Wii U付属の奴より大容量タイプの奴です。すげー盛り上がって来たタイミングで「充電かよめんどくさ…」がなくなるのでWii U持ちは絶対購入すべし。せっかっくだからストレスフリーで遊びましょう。
・使用状況によるけどだいたい平均6、7時間くらいもつようになる。


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Good Smile Company とびだせ どうぶつの森 ねんどろいど しずえ

V字口がかわいいねんどろいど「しずえ」。僕はにこにこフェイスにしてささくれ立った心を和らげています。今年はスマブライヤーだから当然むらびとがねんどろいど化するんです!?!?
・頭の鈴は本物の鈴。全体の質感もゲームそのままって感じだ。
冬服ver.も…買ったら幸せになれますか…?

以上8アイテムでした。
「2013年いろいろまとめ」エントリーに、続く。

iPodは遊びを求める子どもたちへ。iPhone 5は生き急ぐ大人たちへ。

2012.09.13 Gadget

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iPhone 5 - スピード、スピード、スピード。

もう既にみんなiPhone 5の仕様をリークで全部知っていたようなものでしたが、無事にiPhone 5が発表されま
した。

アップル - iPhone 5 - これまでで最も薄く、軽く、速いiPhoneです。

iPhone 4Sからの変更点をとりあえず列挙しましょう。

・軽く、薄く、小さくなった。
・画面が4inchの縦長ディスプレイに。解像度は1,136×640px。
 ・画面は大きくなったけど本体の横幅はそのまま。握りにくくなるようなことはない。
・LTE(DocomoでいうところのXi)に対応。高速通信が可能
 ・Apple曰くSoftbank、KDDIでLTE回線が提供される。DocomoでiPhoneが発売されることはないか…
・A6チップ採用。4Sに比べてCPU性能2倍、GPU性能2倍。
 ・バッテリーも長持ちになった。ネットサーフィンは最大8時間。
・薄くなったけどカメラユニットの性能は据え置き。
 ・むしろ高感度強くなった。前面のカバーもサファイアガラスに。
・新型コネクタLightning採用。前後逆にしてもさせちゃう。地味に便利。
・デザインは例のツートン。ブラック&スレート、ホワイト&シルバーの2種類
 ・ブラックはアルミ部分も黒っぽい。かなりソリッドな印象
 ・ホワイトはアルミ部分はiPhne 4/4Sのシルバーパーツに近い質感。
  ・第一印象はブラックの方がかっこいいかな、でも悩む…

こんな具合でしょうか。一番大きい変化は画面サイズが大きく(というか長く)なったこと。日本の携帯も画面が長くなっていったようにiPhoneも同じ進化を歩んでいますね。コミュニケーションを中心に考えると縦長液晶の方が都合がいいのでしょう。当然アプリの対応も必要ですが、従来のアプリも黒い余白が表示されることで同じように使えるようになってます。

そしてそれ以上に重要なのはLTEの採用でしょう。これだけiPhone 5の性能が向上しても通信速度が上がらなければ宝の持ち腐れ。画像や映像が落ちてこないストレスが圧倒的に減ることは間違いない。個人的にこれだけでも十分うれしいです。

あらためて思ったんですが「モバイルはスピードである」と。ライバルであるSamsungのGalaxyがスピード命であるように、iPhone 5も圧倒的なスピードで勝負、ということでしょう。その上でどれだけiPhoneらしいシンプルさに落とし込めるかが重要なポイントでしょうね。事前リークでは悪評も多かった背面ツートンですが、こう見てみるとまったくなしでもないかなぁと思ってしまうのが不思議です。早く実物が見たいですね。


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iPod touch・iPod nano - 子どもたちへ遊びを解放しよう

アップル - iPod touch

今回のiPod touchのアップデートはかなりターゲットが明確である。一時はポジションを見失いかけたiPod touchも子どもたちの手によって見事に居場所を見つけることができた。時には言葉もまだはなせないような子どものおもちゃ、そして時には携帯を持つことができない年齢の子どもたちの大切なゲーム&コミュニケーションツールとして。iPod touchもiPhoneのように大画面、薄さ、早さを手に入れたが、一番外見的に変化したのはカラーバリエーションの追加、そしてストラップ。どちらも子どもたちにとっては大切な要素だ。カラーを選ぶことは子どもたちにとっても大切な自己表現である。

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そしてストラップがあれば激しい体感ゲームで間違ってiPod touchを放り投げてしまうこともない(こんな悲劇を起こさないためにWiiリモコンのストラップがあるのだ!!)。

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アップル - 新しいiPod nanoをマルチタッチで楽しもう。

iPod nanoも再び縦長になってアップデート。タッチ操作という共通項は持ちつつ独自のUIを採用している。タイムライン上ではiPod nanoの外観、そしてインターフェイスデザインがやや不評であったが、その理由もターゲットと戦略上の理由から理解ができる。

外観はカラーバリエーションに前面の白いパネルの組み合わせが標準になった(ブラックだけは前面パネルも黒)。この組み合わせ具合がどうにもTLでは反応がよくなかったがティーン向けのポップで明るい色使いだから、という言い方もできなくもない。またインターフェースがiOS風の画面タッチ&ホームボタンの組み合わせの操作となったが、インターフェースの"顔"ともいえるアイコンがなぜかiOSの角丸四角ではなく丸になっていることもTL上では疑問に思う人が多かった。要するにこれは「タッチ操作でiOSに似てるけど、これはiOSではないんですよ。iPhoneとは違うものですよ」というアピールだったのではないだろうか。ホームボタンのデザインも明らかに丸を使用している。以前から言っているようにiPod nanoは正直もうAppleにとってのうまみはほとんどない。iPhoneやiPod touchのようなiOSデバイスの方がソフトも売れて一石二鳥。つまりAppleはできればiOSデバイスにステップアップしてほしい。であるから、iPod nanoはiOS製品ではない、ということしっかり理解してもらわないとAppleは困ってしまう。ま、角丸こそAppleのアイデンティティだと思うんですけどね。もうnanoは生け贄です。あのおっさんが苦手なポップなカラーリングも逆に言えば(おっさんはお金持ってるんだからこっち買わないでよ…)というメッセージが暗に含まれている気もするのだがどうだろうか。

じゃ、おっさんはiPod nano使っちゃいけないの?という話になるかもしれないけどそうでもない。iPod nanoがついにBluetoothに対応し、無線式のイヤフォンが使えるようになった。Nike+でせっせと肉体改造を目論むオトナたちはぜひ新型iPod nanoを検討してみてはいかがでしょう。

今までポジションを見失っていたiPodは今回のアップデートで「子どもたちにiOS文化を教育する係」というなかなか重要な役割を担うことになった。社会にとって子どもたちは財産であるように、企業にとっても大切な財産。継続的な利益を生み出す源泉でもある。Appleもこういう世代間に向けた戦略を立てるような巨大で普遍的なブランドに成長したのだなと思うと感慨深い。


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One more thing、じゃないけどもう一つ

Appleの標準イヤフォンが久々にバージョンアップした。おそらく4代目くらいになるだろうか。名称はEarPods。おなじみの白いカラーリングはそのままに、形状はシンプルに、だけどあまり見たことのないフォルムに仕上がっている。思えばAppleがコンピューター以外の道を歩み始めたiPod発売当時、iPodを使っている人の目印は「白いイヤフォン」だった。それから白いイヤフォンが朝の電車を席巻していった。EarPodsも形状がだいぶ違うようで、装着したときの見え方はいつもと同じ、やっぱりあのイヤフォン。白いイヤフォンはAppleにとってモバイルの原点である。

FUJIFILM X-Pro1を買いました。

2012.03.27 Gadget

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長らくの間PENTAXのデジタル一眼レフを使ってきましたが、時代はミラーレス、そして撮影が楽しめるカメラが欲しい、そんな気持ちでFUJIFILMのX-Pro1を購入しました。

PENTAXに対して愛着も愛情もありましたし、最新機種のK-01もとても可愛げのあるカメラです。マーク・ニューソンは「本当に動く、使えるおもちゃ」をデザインする人だと思いますからあのような形にまとまったのでしょう。しかしそろそろ新しいチャレンジをしてみてもいいかなと思いました。

一方ミラーレスと言えばSONYのNEX-7もよくできたすばらしいカメラで、現行機種で一番間違いないチョイスではないでしょうか。さらには同じくハイエンドミラーレスとしてはさらにコンパクトなOLYMPUSのOM-Dもあるわけで。

しかしこれだけいいカメラがいろいろあるなかで「でも結局普段はiPhoneで撮っちゃうよね」、という悲しい(いや嬉しい?)現実も見逃す事はできません。結局カメラを買っても使わないのではもったいない。普通は「便利なカメラ」を求めるべきところですが「楽しいカメラ」を買った方がそのカメラを活かしていけるのかもしれない。スペック的に他社のカメラに劣るところは多々あります。それでもX-Pro1には撮っていて楽しさを感じる何かがあるように思うのです。今わざわざ普段の生活の中でカメラを使う意味があるとすればそういうところなんじゃないでしょうか。出てくる絵はとてもいいです。富士フィルムだけに実在のフィルムをシュミレーションするモードも楽しいです。

あとは私が高校生の頃からのあこがれのカメラ、CONTAX G2に似ていたから、というのもあるかもしれません。初恋の人の面影が…的な。できることならばCONTAX Gレンズをこのカメラにつけて撮影してみたいものです。

…とここまでそれらしい事書いてきましたが正直むしゃくしゃして買いました。後悔はしてない。

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で、今回X-Pro1をゲットするにあたってかなりの出費をした分少しは補填しないと…と思ったわけではないのですが、せっかくなのでX-Pro1の魅力やら新情報やらをお伝えするブログ「X-Pro1を使い倒したいブログ(仮)」を開設いたしました。きれいなアフィブログを目指していきますので気が向いたときにちらっと覗きにきてください。ちなみに一部を除きほぼほぼRetina対応しておりますのでぜひ新しいiPadでもお楽しみいただければと。

新しいiPadなぜここまで高性能でなければならないか。

2012.03.08 Gadget

The new iPad.

なぜってそれは、高性能じゃなきゃ達成できない目標があるからです。正直まだまだ足りない。

というわけで、新iPad発表。

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このブログでも何度も言っているように、iPadのミッションとは「日常の世界にコンピューティングが自然にとけ込むこと」である。僕らはご飯を食べ、本を読み、お風呂に入り、寝て…そんな生活の中でキーボードとマウスを使うコンピューターというのはかなり異質だ。いや、なれてしまえば何でも普通になるのは事実だが、それにしても "遠い" のである。しかしiPadは違う。指で触れるだけでいい。生活にとけ込む。わざわざPCを使う、というモードに自分が切り替わらないで済む。確かにやってる事はPCでやってる事とさほど変わりないかもしれない、しかしその距離感の違いが大切なのだ。コンピューターの力を、ペンやはさみや本といった、もっと物理的で人間の生活に近いところで活かせる。それはもはや人間の能力を拡張するのに近いものがある。

だからiPadの進化は人間の世界とコンピューターの世界を埋める事に注がれていると言っても過言ではない。画面が高精細になったからって、何の得もない。ただより自然になる。これが重要なのだ。紙への印刷のピクセル密度(dpi)はおよそ300dpi。一方今までのiPadは132dpi。もし132dpiで雑誌を印刷したら荒すぎてまあそれはひどい紙面になるでしょう。だからiPadで電子書籍読むなんて今までの印刷感覚でいったらそりゃ全然自然じゃないんですよ。iPad HDは264dpiと印刷の密度にだいぶ近くなった。一見不毛に見えるかもしれない、だけど現実とテクノロジーの間にある見えないバリアを一つ一つ取り去っていく事。これがiPadの進化の道だ。

十分にすごい、けれどもまだまだ道半ば

ただまだまだiPadを巡るバリアはたくさんあるのです。大きさは仕方ないとしても、重さ、やバッテリー(10時間持つけどね!)は物理世界の障壁の一つ。こんなに重くてバッテリーが切れたら使えなくなる紙のノートなんてありませんからね。

そして個人的にはペンの入力も必要な要素なのではないかと思っている。もしくは指だけで本当に繊細に操作できるセンサー。今回の発表の中でiPhotoやSketchなどクリエイティブなツールが多く取り上げられていた。iPadが出たばかりの頃は単純に「情報を消費するための機械」から「ものを作ることもできる機械」に少しずつ踏み入れているのを感じた。RetinaDisplayもiSightカメラもクアッドコアグラフィクスのA5Xプロセッサもすごいけれども、まだまだ本当の目標は先にある。

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そしてSiriも「コンピューティングが我々の世界にとけ込んだ結果」であり遂に日本語に対応した。iPhone/iPadから利用できる。ぜひAppleのサイトにあるでも映像を見てほしい。確かにまだまだSiriの日本語は "拙い" 。けれでもそれでも目の悪い人の力になるのならそれは素敵な事だ。Siriの先にもまた目指すべき未来が待っている。

そう考えるとiPadはASIMOの進化に近い。2本足で歩く、という基本的な能力を獲得した後は、ものを持ち上げたりお茶を入れたり喋ったりとややもすれば地味な変更点ばかりされているようにも感じるが、仮にロボットが我々の日常生活の中で活動試聴としたときにこそ細やかな対応が求められる。タッチパネルという技術からスタートしたiPadがいるのはASIMOと同じその領域だ。


iPadが空気に変わる時

まだ先の話になるだろうけど、iPadがいつか空気のように消えてしまう日が来るはず。まさに情報にアクセスするための現実世界にぽっかり開いた窓みたいな。Altoからスタートし、Macが洗練させ、Windowsが世界中に伝播させたPCのウィンドウという概念が、遂にiPadという実態を持って現実に飛び出してきたかのよう。

だからもし HDのきれいになったカメラで世界の風景を切り取ってみたとき、まるでiPad HDの本体が中がぽっかり開いたふちだけに見えたらそれは、iPadが正しく進化している証拠なのではないでしょうか。iPadが空気のような存在になるまで、僕らは新しいiPadで我慢する事にしましょう。16GBのWi-Fiモデルなら4万2800円で買えるんですから。

iPhone 4Sは僕の話に応えてくれるようになった。

2011.10.05 Gadget

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iPhone 4Sが発表されました。

僕は4ヶ月前、「テクノロジーは空気のような存在でなければならない」と言いました。例えば現実世界において机の上に置いてあるマグカップを取ろうとしたとき人は、手を、指を使ってカップをつかみ持ち上げる。それが普通です。わざわざマウスやキーボードを使う人はいません。指で触って操作するiPhoneやiPadはとても直感的で、技術的知識を必要としません。広く人のためになるテクノロジーはもっともっとカジュアルであるべきなのです。

人が日々生きていく上で使う器官は何も指だけではありません。口もその一つ。僕らが意思を伝えるのに最も適した伝達手段、声。声を使うことで会話し、お互いの意思を伝え合い、それに応える。声を発することが不自由な人でなければ、声は僕らが最も自然に扱える通信手段です。

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iPhone 4Sの発表会の中でも最も時間を割いて説明された機能は「Siri」でした。Siriは音声でiPhoneを操作するアプリです。今までもボイスコントロール機能はありましたが、それよりももっと自然な形で入力することができます。例えば人に道を聞くのに「東京駅 道順」なんて聞く人はいません。Googleじゃあるまいし。Siriを起動し「東京駅に行きたいんだけど?」と言えばいい。自然ですね。Siriは聞いてきたないように対して会話形式で返答をした上で、地図を表示したり、アラームを設定したり、カレンダーに予定を追加したり、電話をかけたりしてくれる。質問に答える、というより応えると言った方がしっくりくるかもしれません。まるでiPhoneが従順な執事になったように振る舞ってくれる。まるでナイトライダーのナイト2000や東のエデンのジュイス、アイアンマンのジャービスみたいですね。

しかしそんなのわざわざ口で言う必要もないし、自分が手で操作した方が確実じゃないか、そう思う人もいるでしょう。確かに、残念なことに日本語は非対応であり(対応言語は英語・フランス語・ドイツ語)、アプリ自体も未だにBeta版で完璧、と言うにはまだ時間が必要かもしれません。が、それはただ機械が賢くなって、機械に口答で指示することが普通になればいいだけの話です。人間同士がそうしているのだから、わざわざ我々が機械の都合にあわせる必要はない。むしろ機械が我々にあわせるべきなのです。だってそれのほうがアイコンや文字を大きくしただけの「らくらくフォン」よりもよっぽど "らくらく" な感じがしませんか?

iPhone 4Sの4からの機械的な性能の向上は、高々プロセッサスピードが2倍になって、グラフィック性能が7倍になって、カメラがよりきれいになっただけです。たったそれだけのことですが、iPhoneが人の営みに必死についていくには必要なことなのです。本当のテクノロジーの進歩は数字が大きくなることではありません。もっと人が "らくらく" になることです。Appleはそれをよく知っているのです。

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個人的には3GSを使っていたので4Sに変えたくてしょうがないですね。プロセッサ、グラフィックの向上がどこまでのものか楽しみ。最大64GBの容量もありがたい。Bluetooth 4.0搭載も今後確実に響いてくるポイントでしょう。そして念願の白iPhone…どれだけ待ったことか。それこそどこでどう予約したらいいかSiriに聞きたいくらい。仮にそれができなくても、auユーザーの方とiPhone 4S発売の喜びを分かち合うことはできそうです。

OS X Lion スーパーショートガイド

2011.07.21 Gadget

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さよなら、マウス。

昨日からOS X LionがMac App Storeで発売された。Appleの新製品は基本解説する方針の当ブログと言えど、250あると言われるLionの新機能全てを説明することはできない。ので、Lionのもっとも重要な変更点、Lionの根本思想を解説することでその代わりとしたい。

Lionの操作感の9割を司るもの、それはジェスチャ動作フルスクリーンMission Controllだ。従来のExposéとSpacesはそれはそれで便利なものであったが、ウィンドウが溢れかえった画面内でのExposéは混乱を起こすこともままあった。またSpacesは限定されたスクリーンサイズを拡張するナイスアイデアで、私はむちゃくちゃ活用していたのではあるが、1スクリーンに1アプリを割り当てると言うゴージャスな使い方をすることも多かった。

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Mission Controllは複雑化するExposéをアプリ単位で整理する進化したExposé。そしてフルスクリーンアプリは「Spaces1画面に1アプリを置く」を地でいくことによりシンプルな画面コントロールを目指す。従来のSpacesの機能はMission Controll画面から行うことのできる「デスクトップの追加」で対応する。

そして進化したウィンドウコントロールには進化したジェスチャー操作が必要不可欠だ。これまでも2本指でスクロール、4本指でExposéといったジェスチャ動作が割り当てられていたが、これが大幅に拡張された。デフォルトでは3本指上スクロールでMission Controll、3本指下スクロールでExposé、3本指横スクロールで画面移動(Spaces)。また4本指ピンチインで新アプリランチャ「Lunchpad」の起動4本指ピンチアウト、2本指横スクロールでページ遷移といった新たな操作が追加されている。この操作を身体になじませることがLionに慣れる近道だ。ちなみにデフォルトではスクロール方向が従来の逆になっている(iOS風スクロール)になっているのも特筆すべき点(もちろん環境設定から変更可能)。またSafariで2本指タップで拡大/縮小に対応するなどiPhone/iPadライクな操作にシフトしている。そしてこれらの操作はどれも心地がいい。日常的に操作するものにおいて、その操作感がどれほど重要かはiPhone/iPadを触った人に説明する必要はないはず。

ちなみにここまでのジェスチャー操作の説明は全部Magic Trackpad基準での解説である。実はMagic Mouseではそもそも対応していない操作もあるのだ。つまり、Lionの能力を100%引き出すにはMagic Mouseでは力不足。事実上の戦力外通告だ。僕はLionを使う以上Magic Trackpadが標準インターフェースになる。MacBookユーザーの人は言わずもがな、これまでマウス派だった方もLionに乗り換える機会にぜひMagic Trackpadに乗り換えてみてはいかがでしょう。皆さんが想像してるほどトラックパッドだって悪くはないですよ。細かい操作もできます。僕はこの数年トラックパッドでしかMacを操作してませんし、トラックパッドでPhotoshopもIllustratorも使ってます。

これまでありがとう、マウス。

今あるPCのインターフェース、操作感の全てはマウスのおかげであると言っても過言ではない。視覚的に画面の中のできごとを操作する。これがPCが世界のあらゆる人たちに受け入れられた最大の理由だ。しかしiPhoneやiPadが存在する世界では少しレガシーな存在になってしまったのかもしれない。世界はもっと直感的で、スピーディーで、自由な操作を求めている。私にPCの何たるかを教えてくれたマウス、ありがとう。マリオペイントの時代からの付き合いだがいよいよお別れだ(数年前から別居状態ではあったが)。クリックの時代からタッチの時代へ。LionがPCの次の時代の幕開けになる。

iCloud発表 — テクノロジーは空気のような存在にならなければならない

2011.06.07 Gadget

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あなたは今この文章をどんな機械を使って見ているだろうか。

パソコン?携帯?iPhone?iPad?もしかしたらゲーム機とかかもしれないね。「クラウド」という概念を一言で言うことは難しい、が簡単に言うとあなたが今触っている機械の画面と、そこに内蔵されている記憶装置の距離がとてつもなく離れていく感覚、と言えばいいだろうか。世界のどこか(地球の裏側かもしれない)にパソコンを置き、そこにネットを介してアクセスする。そうすれば同じパソコンをどこからでも同じような感覚で動かすことができる。自分が持っている音楽を、写真を、アプリケーションを、どこでも同じように操れる。これが一番ざっくりした「クラウド」の説明だ。

これはとても簡単なことのように思える。だってパソコンの画面と本体を離れたところに置くだけだから。しかしそう簡単にはいかないんだ。まず本体をどこに置くか?スペースがあるのか?本体の管理は?本体の値段は?そして本体と画面を繋ぐネットワークだって無限の速度を持っているわけじゃない。帯域が混雑することもある。クラウドの概念自体はとても簡単だが、満足するレベルで実現するには多くの障害がある。しかし優れた考え方だから、問題を少しずつ解決していけば、いずれ最高の未来がやってくるのは間違いないんだ。

iCloud - これは小さな一歩だが。

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Appleが今日発表したiCloudは現時点で実現できるクラウドをパッケージにしたものだ。5GBの容量にPC、iPhone、iPadから写真や書類、電子書籍、住所録にカレンダー、メール、バックアップ、アプリを保存し、そして音楽も共有しておけるスペース。それがiCloudであり、広告もなく無料で利用できるサービスだ。どのデバイスからも意識すること無くアクセスできる。つまりいままではPCを中心に同期してきた情報を、iCloudに入れることによって、いつでもどこでもどんなときでもアクセスすることができるようになる。iCloudが全てのデバイスの中心になるということだ。

さて、容量が "5GB" と聞いてあなたは落胆したかもしれない。とてもじゃないが自分のPCに入っている情報全てをiCloudに移し替えることはできないと。

Appleは優れた頭脳を持っているし、お金もあるし、世間的な評価だって持っている。その現時点でとても優れた集団であるところのAppleですら、残念ながら今のところここまでしかできない。「想像上のパーフェクト」はAppleにすら実現はできないし、世界中のPCのストレージを保持するなんて "現時点では" たとえGoogleだってお手上げだろう。パーフェクトだけを目指していてはいつまで経っても話は進まない。想像上のパーフェクトは学者先生やどこぞの評論家先生に任せて、現時点で「実現できるパーフェクト」を目指す。これがAppleのミッションだ。

ではその輝かしいファーストミッションについて説明していくことにしよう。iCloudが提供する機能はたくさんあるが、特筆すべき機能は3つ。「写真の保存」「ドキュメントの保存」そして「音楽の共有」だ。

まず写真の保存「Photo Stream」。例えばiPhoneで写真を撮影した瞬間、自動でiCloudにアップロードしてくれる。写真は人に見せたりサイトに公開したりと何かと扱う種類のファイルの一つ。しかし写真はなかなか一枚のファイルサイズが大きい。そのくせ人生の長さだけファイルの数は膨大になる。これ全てをiCloudに保存するのは無茶というものだ。ではここであなたに尋ねよう。全ての写真は常に必要か?数年前の旅行で撮影した写真。もちろんいつでも見れるにこしたことはないが、毎日しげしげと眺めることはないだろう。普段必要な写真なんて数日ないし数週間前に撮影したものがほとんどだ。だからAppleはiCloudに自動で保存する写真を1000枚、もしくは30日以内に撮影したものに制限した。それだけでもたいていのシーンは乗り切れてしまうものだ。Appleというよりは任天堂っぽい提案である。

そしてドキュメントの保存。iPhoneやiPadのアプリはいつも「あいまいな場所」に情報を保存してきた。PCであればデスクトップやフォルダに入っていたものだが、iOSの場合は明確なファイル操作ができない(むしろできないようにしている)。故にアプリが勝手に作っていたスペースに保存するケースがほとんどだった。ではいっそそのあいまいな場所を使うよりもiCloudに全て突っ込んでしまった方が話が早い。これでデバイス間での同期の手間も省けて一石二鳥。つまりiCloudはちまちましたフォルダ管理が必要だった従来のファイルシステムとは違う「なにも考えないで全てを突っ込んでおける新しいファイルシステム」とも言える。

そして最後、音楽の共有「iTunes in the Cloud」。先ほど「クラウドには障壁が多い」と書いたがここにもうひとつ大きな障壁がある。音楽の共有には権利者の…音楽業界の許可が必要なのだ。「そんなもんくそくらえだ!」と言いたいのもわかる。私だって言いたい。が、音楽を作っている知り合いだっているし、それで生活している人もいる。権利を蹂躙するのはお互いに気持ちのいいものではない。Appleはレコード会社との契約を更新し、楽曲の購入履歴をたどって再ダウンロードが無料でできるようにした(知らない人が多いかもしれませんが実は今まで再ダウンロードは有料だったんですよ!!)。感覚的には権利を買う、という感じかな。iPhoneで楽曲を購入すれば自動的にPCやiPadにも自動で音楽がダウンロードされる仕組みになっている。これがいつでも、どこでも、どんなときでも好きな音楽が聴けるからくりだ。

…で、ここまで書いたら気がつくと思うけど、実はiTunes in the Cloudが機能するのはiTunes Storeにある楽曲のみ。そしてもちろんiTunes Storeで購入した楽曲のみが共有対象になるわけだけど「じゃあ今まで買ったCDは全部iTunesで買い直せってこと!?」という話になってしまう。

そこで救済措置「iTunes Match」の登場である。iTunesライブラリを調べて既にリッピングしてある曲と同じ曲がiTunes Storeにあったら、iTunes Storeで購入したのと同じ扱いになる。音質も256Kbpsでの提供、もしかすると昔リッピングした音源ならそれ以下の音質の可能性もあるわけで一種のアップグレードサービスとも考えられる。残念ながらiTunes Matchは$24.99円の有料サービスだがそこまで悪い話ではないだろう。悪い話ではない、が悪い話が一つある。iTunes Matchは今のところアメリカでのみ提供。…やっぱり障壁は分厚いですね。でもいずれは日本でも扱えるようになるでしょう。

他にもバックアップやアプリの引き継ぎなどiCloudの新機能は多い。またこれまで列挙した写真、音楽、書類、アプリの保存は5GBとは別の領域に保存されるので安心してほしい。そして一番大きいのはiCloudはただおまけではなく、無料で提供される、Appleの新たな基幹サービスだということだ。iCloudがこれからのApple製品全ての前提条件になる。

「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」。言わずもがな、人類初の月面着陸を成功させたニール・アームストロングの格言。この小さな小さな5GBのストレージとiTunes新サービスは、まさに小さな一歩。しかしこのまま終わるわけじゃない。Black Swanよろしく "It's so perfect." と言える時が来るまでiCloudを進化させ続けることがAppleのこれからの使命なのだ。

iOS 5 - 遂に "へその緒" が切れた

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クラウド化に伴いiOSにも大きな変化の兆しがあった。プッシュ通知をまとめて確認するNotification Centerや、新メッセージサービスiMessage、Newsstandなる雑誌の定期購読サービス、ToDoアプリReminders、TwitterのOSレベルでの対応、ロック解除せずに使えるエディットも可能な新カメラアプリ、タブブラウズや "あとで読む" 機能が追加されたSafari…

新機能を列挙するには暇が無いが、もっとも大きな変更は無線での同期が可能になったということではないだろうか。iOSデバイスは常にiTunesの助けが必要だった。音楽や写真の同期も、OSのアップデートも。しかしもうどれも無線で行うことができる。iTunesとの同期はWi-Fiで。OSのアップデートはサーバーとの通信だけで可能。遂にiPhone、そしてiPadはPCという母の庇護を離れ、次世代の標準デバイスのポジションにのし上がることができる。もうこれで線が必要な作業は充電だけになった。いや、こういうものを使えば充電すら無線で可能かもね。

OS X Lion - OSすらダウンロード購入できる時代

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Lionの機能については既に知られているものばかりなのでもうここに書く必要はないだろう。価格は2,600円。相変わらずの低価格路線はWindowsのようにアップグレードが停滞して新機能を提案しづらくなるよりは、身銭を切ってもアップデートされた方がまし、というAppleの考え方だろう。さて問題は提供方法だ。

OS X Lionは店頭では販売しない。Apple Storeですら販売しない。言ってる意味が分からないかもしれないが事実である。OS X LionはMac App Storeでのみの販売になる。OSすらもダウンロード販売にする、Appleの姿勢は明確だ。なぜならDVDドライブを持たないMacBook Airのような製品に対しても、最も早く、確実にアップロードを促すことが可能だからだ。歳を取ったなぁと思うと同時に時代が変わったと思わずにはいられない。しかし冷静に考えれば、今時、ダウンロードできないソフトなんてあり得なくない?

テクノロジーを "空気のような存在にすること" がAppleのミッション

さて、AppleがiCloudを発表したからと言って何も新しいことはない。Googleは間違いなく最先端のクラウドカンパニーだし、Amazonやその他新興企業はこれでもかとクラウドサービスを発表している。テクノロジーを追い続ける僕らにとってクラウドというものは、あまりにも当たり前な、そして陳腐なものだ。Appleが今日発表したものもそれは陳腐なものだが、他社のものとは一つ異なる点がある。それはパッケージになっているということだ。iPhoneやiPad、PCとマッチして自然に扱える形で世に出しているということだ。多くのクラウドサービスは荒削りの原石のようなものだ。大きな可能性を秘めたパワフルなものだが、それを使いこなすには一定の知識が求められる。世の中の人が皆 "情強" なわけではない。情強にとっては普通に扱える代物でも、知識の無い人間には操ることすら難しいかもしれない。テクノロジーはそこにあるだけではだめなのだ。テクノロジーは誰もが自然に扱える、空気のような存在になってこそ真価を発揮する。あなたのお母さんに1台、マシンをプレゼントするとしたらそれは何だろうか。きっと答えは皆一緒のはずだ。

 

最後に今回の発表とは関係ないが、Appleの精神を象徴するiPad 2のCM動画を貼付けて終わりにしたい。

"私たちは信じている。
テクノロジーだけでは何かが足りない。
より速く、より薄く、より軽く。
もちろんそれはいいことだ。
しかし、テクノロジーから解放されたとき、全てはもっと楽しくなる。"

この世界には数百万個の"Born This Way"の楽曲ファイルが存在する—iCloud発表に向けて

2011.06.01 Gadget

以前同じようなことを書いた気がするものの、今度こそ本命だろう、ということでもう一度書いておこう。もちろんこうなったらいいな、という願望を多く含んだ文章なので注意しておいてほしい。

こんなことを考えたことはないだろうか。

ご存知の通り "Born This Way" はLady Gagaの大ヒット曲だ。シングルこの曲を含めたアルバムも、世界中で売れに売れた。結果CD、データ販売、違法コピーなども合わせれば世界のPCや携帯音楽プレイヤー、そしてiPhoneを含む携帯電話の中には数百万個、いやそれ以上の "Born This Way" の楽曲ファイルが存在していることになるだろう。当然ながら内容は全て同じものである。世界中の情報機器の記憶容量の如何ほどがBorn This Wayに占領されていることだろうか。

ではいっそ、1個のファイルを誰もが参照できる場所に置いてしまえばいいのではないか?

 

Appleは6/6から行われるWWDCに先駆けてプレスリリースを打った。初日の基調講演でMacOS X Lion、iOS 5、そして新たなクラウドサービスiCloudの発表がスティーブ・ジョブズの手で行われることを予告した。

Apple製品の基盤である2大OSが同時に更新されることも驚きだが、やはり注目はiCloudであろう。最近のAppleはサプライズ発表を行うよりも一つの製品にフォーカスして発表を行うスタイルに移行しているが、具体的な内容が明かされていないだけに何が飛びたすか、今回も世界中の人が固唾を飲んで見守る基調講演となるだろう。

もっともiCloudの機能として有力視されているのは、iPhoneに楽曲をコピーしなくてもネットワーク経由で音楽が楽しめるクラウドミュージックプレイヤーだ。もし仮に、仮にだが、もしこのクラウドミュージックプレイヤー機能が実現すれば—アプリでパンパンになったiPhoneでもネットにつながってさえすればいつでも好きな時に曲が聞ける。そうBorn This WayのファイルはもうiTunesのサーバーに入っている1個でいい。世界中の記憶領域が大量のBorn This Wayから解放される日が来るのだ。そしてもうiPhoneのせせこましい容量の使い道で悩む必要はない。いつでも、どこでも、全ての音楽を—自分のライブラリに入っているもの全てであり、iTunes Storeが提供するもの全ての—聴くことができる。

これがいつか来る未来であることはだれもが知っていた。YouTubeが実質最強のクラウドミュージックプレイヤーであることは疑う余地がない(機械に疎い人含め、誰もが利用しているサービスであるという意味で)。しかしYouTubeではだめだ。みんなが欲しいのは呼吸するように、自然に音楽を聴ける環境だ。

曲の選択の自由を僕らに与えてくれたiPod。しかしiPodは死んだ。そしてiPhoneが生まれた。iPhoneが新しい時代のiPodになる時がやってくる。

 

Born This Wayの一節ではこう歌われている。

Ooo there ain’t no other way
Baby I was born this way
I’m on the right track baby
I was born this way


他の道なんてないのよ
私はこうなる運命のもとに生まれてきたの
私は正しい道を歩んでいるわ
私はこうなる運命のもとに生まれてきたの

iPad 2発表。iPadは紙にまた一歩近づく。

2011.03.03 Gadget

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TwitterのTLを見ていた人は夜中のApple祭りにうんざりしているとは思いますが、あらためて今日発表されたiPad 2の押さえるべきポイントとその可能性をまとめましょう。

1. 新ボディ、そしてブラック/ホワイトの2色展開

ボディデザインが変わることは予想できてましたが、まさかの黒/白の2色展開。まさかiPhoneより早くiPadのホワイトモデルが出るとはねえ…。ぼくはもちろん白のほうが欲しいですよ(iPhone 4の恨み…!!)。新ボディは薄さ8.8mm。今までの約30%減。iPhone 4よりも薄い。これは手に持つとそうとう薄く感じそう。そして重さは約10%減、ほぼ600gに。たった10%、されど10%。

2. A5プロセッサ搭載でCPU処理速度は2倍に。グラフィック性能は9倍に。

簡単に言えば処理スピードが初代に比べて格段に上がった。「処理スピードの向上とか地味過ぎwww」と笑う人もいるかもしれないが、iPad 2にとって実は一番重要な改善点。僕は以前から「PCは紙のような現実世界の存在に近づくべき」とこのブログで何度も主張している。そしてiPadはその最先端にいる、とも言った。ざっくり言えばiPad 2は初代以上に紙の感覚に近づかなければならないわけだ。例えば、自分の手帳にさっとメモを取ろうとしたときそれが「十数秒待たないと書き込めない手帳」だったらどうしますか。あり得ないでしょそんな手帳。初代iPadが極端に遅いことはなかったけど、iPadが進化するのであればオペレーションスピードは「人が紙に字を殴り書きするスピード感」に限りなく近づいていかないとおかしいわけですよ。個人的にはiPhoneやMacの速度が上がるとかそれ以上にこの性能向上は効いてくると思います。

3. 全面/背面にビデオカメラ設置

一見派手なようで地味な更新。だってそもそもiPhoneにカメラついてるわけだしね。iPhoneと同じようにFaceTimeでビデオチャットができるし、Photo Boothアプリが使えるって言ったって写真加工アプリなんて星の数ほどあるわけですよ。じゃあなんの目新しさもないか…というとそれもちょっと違う。デジカメや携帯で写真を撮ったことがない人はいないと思いますが、だいたいそういう機器についてる液晶って3インチくらいでしょ。ところがiPadは約10インチのでかい液晶な訳です。そんなでかい液晶をのぞきながら写真を撮ったこと、ある?少なくとも僕はないし、ちょっと面白そうだと思いません?本当に自分の視点を切り取る感覚で写真が撮れる気がします。

4. HDMI接続によるビデオミラーリング

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専門用語抜きで話せば「テレビにiPadの画面をそのまま流せるようになる」ということ。iPad 2とは別売りのDigital AVアダプタを使うことで実現可能に。フルHD(1080p)出力ができて、全アプリ対応、しかも画面のローテートにまで対応してます。去年末はiPadでDJをやりましたが、ついにiPadでVJの時代到来。あとはプレゼンのときなんかも役立ちそう。ちなみに旧iPadやiPhone 4でもこのアダプタは使えますが、解像度の制限がある模様

5. スマートカバー

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個人的にはiPadにカバーも何もつけない派なのであまり関心はないのですが、新たにスマートカバーというアイテムに対応しました。これは磁石でiPad 2に取りつけられるお風呂の蓋みたいなカバーで、画面表面を保護するのはもちろん、後ろに折りたたむことでスタンドにもなる優れもの。カラーバリエーションはビニール5色、レザー5色の計10色。個人的な好みではありませんが、このギミックを考えたのはすごいと思う。僕は前回の黒いケースよりは好きですね。ホワイトの本体に可愛い色を合わせてあげるとよさそうです。

6. IOS 4.3、そしてiPad用のiMovieとGarageBand

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今回のiPad 2に合わせてiOS 4.3も公開。Air Play機能の拡張、Safariの強化といった堅実なアップデート。さらにiPad用iMovieとGarageBandも併せて公開。iMovieはMac版のインターフェースをそのままに、タッチ操作で使いやすくなっている印象。編集だけでなくエフェクトをかけたり音声をのせかえたりと簡易版に留まらない充実した機能郡。そしてGarageBandはもうMac版を超えてる印象すらある。そりゃ楽器を操作するんだからマウスでぽちぽちやるよりも手で触れた方がいいですよね。ピアノはタップの強弱(ベロシティ)が取れたり、ドラムセットではタップするところによって音が変わるなどタッチ操作によるアドバンテージを感じます。価格はiMovieもGarageBandもこのクオリティで$4.99。ぜひ次回Raw-Fiでは誰かにこれでライブをやってほしいですねw

iPad 2は買いなのか?iPad3は?

注目すべき点は今書いたところで一通りです。でiPad 2は買いなのか、といえば、初代iPadを持っていない人は検討する理由はあるだろうけどiPadを既に持っている人が買うべきかどうかはちょっと判断が難しいところです。買い替えをする場合の最大の引きは処理能力向上にあるでしょうからそれをどう評価するかですね。僕はiPad使ってますけどiPad 3まで待ってもいいかなと思ってます。今回がマイナーアップデートだった分、次回は恐らく大きなアップデートになることは間違いないでしょう。個人的にはスタイラスが標準で利用可能になるのではないかと睨んでますが…。

iPadで "DJごっこ" じゃないDJができる!!

2010.12.15 Gadget

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先日iTunes Storeで発売スタートした「djay for iPad」にたいそう惚れ込んでしまったので、今度の12月23日のRaw-Fi 3DではiPadだけでDJすることに決めました。けっこう無茶です。CDJもPCDJも使わず、iPad一本。さあこれでできるのか…少なくとも僕はできると思ってます。実際にdjay for iPadでプレイするにあたってつまずきそうな点をまとめました。

iPadアプリ「djay」で本気でDJしちゃうための3つのポイント « Raw-Fi Blog

特にモニタリング用のケーブル分配はこういうときでもないとやらないタイプの配線なので参考になるのではないかと思います。iPadが発売されて(まだ?もう?)半年と少し。iPadはまだまだ力を出し切れてない部分が多いと思います。消費者も制作者も、いやAppleすらその可能性を理解しきれていない道具なのでは。その可能性の一端をこのイベントで感じてもらえるとうれしいなと思います。…要は楽しいってことですよ言わせんな恥ずかしい///

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ちなみにRaw-Fi Blog自体も新しくなって復活しております。私が書いている以上このブログとあまり変わんなくなってきちゃう部分があるのでがっつり雰囲気変えてみました。ごく正直に言いますが、イベントも所詮趣味ですからある程度余裕がないとできないものです。ブログでの活動が少しでも足しになればいいな、というのが個人的な願い。なんにせよどうせTweetの藻くずになるような情報なんだからまとめておいた方がいいでしょう。音楽・映画・ガジェットを中心にまとめていきますのでイベントだけでなくブログの方も宜しくお願いいたします。

iTunesStoreで遂に映画配信が開始!悲願達成記念にわかりにくいところを解説。

2010.11.12 Gadget

正直あきらめていた。4年前、AppleがiTunesStoreで映画を販売すると発表したとき、直に日本でも同じサービスが始まるだろうと信じていた。信じていたが待てども待てどもサービスインの日は来ない。権利の壁はあまりにも高く、そうこうしているうちに私の心は冷えきってしまった。日本がネット先進国?バカ言っちゃいけない。ネットを通じて映画すら配信できない国のどこが先進国だというのか。この閉ざされた扉は一生開くことはないかもしれない…。

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そう思っていた中、昨日突然AppleがiTunesStoreで映画の販売を始めると発表した。あまりに突然のことで、これだけ待望していたにもかかわらず正直ピンとこなかった。それほどまでに長かったんですよこれまでが!! ローンチ時のタイトル数は約1000本。しかもよく知らないB級映画ばかりではなく、ハリーポッターシリーズやバットマンシリーズ、踊る大走査線シリーズといった洋画・邦画の人気作も多く含まれている。当然ピクサー、ディズニーの作品も。パイレーツオブカリビアンのジョニー・デップを好きなだけ堪能できるし、なんといってもトイストーリー3も早速取り扱われている。Apple担当者のインタビューを見るにラインナップの拡充も心配なさそう。

今回の映画サービススタートによって、iTunesをインストールしたMac/PC、iPhone、iPod touch、iPad、そして今回同時に日本でも発売が始まった新AppleTVで映画がダウンロードできるようになった。でも新サービスなのでいろいろ慣れない点も多いはず。今回のエントリーではiTunesStoreでの映画購入に関してわかりにくいところをまとめます。

1. 販売方法は購入・レンタルの2通り

iTunesStoreを通じた映画の購入方法はは2通りある。購入レンタル。要はDVDと同じで、購入ならいつでも好きなときに見られるが、レンタルなら一定期間しか見れない。しかしレンタルの方が支払う金額は安いのは想像通り。詳しい料金は以下の通り(AV Watchから拝借)。

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ざっくり言って購入は1,000〜2,500円、レンタルは200〜500円。値段のレンジは画質(SDかHDか)、販売時期、人気作かどうかで分けられる。正直「いつでも何度でも観れる」とはいえ購入で2,000円近い金額を出すのは気が引ける。一方レンタルは高くても500円。最低200円だ。ちなみに近所のTSUTAYAでのDVDレンタル料金は新作が400円、旧作が100円。更にiTunesStoreならBlu-ray Discには及ばないまでもDVDよりも高画質なHD画質で観ることもできる。そしてMacで観てもiPodで観てもiPhoneで観てもiPadで観てもAppleTVで観てもいい。この便利さで100〜200円の差は埋められそうだ。以前も書いた通り、たまにしか観ない映画でHDDを圧迫するよりはレンタルの方が多くの場合お得になるはず。

2. レンタルは返さなくてもいい代わりに再生のタイムリミットがある

レンタル、といってもTSUTAYAで借りるのとは違って返さなくていいのが楽ですね。でも返さなくてもいい代わりに一定期間しかレンタルした映画は観ることができない。

・購入から30日以内
・初回再生スタート時から48時間以内
(アップした当初24時間と書いていましたが48時間が正しいです><ごめんなさい!)

この2つの条件を満たしている間のみ視聴することが可能。正直十分すぎる期間です。

3. AppleTVでは「レンタル」しかできない

販売の種類と料金について把握した。そしていろいろな機器から購入できるのも把握した…が機器によって購入できるものが異なることがあるので注意が必要。

まず、映画によっては販売の種類が「購入」のみしか選べないものが存在する。ダークナイトアリス・イン・ワーンダーランドなど。これらの動画はApple TVから購入することができない。AppleTVは(公称では)保存領域を持っていないからだ。AppleTVでは購入オンリー映画は表示すらされないので注意が必要。一方その他の機種では当然購入・レンタル両方可能。つまりこういうこと。

「購入」のみ映画を買える(てか何でも買える) → Mac/PC、iPhone、iPod touch、iPad
「購入」のみ映画は買えない          → AppleTV

4. レンタルした映画はダウンロードした機器によって他機器にコピー可能かどうかが変わる

Mac/PC、iPhone、iPod touch、iPadならば映画が「購入」できる、そして購入した映画はiTunesを介して機器間で共有することができる。Mac/PCのiTunesで「購入」すればどの機器にもコピーできるし、iPhone等iOS機器で映画を買ったとしてもiTunesにコピーすれば他の機器でも観ることができる。

が、「レンタル」の場合だと話が変わってくる。Mac/PCのiTunesでレンタルすれば購入したときと同じように複数の機器にコピーすることができるが、iPhone、iPod touch、iPadそしてAppleTVで映画をレンタルした場合、コピーできません。「iPhoneで映画レンタルしちゃったけどやっぱり画面の大きいiPadで観たいな☆」と思ってもコピーできないので要注意です。まとめると以下の通り。

「レンタル」した映画を他機器にコピーできる  → Mac/PC
「レンタル」した映画を他機器にコピーできない → iPhone、iPod touch、iPad、AppleTV

よほど不安ならMac/PCのiTunesからレンタルした方がいいでしょうね。ちなみに回線にもよりますがSD動画なら15分くらいでダウンロードは終わります。

ともあれ素直な気持ちで喜びたい

と解説すべき部分はこれくらいでしょうか。現在のiTunesStoreでも十分にがんばっていることは伝わってきますが、いくつか要望もあります。タイトルが長い映画だと、一覧表示時に(字幕版)と(吹き替え版)の違いがわかりずらいとか。映画もいいんですけどテレビ番組も配信してほしいです、とか。でも4年越しの悲願実現ですからひとまず今回のローンチを素直に喜ぼうではありませんか!ぜひとも配給各社さんにはどんどん新作・名作映画を追加していってほしいところです。もちろんアニメもね!あ、新AppleTVのレビューは次のエントリーにしたいと思いますのでお待ちください。

…しかしこれだけ待たせておいてなんで急に映画配信がスタートしたんでしょうね。Appleだってはやくサービス始めたかったでしょうに、想像ですがおそらく配給各社が首を縦に振らなかったのでは。そういえばちょうど同じタイミングでAppleと電通グループがiAdに関して契約を結んだことが発表されましたね。かなり大きな額のお金が動く話のようですから、さぞ電通の方も大喜びでは…そのかわり映画配給会社に口利きをした、なんてことがあったら面白いですね。いや、あくまで想像ですよ!

Apple秋の新製品祭り - iLife '11、MacOS X "Lion"、そしてMacBook Air!

2010.10.21 Gadget

日本時間21日の午前2時から行われた秋のApple Specialイベント。テーマは "Back to the Mac"、ということでここのところiPhoneやiPadの話題ばかりで放っておかれていた感のあるMac関連の話題ですが、ようやく新しい話題が到着、しかもハードウェアよりもソフトウェアよりな話が多かったので個人的にはかなり楽しい発表会でした。では発表の時系列順に客観的事実と主観的感想を書き連ねていきたいと思います。

まずはiLife '11から。

iPhoto '11 - Facebook連携機能強化、洗練されたインターフェース。

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iLifeの花形といえばiPhoto。新バージョンではインターフェースが一新。いままではおまけ程度でしかなかったフルスクリーンモードが超絶強化。見た目的にもiPhone/iPadアプリのような雰囲気に衣替え。たしかに今までは機能が横に下にととっ散らかっていて、どこに何の機能があったか忘れてしまったりうまく把握できなかったこともしばしばありましたが、フルスクリーンモードでは全て画面下からスタートする方向性に。iPhotoの基本は写真の整理ですが、今まで撮影情報(絞りやシャッタースピード、誰が写っているか)が別ウィンドウになっていたりわかりずらかったのが全て画面右に集約。情報を見ながらの写真整理が圧倒的に楽になりました。ここは個人的にかなりポイント高いです。

そして写真の楽しみかたの一つは「人に見せること」ですが、Facebookとのシームレスな連携を実現。「Facebookは世界一の写真共有サイトだ」という人もいるくらい、写真とFacebookは切っても切れない関係にあるだけにAppleは相当気合いを入れてきた模様。写真の顔認識機能とFacebookのアドレス帳が連動したり、Facebookで投稿した写真にコメントがついたらiPhoto上からそのコメントを見ることができたりと、「Facebookのための写真アプリ」といっても過言ではない連携っぷり。写真はSocialで楽しむ時代ということでしょう。

あと毎回使うものを唸らせてくるのがスライドショーの新エフェクト。今回の新エフェクトを一通り見ましたがどれも出色の出来。旅番組風にGoogleマップと連動したものや、モビールのように写真がぶら下がっているもの、プリントした写真をまき散らしたようなものや、iPadでおなじみのOrigamiエフェクトまでどれも完成度が高い!個人的には白ホリバックに写真が浮かんでいる「反射」というエフェクトが非常に綺麗に感じました。今までより圧倒的にクオリティ高いです。個人的にはここも"燃え"ポイント。

ほかにもメール添付用の画像を勝手に整形してくれたり、フォトブック作成画面のクオリティがすごく高かったりと、iPhotoの作り込みに関してはスタンディングオベーションしたくなるレベルです。写真はほんと、共有してなんぼですね。

iMovie'11 - トレイラー作成機能が楽しすぎる!!

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前回YouTube用動画作成ソフトとして劇的変化を果たしたiMovie。音声が波形で見えたり音量調整が直感的で分かりやすくなったり映像の顔認識機能があったりと、ちゃんとツボを押さえたアップデートをしているのですが、それよりも今回のアップデートの中で一番面白いのが「トレイラー作成機能」。映画館で映画が始まる前にやってる予告編みたいな映像が簡単に作れる機能なんですがこれが面白い!テンプレートがいくつかあるんですが、そのストーリーボードに自分が使いたいシーンをドラッグアンドドロップするだけで簡単にそれらしいトレイラーができてしまう優れもの。ここにサンプルがたくさんあるんでそれを見てもらえばわかると思うんですが、妙に大仰な感じがして笑えますw これはもりあがるだろうなぁ。今回からYouTubeだけでなくVimeoやFacebook(ここでも!)での共有も可能になってるのもポイントですね。

iLife製品のアップグレードはあとGarageBandもあったんですがここで特筆することはそんなにないので省略。とりあえず娘にピアノを覚えさせたい人は、でかいピアノも買わないで先生も雇わないで、とりあえずiLife '11買っておけば幸せになれる気がします。iLife '11は4,800円。アップデートが3本に絞られたため価格も安く。逆に今回アップデートされなかったiDVD、iWebは時代に取り残された形になりました。その役目は全てWebサービスが持っていったということなんですね。

またiPhone 4で華々しくデビューしたFaceTimeのMac版アプリも近日公開とのこと。

Mac OS X Lion - Mac OSとiPadのコラボレーション

私も近い将来、Mac OSとiOSが合体する日が来る、とは思っていました。しかしまさかこんなに早くだったとは…今回のテーマ "Back to the Mac" とはiOSで培った発想を再びMacに還元しよう、という意味。それはつまり、Mac OSの次期バージョンが目指すのは、Mac OSとiOSの融合。ネコ科の絶対王者、Mac OS X Lionの登場です。

iOSの特徴の一つは自由にアプリが追加できるApp Store。こんなに便利なのだからMacでもそれを実現しよう、というのがMac App Store。Mac用のアプリケーションの購入、ダウンロード、インストール、アップデートが何も意識しなくてもできる。そしてもちろんアプリケーション開発者はここで自分の作ったソフトを販売することができる。どうやらiLife系ソフトもここからダウンロード購入できるようになるみたい。これでMac用ソフトから事実上パッケージという概念が消滅するのかも。

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そしてiOSの顔、といえばAppアイコンが整然と並んだホーム画面。わかりやすいから、これもMacOS Xに組み込みましょう、ということで生まれたのがLaunchpad。挙動としてはまったくiPhoneやiPadのものと同じでダウンロードしたアプリや好きなアプリを自由に並べておける。フォルダ機能も完備。"第二のDock" ともいえる機能、というかもうDock要らない!? Dockは起動中のアプリを表示する意味もあるので、iOSのマルチタスク表示と被るものがありますね。

そしてさっきのiPhoto '11が伏線になってますが、アプリケーションのフルスクリーンサポート。iPadのように一つのアプリで大きな画面全体を使いましょう、と。シンプルな発想ながらアプリケーションによっては効果的でしょう。

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しかしフルスクリーンのアプリに、Mac OS XではおなじみのExposé、Dashboard、Spacesといった画面を切り替えたりする機能がぶつかってもうしっちゃかめっちゃかになっちゃわないの?と思うところですが、Appleは既に先回りしていました。Mission Controlはそれらのウィンドウを全てアプリケーションごと、画面ごとにグループ化して、"一目で" 全てが把握できるようにするための機能。簡単にいうと、更に上のレイヤーから俯瞰する、といったところでしょうか。確かに現状のExposéはもちろん便利なんですが、Mission Controlを見たとき「あ、これがベストじゃん」と素直に思いました。本当によくできていると思います。OSとはスクリーンのデザインなんだなと改めて思い知らされました。

Mac App Storeは3ヶ月以内に公開(本当か〜?)、Mac OS X Lionは来年夏発売予定。ついにMac OS Xから数字のバージョン表記が消滅しました。これからMac OS XとiOSは深く交わっていくことでしょう。そのときはライオンどころの話じゃなくなっているかもしれませんね。

11.6inchと13.3inchの最薄兄弟・新MacBook Air

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今回のOne more thingは大方の予想通り、新型MacBook Air。「Mac OS XとiPadを掛け合わせたように、MacBookと iPadを掛け合わせたらどうなるか」がテーマ。軽く、薄く、長時間駆動、長時間スタンバイ。それを実現するための最大の特徴はiPhoneやiPadと同じようにストレージを完全固定にしたこと。固定し気にすることでSSDの容器の大きさも重さも全面カット。デザインはMacBook Proのエッジの効いたラインを採用。アクセスポートのカバーまで排した非常にシンプルな造形。しかしわずかに全体に湾曲を帯びているところがMacBook Airのアイデンティティを感じさせる。

外部インターフェースもMagSafe電源、Mini Display Port、左右にUSBを1基ずつ、無線LANにBluetoothと非常にシンプル(13inchモデルはSDカードスロットあり)。そしてこれだけ薄いため性能もCore2Duoの1.4〜1.6GHz(11inch)ないし1.86〜2.13GHz(13inch)とかなり限定的なものではある。が、もう用途によってはこれだけでもう十分なのはみんなが一番よく知っているはず。SSDが標準搭載なのも(おそらく)性能的にはいい方向に効いているだろう。

そしてMacBook Airでは初めて11.6inchの一回り小さいモデルも登場。engadgetにも手に取ったところとかの画像が載ってるんだけど、これが超かわいい。そして価格が88,800円からスタートするのも重要なポイント。これは欲しくなる…!

じゃあこれ何に使うの、という話になるんだけど、性能から考えて、ウェブブラウザやiWorkの利用がメインになってくるでしょう。iPadではまだ適したアプリがないWordやExcelのようなアプリはやっぱりMacで、ということになるでしょうから。iLife製品群をバリバリ使うにもストレージ容量が小さいですしね。
用途から考えても、「やっぱりAirはAppleが作ったネットブックだったんだ!」ということになるでしょうが、画面は小さくても解像度はしっかりあげてくるあたり、「ただのネットブックじゃない、使えるノートを作りたいんだよ」というAppleの意思を感じます。

個人的にはこれPCDJとかやるには最高じゃないのとか思ったり。間違いなく荷物軽くなりますから。(だれかRaw-Fiに持ってこないかなー…)


コンピューティングの形が変わる転換点、それが今。

近年のコンピューターの進化において、iOSは非常に大きな影響を与えた。モバイルの進化はiOS抜きでは考えられない現状が今ここにある。それだけ強力な存在であるのならばMacにもその影響が及ぶのは当然と言える。iOSは人とコンピューターとの間の敷居を一段と下げることに成功した。iPadもMacBook Airも紙に近づいている。それはとても薄いという意味でもあるし、人間にとって優しい存在であるという意味でもあります。そしてデスクトップOS、デスクトップPCの進化はまだまだ終わらない。ちょっと安心しました。

新Apple TVから、ぼくらの「借りぐらし」時代が始まる。

2010.09.02 Gadget

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クラウド、それ即ち「借りぐらし」。

映画「借りぐらしのアリエッティ」では、主人公をはじめとする小人たちが人間たちの生活用品を「借り」て生活をしている。かくいう我々もネットが普及するに従って「借り」で生活をし始めている。つまりクラウドサービスである。ネットの向こう側にあるストレージを「借り」、サーバーのマシンパワーを「借り」、他社がアップロードしたコンテンツを「借り」る。自分で所有することなく「借り」る、これがクラウドサービスの本質だ(少なくとも私の定義では)。…といってもピンと来ない人はYouTubeを想像すればいい。YouTubeに動画をアップロードするとき、記憶領域も、動画を変換するパワーも全部YouTube持ちだ。それどころか我々が目にするYouTubeのコンテンツのほっとんどが "他人" がアップロードしたコンテンツである。まさにYouTubeは現状で最もクラウド的なサービスの一つだ。

そんな猫もしゃくしもFFかと思うくらいクラウドクラウド言う時代、Appleももちろん今後クラウド型ビジネスへの移行を無視することはできない。近い将来Macは「ネットの向こう側にあるもの」になるのもそう遠い未来ではないはずだ。これはパーソナルコンピューターの進化の中でも大きな転換点である。しかしいきなりこれをいっぺんにお客に押し付けてはお客が逃げていくだけだ。ゆっくりと理解してもらいながら、クラウド時代へ移行していく必要がある。しかし「クラウド」という言葉はAppleにとってNGワード。なぜなら「クラウド」はApple最大のライバル…Googleの超得意分野だからだ。お客さんも、どうせクラウドなら得意なGoogleさんに一つお願いしますよ…となってしまう。クラウドで戦わざるを得ないのに、クラウドというキーワードが使えないジレンマ。そこでAppleが自分の武器として用意したキーワード、それは「ストリーミング」だ。

新Apple TVは貯めれない。だから借りるしかない!

新Apple TVを一言で言い表すならば「ただビデオをストリーミングする機械」である。新Apple TVは従来のもの二比べて大きさが4分の1。そのスペースに脳みそであるA4プロセッサと、ネットワークを繋ぐLAN端子、そしてテレビに映像を流すためのHDMI端子があるだけ。細かく言えば電源端子と光オーディオ端子、miniUSB端子もあるが、それにしてもこれしかない。最も重要なのは今まであった160GBのHDDがきれいさっぱりなくなっていること。つまり映像を残しておくことができない!巷にあるビデオレコーダーのほとんどは映像を残すためにある。しかし新Apple TVにはそれがない。全ての映像は基本的にネットの向こうからストリーミングする。映画やテレビ番組を直接して購入してストリーミングで観ることもできるし、もちろんYouTubeの再生もOK。家のパソコンの中にあるiTunesライブラリから音楽や映像をストリーミングすることもできる。11月にリリースされるiOS 4.2があれば、iPhoneやiPadから映像をストーリーミングできるようになる。新Apple TVにとって、映像を流すことは自分に溜め込んだものを映し出すことではなく、他人から受け取ったものを映し出すこと。つまり全部「借り」。

しかし自分が持っているコンテンツならともかく、せっかくお金を出したのに持っておけないのは少し残念な気もするかもしれない。しかし逆に考えてみよう。一度観た映画やテレビ番組を、数ヶ月以内にもう一度見直す可能性は?ない。ほとんんどない。にも関わらず、貴重なHDDの記憶容量をそいつが占領し続けるのはナンセンスじゃないか?HDDレコーダーを頻繁に使っている人ならよく思うことだろう。録画するのは簡単だ、だが見終わった映像を削除したり整理する方が何十倍も大変だと…。ならばいっそのこと一回観てデータが残らない方がよっぽど気が楽だ。また仮に何度も見返す映画(私にとってのサマーウォーズのような)があったとしても一回観るのに新作$4.99、旧作$3.99で観れるのだから、かなりの回数を見返さない限りはDVDやBDを買うよりは安いだろう。もしくはiTunes経由でダウンロード購入すればいいだけの話である。

「持つ」から「借りる」。新しい価値観の時代。

そう、「持つ」のは意外と疲れる。「借りる」ほうが楽でいい。新Apple TVはAppleが初めて作った「ただ借りるだけのデバイス」である。Appleにとってはビデオ販売での更なる収益増加を見込むだけでなく、「クラウドとはこういうものですよ」ということをユーザーに浸透させる役割を担っているのではないだろうか。冒頭にも書いた「ビデオストリーミングこそが現状で最もクラウドを有効活用したサービスである」という発想が新AppleTVを見事に生まれ変わらせたのだ。潔い決断は価格にも現れている。新AppleTVの価格は$99。安い。私は買います。この$99の黒い箱を輝かせているのは、iPhoneであり、iPadであり、全てを包むiTunesサービス群に他ならない。

ただ大きな問題が一つ。日本では映画、テレビ番組の販売は(今のところ)開始される予定がない。映画も買えない、テレビ番組も買えないでは、さすがの筋金入り信者(ぼくとしてはその自覚はないんですけどね!)もいい加減怒らざるを得ない。ここはどこだかわかってますか?日本ですよ!?Appleの交渉が悪いのか、日本の権利者の人たちの機嫌が悪いのかはぼくにはわかりません。でもねー、あのさー、もう一度言うけどここ日本だよ。すげー進んでる国なんでしょ?店舗や郵送でのビデオレンタルがこれだけ発達していて、WiiでもPS3でもビデオレンタルできるっていうのにこの状況。関係者の皆さん、大至急で対応、宜しくお願いいたします。

iPodファミリー一新。

2010.09.02 Gadget

Apple TVの話は別の記事でしているので、こちらでは今日発表されたその他のApple関連製品を、ものとしての善し悪し(触ってもいないのであくまで想像)、Appleの戦略(こっちは完全に妄想)の双方から掘り下げていくことにする。

ウォークマンが2001年11月の調査以来初めてiPodの国内販売シェアを上回りトップに躍り出た、という記事が出た。残念ながら今回のiPodの発表で三日天下どころか一日天下くらいで終わっちゃいそうな気もするけど、確かにウォークマンのシェアが確実にのびているのは事実。老舗音楽プレイヤーメーカーとしての品質へのこだわりが確実に実を結んでいる。Appleとしては主戦場がiPhone、iPadに移ったとはいえ、もう少しiPodを現役で働かせたい気持ちもあるだろう(ただAppleは要らないと思ったら一瞬で捨てる人たちだから注意ね)。それをふまえて今回の発表である。

iPod shuffle

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まさかの先祖帰り。第三世代で思い切って本体側の操作ボタンをなくして超最小化を計ったiPod shuffleだったが、第二世代にあったコントロールボタンを全て復活させた。ユーザーの声を反映させた変更だろうが、尖りを失ったshuffleはもう進化の余地がないということを証明してしまった、とも言える。おそらく最後のshuffleのデザインになるであろう。なぜならBluetoothイヤフォンの普及や、今回nanoが超小型化したこともshffleの存在意義を薄くする要因の一つとなった。が、直感的な使いやすさとサイズではiPodファミリーの中でも相変わらず一番。2GBで¥4,800という価格もいい。不動の存在としてこれからも細く長く愛される存在になるだろう。

iPod nano

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他社製品の成熟によってshuffleとnanoは確実にシェアを奪われている。shuffleはもう進化の限界だが、しかしnanoはまだ余地がある製品だ。今回のアップデートで遂にクリックホイールを削除。そのかわりshuffleとほぼ同じサイズのボディ(もちろんクリップ付き)に3×3cmのマルチタッチパネルを付けた、タッチ操作式のnanoを完成させた。言わずもがな、超小さい。それでいてビデオ再生、カメラがついていない意外はほぼスペック的に前回のnanoと同様の性能を持っている。音楽に写真にビデオにラジオにユーティリティに…と様々な機能が加わっていったnanoだが、これ全てをクリックホイールで操作するのが難しくなっていたのも事実である。マルチタッチパネルならば、音楽用、写真用、ラジオ用といった機能に合わせたインターフェースを提供できる。もはや「iPod touch nano」といってもいい仕上がりである。確かにこれならば他社は早々にまねすることはできない。新たなiPod nano独走時代を予感させる完成度。正直欲しい。とりあえず早く触りたい。

nanoはこれまでのiPodシリーズの最主力製品であり、他社を打ち負かすことも重要ではある。がしかしもう一つnanoには大切なミッションがある。iPodというカテゴリーの商品の寿命はもう長くない。真のApple主力部隊はiPhone/iPod touch/iPadシリーズだ(彼らはAppleの稼ぎの半分を担っている!)。つまり今nanoを使っているユーザーをiPhoneやiPod touchのユーザーへ移行させなければAppleは大きな利益を失うことになるかもしれない。nanoがタッチパネル型の操作系に変化したのもそれが大きな理由だろう。nanoユーザーがタッチ操作に慣れることで、iPhoneやiPod touchにスムーズに移行することができる。タッチパネルに慣れた結果、画面サイズが物足りなく感じる人も出てくるだろうし。意表をついたようで意外と正当進化なのだ。8GBが¥13,800、16GBが¥16,800。個人的にとりあえず早く触りたいのは間違いなくnanoです。


iPod touch

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今まではカメラなどの機能がない「弱体化したiPhone」という印象だったiPod touch。ところが今回のアップデートでは、Retinaディスプレイ搭載、FaceTime対応ビデオカメラを前後に搭載、ジャイロセンサー、A4チップ搭載…とiPhone 4とまったく同じスペック。にも関わらず旧機種よりも更に薄い7.2mm。そしてiPodなのに本体に標準でマイクがついているのも見逃せない。もはや「電話できないだけのiPhone 4」である。もはや出し惜しみなし、iPhoneと差別化を撤廃したのは、スペックをiPhoneにあわせることでiPod touchに対応したアプリを増やし、アプリの売り上げを増加させるもくろみだろう。そもそもアプリケーションが使えることがウォークマンをはじめとする他社オーディオプレイヤーとは一線を画す点なのだし。更にiPhone 4と同クオリティと思われるカメラを内蔵しているのも見逃せない。正直これでコンパクトカメラも小型ビデオカメラも不要。更にiPod touchが以前から推しているゲーム機としての利用も大きい。AppleによればDSとPSPの売り上げ台数を足したもののさらに50%増しの数だけiPod touchが売れているという。カメラでもあり、ゲーム機でもありオーディオプレイヤーでもあり…あらゆるものに変身するiPod touchに追いつけるメディアプレイヤーはおそらく存在しないだろう。8GBが¥20,900、32GBが¥27,800、64GBが¥36,800。Wi-FiモデムとSkypeアプリを併用して「世界最薄のiPhone 4」として使ってもいい。

蛇足ではあるが、今までiPod touchに見られていたWi-Fiアンテナ用の黒い樹脂パーツが見当たらない。金属は電波を通さない、よってこのままではWi-Fiが繋がらないのでは?と考えてしまうが横からよく見るとふちに溝が…。つまりiPhone 4よろしくアンテナが画面の周りに張り巡らされていると見てよさそうだ。…となるとiPhone 4と同じように「繋がらない」問題が出てきたりしないのか!?…おそらくiPod touchにはアンテナが1種類しかないので、たぶんそれも問題ないはずだが…さすがにAppleも連続で同じ不具合は出さないだろうからそこは安心していいところだと思いたい。

総括

本当はiOS4.1と4.2も発表されてるんですがそこはパスで。iOS4.1はHDR撮影が面白そう。4.2は無線経由でのプリントや映像出力、iPhone版とiPad版の統合が大きな目玉か。iPodの役目が少しずつ終わりつつありますが、それでも魅力的で尖ったプロダクトを出してくるAppleはやはり面白いものです。

Apple Magic TrackpadはMacBookのやつとは結構違う気がするよ(主観だけど)

2010.07.31 Gadget

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早速届いた(というか届いた品が初期不良品だったためにわざわざApple Storeまで買いにいった)Magic Trackpadを私なりの目線で解剖していくことにいたしましょう。

仕様的にはMacBookのトラックパッドとほとんど変わらない…はずが意外と違う

見た目からしてMacBookのトラックパッドを切り取ってポンとおいたようなデザインのMagic Trackpad。当然機能や使用感もほとんど変わらないんですが、じっくり使ってみると意外に違う点があることに気がつきます。

そもそもでかい。Magic Trackpadの操作面はMacBookのトラックパッドの8割増。

でかいためマルチタッチがしやすい。また大きさよりMagic Trackpad特有のチューニングのせいかもしれませんが、指を小さく動かしたときの初速がやや遅い。これはゆっくり動かしたときの反応が悪いとも言えるし、ゆっくり大きく動かすことで細かい操作がしやすくなっているとも言えます。Apple的には「サイズが大きくなった分、手も大きく動かしてよ」ということなのでしょうか。MacBookでトラックパッドに慣れている人も、小さな動きに関しては多少の慣れが必要でしょう。特に「軌跡の速さ」を最速設定にしているとその差を顕著に感じます。少し扱いにくいと思ったら軌跡の速さを少し遅めにしてみると良さそうです。

逆に大きく動かしたときの動きはかなり機敏です。スクロールも完成スクロールに対応しているせいかすいすい。Magic Mouseのスクロールよりもスムーズに感じます。

MacBookのもの同様に全体がボタンになっているが、クリック感がMagic Trackpadの方が浅い。

MacBookのトラックパッドはトラックパッド自体が押しボタンになっていることが特徴でした。ただ比較的大きな「カツッ」という音がするので気になった人もいるかもしれません。Magic Trackpadのボタンクリック感はかなり浅く、ボタン音もMacBookのそれに比べれば小さい印象。個人的にはもっとボタンの押し込みが深い方が好みなんですが、その分押すのに力が要らないのは疲れなくていいです。またボタンクリックが可能な領域もほぼ面全域に拡大。ただ相変わらず上の方が押す力が必要なのは同じ。

ちなみに私は「タップでクリック」機能を封印する派ですが、試しにタップでクリック機能をONにして少し使ってみました。感度も非常によく、先ほど言及した初速が遅いせいで、ダブルクリック時などのカーソルのぶれも感じませんでした。「タップでクリック」派の人にはかなり使いやすくなっているんじゃないでしょうか。

また「タップでクリック」派の人にとって一番問題だったのが、「ドラッグ」操作だと思いますが、今回のトラックパッドドライバのアップグレードによって「3本指を使ったドラッグ」が可能になりました。これが意外とスムーズに操作できるので驚き。どうしても3本指を使う以上、フォーカスがわかりにくくなるという難点がありますが、ウィンドウの移動と言ったアバウトな操作に関してはかなり快適に操作可能です。

Apple Bluetooth Keyboardと同じ傾斜

デザインにこだわるAppleとしてはキーボードとのデザインを合わせたかったのでしょう、Magic Trackpadは手前に向かって傾斜がついています。世の中の多くのトラックパッドは水平な状態で使われているでしょうからなかなか珍しいケースです。

コツは「指を大きく動かす」

じゃ、このMagic Trackpad、買いなのか?という問いに関しては答えるのが難しい。私はMacBook ProでAppleの現在のトラックパッドに慣れに慣れきっているせいで、むしろマウスに違和感を感じるくらいのところまで来ているので、Magic Trackpadは大歓迎。ですが、あまりトラックパッドに慣れていない人はやはりマウスの方が使いいいでしょう。やはり慣れには勝てません。でも、よく「トラックパッドは制作に向かない」という声を聞きますが個人的にはあまり気にならないです。私はトラックパッドでデザインもしますし(PhotoshopもFireworksも使います)、Flash開発もしますし、ベジェ曲線だって不自由なく描けます。確かに筆で塗るようなレタッチ作業は不向きかもしれませんが、それをいえばマウスも得意とは言えない動きです。そんな場合はペンタブレットの出番でしょう。

また私のようにMacBookのトラックパッドに慣れすぎてしまった人にとっては、細かな変化が気になるのも事実です。特に指の動きとカーソルの動きの対応関係はややニュアンスが異なります。時間が経てば慣れるとは思いますがやや注意ですね。

でも時代は「タッチディスプレイ」なんじゃないの?

しかしこのMagic Trackpad、というかAppleのトラックパッドは分析すれば分析するほど、よく考えられて作られているなと感心します。2本指でスクロールなわけですが、親指をクリックに宛てがってるときはちゃんと発動しないように作られてるんですよね。何気なく使えてしまいますがMagic Trackpadの制度とOSの補助のおかげでこれだけの扱いやすさが確保されているわけでAppleの強みを感じます。

が、このMagic Trackpadを使えば使うほど自分の中にもやもやとしたものが生まれてくるのもまた事実。私が2年間このMagic Trackpadを待っている間にiPadが誕生してしまったのだ。iPadの心地よさに比べるとやはり別物なわけで…いやMacをiPadみたいにタッチディスプレイにすりゃいいのか、と言われるとまた話は違うんですが、まだまだPCの入力インターフェースにはブレイクスルーが存在するような気がしますね。

【速報】本当に出た。Apple Magic Trackpad。

2010.07.28 Gadget

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夢だけど夢じゃなかった!

ね、だから出るって言ったでしょ!Appleが遂にデスクトップ用トラックパッド「Apple Magic Trackpad」をリリース。

Bluetooth接続で機能はMacBookのトラックパッドそのもの。まさに予想した通り。サイズはMacBookに乗っかっているトラックパッドよりも一回り大きく、Apple Bluetooth Keyboardにぴったりサイズ。これ、これですよ私が求めていたのは!早速Apple Storeから注文しました。できれば使用感をレポートしたいので詳細は後日改めて。

また今日はAppleの新製品が大量に発表されたのでザクっと要点だけ解説。

Apple Battery Charger

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本日の斜め上。まさかのApple版eneloop登場。今やAppleのパーソナルカラーである銀×黒カラーリングの単3ニッケル水素充電池が6本と、2本ずつ充電できる充電器のセット。そうなんですよ、結局最大4本同時に充電できたとしても2本だけさして充電ばっかりしてるもん。あと充電池6本セットなのはキーボードに2本、マウスに2本、そして予備で2本とローテーションして使えるようにですね。元々単三乾電池3本で駆動していたApple Bluetooth Keyboardが改良されて2本で駆動するようにアップグレードされたのは、この充電池への伏線だったんですね…見事な伏線回収。2,800円。

iMac

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前回と同じ21.5inchと27inchの2ラインナップ。プロセッサがCore i3、i5、i7と綺麗にアップグレード&クロックアップ、グラフィックボードも順当にアップグレード。予想外だったのは27inchモデルのみBTOでSSDとHDDを1台ずつ(つまり合計2台)積める仕様に。起動ディスクに高速なSSDを宛てがいストレージには大容量HDDを利用というかなり理想的なスタイル。iMacを超高速に使いたい方はこれしかないでしょ!

Mac Pro

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なんかCPUのコアが12個になったらしい。

Apple LED Cinema Display (27inch)

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iMacに続きCinema Displayにも27inch版が登場。インターフェース等の仕様は今までの24inch版と変わらず、ただ解像度はiMacと同じ2,560×1,440ピクセルに。価格は999ドル、日本だとおそらく98,800円。発売は( 延 期 が な け れ ば )9月発売。ちなみに今までの24inchモデルはスペックシートに載っていないためこのまま売り切れたらフェードアウトの可能性大。現在Apple Storeでは元値の98,800円から3万円値引きされた68,800円で販売中。安くCinema Displayが欲しい人は今のうちにどうぞ。


このところの騒動で若干テンション下がってましたが、これで元気に生きていけそうです。

iPhone 4発表。

2010.06.08 Gadget

iPhone 4が発表されました。想像以上のアップデートが施された新iPhone。改修点が非常に多いためAppleが考える「よい携帯の条件」とは何か、そこに照らし合わせつつ、今回のアップデートを追います。

1.プロダクトとして優れたデザインであること

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プロダクトである以上、ものとしての美しさは追求されなければなりません。既に各方面に流出していたデザインのため、もはや目新しさもないかもしれませんが、詳細に見るとその作りの細かさに驚かされます。今回は前面だけでなく背面もがガラス仕様に。外装部分にまでガラスパーツを使うのはAppleでも初めての試み。iPhoneのアイコンでもあった周囲を囲うステンレスパーツは表面がつや消しになり側面を覆っています。また完全にステンレスパーツが周囲を囲わず、前後のガラス面が飛び出ているのも美しい。否定的意見も多かった3カ所の「黒い線」はアンテナの役目を果たしている模様(※これを書いていた当時かなり朦朧とした状態だったので適当に書きましたがここが非常に重要だったりします。詳しくはコメント欄を!)。ここら辺にデザインと機能を摺り合わせる苦心が見て取れます。数字に表れるデザインとしては薄さが3mm減少して9.3mmに、横幅は3.5mm減少して58.6 mmに。薄くソリッドなデザインは見た目だけでなく数字にも表れています。これまでのiPhoneは横幅が大きく、女性が持ちにくいと揶揄されるケースもありましたが、その改善にわずかながら貢献しているかもしれません。

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Apple - iPhone 4 - View photos and images of iPhone 4(ギャラリーページ)

カラーリングは今回も黒と白の2種類。白はiPhoneでは初めて全面も含めて白いカラーリング。やはり見慣れているせいなのか、形状が角張っているなのせいか、今回ばかりは黒の方が似合って見えるようにも思えましたが、engadgetなどのフォトレポートを見ると白いiPhone 4のほうが圧倒的にかわいい。黒はセクシー、白はキュート。私は白派ですね。

2.画面が美しいこと

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携帯にとってずっと眺めている画面は命です。ほぼ画面しかないiPhoneならなおのこと。iPhone 4はRetinaディスプレイ(Retinaはドイツ語で "網膜" の意味)と名付けられたディスプレイを採用。驚くべきことに旧iPhoneの4倍の画素数、3.5inch 960×640pxのIPS液晶が使われている。326ppiという印刷物並みの画素密度。小さい文字もくっきりはっきりと見え、さらにiPadにも採用されたIPS液晶なので視野角も広い。現地中継の映像を通してもわかる美しさ。常に見る、しかもiPadよりも「がんばって見る」必要がある携帯の液晶だからこそクリアであるべき、というのがAppleの考えかもしれない。

しかし高解像度ディスプレイといえば日本も負けていない。この富士通の携帯なんか960×480pxの高解像度。でも日本の携帯に決定的に抜け落ちているのはその性能がいかせていないということ。多くの携帯が昔ながらのビットマップフォントを採用し、アンチエイリアス能力もiPhoneには及ばない。画面に表示するアイコンも大昔に作った小さなものをそのまま流用しているから何を示したアイコンなのかさっぱりわからない…写真や映像を見るときこそ大活躍だがメールやネットをしている時間の方がよほど多い。余談ではあるが日本の携帯こそ美しい日本語が使えるようになってほしいと思っているんだけど…iPhoneの綺麗さにはまだまだ届きそうにない。

ところでiPadで絶賛活躍中の書籍アプリiBooksもiPhoneに登場。iBooks自体もメモが残せるポストイット機能や、しおり機能、PDFが読める機能(これは大きい、というか最初から対応するべきなくらい重要!)が追加されてパワーアップ。解像度が上がったiPhone 4なら書籍アプリの活躍の場も広がりそう。

ちなみに「画面解像度が大きくなっちゃったら今までのアプリとかどうなるの?ちっちゃく表示されちゃうの?」と不安になるところだが、Appleの説明曰く「今までのアプリはiPhone 4用に "綺麗に" 拡大するから気にしなくてOKです」とのこと。iPadは本当に単純に拡大しただけだったけど、iPhone 4では文字とかは綺麗にレンダリングし直されて拡大されるのかもしれませんね。


3.使いやすいこと、きびきびと思い通りに操作できること

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使っていていらいらしない、携帯だけに言えることではないけれど非力な携帯の場合は特に重要になる要素。iPadで使われたA4プロセッサと新しいOS、以前紹介したiOS 4(iPhone OS 4から改名)のおかげでこれまでのiPhone以上に使いやすさが向上している印象。レスポンスが速いだけでもイライラは圧倒的に解消されますから。更に実測してみないとわかりませんが、iPhoneの最大の弱点であるバッテリーの持ちもかなり改善された模様。

操作性という意味では加速度センサーだけでなくジャイロスコープが追加されたのも大きな変更点。Wiiスポーツ リゾートを遊んだ人ならわかると思いますが、付属のWiiモーションプラスを付けただけで、操作感が大きく変わったと思います。そのWiiモーションプラスに入っていたのがまさにそのジャイロスコープ。手をひねるような回転方向の動きにも対応することで、自然な動きをiPhoneが感じ取れるようになるわけです。このゲームのようなインタラクティブコンテンツに力を発揮してくれそうな改良は、ここのところ任天堂すらもライバル視するようになったAppleのゲーム戦略の一環、なのかもしれません。

4.美しく記録が残せること

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iPhone 3GSでだいぶ改善されたとはいえ、まだまだ非力だったカメラ機能もパワーアップ。500万画素、しかも今何かともてはやされている「暗いところにも強い」裏面照射型CMOSセンサー。更に暗いところでも撮影できるようにLEDフラッシュ(Adobeの…ではなくてね)を搭載。暗くてもいつも明るく振る舞ってくれるのが今回のiPhoneのよう。

そして静止画だけでなく動画もすごい。720pハイビジョン動画が撮影可能に。いやもうここまでくると日本の携帯並み、というかデジカメレベル。…しかし日本の携帯にもデジカメにもほとんどできないことがiPhoneではできたりするのです。それは高度な映像編集機能。

iMovie for iPhoneの登場です。Mac用のiMovieに近い操作感。ケンバーンズエフェクトのようなトランジションもiPodライブラリに入っている曲をBGMにすることもできる。「でもこの手のアプリってどうせ重いんでしょ…」うん私もそう思ってたんですけど、どうやらかなり動作が速い。現場を中継していた男の人が「俺のMacで編集するより速いかも」とまで言ってしまうほど。もちろん出来上がったファイルはYouTubeにアップすることも可。iPhone用Ustreamが出て生放送が変わるね、なんて言ってたけどもう編集まで変わっちゃうよ。ちなみにiMovie for iPhoneは$4.99ダウンロード可能になる、とのこと。

5.美しく伝えられること

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iPhoneが携帯電話である以上、コミュニケーションツールとしての機能は欠かせません。日本では既に常識レベルだったテレビ電話機能がiPhoneでも使えるようになります。正式名称はFaceTime。iPhoneのあの操作感でテレビ電話ができるわけですからさぞいい感じに…

ところがこのFaceTimeの利用にはそれなりの制限がつきます。まず使いたい人同士がiPhone 4を持っていなければならないこと。まこれはしょうがないでしょうし、いずれはiPadにカメラがついて…とかも考えられそうです。一番問題なのはWi-Fi接続のときにしかこの機能が使えないこと。つまりは屋外ではほぼ使用できないわけで。しかしいつものAppleお得意の「できるけど今は別に必要なくない?」的な逃げではなくどうやら「通信会社(AT&T)がOKを出さない」せいでらしい。奇しくも(いや必然か)AT&Tがパケット通信無制限定額をストップすると発表したばかり。iPhoneの最後の敵はGoogleでもAdobeでもMicrosoftでもなく、通信会社だ。

しかし携帯テレビ電話なんて全く存在しなかったアメリカならさておき、10年前から既にDoCoMoがテレビ電話を実現している日本でできないわけがない。私はSoftbankの孫さんに言ってほしい。「FOMA程度の画質になるかもしれませんが、Softbankは世界に先駆けてFaceTimeの3G利用を許可します」と。これこそアメリカより進んだガラパゴス日本の力を見せつけるチャンスだと思うんですが。孫さん、今こそ「やりましょう」の使い時じゃないですか?


iPhone 4はあっという間に手に入る

日本でのiPhone 4の発売は6月24日。予約は6月15日から。日本での価格はまだ不明ながら、アメリカでは16GBモデルが$199、32GBモデルが$299という「デジカメかよ!」と突っ込みたくなるような衝撃価格。そして3G電波でテレビ電話が使えないのはiPhone自体の責任ではない、と考えればiPhone 4の失点はきわめて少なく、iPhone 4は「買わない理由はない、はっきり言って買うべき」。iPhone 3Gを我慢しながら2年使ってきた人はの買い替えはまず間違いないでしょう。


こんなにすごいiPhoneに対してiPadの立場は…?

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想像していたとはいえ、それでも非常に高いiPhone 4のスペックを前にiPadは霞んでしまうかもしれない。iPadとiPhoneの大きな違いはその画面の大きさだろうが、こと解像度に関して言えばiPhone 4のRetina ディスプレイはiPadの約78%分の解像度であり、実働部分でiPadのアドバンテージはほとんどないと言っていい。であればiPadの存在意義は何なのか。

大きさである。デジタルな世界に埋没するあまり人がいつの間にか忘れてしまうこと、それは自分の大きさだ。もし手元にiPhoneがあれば、両手をiPhoneの上に乗っけてみてほしい。おそらく、というかほぼ間違いなく、両手は乗りきらない。片手ですら収まらないだろう。ではiPadではどうか。すっぽりと両手が収まる。一回り大きいくらいだ。かたや片手も収まらないデバイス、かたや両手がすっぽりと収まるデバイス。操作できる範囲、細かさ、大きさが違うのは明確だ。タッチインターフェースを用いた操作に関してはiPadは圧倒的な自由度を持っている。

初代iPhoneが生まれたのは3年前。3年かかってiPhoneはここまで成長した。一方iPadは生まれて2ヶ月ほどのひよっこ。中二病的に言えば「まだ覚醒していない」。まだiPadのソフトを作る人もソフトを使う人もまだそのインターフェース、広大なタッチパネルを理解するに至っていない。Appleの人すらまだ完全に理解していないかもしれない。

iPadの成長を共に見守りつつ、今はiPhone 4の完成を喜ぶときだ。3年でここまで成長できる。iPhone 4はそれを教えてくれる。

結論:「iPhone OS 4」は賢い。いい意味でも、ズルい意味でも。

2010.04.09 Gadget

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Apple - QuickTime - April 2010 Apple Special Event

日本時間4月9日、午前2時より始まったiPhone OS 4発表会にて、iPhone OS 4の主な機能が発表された。iPhone OS 4のリリース時期について先に行っておくと、今年の後半(おそらく夏、時期iPhone発売と同時か?)。もちろんiPadにも対応していてiPad版は秋のリリース予定になる。例によって開発者用SDKは本日から配布がスタートしている。では眠い目をこすりながら今回発表された機能をフォローしていく。

追加機能はすべてで100以上

今回の発表では100以上の追加機能のうち7つに的を絞って説明が行われた。じゃあ残りの90近い機能は何なのか?すべてに言及することはなかったが、engadgetの2枚の画像からその内のいくつかを伺い知ることができる。

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カレンダー情報へのアクセス、アプリ中からのSMS利用、Quick Look、Bluetoothキーボード、5倍までのデジタルズーム…などが見て取れる。細かいながらもどれも堅実なアップデート。更にiPhoneのアプリが使いやすくなることは間違いない。ではここから今回の主役「7つの主な新機能」について触れていくことにする。

1. マルチタスク

iPhoneについて最もブーイングが多い点、それは同時にアプリを起動できないこと。AndroidやPalmのwebOSはとっくに対応しているのにAppleがそれに触れなかった理由…それはバッテリーの持ち時間にあるという(もちろんAppleの主張)。で、それを解決する方法を思いついたんでこの度OS4ではマルチタスクに対応しましょう、という話。その方法は、アプリの全部は動かせないけど、よく使いそうな機能はバックグラウンドで使えるようにする、というもの。

まずBGMが流し続けられる。これでネットラジオを聞きながらネットサーフィンができるように。Voice Over IP。これでSkypeを待ち受けができる、本物の電話のように使うことができるようになる。GPSの常時起動。音楽を聴きながらでも目的地にたどり着けそう、Naviタイムみたいなものもできるでしょうね。また、処理の終了通知のようなものも。例えば何かを保存や送信処理している間はアプリをじっと見つめていなければなりませんでしたが、その終了のタイミングもちゃんと教えてくれるようになるみたい。

そして最後、もっと早くアプリを切り替えたい!という要望に応えるFast app switching。Homeボタン二回押しで、画面がぐっとせり上がり、現在使用中のアプリリストが出現。MacOS Xで言うところのCommandキー+tabキーのような印象ですね。もう地図を見るだけのためにアプリの終了・起動を繰り返さなくてもいいんですよ奥さん!

2. ホーム画面のFolder機能

正直言って今までホーム画面の整理は面倒くさくてしょうがなかった。アプリ入れたら整頓せずにそのまんま〜みたいな。でもFolder機能がその苦労がだいぶ軽減されそう。自分でフォルダーを作ることができて、その中に好きなようにアプリを入れて整理整頓ができる。もちろんフォルダーの名前も自分で決められる。この機能のおかげでインストールしておけるアプリの数も180から2160に大幅アップ!…まそんなに入れる人はいないと思うけどねw このフォルダーはホーム画面下部の固定リスト部分にも置くことができるので、かなり便利になりそう。

3. メールがかなり便利に

携帯といえばメール、ですがiPhoneのメーラーはメールアカウントを追加すればするほど、行ったり来たりが面倒に…だったらメールボックスを一個にしちゃえ!ということでUnified inboxなるものができました。かんたんに言うとごちゃ混ぜ受信箱。MacOS XのMailでいうところの「受信」boxですね。他にもメールボックスを素早く切り替える機能やメッセージをスレッド表示できる機能(?)が追加されているらしいけど詳細の説明はなかったような。あと添付ファイルをインストールされたアプリで開けるようにも。これ、けっこう重要ですね。

さてここからは新機能の毛色がちょっと変わります。これまではユーザーの利便性のための新機能、そしてここからは主にAppleが競合他社と戦うための新機能です。

4. iBooks

もはや説明不要、iPadのiBooksがiPhoneにもそのまま載っかる。もちろん購入も可能。「くまのプーさん」が1冊無料でついてくるところまで同じ。…たぶんまだ日本じゃサービス始まらないんでしょうけどね。残念すぎるのでどうか出版社の方にもご尽力いただきたいところであります。

5. 会社利用のための機能強化

自分用と会社用の携帯を別に持っている人も結構いると思います。で、会社用携帯となるとセキュリティが問題になったりする。もちろん各社既に会社向け携帯はリリースされているわけですが、それを追う形でiPhoneもこの部分の機能強化をしてきました。データのプロテクトやiPhone自体の管理が一括で行えるようになる模様。あんまり普通の人には関係なさそうな項目ですが、最近ユニクロでiPhoneが採用されたりしてますからね。会社利用というのはAppleもできれば押さえておきたい市場です。

6. ソーシャルゲームネットワーク、その名もGame Center

これは多くの人にとって予想外だったんじゃないでしょうか。このサービスはXBOX360やPS3を遊んでいる人にはなじみがあるかもしれません。それぞれXBOX Live、PlayStation Networkというサービスを運営しています。これは同じゲームを遊んでいる人同士をつなげたり、スコアを競ったり、一緒に遊べるようにしたり、はたまた自分の実績(○○のボスを倒した!等)を自慢したりできるサービスです。これとほぼ同じものをiPhoneでもやる、というわけです。

機能としては友達の招待、ネットワークを介した対戦、世界ランキング、実績の公開など。Nintendo DSやPSPに対抗して、ゲームアプリをもうプッシュしているAppleですが、ネットワークと繋がっていること前提のiPhoneにはまさにぴったりのサービスになりそう。これはかなり爆発しそうな気配!iPhone OSが本当に次世代ゲームプラットフォームになる…というのもあながち嘘じゃなくなってきたかも。

7. iPhoneアプリ向け広告プラットフォーム「iAd」

ふーっ…このiAdがマルチタスクに並ぶ "本日のハイライト" であります。今日の発表の中では(私にとっては)最も強烈です。iPhoneアプリ開発者にとってあらたな希望であり、Appleにとって競合他社と戦うための新たな武器であり、そして会場でのウケが非常に "悪かった" らしい部分でもあり(@hitoshiさんのつぶやきはまったくもって正しいです)、様々な論争を巻き起こしそうな部分、でもあります。

簡単に言うと、アプリ内に簡単に広告を貼付けられるようにする、開発者向け機能です。今までは無料のソフトを作ってしまうと、収益を確保することが難しかった。なにせ "無料" ですから。そこでAppleが広告を提供することにした。そして広告によって得られた収益の60%を開発者にお支払いしますよ、というサービスがこのiAdであります。課金以外の収益の可能性が広がることはもちろん開発者にとって大歓迎すべきことです。さて、AppleがプッシュしていたiAdの優れた点、それは "インタラクティブ" 且つ "エモーショナル" な広告である。ということです。

デモを見てみましょう。ニュースアプリの下の方に細長く表示されたトイストーリー3のバナー、これがiAd。ただのバナーのように見えますが、クリックすると全画面に拡大。アプリの中でアプリが動いているような状態に。 "インタラクティブ" 且つ "エモーショナル" というだけあって、操作も非常にリッチな感じ。動画まで再生できる。デモではピクサーを始めナイキやターゲットの「リッチな広告」を見ることができました。

…ここまで読んで「あれ?」と思った人、そうです同じような体験を僕らはこれまでしょっちゅうしてきたはずです。そう、僕らはPCのWebブラウザで、Flashで作られた同様にリッチな広告を見てきたんです。

AppleはFlashを支えているのは「広告業界」だと考えた。確かにフルFlashサイトは新製品の広告サイトであることが多い。そしてご存知の通りAppleはFlashを徹底的に排除したがっている。しかもiAdはすべてHTML5で作られているとのこと。iAdに人気が集まれば、広告業界のFlashへの関心も薄まって…まさに政治ですね。さらにAppleのもう一人のライバルGoogleはモバイル広告会社AdMobを買収しようとしている…!Googleへも忘れず先制パンチです。

逆にiAdをクライアントサイドから見れば、Appleなら十分信用がおけるし、iPhoneへの広告出稿が簡単に行えるわけですから、飛びつく企業は間違いなくいるでしょう。たとえiAdという柵に囲われた広告出稿になろうとも。アプリ開発者はAppleを頼ったナショナルクライアントによる広告を自由に貼れるわけですから気分もいいでしょうね。確かに、ユーザーを始め多くの人にとっては面白みもないiAdでしょうが、広告代理店系モバイル広告を丸呑みするようなAppleの見事な戦略だと思います。

総括:Appleは賢い。iPhoneが飲み込む世界は想像以上に広かった。

マルチタスクを始めとしたユーザー向け新機能もかなり充実していて、メジャーアップデートに恥じない内容。さらにはAmazonやGoogle、Adobe、そして任天堂やソニーとも戦う武器を用意した、戦略性の高い発表でした。「携帯電話の新しいOSの発表」を大きく逸脱した内容です。この内容を「iPhone」というキャッチーな薄皮で包んで、はいと発表するAppleはもうずる賢いとしか言いようがない。

個人的には待望のマルチタスク以上にiAdがショックでした。今広告系フルFlashサイトは減少傾向にあります。「体面よりも結果の方が重要な時代」。しかしiAdはそれに逆らってリッチコンテンツをモバイル向けに提供しようとしている。Appleは「PCの歴史をモバイルは繰り返す」と考えている、というか「iPhoneが新たなWeb広告のニーズを作り出せる」と考えている。そして「iPhoneは最高のeブックリーダーで、最高のゲーム機だ」とも考えている。もちろんiPhoneが最高の携帯電話だと思っているのは言うまでもない。

ああ、なんだか頭がクラクラしてきたのはきっと寝不足のせいじゃない。Appleが、iPhone OSが飲み込み始めている世界は自分の想像を超えた広さだったからだ。

(11:00追記) すっかり書くの忘れてましたが、iPhone OS 4をインストールできるのは現状ではiPhone 3GSとiPod touch(3rd Gen.)のみ。アバウトに言うとこの1年以内に発売されたiPhone、iPod touchのみ対応…ということはつまり私のiPhone 3Gでは使えません!>< …噂の新iPhoneを待ちましょう。
(11:40追記)ごめんなさい、iPhone OS 4の機能をフルに使えるのはiPhone 3GSとiPod touch(3rd Gen.)のみ、それ以前のiPhone 3G/iPod touch(2nd Gen.)はマルチタスクなど一部の機能がが使えないだけでOSのインストールは可能とのこと。コメントでご指摘いただいたundoさんありがとうございました!何にせよ私は次のiPhoneに買い替えます!

iPadが「カーソル至上主義」をぶち壊す - Appleが僕らに突きつける新たな価値観

2010.01.28 Gadget

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Apple - iPad - The best way to experience the web, email, & photos

さて、iPadが発表されました。もう体がくたくたですが、オーバービューから順に話を進めましょう。

大きくなれば使いやすさも変わる

iPad、これは何なのかと言えば、言うなれば大きくてパワフルかつ繊細なiPhoneと言いましょうか。iPhoneOSの機能を軸にしつつ(もちろん従来のiPhoneアプリも使える)、Safari、カレンダー、アドレス帳、iTunes Store、マップといったメインの機能はすべてiPad用にアップグレードされている。何はなくともこのビデオがよくできているのでぜひ観てほしい。話はそれからね。

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iPadが「大きくなったiPhone」に留まらない理由はソフトウェアの違いだ。大きい画面の分だけ繊細な操作ができる、だから今までiPhoneではおおざっぱにしかできなかったこと、それはメールだったりiWorks(Microsoft Officeみたいなものだね)を使った書類制作、今まで以上に細かく操作できることがiPadの強み。大きくなれば自然と使い方も変わる。それに最適化したアプリがiPadの最も重要な部分だ。

iPadにはWiFiだけで通信するモデルとWiFi+3G電波で通信するモデルがある。出先でも通信も万全だ。

またAppleが提供するコンテンツストアとの連携が更に強まった。iPad用に最適化されたiTunes Store、Movie Store、そして新たに加わったのが電子書籍を売る "iBooks"。コンテンツをダイレクトにダウンロードし、楽しむ。もちろんゲーム等のアプリケーションも。Appleは個人の楽しみを薄い1枚の板におさめた。

「…でもお高いんでしょう?」と言いたいところだがその心配はいらない。Wi-Fiオンリーバージョンで16GB/32GB/64GBがそれぞれ$499/$599/$699、Wi-Fi+3Gバージョンが$629/$729/$829。つまり$499で手に入る。個人的にはけっこう安いなと思う。

iPadは「アバウト」だ - Appleは僕らに今までのPCとは違う価値基準を植え付けようとしている

さて、ネット上ではさっそくiPadの話題で持ち切りだが、「自分の予想していたのと違った。中途半端。至極残念」という声が多い。"iBad" なんて造語が早速生まれたくらいだ。私も極正直に言わせてもらうと、iPadに関してはかなり戸惑った。いや、確かに残念だ。iPadの操作に関して、小さく軽いiPhoneで十分対処できるケースもあるし、何しろMacBookのようにMacOS Xの "強力な" アプリが使えるわけでもない。確かに本気で写真をいじったり、制作作業をするにはiPadは心もとないように感じる。そりゃま「お前なんなんだよ、なんでここにいるの!?」と言いたくもなる。

ではそんなiPadが私たちに提供するものとは何か?それは普段のユーザーにとっての必要充分なPCの操作だ。私たちが普段PCを使ってやっていること、それはインターネットであり、メールであり、YouTubeを見ることであり、メールに添付されたエクセルファイルを開いてチェックすることであり、スケジュールを確認することだったりする。あとは自分の子どもの写真をしげしげと眺める、飲み会の場所を調べる…いやぁこんあもんなんだよ、結局。仕事や効率は別としても普段PCでやっていることの9割はiPadで事足りる。

しかしそれにしてもみんなiPadに不気味に、というか不安を感じている。では不安の正体は何か。それはiPadが、AppleやMicrosoftが作り上げてきたこれまでのPCの価値観をぶち壊そうとしているからだ。画面の中にカーソルがあり、それをマウスとキーボードで操作して使う、ピクセル単位の精密さを持った、無限の拡張性と自由度を持った機械。PC。「カーソル至上主義」とも言えるこのスタイルが、万能で究極だという僕らの意識こそがiPadを拒絶している。我々のPCに比べ、iPadはあまりに非力で入力方法もアバウトで、おもちゃのような代物だ。こんな奴にPCのようなまねができるはずがない、できたとしてもそれは中途半端で気持ちが悪いものだ、そう思ってしまう。

ところがアバウトで誰も困らないのだ。携帯で書こうがPCで書こうが送られるメールは一緒。iPadとは我々が行ってきた9割のPC操作を行うためのソフトウェア群をアバウトに使えるよう再設計し、アバウトなインターフェースをもつ板状の筐体に詰め込んだもの。これがiPadの真の正体だ。

パソコンを使わない大学生たち

確かにまだiPadは独り立ちしたPCではなく、PCの付属物だ(iTunesとシンクしなきゃ使えないし)。でもiPadだけで十分な世界は現に存在する。

今日Twitterで偶然見つけた、ある大阪の大学の先生が書いた「パソコンを使え!」というブログ記事があるのでぜひこれを読んでほしい。これを読んでいる人たちは、この話の中に出てくる大学生が本当にいることを信じられるだろうか。まず彼らはパソコンを使わない、ネットもメールも全部携帯で済ます、キーボード打つの苦手、デジカメの写真はパソコンに転送しないでいらない写真をちまちま消し続ける(デジカメがアルバム代わり)、音楽を聴くときはYouTubeで "見る" …。いやこれけっこうよく聞く話で、現実にたくさんいる人たちなんですよ。別に貧乏だからPCを買わないんじゃなくて、彼らはPCがなくても普通に生きていけるだけ。

iPadはその流れを加速させるかもしれない。iPadはこれまでのPC中心の価値観を(携帯側からではなく)パソコンメーカーがぶち壊すとんでもないアイテムだと僕は思う。今はiPadはPCがなければ動かないけど、いつかクラウド化が進み、手持ちのデータがすべてサーバーにアップされるようになれば、PCを介さずiPad単独でも使えるようになる日だって考えられるだろう。いや寧ろ私はAppleがそれをにらんでいるとしか思えないんだけど。

世界は新たな価値観に気がつき始めた

iPadが商業的に成功するかは私にはわからない。WiFiオンリーで16GBが$499というのは戦略的な価格だが、まだ日本で発売される気配はない。iPhoneでもMacBookでもない "中途半端な色物" として見向きもされないかもしれない。ただ、iPadは従来の価値観に真っ向勝負を挑んだ、無謀なチャレンジャーであることは確かだ。そしてデジタル産業の世界の中を長い目で見てもこれはターニングポイントを担うプロダクトになるだろう。ネットワークやデータにアクセスする方法は何もPCだけじゃない、この新しい価値観はもう既に世界に浸透し始めている。そしてiPadを見て人々は思うのだ。「これくらい気楽なのがいい」。

iPhoneは偉大だ。ケータイかくあるべし、という不文律を世界中で塗り替えてしまった。そしてiPadはPCかくあるべし、の不文律にゆっくりと手をかけようとしている。

【コンタックスの名レンズを】マイクロフォーサーズ用Gマウントアダプター登場【m4/3で使おう】

2009.11.16 Gadget

GXRもいいですが、今一番勢いがあるのはマイクロフォーサーズでしょう。ミラーが無いためボディサイズを小型にすることができ、さらにライカMマウントを始め様々なレンズをアダプタを介して装着できる夢の規格。で会社の人がマイクロフォーサーズに関する面白いものを持ってきてました。

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ボディはおなじみPanasonic DMC-GF1。そしてそれに装着されている銀色のレンズは…あのPlanar 45mm F2、CONTAX Gマウントのレンズ!! 会社の人が自慢して見せてくれたのはなんとGマウントのマイクロフォーサーズ用マウントアダプタでした。話によると「知り合いの会社の人が頑張って作ってみたらしい」「生産したのは今のところ10個」「反響によっては広く販売することもある」とのことで、現在日本にこの製品は写真に写っているものが唯一らしい(ちなみに写真に写ってる人は持ち主じゃないです、はい)

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Gマウントと言えばレンジファインダーなのにオートフォーカスが使える、というなかなかとんでもない規格であります。同じくレンジファインダー用レンズマウントであるMマウントやLマウントが早くからマイクロフォーサーズ用のマウントアダプタが登場したのに比べ、Gマウントが一向に対応する気配がなかったのはそのフォーカスの機構にあります。カメラボディからフォーカスを調整する機構が仇となって手動でフォーカスをあわせることが難しい。そこでこのマウントアダプターでは小さなダイヤルを内蔵。この小さなダイヤルをくりくり回すことでフォーカッシングを実現したわけですね。ちなみに日本ではマウントアダプタを自作している人もいます(解決法は同じですね)。

まあそもそもなんでこんな苦労して純正じゃないレンズを使うのかという話ですが、それだけGマウントレンズが性能もデザインも優れたレンズだからです。そして京セラがCONTAXの生産を中止した現在、中古市場に大量のレンズが使い手もなく漂っている状態。だから中古価格が安い(現在45mmが1〜1.5万程度?)。いいものが安く手に入るならこれを再利用しない手はない、というわけですね。

で、実際に使ってみてどうなのよ、というとこれが想像以上使える!! フォーカス用のダイヤルが小さいので一気にフォーカスを変えるときは面倒ですが、細かい調整は圧倒的に便利。GF1で使用しましたが、GF1の液晶が非常に見やすいためフォーカッシングが更にしやすく感じました。Planar 45mm F2とSonnar 90mm F2.8を試しに使わせてもらいましたが、個人的には45mmのほうが好感触でした。Gマウントのレンズでもちなみにマイクロフォーサーズでは使用できないものもあります。35mm、45mm、90mmが対象のようです(更新:28mmもツメを切れば使えるっぽい)。

確かにGマウントレンズの見た目なら小型のGF1やクラシカルな外観のE-P2にもハマりますね(特にシルバーのE-P2は合いそう)。…マイクロフォーサーズを使っている人にとっては意外とリアルなレンズの選択肢になりそう。私はかなりアリだと思います。

…っと、一通り書いて検索し直したらこのマウントアダプタの本家らしいサイトにヒット。10800円で販売中。予約殺到だそうですよ。アダプタの確保も重要ですが早めにレンズの方も確保しないとなくなっちゃうかも、よ…!?

ケータイもカメラもクレイジーな奴が世界を変える。「Ricoh GXR」

2009.11.12 Gadget

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先日リコーからとんでもないカメラが発表されました。名前は「GXR」。見た目は芸能人御用達の高級コンパクトデジカメ「GR」シリーズに似ていますが、このカメラはレンズ・画像素子・画像処理エンジンを一セットにした「カメラユニット」が丸ごと取り替えられるカメラなのです。つまりデジカメの描写に関する部分をすべて取り替えることができるというわけ。このサイズでこんな機構を備えたカメラはおそらく史上初。ご存知の通りレンズだけが交換できるカメラは星の数ほどあります。それはフィルムカメラの時代は写真の写りかたを決定するのがレンズとフィルムだけだったため、レンズだけを変えられれば便利だろう、という話だったわけです。デジタルの時代になっても、電子部品はあっという間に陳腐化してしまいますが、レンズのような光学部品は性能が大きく変わることがない。レンズはずっと使えるだろう、というのが一般的な考え方でした。しかしGXRはその陳腐化してしまう部品と長持ちする部品が合体してしまっている。「…もったいなくないか?つか意味なくないか?どうせなら最初から複数台のカメラもってればいいんじゃないか?」そんな声も聞こえます。合体機構のせいでGRのコンパクトさは減退、カメラユニットだってレンズだけを買うよりは確実に "贅沢" なものです。どうもネガティブなところばかりが目につきます。

…GXRの存在意義ってあるの?

さて、唐突ですが今現在「最高のカメラ」とは何でしょう。カメラとしての性能を追求したD3xだろうか。フルサイズCMOSでフルHD撮影を可能にしたEOS 5D Mark IIだろうか。世界最小フルサイズ・伝統のLeicaレンズを使えるM9か。はたまた新しい規格の強みを活かした小型一眼・E-P1か…。カメラを評価する軸というのはたくさんでしょうし、これこそ一番を決めるのは難しいことであります。が敢えて私が挙げるものがあるとすればこれしかありません。

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iPhoneです。「いやそれカメラじゃねーから!!」と怒る人もいるでしょう。3GSになった今でこそ300万画素、オートフォーカスとそれなりの近接撮影性能を得るに至りましたが、それでもカメラとしては貧弱な部類に入ります。一般的なデジカメと比較するのはナンセンスなほどです。では何が最高なのか。それはアプリケーションによってあらゆる可能性が与えられているからです。

現在AppStoreでダウンロードできる写真に関するアプリは1700個弱。グラビア写真アプリ等を除いても、最低でも1000以上のアプリがあると思っていいでしょう。Ultimate Cameraは撮影の補助をしてくれる。我らがfladdict先生ToyCameraQuadCameraはトイカメラ独特の雰囲気をデジタルに再現してくれる。そしてTiltShit Generatorは高いレンズを買わずとも手軽にティルトシフト写真が楽しめる。またペットを音で引きつけて撮りやすくする猫カメラや犬カメラなんてものもあった。撮影が終わればレタッチだ。レタッチアプリも数えきれないほどのラインナップがある。日本では使えないがiPhone版Adobe Photoshopもある。女の子だったらプリクラアプリを使うのもいい。そして最後に写真の公開。Flickrアプリや各種SNSアプリもあるので、いつでもどこでも写真を投稿することもできる。ネットに常時つながるiPhoneならでは芸当でしょう。iPhoneほどの自由度、柔軟性、そして可能性を持ったカメラはおそらく無いでしょう。アプリによって如何様にも変身するカメラ。これ以上面白いカメラは無いと私は思います。

GXRはiPhoneがソフトでやっていたことをハードで対応しようとしているカメラ、と言えます。将来フルサイズの画像素子が入ったカメラユニットや、ハイスピード撮影・3D撮影に対応したカメラユニットが登場する可能性もあるでしょう。交換できるユニット部分はレンズ以外にもプリンタやプロジェクタのようなものも視野に入れていると言います。今までのシステムカメラにはなかった可能性をGXRは秘めています。もう今やカメラは写真を撮るためだけの道具じゃない。GXRのシステムには、今は正確に伝えられない、もっともっと面白い可能性があるんじゃないだろうか…

このカメラが売れるかどうかはわかりません。マーケティングとして正しいかどうか、わかりません。写真・カメラ文化としてプラスになるかどうか、わかりません。消費者にとって価値があるのか、わかりません。ただここにあるのは誰もやらなかったことをリコーが実現したという事実だけです。多くの人がこのチャレンジを「無意味だ、クレイジーだ」と嘲笑するでしょう。私はお金持ちでないのでこれ以上カメラを買うのは難しい状況ですが、それでもこのチャレンジは勝手ながら応援したい。新しいことがなければつまらないじゃないですか。新しさの中にこそ楽しさがある、未来がある。電子立国・日本に生まれた男子としてそう思うのです。

【銀座で】Magic Mouse、iMac 27インチ、MacBookの使用感レポート【触ってきました】

2009.10.23 Gadget

もうこの手の情報に詳しい方はご存知でしょうが、新iMacと新MacBookに関しては既にApple Storeで販売が始まっています。ですが例のMagic Mouseはまだ単品では発売してませんね。そんな中先日Apple Store銀座に行って一通りの新製品を触ってきたのでレポートを。

Magic Mouseはぜひ自分好みに調整した上で使用感を確認すべし

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何はなくともMagic Mouse。完全な新製品なので触らないとわからないですからね。まず我ながらトンでもない勘違いをしていた部分が。Magic Mouseはクリックもすべてタッチで行う「クリック感のないマウス」だとばかり思っていたんですが全く違います。マウス全体が一つのボタンになっていて、クリックしたときににカチっという音とともに全体が沈み込む、「クリック感のあるマウス」です。

結論から言いますと、クリック、右クリック、ダブルクリック、そしてスクロールの操作感はほとんどMighty Mouseと変わりません。カチっというクリック感はMighty Mouseよりやや柔らかい印象。そしてタッチ対応最大の目玉と言える「タッチでスクロール」機能も非常にスムーズ。一本指でスクロールできるので本当にMighty Mouseと同じ感覚で扱えます。スクロールに使える領域がMagic Mouseのほうが広いため、その分使いやすく感じます。Apple Storeの木の机の上で使ってみましたが、マウス自体の滑りもMighty Mouseより良好。

今までMighty Mouseを使っていて気に入っていた、けれどもスクロールボールの掃除が面倒になって…という人はぜひ買うべきです。Expose機能の呼び出し等はできなくなりましたが、それでもMighty Mouseとほぼ同等かそれ以上の操作感+メンテナンスフリーという利点は大きい。

また市販の大きめのマウス、特に手のひらで包み込んで使うタイプのマウスを使っている人にとってはちょっと使いにくく感じるかもしれません。このMagic Mouseは、マウスの下部を親指・薬指・小指で押さえ、人差し指・中指でクリックする「つまみスタイル」で使うのがベストです。お店で触るときもそれを念頭に入れて使ってみてください。

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そしてお店で触るときに最も注意したいこと、それは「システム環境設定でマウスの設定を自分好みに変えてテストしてみる」ことです。システム環境設定の中にマウスに関して細かく設定ができる項目があります。ここではマウスの動くスピード、スクロールのスピード、ダブルクリックの感覚、右クリックの挙動、スクロールの慣性あり/なし、などの設定が行えます。ぜひここで設定を直して使ってみてください。私はマウスの速度・最速、スクロールの速度・最速、スクロールの慣性・なし、がベストな設定です。特にスクロールが気持ち悪いと思った人はスクロールの慣性をなしにして使ってみてください。「思ってたんと違う!!」と叫ぶ前にぜひ自分にあった設定のチェックを。

iMacの液晶は確実に進化。この解像度を活かさない手はない

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そして実物が見てみたいもの、といえば27インチのiMac(上の写真は21.5インチだけど)。当然ですが、でかいです。さすがに置き場所の心配をするほどではないでしょうが、念のため机のサイズのチェックをお薦めします。外観に関して何の文句もありません。ガラスの接合部分もきれい。もしお店でiMacを見る機会があれば、個人的には下画像の白丸内の部分をぜひ見ていただきたい。

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完璧を目指すAppleの執念を垣間みることができます。

今回のiMacのアップデートで一番気になる部分は液晶です。大きくなったのはいいけど、その分液晶の質は落ちていないか?気になるところですが、まったくもって杞憂でした。ここからは私の主観で話す部分もありますが、まず旧iMacに比べピクセルがはっきり・くっきりして見えるように感じました。そして179°の視野角ですが、誇張ではないようです。旧iMacでは一定の角度を超えると液晶の見え方が変化し青っぽく見えることがありました。私の見たところで新しい液晶でそのような現象は確認できず。ほぼ真横から見ても劇的な色の変化は見られませんでした。ただガラスが表面に貼ってあるので写り込みは激しいですね。私はあまり気にならない性格なのですが、どうしても気になる人は液晶の角度や照明の当て方を工夫してあげるといいかも。

そして27インチiMacが誇る2,560×1,440ピクセルの解像度。QuickTime Movie TrailersでかいじゅうたちのいるところのフルHD(1080p)トレイラーを再生しましたが、むちゃくちゃきれい。

しかしiMacとは直接関係ありませんが、一つ残念なことは日本ではこの高解像度を活かせるコンテンツが配信されていないということ。アメリカではiTunes Storeを通じて映画のレンタル・販売がずいぶん前から行われていますが、日本では已然開始されないまま。これだけインフラが整っている日本で映画のダウンロード販売ができないって異常事態ですよ。Appleおよび映画配給会社の皆さん(というかコンテンツを持ってる皆さん)、一刻も早くこの異常事態を収拾してください。さすがの私も待ちきれないのでちょっと強く言いますよここは。

新しいMacBookは大切に使ってあげてください

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最後に新しいMacBook。今まで以上に丸みを帯びたフォルムがキュート。形が変わっただけで頑丈になったように感じます。また外観の大きな変更点としては、パームレスト(手のひらを置く部分)の素材がさらさらとした質感のプラスチックから、つやつやの質感のプラスチックに変更になったことが挙げられます。さらさら質感の場合、手の汚れが移りやすく、よくシミが残ってしまうことがありました。しかしつやつやボディなら汚れが沈着する心配は無用!!…なんですが今度は逆につやつやであるが故に指紋や手の油が目立ちやすくなりました。もちろんさっと拭けばすぐきれいになるので、気が向いたときに拭いて挙げましょう。

他にも底面の足がなくなり、真っ平らになったことも大きな変更点です。で、ここも接地面が大きくなって、さらに白っぽい素材のため比較的汚れやすいのでここも気づいたときに拭いてあげましょう。丁寧に拭いてあげると見た目のきれいさが維持できるのが新しいMacBookの良さですね。ぜひMacBookを使う方は大切に扱ってほしいと思います。逆にそれが面倒、という人はアルミ製のMacBook Proを買った方が実は賢いかも。しかしMacBookの安さ(¥98,800)は魅力です。普段Windowsを使っている人は、Windows7を買う前に一度MacBookを触ってみるといいかもしれませんねー。なんて。

ひととおり見てきましたが、最後に。いちおうこのレビューは主観による部分が大きいです。購入を検討している方はぜひご自分の目で見て、手で触って最終的な判断していただければと思います。お店を出るときに大きな荷物を持って出ることになっても当方は責任を持ちかねますのでご注意を。

新しいiMacはAppleが作り上げた究極の「テレビ」である。

2009.10.21 Gadget

私にとって最高の

私にとって最高の "据え置き型PC" はいつもiMacだった

自分の人生の中で最高の据え置き型PCは何か?と聞かれれば、私はキャンディー型をした初代iMacを挙げるでしょう。当時の常識を覆す驚きのデザイン、そして何より高校1年生の私が初めて所有することになったMacだからです。初めてホームページを作り、デザインの世界に触れ、友達と深夜までメッセージを交換した思い出は何ものにも代え難い記憶です。頭を痛ませるフリーズの嵐も、長い月日と思い出にかかれば見事に美化されるものです。

では翻って10年経った現在。最高の据え置き型PCとは何か?と聞かれれば間違いなく今日発表された新しいiMacを推すでしょう。ぱっと見たところでは従来のiMacと違いを挙げるのは難しいかもしれません。しかし大きな変化が新しいiMacには隠されています。

Appleにとって「美しい」とは「限りなくシンプル」であること

iMacが現在のようなスタンド型になって5年。デザインも純白のポリカーボネイト製ボディからアルミニウムボディへと大きく進化していきました。そして今回の新しいiMacですが、相変わらずアルミの本体にガラスの画面、黒い液晶周り…何も変わらないように感じます。今回のiMacを新しくデザインするにあたって、Appleは今までのデザインを大きく変えることを選択しませんでした。Appleにとって「美しい」ということは「限りなくシンプル」であることです。MacBook Proのリデザインと同様、これまでのアルミボディをさらにシンプルに突き詰めることでさらに完成度を高める道を選びました。簡単に言えば、目につく無駄なディティール、無意味なパーツを排除していく作業です。

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新しいiMacを見て一番最初に気がつくことは、正面から見える画面周りのわずかなアルミのふちを取り除いたことです。これでiMacの本体ははっきりと黒い部分と銀色の部分に分かれました。何故こうしたか。アルミのふちがあると画面に没頭できなかったからです。iTunesやYouTubeの登場以降、PCのディスプレイは仕事の書類を確認する道具から一転、テレビと同様の映像を楽しむための道具に変わりました。最近では全画面再生で映像を見ることも多いでしょう。映像を鑑賞するのにふさわしいデザイン、それが銀縁のない画面です。

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さらに従来黒いプラチックで覆われていた背面は廃止され、Cinema Display同様ボディ全体が一体のアルミニウムに。これも理由は明快です。パーツが増えれば増えるほどシンプルから遠ざかっていく。さらに背面まで金属になったことで放熱性能も上がります。放熱が早い→ファンが回りにくい→うるさくなりにくい→音の鑑賞の邪魔にならない、こんな効果もきたすることができます。もちろん薄く美しいことも重要ですよね。

10年後のiMacはテレビだった

当初「インターネットにすぐつながるマシン」として開発されたiMacも、全部入りの一体型Macというコンセプトを守りながら、デザインを洗練しつつ10年という長い年月の中でゆっくりと形を変えてきました。ではインターネットも普及した今、現在のiMacとは一体何を目指しているのか?

誤解を恐れずに言うなれば───この新iMacこそがAppleが作った究極の「テレビ」です。最大27inchの鮮やかなLEDバックライト液晶、液晶テレビと同じ16対9アスペクト比、部屋のどこからでもはっきり見える178°の視野角、低音域が向上しひずみが少なくなった新しいスピーカー…まさにテレビとしても十分に希求できる性能です。そして最も大切なこと、それはこのテレビがMacだということです。MacOS Xができるすべてのことを実現できるテレビ。メディアの鑑賞に能うPC。そしてモノを作ることができるテレビ。これを究極のテレビと言わずしてなんと言いましょう?

これで更にパフォーマンスがいいから困る

もちろんPCである以上性能にも触れなければいけません。まずはディスプレイから。今回から21.5inchと27inchが選べるようになり、21.5inchでは1,920×1,080px、27inchに至っては30inch液晶に匹敵する2,560×1,440pxの表示が可能に!! はっきり言って21.5inchでも解像度は十分ですが、グラフィック・映像・音楽制作等のクリエイティブ用途にiMacを購入しようとしている人には27inchを薦めたいところ。ちなみに27inchモデルのみ、iMacを外部ディスプレイとして利用することができます。既にMacBookを持っている人は非常に便利なはず。

あとここのところあまり大きくアップグレードされなかったCPUですが、遂にIntel最新のCore i5やCore i7を選択することが可能に。実はiMacに一番これを期待していた人は多いのでは。Core i7に至っては従来の2.4倍のスピードが出るとも言ってるのでかなり期待が持てます。

そして価格がえらく安い!! 21.5inchの一番下のモデルで118,800円。これで十分という人も多いでしょう。ちなみに最上位機種27inchにCore i7と8GBメモリを積んでも239,120円!! 抜群のコストパフォーマンスですね(個人的にはこの組み合わせが凄く欲しい…!!)。いつも同じようなことを言ってるようですけど、これ、買いだと思いますよ。

「Magic Mouse」は歳をとらないマウス

「Magic Mouse」は歳をとらないマウス

そして忘れてはいけないことがもう一つ。今回のiMacのアップデートに合わせてAppleの標準マウスが新しくなりました。Magic Mouseです。

従来のMighty Mouseもそれは素晴らしいマウスだったと思います。左右クリックの標準化、そして全方向にスクロールできる画期的なスクロールボールの採用。実に画期的なマウスでした。しかし月日とは残酷なものです。このスクロールボールには使っているうちにゴミがたまって、次第に正常に動作しなくなるという致命的欠陥がありました。まさに「歳をとるマウス」。

しかし時間が奪うものもあれば、時間が与えるものもありました。Mighty Mouseが発売されてから4年の間、Appleは革命的にな技術を発明しました。「マルチタッチ技術」です。使う指の本数や指の動きを正確に把握し、いとも簡単に複雑な操作を可能とする技術。iPhoneやMacBookのトラックパッドにも採用されている技術です。そう、マウスの代用品であったトラックパッドはいつしか本家のマウスをも凌駕する性能を得ていました。であればもはやマウスは用済み、すべてトラックパッドにすればいい、というのが私の意見でしたが、Appleの考えは少し違いました。「マウスとトラックパッドを一つのものにすればいい」。

Magic Mouseにはカーソルを操作するための物理的なボタンが一切ありません(訂正:Mighty Mouseと同様マウス全体を押し下げる形のボタンになっています)。クリックやスクロールはマルチタッチ対応トラックパッドと同様、すべてマウスを触ることで操作します。まさにマウスとトラックパッドの間の子。カーソルの移動はマウスとして正確に、クリック操作はトラックパッドとして自由自在に。そして当然物理的なボールがないため汚れがたまって動かなくなることもないでしょう。掃除も簡単。Appleの技術の積み重ねが「歳をとらないマウス」を生み出しました。なるほど、確かに "魔法" ですね。

ちなみにMagic MouseはBluetooth接続。iMacに標準でついてくるキーボードもBluetooth接続です。確かに電池を気にかける必要も出てきますが、実際にBluetooth製品を使うとこうも楽なものかと皆さん驚くと思いますよ。無駄な接続線もすっきり。Appleはユーザーの机の上もきれいにしていくつもりのようです。

長い時間をかけた考察がなければ、真にシンプルな製品は生まれない

どんなに新しいiMacが素晴らしくても、Magic Mouseの使い心地がどんなに優れていても、自分の思い出の中の初代iMacを超えることはないでしょう。きっと時間が思い出の尖った部分を丸めていくからでしょうか。そう、時間が経てば思い出は勝手にきれいになってくれますが、今現実にあるものは人の手で磨かなければきれいにはなりません。新しいiMacも、Magic Mouseも時間をかけて丁寧に磨かれた製品です。時間をかけて無駄な部分を削っていった結果、ここまでシンプルな製品が出来上がりました。Appleの作る「シンプル」は一朝一夕にできるものではありません。そしてその長い年月に及ぶ熟慮こそが、他の誰もが作れない製品をAppleが作れる理由なのです。

「100色カラバリ」にはちゃんと狙いがあると私は思う。新小型軽量一眼 PENTAX K-x。

2009.09.18 Gadget

PENTAXの新一眼は衝撃の「100色カラバリ展開」

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デジタル一眼レフカメラ:PENTAX K-x スペシャルサイト
K-x|デジタル一眼レフカメラ|PENTAX

常々ペンタックスを陰ながら応援している私ですが、さすがに今回の発表には度肝を抜かれました。K-xという名前の新しい一眼レフカメラです。簡単に言うと「ママでも簡単に使える小型軽量一眼」の最新機種です。機能に関しては特に特筆するところはありません。あるとすれば小型軽量で秒間4.7コマ撮影、HD動画撮影対応といったところでしょうか。そうとんでもないのは性能ではなく、本体色。なんと本体色20色×グリップ色5色の計100色の組み合わせが選べる一眼レフカメラ、なんです。言うなればNIKEiDの一眼レフ版であります。

確かに近年パナソニックやソニーが今までの一眼レフにはなかったカラーリングの機種を発表しています。一眼レフも普及期を越え「家電化」しつつある時代。従来の発想に囚われないカラーリングは新規顧客の開発に効果があるかもしれません。現にペンタックス自身もホワイトオリーブといった限定カラーをリリースして人気を博していました。しかしそれでもシューズと一眼レフじゃ話が違います。あまりにも価格帯が違う商品、組み立てが重要な精密機械…普通に考えればあまりにもむちゃくちゃな企画であります。では一時の話題性を狙った打ち上げ花火的な企画なのか、というとそうでもないと私は思います。きっと彼らは自分の手でカメラを売りたいのです。

激化する「量販店の値下がり競争」に巻き込まれないで済む方法はただ一つ。自分で売る。

デジタルカメラの値段って最初は高くてもあっという間に下がりますよね。「最初は高い」と言ってもコンパクトデジカメでは3-4万程度、一眼レフで安いものは7-8万円と言ったところでしょうか。そこから過当競争によって値段が信じられないくらい落ちているのが現状です。売っても売っても稼ぎにならない。

ではどうするか。中間業者を通さず自社で直接商品を売るのが一つの答えではないでしょうか。パソコンメーカーのデルは直接の注文販売でここまで大きくなった。それを参考にアップルもネットと直営店で消費者に直接販売できるネットワークを作った。ペンタックスもそれに習ってネットを通した直接販売を拡大したいという狙いがあるように思えます。ただ量販店と同じものを売っても意味がない、ネット経由だからこそできるサービスを付加しなければ、ということで今回の「100色バリエーション」の話です。量販店でも注文を受け付けるようですが(ちゃんとサイトにQRとプリントボタンを用意してあるのは抜かりないですね)、オンラインストアからの注文のほうが多いことは間違いないでしょう。

まだ課題もあります。オンラインストア自体の作りやそこへの導線の確保。足並みのそろわない自社サービスとコンテンツのの整理。そもそもの商品情報の充実。またオンラインストアに力を入れたとしても当分主戦場は電気屋さんのカメラコーナーであることに変わりありません。それでも他社が直販サイトを活用しきれていない現状で「競合他社がやらないことをまず最初にやる」ペンタックスの姿勢には拍手を送るべきだと思います。ペンタックスのネット戦略はまだまだスタートライン。まだまだ不器用なところもありますが(そこはバンダイだろJK…)暖かく見守っていきますよ。

新iPod発表。やっぱり一番売れる音楽プレイヤーはiPod nanoなんだな。

2009.09.10 Gadget

恵まれたnanoと放任されたtouchは相容れない存在?

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アップル - iPod nano - ミュージックプレイヤー、ビデオプレイヤー、ビデオカメラがひとつに

すみません予想を見事に外してしまいました。事前予想ではiPod nanoとiPod touchの距離を縮める方向にアップデートすると思ってたんですがまったく真逆でしたね。nanoは徹底的に売れ線モデルを追求。ビデオカメラ追加、FMラジオ追加と盛りだくさん。逆にtouchはカメラもつかず単純に基本性能向上に留まっただけ。

以前iPodのラインナップは「垂直上昇モデル」でした。shuffleよりいいのがnano、その上が普通のiPod、という具合に。そしてiPhoneが現れ、iPod touchが現れ、としているうちに自然とそれぞれの守備範囲が固まっていったのかもしれません。いつの間にかiPodの区別は上下の区別ではなくなっていたんですね。shuffleよりいいのがnano、ではなくてshuffleとまた違うものがnano。明確にターゲット・使用形態が分かれています。ですから確かにnanoをずっと気に入って使っていた人が急にiPod touchに変えようと考えることは少ないのかもしれません。それにiPhoneの販売も好調ともなれば無理にiPhone OSへの移行を急ぐ理由もないということでしょうか。

今回のアップデートはiPodの広域的なラインナップを維持しつつ、新機種への買い替えを促進。また低価格iPod touchを投入することでiPhone OSユーザーの拡大も目指す…これだけのことを一度にやろうとするのはたしかに大変だわ。多くの幅広いユーザーを持つiPodならではの悩みかもしれません。

大きな変化があったiPod nano

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前述の通りビデオカメラが搭載された新iPod nano。このビデオ機能がまた面白い。nanoを横にもって撮影をするんですが、ただ普通に撮影するだけじゃなくて、なんとフィルターをかけながら撮影もできる。個人的に気に入ったのはターミネーター風に撮影ができる「Cyborg」エフェクト。iPhoneにすら標準ではついてないエフェクト機能をnanoにつけた判断はすごいね。でもちょっと不思議な部分があって、普通ビデオが撮れるってことは静止画も撮れるはずなんですが、iPod nanoはなぜかビデオしか撮影できない。理由を明け方の頭で考えたんですがいまいち理由が思い当たらない。盗撮等不当な使用をされないように、とかiPhoneと差別化を図るため、とか静止画機能まで入れるとトップのリストに収まらない、とか考えたんですがいまピンとくる答えがない。もしかすると撮ったその場でもり上がるのは写真よりも映像だろ、という案外簡単な理由かも。

他にもFMラジオとライブポーズ(追っかけ再生機能)が内蔵されて、インターフェースもきれいにデザインされてる、当然の如く小型軽量。もうこれは確実に向かうところ敵無しな音楽プレイヤーに。Appleは私が思っていた以上にnano、売る気です。

明日の発表でどうなる、iPod。旧来のiPodはもう限界だ。

2009.09.09 Gadget

ウォークマンは古い。がiPodはもっと古い。

9月10日午前2時から、Appleの新製品発表会

日本時間の明日、9月10日午前2時から、Appleの新製品発表会が行われます。事前に流出した情報から、カメラ付きiPod nano、iPod touchが登場することは確実と見ていいでしょう。

そして時を同じくして、iPodの国内販売がウォークマンに破れる、というニュースが流れました。音楽プレイヤー市場は飽和状態、iPodを早くから支えてきた層は既にiPhoneに移行し、これまで音楽プレイヤーに飛びつかなかった層(特にこだわりがない方たち)が低価格・高機能を売りにしたソニーの機種を購入しているということでしょう。日本ではAppleよりもソニーの方が「名が知れている」メーカーですし。さて今回の新製品発表でiPodはウォークマンに勝利し、再び王者に返り咲くのでしょうか。おそらく、一時的にシェアを奪い返すことは可能でしょう。うまくいけば再びiPodの天下がやってくるかもしれません。しかしAppleはそれでも喜ばないでしょう。なぜか。先ほど言った通り携帯音楽プレイヤーの市場が飽和状態だから、販売台数全体が落ちてくるからです。規模が小さくなればシェアをいくらとっても…という話になるでしょう。そしてもう一つ、旧来のiPodはもう古いからです。

iPod nanoは古い。がiPod touchは新しい。

既にiPodはiPhoneの機能の一つでしかない

iPhoneの機能の一つに「iPod」があります。既にiPodは機能の一つでしかないのです。iPodはこれまで写真や映像、Podcast再生といった新しい機能を追加していきました。しかしその機能たちも単なるメディアプレイヤーの枠を超えるものではありません。iPhoneや高機能な携帯電話が当たり前になった時代、iPodは「再生しかできない
機械」になってしまいました。今の携帯機器に重要なのはネットワークです。つながること、広がること、新しくなること。それを獲得できなかったiPodはもっと高機能な携帯機器の一機能に成り果てました。

Appleの本心としてはiPod nanoよりもiPod touchのほうを売りたいです。iPod nanoは確かにiPod全体の売り上げを支える屋台骨でありますが、所詮「iPod」。もはやユーザーに新しい体験を与える機械ではない。売り上げが減少していくiPod nanoから、アプリケーション販売による収益増加・新しいユーザー体験を提供できるiPhone、そしてiPod touchへユーザーの移行を促すのがAppleに現在課せられたミッションです。Appleはおそらく今回の発表でiPod nanoとiPod touchの差を小さくし、nanoからtouchへのアップグレードする際の障壁を小さくしようと画策しているはずです。nanoにもtouchにもカメラが載るのはおそらくそれが理由でしょう。

その流れを加速するためにiPod classicの廃止、iPod touchの名称をtouchを抜いた「iPod」に変更、といった手をさらにAppleが打ってくるのではと思ったのですが、事前情報を見るに名称変更はなさそうですね。しかし「いつかくる未来」だと私は思います。

「何台売るか」ではなく「何台買い替えさせるか」

もちろん我らが日本代表・ソニーにはがんばってほしいと思います。しかしウォークマンが勝ち取ったと思った場所は実は既に空き家だったのかもしれません。ウォークマンは古い。iPodも古い。だからこそ今の時代の「携帯機器」をソニーには作ってほしいと思っています。元の家主であるAppleはもう「iPodを売る」ことは考えていないでしょう。「iPodからiPhone/iPod touchに買い替えさせる」ことだけを考えているはずです。

iPhoneでもPCでも使えるBluetoothヘッドフォン「DR-BT140Q」。ケーブルがないだけでこんなに便利。

2009.08.11 Gadget

iPhoneでもPCでも使えるBluetoothヘッドフォン「DR-BT140Q」購入。ケーブルがないだけでこんなに便利。

イヤフォンにそもそもケーブルがなければ絡まない。断線しない。

中学生の頃からウォークマンやiPodを使ってきましたが、時代が変わっても常に悩まされきたことが一つ。それはイヤフォンの断線。使っているうちにいつのまにか音がブツブツいったり、聞こえなくなったり…。そもそもケーブルってなんであんだけ絡んじゃうんでしょうね。LANだって無線になったんだからこういうのだって無線になってもいいのにね、ということでBluetoothという無線規格が登場しました。

Bluetoothの詳しい説明は省きますが、このBluetoothを使えばキーボードやマウス、イヤフォンを無線化することができるのです。iPhoneも現在Bluetoothヘッドフォンに対応しているので、ずっとBluetoothヘッドフォンを買おうと思っていたんですが、まだまだ売られている機種が少ないのでいまいちピンとくる機種がない。それでも現在のケーブル地獄から開放されるなら…と思い切ってSONYの「DR-BT140Q」を購入。で、この3日間使ってみたんですが、いいんですこれが。

DR-BT140Qオーバービュー

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット BT140Q ブラック DR-BT140Q/B

私が買ったDR-BT140QはSONYの耳掛け型ヘッドフォンを分解して、40cmほどの短いケーブルで結んだような見た目。ヘッドフォンとしての性能はまったく同じと思っていいでしょう。この類いのヘッドフォンは開放感がありますが同時に非常に音漏れしやすいので電車内では注意しましょうね。従来の耳掛けヘッドフォンにバッテリーやスイッチ類といったいろんな部品がついているわけですがそれでも予想以上に軽い。耳にかけてもそこまで重いとは感じません。大きさはこんな感じ。

dr_bt140q_1.jpg

深夜に撮影したのでひげはPhotoshopで薄くしてあります。で肝心のヘッドフォンですが、十分気にならないサイズです。これでiPodやiPhoneにケーブルをつなげなくていいんですから本当に楽。

ワイヤレスである以上充電池で動いているわけですが、ACアダプタから直接ケーブルをさして充電。公称12時間稼働ということですが使ってみたところ仕事中ずっと使っても問題ありませんでした。会社に行って帰ってくるくらいなら十分保ちます。

カラーリングは黒の他に白あり。個人的には白の方がかわいいなと思ったんですがAmazonに在庫がなくて黒に(現在は白も在庫アリ
)。

iPhoneで使ってみる(ときの注意点)

では実際にiPhoneで使ってみましょう。iPhoneの「設定」→「一般」→「Bluetooth」を選択、機能をオンに。そしてヘッドフォンの電源を入れ、ペアリングボタンを押します。そうするとiPhone側でヘッドフォンを認識します。この儀式をすませればあとはイヤフォンの電源を入れるだけで自動的につながってくれます。賢い。音楽を流すと…ケーブルがつながっていないのに音が聞こえてくるはずです。これぞ未来ですよ。Bluetoothを通すか、スピーカーで聞くかは音楽再生画面の「B」マークを押すことで選択できます。細かいところですがショートカットで出てくる再生メニューにも「B」マークは出てきます。

iPhoneでBluetoothヘッドフォンを使う場合

このヘッドフォンにはスイッチ類がいくつかついていて、ボリュームアップ・ダウン / 音楽再生・停止 / 早送り / 巻き戻し / 通話のコントロールができるようになっている…んですがここで皆さんに重要なお知らせをしなければなりません。iPhoneでは音楽再生・停止 / 早送り / 巻き戻しボタンの機能が使えません(10:45追記:私が触っていたときはiPhoneの調子が悪かったのか再生・停止ボタンが機能していませんでしたが、今やってみたら再生・停止だけは使えます。失礼しました!!)。これはiPhoneが音楽再生に関するBluetoothの規格に対応していないためで、他のケータイやスマートフォンは普通に対応してる機能なんですよ…ここはAppleに怒ってもいいんじゃないかな。ボリュームアップ・ダウン / 通話ボタンは使えるから余計に惜しい(ただし通話ボタンのクリック、ダブル/トリプルクリックによる再生/早送り/巻き戻し機能はやはりありませんので注意)。

通話ボタンがあると書きましたが、このヘッドフォンにはマイクが内蔵されているため通話も可能です。相手の声がよく聞こえるのはもちろん、話し相手曰くマイク感度も良好のようです。ハンズフリー通話は本当にらくちん。しかし通話が途切れるということはありませんでしたが、iPhoneの処理が重くなったときには音楽が途切れることもあります(これはPCで使う際も同様ですね)。

Macで使ってみる(ときの注意点)

MacOS XでBluetoothヘッドフォンを使う場合

iPhoneではそれなりに便利、ならMacなら…もっと便利に使えます。iPhoneでは使えなかった再生・停止 / 早送り / 巻き戻しボタンはすべて使えます。iTunesコントロールし放題です。ただ唯一注意したいのが接続方法。Bluetoothで接続する際に「ヘッドセットとして使用」するか「ヘッドフォンとして使用」するかを選択しなければなりません。ヘッドセットとして使用すればマイクもイヤフォンも同時に使えるんですが、この状態で音楽を聴くと音質が下がってしまいます。Bluetoothで送れる情報量は実はそんな多くないんですね。ですからSkypeやiChatを使わない限りは「ヘッドフォンとして使用」しましょう。iPhoneは自動的にそのモードを切り替えてくれている、ということなんですね。

なんだかんだ言って便利です。

ここまでずいぶんと欠点をあげつらってきたようですが、一つ言えることは「とにかく楽」。無駄なケーブルがないって言うのは本当に楽なんですよ。会社に行くのに肩掛けバッグを使ってるんですが、ケーブルがあると肩掛けひもに引っかかっちゃったり、けっこうぐちゃぐちゃになりがちなんですよね。無線になるとちょっとした未来感も味わえるし、これは確かに一度経験したら手放せなくなります。だからこそまだまだ良くできるはずの部分が目につきます。イヤフォン自体の高音質化、Bluetoothの帯域をさらに広くして音質向上・安定した接続を目指す、接続が更にスピーディーにできること、そしてiPhoneは音楽コントロール機能のサポート。…ま、これらの問題はいずれ解消されることでしょうから、今は未来を一足先に体験する気持ちでBluetoothヘッドフォンを買ってみるのもいいと思います。とりあえず私は「いいでしょー」って自慢してまわってる最中です。あーもっと早く買っておくべきだった…。


ちなみにDR-BT140Qが発売されたのはAmazon曰く「2007/10/15」…って意外と古いな。オーディオメーカー各社様(もちろんApple含む)、ガンガン新製品出してくださいね!!

E-P1とK-7、目指す理想のカメラ像が違うと結果もこんなに違う。

2009.06.17 Gadget

もし仮に私が無職になって「あれ、フクオカさんって確か無職ですよね?」と聞かれたとしても「いいえ僕はエヴァンジェリストですから(キリッ」と答えたいフクオカですどうぞよろしく。「Apple=ブランド=宗教」のお話はまだまだできそうですが、今日はカメラのお話です。相変わらず趣味性の強い話が続きますが今日も元気にいきたいと思います。

使っていて恥ずかしくない、煩わしくない、小さい一眼。OLYMPUS PEN E-P1

OLYMPUS PEN E-P1

E-P1|デジタル一眼カメラ|オリンパスイメージング

デジカメはずいぶん前から普遍的なアイテムになりましたが、最近ではデジタル一眼レフもごくごく当たり前のものになりました。デジタル一眼レフのいいところは、速く、きれいに撮影できること、そしてレンズや周辺機器を付け替えることで自由に撮影ができることです。もちろんいいところばかりではありません。大きい、重い、かさばる、見た目がごつい…特に一眼レフを使ってると「本気で撮ってる感じ」が出ちゃって、なんか気恥ずかしい時ってありますよね。物理的・心理的な意味で一眼レフは「気軽」とは言えない存在のような気がします。よくレストランでブログにアップするためか、ケータイやコンパクトデジカメで食事を撮影している人を見かけますが、一眼レフで撮っている人はなかなか見かけませんもんね。すごい便利、だけど気が重い、デジタル一眼レフにそういう感情を持っている人は多いんじゃないでしょうか。

「PEN E-P1」のポイントは2つ。「とにかく小さい」「重く見えない」の2点です。コンパクトカメラには及ばないものの、従来の一眼に比べてグッと小さくてフラットなボディ。小さなレンズをつければ、なるほど「ポケットに入る一眼」というのもあながち嘘じゃない気がしてきます(ポケットに入るノートパソコンがあるくらいですから…)。そして小さくなった分デザインに自由度がでました。オリンパスが1963年に発売した「PEN F」というクラシックなカメラをイメージしたデザイン。私個人としてはせっかく新しいカメラなんだからノスタルジーにあまり捕われすぎない方がいいのでは…と思っているのですが、若い人の中でもクラシックなカメラは「かわいい」「かっこいい」と評価が高いことが多いですから、一眼デジタルっぽくないカメラを目指したこのカメラにはぴったりのテーマだったのかもしれません。一眼と言えば黒色のボディがほとんどですが、あえて銀と白にしたのも周囲に威圧感を与えないためのように感じます。このカメラを女の子が使っている場面を想像しても違和感ないですよね。

PEN E-P1は「気軽に写真を撮れるような一眼」を目指した結果、ファインダーもない、ストロボもない、極めてシンプルなカメラになりました。ある人は性能よりもサイズや見た目を優先した、気骨のないカメラだと言うかもしれません。それでも写真を撮る際の「障壁」がなくなるのであれば価値があることだと思います。大きさが、スタイリングが、その道具の扱い方をも変えてしまう。E-P1は「撮影者の気負い」と戦うために最新のテクノロジーを用いた、全く新しいコンセプトのカメラと言えるでしょう。

大切なのは一度きりのチャンスで後悔しない撮影ができること。PENTAX K-7

PENTAX K-7

K-7|デジタル一眼レフカメラ|PENTAX

一方、PENTAXが満を持して送り出す「初級機のボディサイズに中級機、ないしそれ以上の機能を盛り込んだカメラ」、それがK-7。カメラのランクとしては中級機に属しているため、初〜中級機(?)にあたるE-P1と一概に比較できるものではない、が、E-P1が一部の機能を犠牲にしても、撮影者の敷居を下げること、一眼のカジュアル化に注力したのに対して、K-7は小さなカメラの中にどこまでカメラの機能を詰め込めるかに懸けている。K-7は開発者の人が「少なくとも世の中のトレンドになっている要素は、すべて入れておきたい。ペンタックスを選んだユーザーが、何か特定の機能がないからと卑屈にならないように」と言う通りとんでもなく盛りだくさんなカメラになっていて、その全てをここに書くのは難しいんですが、もっとも特徴的なことは「ファインダー視野率100%」であること。つまり「ファインダーで見たままの光景がそのまま写真に撮れる」んです。いや、それカメラなんだから当然じゃん、と思うかもしれませんが意外とこれすごいことなんです。多くの一眼レフカメラの視野率はおよそ95%。実は撮影される画像の四辺がおよそ5%、ファインダーでは見えていないんです(実際にカメラで撮影してよく見てみるとわかると思います)。たかが5%。されど5%。一眼レフを使う人はフレーミングにこだわる人が多いでしょうが、その見えない5%の領域に邪魔なものが写っててショック、ということもよく起こります。K-7を一言で表すとすれば「小さなストレスをできるだけなくしたカメラ」です。電子水準器(カメラがまっすぐになってるかチェックしてくれる)機能や、もし仮に傾いていたら強制的に傾きを直してくれる機能、防塵防滴機構でちょっとの雨や埃も気にしないで撮影できる、モードダイヤルのロック、シンプルで素早く変更可能な操作系、更には限りなく小さく抑えられたシャッター音まで…撮影中に起こる小さなイライラやストレスを小さくする施策が至る所に見受けられます。人生一度きり、撮影する瞬間も常に一度きりです。その貴重な時間を無駄にしないこと。そして見たままの景色が撮影できること。PENTAXの人たちが理想とするカメラの形がK-7からありありと伝わってくるのです。

テクノロジーが生んだ2つの小型化・2つの未来

ここでE-P1の方がいいカメラだ、いやいやK-7の方がいいカメラだ、なんて言うのはナンセンスです。両者の目標は明らかに異なっています。私個人的には一眼は覗いて使う、という気持ちが強いためK-7を選びますが、E-P1の小型化・高性能化が更に進めば、あのサイズにしてファインダーを内蔵することもできるでしょう。E-P1から派生してもっと新しい形の、未来の一眼が登場することを期待しています。これだけ目指すところがはっきりしているカメラですから、それがユーザーの欲しているカメラ像とマッチすればヒット商品になることは間違いないでしょう。現にK-7は予約で一杯、E-P1も近年のオリンパスのカメラの中でも稀に見る大きさの反響が巻き起こっています。消費者の思い描く理想と、メーカーの提示する理想が一致したときにようやくヒットする、当たり前のことのようですが2つのカメラ共に改めてそれを実感させる製品でありました。

こっちももっと早く。iPhone 3G S & iPhoneOS 3.0

2009.06.09 Gadget

しかし書くことが多いこと

しかし今回のWWDCは紹介すべきことが多すぎて書き切れません(MacBookの扱いが適当ですみません…)。それもこれもMacOSとiPhoneOSの大幅アップデートが重なったため。本来ならMacOSの発表だけでも大騒ぎになるところですが、iPhoneへの期待は留まるところを知りません。この2年でAppleのiPhone事業は屋台骨の一つとなった証拠でしょう。

iPhone 3G上位機種「iPhone 3G S」

iPhone 3G S

アップル - iPhone - iPhone 3G S 新機能のすべて

iPhone3Gの発売から約1年。遂に念願の新機種が登場です。3G SのSはSpeedのS。3GSは
これまでの3Gの2〜3倍早く動作するのがその所以であります。これまでお世辞にも早いとは言えなかった動作が高速化されるのは大歓迎。内蔵カメラも300万画素、オートフォーカスに進化。撮影中任意の場所にタッチすることでピントを合わせられる「タッチフォーカス機能」つき。ちょうど日本の携帯も同じ機能をアピールしていますね。そして動画撮影&撮影した動画の簡易編集も可能!! カメラ関連はとてつもなくパワーアップしてます。そして電子コンパス内蔵。せっかくGoogleマップが見られるのに、方向がわからなくて迷子、ということにならずに済みます。これらは、機能だけ見れば日本の携帯でも出来ることかもしれません。が、これらの機能がiPhoneの高い表現力と結びつくことが新しいのではないでしょうか。

新しいOSの力を全てのiPhoneへ

アップル - iPhone - iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートによる新機能の数々

iPhone 3GSの新機能はまだまだあります。ただここまで書いた機能と少し違うのは、これから書く機能は今までのiPhoneでも使えるようになる機能なのです。今までの携帯電話は買ったあとは古くなる一方でした。半年もすれば新機種が登場して、過去のものになってしまう。機能の追加なんて望めない。iPhoneは違います。これまで発売されたiPhone全機種が最新のiPhoneOS 3.0にアップグレードすることができるのです。1年前に買っても、最新のソフトウェアを使える。これこそiPhoneが新しい携帯と言える所以でありましょう。では早速OS3.0の新機能をおさらいです。

・ケータイならついてて当然とまで言われたコピー&ペースト
・メールやSMSでも横向きに使えるキーボード
・画像、映像、音声も遅れるSMS/MMS
・MacOS XではもうおなじみのSpotlight検索
・標準でボイスメモ
・Bluetoothでイヤフォンが使用可能に
・iPhoneを紛失してもMobileMeを使えば探索が可能に
・最悪の場合は全データーを遠隔操作で消すことも可能
・Dockコネクタ経由で外部機器をサポート(Wiiのヌンチャクみたいな感じ)

…まだまだ、まだまだあるんですがそれをすべて書いてもしょうがないのでここら辺で。iPhoneの世界はまだまだ広がりますね。

もっと早く。MacOS X SnowLeperd&New MacBookファミリー

2009.06.09 Gadget

さらに "筋肉質" になっていくMacBookファミリー

太平洋の向こう側で行われているAppleのデベロッパー向けカンファレンス「WWDC 2009」。
初日の基調講演では早速新しいMacBookファミリーが発表に。

MacBookPro ファミリー

MacBook Air

アップル - ノートパソコン - MacBook Pro - 新しいMacBook Proファミリーの登場です。
アップル - ノートパソコン - MacBook Air - 世界で最も薄いノートブックが、さらにパワーアップ。

これまでのアルミMacBook 13inchは「MacBook Pro」に格上げ。MacBook Pro 13/15inchは取り外し不能の内蔵型バッテリーになり、連続使用時間が延長。ディスプレイもきれいになって、ExpressCardスロットの代わりにSDカードスロットがついた。そしてもちろん17inch、Air含めた全機種スピードアップ&値下げドーン!! 通販番組みたいですよここまでくると。

これらMacBookファミリー(ほぼ)全機種、確かに地味なアップデートではありますが、確実な体力アップと値下げは魅力的。無駄をそぎ落とし、美しく頑丈で高性能、長寿命で更に環境にも優しい。(大きさ以外は)完全無欠を突き進むマッスル行進曲ことMacBookファミリーであります。しかしハードウェアは所詮ボディでしかありません。頭脳が伴わなければ筋肉は何も役に立ちません。どんなに優秀なハードでもそれを生かすソフトがなければ無意味です。

MacOS X SnowLeperdでOSはもっと気にならない存在になる

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かつてAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズは、「Macのスピリッツはハードウェアではない、OSである」と言いました。むしろOSを生かし切れるハードウェアでなければMacではないし、どんなに優れたハードでもMacOSあってのMacである。その根幹であるMacOS XはLeperdからSnowLeperdへと進化します。

アップル - Mac OS X Snow Leopard - 世界で最も先進的なオペレーティングシステム

Leperdは既に十分に完成されたOSでしたから、事前の予告通り今回のアップデートでは派手な機能追加はありません。がしかし。もっと絞れるはず。基礎体力の向上した、もっと軽くて早い先進的なOSにできるはず。これがSnowLeperdの開発の基本的な考え方です。OS全体のサイズはインストールした時点で従来より6GB軽くなり、Previewは2倍、Mailは2.3倍、SafariのJavaScriptは7.8倍高速になる。Finderの動作はさらに高速化し、簡単なプレビューがアイコン上で出来るようになる。

しかもSnow LeperdからOpenCLという言語のサポートがスタートします。ちょと説明が難しいのですが、今までパソコンは数学担当のCPUと、芸術(画像・映像)担当のGPUという二つの機関で動いていました。それぞれの得意分野を分担することでスムーズな動きを目指していたわけです。でも、みんながみんな、3Dのゲームで遊んだり、画像編集をするわけじゃありません。せっかくですからGPUのすごいパワーを、数学側にも使ってあげようじゃないか、というのがOpenCLの考え方です。いままでMacの中で眠っていた力を開放して、もっとMacを速く動かそう、ということ。Macという優秀なボディを最高に生かす、無駄にしないためのOS、それがSnowLeperdです。

…なぁんだ、大騒ぎしても動きが早くなるだけで全然新しい機能はないのね、と思うでしょう。その通り、全くもってその通り。でも、パソコンを使うとしたら一番使う機能ってなんでしょうか。例えばファイルを整理すること。例えばメールを書くこと。例えばWebブラウジングをすること。こんな、何の変哲もないことこそがパソコンを触っている時間の大半です。実は何か特別な機能よりも、いつも使う機能をもっと早く使えるようにする、こんな細かくて普通のことの方が改善してほしい部分だったりするんじゃないでしょうか。Macが生まれて25年。パソコンは恐ろしいほど進化しました。ちょっと前のパソコンよりもiPhoneの方が高性能なくらいです。ソフトウェアだって進化しました。MacOSの歴史はインターフェース改善の歴史です。少しでも簡単に、少しでも便利に、少しでも自然に。その積み重ねが我々が見ている(もしくは手にとっている)Macそのものです。

しかし、それでも「完全」とはいえません。パソコンを画面を通して指で操作している感じは、まだまだペンで文字を書く感覚にはほど遠いと言えるでしょう。もっとOSは意識しないでいい存在に近づいていくべきです。Snow Leperdはその小さくて、大切な一歩です。ノートとペンと同じ存在になるその日まで、MacBookとMacOSはまだまだ進化していくのでしょう。


Appleにとっての最大の利益はお金よりアップグレードしてもらうこと

あともう一つSnow Leperdで変わったことがあります。なんとSnow Leperdの値段は…29ドル。今まで129ドルだったのが考えられないくらいの安さ(さらにWindowsと比較すると…いやこれは野暮ですね)。Snow Leperdの開発費はわかりませんが、AppleがSnow Leperdを収益度外視で売る気なのは明らかです。なぜわざわざこんなことをするのか、答えは明白です。ユーザーに古いOSを使ってほしくないからです。例えばあるソフトを作ったとしても、昔のOSに併せて作ったのでは使える機能が限られてしまいます。せっかく先端の機能を持ったOSがあるのにわざわざ下にあわせて作らなければいけない、というのはちょっと悲しいものがありますよね。それどころかみんな昔のOSにあわせていたら、新しい技術が生かされずいつまでたっても普及しない、結局みんなやっぱり昔のOS使ってるからそっちににあわせなきゃ…という「先端技術が生かされないスパイラル」に陥りかねません。常に技術が進歩し続けるパソコンの世界でこれは致命的です。Windowsは未だにXPが多く稼働していますが、XPだってもう8年も前のOSです。マイクロソフトも今になってOSの若返りに必死になっています。

MacOSは現在でも最新バージョンが多く稼働する「新陳代謝が活発な」OSですが、その勢いを止めないためのわかりやすい値下げ戦略に出たようです。


で、iPhoneにも動きがあったんですが…

もう眠いのでちょっと待っててね><

言うなれば超必殺レンズ。DA★55mmF1.4 SDM。

2009.03.13 Gadget

言うなれば超必殺レンズ。DA★55mmF1.4 SDM。

初物づくしなレンズが(勢いで)我が家に

MOREWORKS公開などいろいろありましてご報告が遅れましたが、以前話していたDA★55mmF1.4 SDM、買ってしまいました。

DA★55mmF1.4 SDM 望遠レンズ|交換レンズ|デジタルカメラ|PENTAX

このレンズで撮影した写真はこちらにアップしてあります。個人的には人生初のスターレンズにして、初の中望遠大口径レンズにして、初のSDM(超音波モーター)内蔵レンズ、という初めてづくしのレンズです。カメラの専門家ではありませんが、気がついたところを挙げていきたいと思います。

ピントは極薄でシャープ・一方ボケはとても滑らか

ピントは極薄でシャープ・一方ボケはとても滑らか

設計者ご本人がおっしゃる通りこのDA★55mm、「ピント合わせが非常に難しいレンズ」であります。開放で撮影した暁には前後10センチ程度の範囲しかピントが合わないのではないかと思えるほどシビアです(被写体との距離にもよりますが)。ピント合わせは確かに難しいですが、ピントが合った際に得られる像は非常にシャープです。あまりのシャープさにちょっとビビります。一方でピントが合ってない部分、つまりボケの部分も滑らかな印象。シャープな部分から柔らかくボケていく描写は心地がいいです。光源のボケ方も円形なので、背景があまりうるさくならないのがいいですね。よくDA★55mmの作例を見て「全体的に眠い感じがする」という評価を目にしますが、そういう場合はおそらく

1. そもそもピントが合ってない
2. 開放で撮ってる
3. ピントが合っている部分が目につきにくい構図で撮っている

のいずれかの場合が多いのではないのでしょうか。1番は当然ちゃ当然ですが、このレンズを使う場合特に気をつけなければなりません。2番はただでさえ狭いピントをさらに狭くするわけですから、自然と写真のボケて見える箇所が多くなるわけです。加えて3番の理由のように写真の構図、写し方によってシャープに写っているはずの部分が目につきづらくなってしまうこともあるのではないでしょうか。こういった理由が重なると、どうしても眠い雰囲気の写真になってしまう場合があります。抜群の描写力を持っているが故に撮影方法や構図にも頭を回さなければ使いこなすのが難しいレンズと言えます。ちなみに上の写真はf/2.8で撮影。人を撮影すると抜群の性能を発揮してくれます。が、これ目じゃなくて髪にピントがあっちゃってますね…。

静かで速い超音波モーターにいまさら感激

超音波モーターは主にレンズのオートフォーカスを司る部品。競合他社に遅れながらペンタックスも最近ようやくこの超音波モーターを採用するようになりました。超音波モーターの利点は素早いAF動作、そして音が静かだということです。DA★55mmでもその両方の恩恵を預かっているようです。個人的にはスピードよりも静かなことに改めて感心してしまいました。あんまりウィンウィンいっていると撮影しているこっちの気持ちが焦らされるような気がしてしまいますが、DA★55mmはピント合わせの音が小さいのでゆったりした気持ちになります。また、比較的大型のレンズのためかレンズ全長が変わらないインナーフォーカス方式を採用(IFではないそうですコメント欄をご覧ください>通りすがり2人目さんありがとうございます!!)。部品がせわしなく動いている感じがしないのも落ち着いて撮影できる理由の一つかもしれません。

使う上での注意点がいろいろと…

f/1.4の開放で撮影。これはさすがにマズい

既にいくつか書いていますが、やはり開放で撮影するのはよっぽどじゃないと難しいかなと思います(上の写真はf/1.4の開放で撮影。これはさすがにマズいですね)。大口径レンズということでテンションが挙がって開放的な気分になりがちですが、パープルフリンジなどの問題もあります。一段だけ、一段だけでいいので絞ってもらえると、俄然シャープな像が得られると思います。あとはピントの問題、これに尽きます。特にK10Dを使っている人で後ピン傾向を感じる人はサービスセンターに一度K10Dを持っていくことをお勧めします。微妙なピントのズレが大きなストレスを生むことになりかねません(私がまさにそうでした)。ボディの不調でレンズの性能が生かされないのはもったいないですから是非ピント調整を。

使いこなしはちょっと難しい、でも上達を目指したくなる楽しいレンズ

一言でこのレンズを言い表すと「鋭いレンズ」。大口径レンズというと「dacafeさんみたいな写真が撮れるんだね!!」と思いがちですが、このレンズは想像以上にシャープです。平均打率で言えば手軽さも含めDA40mm F2.8 LimitedDA70mm F2.4 Limitedに軍配が上がります。サイズも明らかに違いますしね。DA★55mmの良さは一撃必殺の美しさ。一発の当たりがでかいし感動も大きい。だから確実に当てる技術が必要。使っていると写真がもっとうまくなりたくなるし、使いこなせるようになっていたらきっと写真の腕も上がっているんじゃないか、そんな気持ちを抱くレンズであります。…もっと精進します。

新iPod shuffle - 魅せるiPodから「見せないiPod」へ

2009.03.12 Gadget

新iPod shuffle - 魅せるiPodから「見せないiPod」へ

何はなくとも世界最小・最軽量

アップル - iPod shuffle - 世界初、あなたに話しかけるミュージックプレイヤー。

発表された新iPod shuffleのかわいいことかわいいこと。まだ実物を見たわけではないですが、今のところの情報からiPod shuffleを解剖していきます。何はなくとも世界最小・最軽量。「世界最小・最軽量」という言葉はデジタル系アイテムの宣伝文句ではよく聞く言葉です。オーディオ、カメラ、ケータイ…。一方でAppleはこれまでほとんど使ったことがない言葉でした。ユーザーにとっての具体的な価値の創造に取り組むAppleが、世界最小・最軽量なんていう数字だけの競争に価値を見いだすことはありません。しかしそんなAppleが「世界最小・最軽量」を持ち出したのは、既に完成の域に達していた第2世代iPod shuffleを超えるもの…となるとあとはサイズでの差別化しかなかった、ということなのでしょう。しかし、小さい。小さすぎる。このページを見るとわかると思いますがもはやイヤフォンと大差ない大きさです。iPod shuffleの更なる小型化のために、本体からボタン類をほとんど取り外されています。ではどうやって操作するかというと、イヤフォンについている3つのボタン(再生、音量アップダウン)を操作して、音量調整、再生、停止、早送り(再生ボタン2回押し)、巻き戻し(再生ボタン3回押し)を行います。「3つだけのボタンでそんな複雑な操作、使いにくくないの?」と思われるかもしれませんが、これが案外いけるんです。私もiPhoneで同様のイヤフォンを使って音楽を再生していますが、誰かに話しかけられて一時停止したいときなんかとても便利。もちろん頻繁に早送り巻き戻しを行うとなるとなかなか難しいのですが、iPod shuffleは基本ランダム再生を想定しているのでほとんどコントロールを行うことはないでしょう。製品コンセプトが「本体に操作ボタンがなくても大丈夫」という大英断を可能にしたのですね。しかしサイズだけが今回のリニューアルの要ではありません。

"しゃべる" iPod

昔iPod shuffleが出たての頃「これに極小のプロジェクターがくっついていればいいのに」と私は考えていました。iPod shuffle最大の特徴であり、また弱点でもある「ディスプレイがついていない」という点を解決しつつ、本体のサイズを抑える方法として有効だと思ったからです。例えば手のひらに照射して、今聞いている曲の情報を見る、なんて我ながらいいアイデア…と思っていたんですがAppleはもっとシンプルな回答を用意していました。iPodがしゃべればいい。iPodがしゃべって教えてくれれば、視覚に頼らずとも今聴いている曲も、かけたいプレイリストもわかるじゃないか。それ今回の新機能「VoiceOver」です。再生ボタンを長押しすると合成音声で再生している曲名を教えてくれる。さらに長押しするとプレイリスト名が読まれ始め、聞きたいプレイリスト名が呼ばれたらもう一度再生ボタンを押すとプレイリストが再生される。ディスプレイがあれば一瞬で操作できることですが、声さえあればディスプレイに集中せずとも操作できるというアイデアに感服しました。意識を逸らしたくないジョギング中や、ジムでのワークアウト中にぴったりでしょう。まさに固定観念を覆す、ナイスアイデア。

言うなれば「裏地にこだわる」デザイン

言うなれば "裏地にこだわる" デザイン

ボタン類が本体から消えたことにより物足りなさを感じるくらい非常にシンプルなデザインになりました。Engadgetのコメント欄では「無印良品みたいじゃないか」なんて書き込みがありますが、確かに見た目的に物足りなく見えるのは事実でしょう。同じアルミ製でもMacBookのようなセクシーさはありません。うーん小さくなる代わりにデザイン的には後退してしまったのか…いやいや、ちょっと待ってください。確かにこれまでの第2世代iPod shuffleはファッション性を売りにしていました。CMや度々カラーリングが変わったことからもそれがわかります。ですが新しいshuffleはそもそもつけていることに気がつかないほど小さいのです。人に見せることを考慮に入れていた第2世代iPod shuffleとは打って変わって、新しいshuffleは目立たないことを優先してデザインされたのでは?iPodは他人に見せびらかせるくらい格好のつくガジェットですが、こんなに小さいiPodじゃ他人にアピールしようがない。つけていることに気がつかれないんですから。

もう一度iPod shuffleのデザインを見てみましょう。地味な本体にうってかわって背面のクリップ部分は鏡面仕上げ。はっきり言って正面より派手派手です。本来目立たないはずのクリップ部分をわざわざ鏡面加工にした理由、例えばこんなことが考えられないでしょうか。「本当にいいスーツは裏地をこだわる」なんて話をよく聞きます。裏地なんて誰も見えやしませんから本当はどうでもいい場所、だけども着ている本人はそのこだわりに満足を感じるのです。「みんなが気がつかなくてもいい、でも使っている本人は満足できる」iPodを目指した結果がクリップ部分のデザインに表れている気がしてなりません。

「あなたの良さは私が一番良く知っているから」

新しいiPod shuffleがこだわっているのは鏡面クリップだけではありません。この画像を見ればちゃちな作りでないということが見てとれます。無駄なパーツが一切ないアルミ削りだしのボディはMacBookにも通じるところが。クリップ上部に穴が空いていて、ストラップを通すことができるようになっているのも大きな変化でしょう。これは極小サイズのiPodを使う上での配慮だと思われます。どこかに結びつけておいたほうが無くしにくいでしょうし、バッグや携帯に結んで使いたい人もいるのでは。

iPod shuffleは他のiPodシリーズとは違い、まずコンセプトありき、です。大きさによる制約、使い勝手の変化を、いかに存在価値に転化することができるかどうか。そもそもshuffleという名前も、すげー小さいiPod作りたい→記憶要領でかくするの無理→曲全然入れらんないじゃん→どうせたくさん曲入ってても全部聞き切れるわけじゃないんだから、シャッフルしちゃえばよくね?…という発想から生まれたものです。スティック状の初代shuffleは「首から下げれるiPod」でした。第2世代iPod shuffleは上着には挿んで使う「身につけられるiPod」でした。ならば新iPod shuffleは「インナー感覚のiPod」でしょう。下着のようにつけていることを感じさせないような存在。外から伺い知ることはできませんが、身につけている本人が一番その良さを理解しているものです。


あー今度AppleStore行ったら絶対買いそう。あぶないぞこれは…

新MacBook Pro 17inchがやってきた!!(スタイル編)

2009.03.03 Gadget

遂に到着

新しいMacBook Pro 17inchが会社に到着しました。もうさんざんこの回この回で新MacBookへの暑い想いは語り尽くした感はありますが、実物を触ってみるとまったく違う感想が出てくるものです。旧機種と比較しつつのレビューです。

小を消し、大を残す

と、いう言葉を今即興で考えたんですが、この新デザインにはぴったりな言葉だと思います。アルミ版とプラパーツのつぎはぎで作られていた旧MacBook Pro。いかに精巧に作られていたとはいえ、どうしてもプラパーツに目がいってしまう。プラパーツという小さい要素を消し、一方の新型はアルミ削り出しの一体整形という大きなパーツを残した。そもそも余分な要素がほとんどないと思われていた旧MacBook Proですが、その残り少ない小さな無駄を徹底的に潰したのが新MacBook Proです。電源ボタンなんかほとんど押すことないから目立たないようにしちゃえ、ということで今までのキラキラしていた電源ボタンが本体と一体した地味な見た目に。スピーカー穴はたくさん開いてて目障りだから穴を極力小さく。特にラッチの引っ掛け具はPowerBook G4の時代からいかにうまく隠すかを工夫してきたパーツですが、いっそのこと金具なんか使わず磁石でくっつければいい、それの方が故障も少なくて済む、という結論に。これでラッチの留め具、留め具が入る穴、そしてラッチを開けるためのボタンが一気になくなりました。アルミ一体型になったおかげで余分なねじも必要なくなりました。無線LANのアンテナを通すため、中途半端にラバー素材を採用していたヒンジ部分は思い切って全部黒いプラパーツに変更しました。何気ないようで実は新MacBookは普通のノートPCでは考えられないほど恐ろしくシンプルなのです。

しかし。究極のシンプルを追求する新デザインですが、完全に無駄をなくすことはできないでしょう。スピーカー穴を全部無くしたら音がこもって聞こえなくなりますしね。ここまで完璧だと細かなことが余計に目立つこともあります。それでもあくまでも完璧を目指すAppleは大胆な作戦をとりました。逆に目立つ部分を作ったのです。新デザインで最も目につくのはやはりディスプレイとキーボードの「黒い部分」でしょう。大きく目立つ部分を作れば、細かな部分が目立つ心配も減ります。まさに、上手の手から水がこぼれる、ならば上手の隣に滝を作っちまえ!! さらにディスプレイとキーボードは本来PCで作業する上で一番目が行く場所です。そこに真っ先に目が行くというのは非常に合理的に感じます。

数字で表せない薄さ

わかりにくい写真で申し訳ないんですが、やや新デザインの方が薄くなっています。しかし数字以上に薄さを感じるのは淵の緩やかなカーブと鋭いエッジのおかげでしょう。特に本体底面型のカーブはまさにgjとしか言いようが無いほどのいい働きぶりです。エッジから下のカーブはシャドウで見えなくなるため、光が当たっている部分だけが見えて、薄く見えるという仕組み。なんだかお化粧の話みたいですが、MacBook Air以降のMacBookシリーズ最大の見せ場であり最大の発明でしょう。

17inchは画面が命だから

敢えて17inchを選ぶ理由は間違いなく「画面の大きさ・解像度の高さ」でありましょう。そして新型の液晶は明らかに明るい。そして「くっきり・はっきり」という言葉がしっくりくる方向に進化を遂げています。クリアで、ピクセルがはっきりとした、かりっとした雰囲気。17inchはクリエーターが主に使うことになるノートPCだと思いますが、「成果物を確認するためのディスプレイ」としても非常に優秀です。何よりもやはりLEDバックライトになって明るくなったというのが大きな要員でしょうか。

パワフルな環境を持ち運べるというのは何物にも代え難い

これだけ大画面で、薄くて、頑丈で、メンテナンスも楽なノートPCはないでしょう。制作用途において現段階で間違いなく最高のノートPCです。今回はスタイリングの面を押さえましたが、時間があれは性能面のお話もしたいところです。

肉眼では見えない超スロー撮影を手のひらサイズで。「CASIO EX-FC100」

2009.02.10 Gadget

目にも見えない超スロー撮影を手のひらサイズで。「CASIO EX-FC100」

カメラに求めるものとは何か。多くの人にとっては「きれいに撮れること」でしょう。「きれいな人はより美しく、そうでない人はそれなりに写ります」というのは往年のフジカラーの名文句ですが、本当にそれだけでいいんでしょうか。一眼レフデジカメはもちろんコンパクトデジカメ、それどころか携帯電話におまけのように付いているカメラですら十分にきれいに撮れる時代です。美しさだけではもう大きな差がなくなってきたぞ…ということでCASIOは「美しさ」よりも「早さ」で勝負しました。初代ハイスピードEXILIM EX-F1の機能を薄型ボディに収めたEX-FC100です。1秒間に30連写、最速で1000fps(つまり33分の1のスピード!!)という超スロー動画撮影が可能。細かな性能ではさすがに大型のEX-F1には負けますが、圧倒的にコンパクトなのでこれなら気軽に持ち出せますね。

上の動画はEX-F1で撮影された画像ですがこりゃ普通のデジカメじゃ撮れませんんわな。どんな風景でもこのカメラで撮影すればたちまちマトリックスの世界。本来なら特殊な機材でしか撮影することのできない世界がこのカメラなら簡単に撮影することができる。でもこのカメラはただ速いだけで終わらない。この「とにかく早く撮影する能力」を生かして「美しい写真を作り出す」機能が付いている。一瞬で撮影されたたくさんの画像を合成することによってぶれのないきれいな画像を作り出す。「そんなソフト上で合成された写真なんて邪道だッ!!」なんていう人もいるかもしれませんが、そんな堅いことは言わず。これからの写真技術は特にソフトウェアの技術による進歩が大きくなっていくでしょう。もう既におなじみの「顔検出機能」もその一部ですね。

しかし相変わらずCASIOのデジカメは目立たないようでいて実に尖ってますね。もう数年前になりますがCASIOのデジカメで撮った写真を背面液晶で見せてもらったときには本当に驚きました。いや、写真がきれいだったとかそう言うことじゃなく、単純に写真を次々に切り替える動作が速いこと!! あまりのスムーズさに驚いてしまいました。確かに人に見せるときに動作がモタっていたら恰好がつかないですもんね。CASIOは当時から他のメーカー以上に写真再生に力を入れていました。特にこの頃から撮影した写真をデジカメに入れっぱなしにしてアルバム代わりにする人が増えていたようです。最近ではSONYがアルバムとして使えるデジカメを作っています。まさに先見の明。

今まで写真は人間の記憶の代わりに過ぎ行く時間を記録する役目を果たしてきました。フィルムがデジタルになり、さらに扱いやすく、美しく、鮮やかに記録できるようになって。これまで人の目に見えるものだけを残してきましたが、デジタルの力は人の目にも見えなかった世界すらも残すことを可能にしました。写真と映像の世界、まだまだ楽しい世界が広がります。

参考URL:
SCR | DROPCLOCK

Kindle2を見てると大きなiPod touchが欲しくなる

2009.02.09 Gadget

Amazon「Kindle」

アメリカのAmazonが販売している電子ブックリーダー「Kindle」が装いを新しくver.2になる模様。

Amazonの電子ブックリーダー Kindle 2 リーク、薄くなって値段据え置き - Engadget Japanese

日本では初代Kindleも発売されていないため馴染みがありませんが、KindleはアメリカのAmazonが「電子ブック界のiPod」を目指して作った意欲作。Kindle上からネットに接続して電子ブックを購入したり、モノクロだけどWebブラウズができたりとなかなか高性能な一品です。基本的には「本を読むためだけの道具」ですが、初代iPodと同じくらい売れているらしく売り上げはなかなか好調な模様(もちろん"初代iPod"ですから世界的大ヒットの以前、ということですが…)。

Amazon「Kindle」

初代Kindleはデザインもなかなか奇抜で、右端が傾斜しているのが特徴。おそらく本物の本でいうところ「小口」の部分をイメージしたんだと思いますが、個人的にはけっこう好きなデザインでした。で、今回のKindle2はと言うとかなり保守的なデザイン、というかApple的というか…ぐっとかわいらしくなった印象。中にはKindle2の厚さを鉛筆と比較したりともろAppleから頂いたような演出もありますが、なまじ出来がいいだけに感触は悪くない、むしろいい感じ。

ここまでApple、というかiPod touch/iPhoneライクなデザインになってくると「じゃあこんな感じの機械をAppleが作ったらどうなるのよ?」と妄想してみたくもなります。Kindleがいくら高性能だといっても「モノクロ表示の電子ブックリーダー」以上のものではありません。それにiPhoneで電子ブックが読めるソフトが出てきてもおかしくありません。機能的にiPod touch/iPhoneで、なおかつKindleくらい大きなマルチタッチカラー液晶、そして(私は特に必要性を感じませんが)物理キーボードが付いたデバイス…。そんな「ちょっと大きめのiPod touch」があったら最高なんですが…。

大きなiPod touch…?

こんなデバイスがあったらそれこそNetBookいらずですね。しかし自分で合成しておきながら何ですが、iPhoneの画面をはめ込むと急にデザインが野暮ったく見えてきてしまうから不思議。ぜひ早急に「本物」をつくって頂きたいところです。

MacBook Pro 17inchを修理してきました。

2009.01.27 Gadget

「もしも」は突然やってくる

先週の日曜日、1月17日の夜中に、私の愛用しているMacBook Pro 17inchがスリープから復帰しなくなる自体に陥りました。スリープから復帰しない、と言うよりは復帰したんだけど画面が表示されない状態。外部ディスプレイ端子にテレビを繋いでも無反応。おそらくグラフィックカードが逝った状態、と推測し即時ここからGenius Barの予約をiPod touch(iPhoneでもいいんですが)で入れ、次の日Apple Store銀座へ急行。すぐさまイケメンでリア充熱血系のGeniusにMacBook Proの入院をお願いしました。
実はApple Storeに持っていったとき病状が悪化し、初期の「動くけど画面ついてない」状態が再現されず、それどころか起動すらしないという状態にまでなってしまいました。しかしGeniusはその場でファードウェアチェックを実施、判断が難しい症状でしたがその場の他のスタッフも相談した上でマザーボード交換の可能性が大きいとの答えが。ですが私の意図を汲んでくれたのか、工場に送る「診断表」にグラフィックカードの不良の可能性もある、と書き込んでくれました。よくあるのは定員さんが勝手に症状を決めつけたり、こちらの状況を無視してただ工場に修理品を送るだけ、というパターン。でもそこはGenius Bar。柔軟で納得のいく対応をしていただけました。個人的には渋谷よりも銀座のGeniusの方が信頼が厚い、と思っております。
入院から5日後、無事退院のお知らせが。事前に修理費は5万円ほどかかるだろうと聞いていましたからそれなりの覚悟をしていったのですが、結果は修理費:無料。理由はMacBook Proに搭載されていたグラフィックカードNVIDIA GeForce 8600M GTがリコール対象になっていたためここに詳しい情報が)。私の予想通りグラフィクカードの異常だったようです。私も入院させる前にしっかり調べておくべきでしたね。

何があってもデータだけは守ろう

こういう忙しい時期に限ってマシントラブルは起るものです。お金がかかってもいいから早く修理してほしいという状況でしたが、迅速に対応してもらえたと思います。MacBookは私にとって指先から更に先の体の一部という感じですから、故障時には本当にひやりとさせられますね。それでもTime Machineの登場以降、その不安もだいぶ和らぐようになりました。更に今まで修理センターにPCを送るとなるとHDDは初期化されて帰ってくるのが鉄則でしたが、今回はデータ損失もなく帰ってきました。修理の技術も確実に進歩しているということですね。

PCが故障しようとも、データだけは生かしておきたいところです。データさえ生きていればやり直しがききます。Macユーザーならば絶対にTime Machineを使ってください。「私は大丈夫、そのうちDVDかなんかにバックアップするから」と考えている方。その様子だと絶対に真面目にバックアップすることはないでしょう(ソースは自分)。Time MachineならHDDをさしっぱなしで勝手にバックアップをとってくれます。これほど楽なことはありません。今や大容量HDDも1万円を切る価格で買える時代。大切なメールや写真データや音楽データが消えてしまうショックに打ちひしがれるくらいだったら1万円なんて安いもんです(ソースは自分)。「消ぇちゃった…なんでー!?」とか泣きつく前にバックアップしろよコノヤロー!!(ソースはたけし)

MacBook Pro 17inchとVAIO type P - NetBook時代と対峙する2つのノートパソコン

2009.01.12 Gadget

バッテリーが強くなった「家用ノート」17inch MacBook Pro

バッテリーが強くなった「家用ノート」17inch MacBook Pro

まず、先陣を切って発表したのはApple。既に発表済みの13inch MacBook、15inch MacBook Proに続く17inchのMacBook Pro。誰もが予想できた発表なので大きく騒がれることもなかった、でも間違いなく現時点で最強のノートパソコンの1つでしょう。17inch MBPの魅力は以前の記事で紹介した通り、広大なディスプレイ領域によるクリエイティブ作業の効率化。基本思想は今までの17inchと変わりありませんが、今回Appleが大きくプッシュしてきたのが「バッテリー駆動時間の増加」。バッテリーの交換はしづらくなりましたが最大で8時間の駆動とかなりの高寿命を実現しています。しかしなぜまたバッテリー寿命をAppleは売りにするのでしょうか。ノートパソコンのバッテリーが肝になるのはモバイル用途。しかし以前の17inchのスペックと見比べると確かに小さく、軽くなったとはいえ、まだまだ重い。通勤通学に持ち運ぶ人は少ないでしょう。しかし自分の家の中だったらどうでしょう。

VAIO P

昔SONYがVAIO Pという製品をリリースしています。見た目はデスクトップPCですが、バッテリーを内蔵しているという非常に特殊な機種です。ハンドルがついていてこれで家の中の好きな場所に持ち運んでください、と言うことです。時にはリビング、時にはキッチン、時には寝室。新しい17inch MBPはこういった利用も想定されているのではないでしょうか。普段は家の中で自由に持ち運んで使う。で使わない時や寝る前に電源に繋いで充電。まさに究極の「家モバイルPC」。

対局とも言えるNetBookも家の中で使われることが多いようです。ねっころがりながらYouTube見たり、テレビ見ながら調べものしたり。いざ外に持ち運んでも、外出先ではなかなか都合良くネットに繋げられないでしょうから自宅がNetBookの主な活躍の場でしょう。そんなNetBookに対してAppleは暗にこう言っている要な気がします。NetBookは軽くて小さい。便利な代物である。でもあなたは我慢して使っていませんか、と。解像度の低いディスプレイ、小さなキーボード、スピーカーだってそれなりのものしかついてない、プロセッサの性能も同様。だけど17inch MBPは違う。究極の高解像度にフルサイズキーボード、ノートパソコンとして最高峰のプロセッサ。ソフトだってiLife'09がついてくる。家の中で使うのに我慢しなくてもいいノートPC。

こんな具合にバッテリー要領の増加から話を膨らましましたが、室内利用だけでなくて当然持ち運ぶのも想定されているでしょう。このサイズと性能を持ち運ぶ必要がある、となると完全プロフェッショナル用途でしょうね。その場ですぐ確認がしたいフォトグラファーの方とかに好まれそうです。

小さいボディに考えられるすべてを詰め込んだVAIO type P

小さいボディに考えられるすべてを詰め込んだVAIO type P

続いてSONYは極小ノートPC VAIO type Pを発表。「落ちちゃう!! 落ちちゃうから!!」と見るものすべてをヒヤヒヤさせるCMで早速話題をかっさらっていますが、私はこれ今年のヒット商品になるだろうなあと思ってます。typePもサイズや価格からNetBookと同ラインを狙っているように思われがちですが、とにかくプラスα
で差別を計ろうとしている印象が強い。サイズは一般的なNetBookよりもかなり小さい。開発者の方も「手でガバッと掴める」ことを目標にしていたようです。液晶解像度は1600*768pxというとんでもない仕様。さらにワンセグ視聴や、ワイヤレスWAN内蔵で携帯電波が届けばどこでもネット接続可能。最近の国内ノートPCのトレンドをすべて盛り込みつつ、完全なモバイルも可能で、なおかつさらに小さい。

まだまだ一般層でのVAIOへイメージは高く「どうせならVAIOを選ぼう」という考えを持つ人も多い気がします(特に大学生?)。せっかく買うなら、ちゃんと使える全部入ったのが欲しいよね?ということでtype Pが選ばれるのでは。1600*768pxという解像度はブラウザとWordの同時起動といった実作業を踏まえた仕様なのでしょう。

「軽く、小さく」だけじゃないノートPCの価値を作らなければ果てしない競争に巻き込まれるだけ

基本は変えずユーザーの利用範囲を広げる施策をとったAppleに対して、いかに付加価値を付けるかで差別化を計るSONY。低価格化と更なる値下げ競争に見舞われるPC業界の中で、少しでも大きな利益を得るための各社のアプローチの違いが見えて面白いです。個人的にはやっぱりMacOSが使いたいのでtype Pはちょっとまた違うかなー…iPhoneもありますしね。

なぜ産経新聞iPhoneアプリは「完全無料」で使えるのか。

2008.12.13 Gadget

新聞がiPhoneで読める。しかもタダで。

新聞がiPhoneで読める。しかもタダで。

遂にこの時が来たか。各方面でも伝えられている通り産經新聞が自社の朝刊を無料配信するiPhoneアプリを公開。iPhoneへ向けて実際の新聞を配信するというのは全世界でも前例のない快挙、しかもアプリ自体も「無料」という思い切った戦略です。

産経新聞(iPhone版)

アプリをダウンロードして立ち上げると自動的にその日の朝刊が読み込まれる方式(過去のアーカイブは保存されません)。なるほど紹介サイトでも言っている通り「配達」とは言い得て妙。しかし本来ならば毎月3000円近く取られるであろうところを、配信料も無料、さらにアプリの料金も無料にしてしまう理由は何なのか?つかそんなことして会社的に得があるんでしょうか。その裏側を妄想していきます。

新聞を極めて "新聞的" に読める

iPhoneアプリ「産経新聞」

まず実際のアプリの使い勝手ですが、非常に良好。仕組み的には新聞をスキャンした画像データが大きさ別で3種類読み込まれ、それをGoogleマップ風のしくみで表示します。最初はiPhone用にレイアウトを最適化したデータを作って配信した方が見やすくでいいだろうとも思ったんですが、実際に使ってみると意外と困らないもので。新聞って大抵気になったところだけをさっと読んで次のページへ、と読んでいく人がほとんどでしょうから、「気になったところをタップして拡大」→「読み終わったら次のページへのボタンを押す」というフローで新聞とまったく同じ読み方になるわけですね。特に、スムーズな拡大縮小、スライドはiPhoneが得意中の得意としているところですから、新聞とiPhoneは相性がいいのでしょう。

産經新聞のラテ欄をそのまま表示

個人的に一番気に入ったのが「ラジオ・テレビ欄」(通称ラテ欄)。既にテレビ番組表を表示するiPhoneアプリも登場していましたが、やっぱりラテ欄じゃないとダメなんですよ。実は自分でラテ欄表示iPhoneアプリを作ろうかと思っていたくらい。チャンネルと時間の掛け合わせで見ていかないと、好きな番組がいつどのチャンネルで放送されるかがすぐに把握できない。今までデジタル番組表で出来がいいのはWiiのテレビの友チャンネルだと思いますが、それでもラテ欄の見やすさには届いていない気がしました。で、今回の産經新聞アプリではまさにそのままのラテ欄を見ることができます。私はやっぱりこれが一番。番組表は情報量が多ければいいってもんじゃないんです。今のところこのアプリは最強の「テレビ番組表アプリ」でもありますね。

なぜ産經新聞は実際の新聞を「無料」で提供するのか

しかし売り物になっている新聞を本当にタダで配っちゃっていいんでしょうか。最近新聞の発行部数が落ちているとよく聞きます。部数が落ちれば当然収益が減る。タダで配ったら尚のこと…と思い実際のデータを調べてみると意外なことが。

朝毎読「部数激減」の非常事態:FACTA online

他社が軒並み部数を減らしている中、日経と産經は確実に部数を伸ばしているんですね。新聞自体を売ることに困っているわけじゃないようです。タダで配る余裕がある、ということなんでしょうか。しかし新聞の主な収益源は他にもあります。広告です。

MRS 広告出稿動向 [新聞広告統計]

新聞業界全体のデータなので産經に絞ったものではありませんが、確実に出稿が減っているのは事実のようです。新聞に広告を載せる価値、というものが広告出稿者の中で揺らぎつつあるでしょう。とくれば新聞広告の価値を上げなければいけませんよね。価値を上げる、つまり多くの人が興味を持って見てくれる状態にする、ということです。あくまで妄想ですが、この産經新聞アプリは「新聞広告の価値向上」を狙ったアプリ、ということではないでしょうか。

産經新聞はすでにMSNと提携してネット上でニュースを配信しています。iPhoneアプリを作るならこのデータを持ってくるのが一番正攻法のはずです(MSNなのは置いといて)。あえて実際の新聞のスキャンデーターを使ったのは、編集不要で配信コストが小さいこともあるでしょうが、一番の理由は新聞上の広告をiPhone上に再び表示できるからでしょう。さらにこのアプリの操作方法なら、スライドしているうちに何気なく広告に目がいくことも多々あるわけです。

つまり単純に新聞広告の露出を増やす方法、と考えれば今回のアプリ・配信が無料なのも納得がいきます。さらに「一日一回だけ配信」「過去の新聞は保存されない」「iPhoneから他のメディアへの転送不可」という要素も無料配信が可能になった理由の一つでしょう。

新聞というフォーマットの存続、そしてネット時代の課題

確かにこれで広告の露出は増えるでしょう。でも新聞の読者層とiPhoneのユーザー層が同じとは想像しづらい。層が変われば広告効果も大きく変わるだけにこれは重大な問題です。しかし紙で新聞を読む人と、iPhoneで新聞を読む人がまったく乖離した存在だとは思いません。「新聞の表示フォーマット」が理解できる世代が限定されつつあるからです。

このままいくと我々が知っている紙面上での新聞、あの特殊な表示フォーマットは消滅します。私より下の若い世代のほとんどは情報の入手を携帯・PCで済まし、わざわざ月3000円を払って新聞を購読しようという人はいないでしょう。縦書き、段組み、入り組んだレイアウトといったものは排され、すべて電子機器で表示しやすい横書き、ページ別、といった方法に置き換わる。

私の世代はおそらく紙とデジタルの中間に位置するのだと思います。新聞は理解できる、ただデジタルに既に移行しまった。先ほど書いた通りいまさら3000円を払う気にはならない。今更お金を払ってくれない人たちなら無料で配ってもいいじゃないか、読んでもらえるだけよっぽどいい、という気持ちが産經新聞にはあるかもしれません。そして新聞のあのフォーマットを支持してもらえる最後の世代だとも思っているでしょう。少しずつ死に向かうフォーマットを、存続させることのできる鍵を握っている世代。そして彼らの一部が支持するデバイスiPhone。それがデジタル版の新聞を表現するに恰好のデバイスだったと。

いや、これはさすがに今回は妄想が過ぎたかもしれません。ただ新聞が変わらなければならない時期ではあるのです。ちょうど今日の産經新聞の一面に大きく載った写真は今年を表す一字「変」。

今年を表す一字「変」

この恒例行事もいい加減もうよくね?と思いつつ、さらになんともしっくりいかない一字が選ばれてしまい妙な気持ちでしたが、なるほど、こうやって新聞の一面に載るとなかなか説得力があるように感じます。

iPhone/iPod touch向けゲームが大手メーカーから続々発進

2008.12.07 Gadget

iPhone/iPod touch用METAL GEAR AS!D開発中!!

前々から気になっていた小島プロダクションのティザー広告の正体が判明。折しもMGSに関連したエントリーを書いたばっかりだというのに…!!

デジバイト:業界人に新作MGSについて聞いてきました! - livedoor Blog(ブログ)

要するに「i」はiPhone、「!」はAS!D、ということで。組み合わさって電源マークになっちゃってるからてっきり360にMGS4を移植するのかと思ってたよ。しかし名称がMGStouch。AS!Dとはまた違う?MGS史実に絡んでくる?そこらへんも見所なのでは。続報を待ちましょう。

クリスタル・ディフェンダーズ

スクウェアエニックスもクリスタル・ディフェンダーズというまんまDesktop Tower Defense的なものにFF的味付けを加えたソフトを発売予定。まんま、とはいえFF全盛期スクウェア世代としては気になってしまうサガ。出たら買っちゃうだろうなー。

これでiPhoneゲーム業界に参入した大手ソフトメーカーは、EA、ハドソン、セガ、バンダイナムコ、スクウェアエニックス、そしてコナミ…どのメーカーさんも片手間での参入かもしれませんが、それにしても豪華なラインナップ。iPod touchをゲーム端末としてプッシュしているAppleですが、これだけ揃うとなかなかバカにできない勢力になりそうです。

やはりゲームは新しいジャンルのデバイスをアピールしやすくていいでしょうね。iPhoneは特にオーガナイザーとしての利用が主になるでしょうが、iPod touchは回線が常に使えないが故にエンターテイメントに特化していくのは自然と流れでしょう。

しかしこの何ヶ月でまたiPhoneアプリのクオリティーがまた底上げされた印象があります。開発者の皆さんがこなれてきたということでしょうか。最近のお気に入りはゲームじゃないけど「大辞林」

大辞林 iPhoneアプリ版

大辞林(iTunesへジャンプ)

辞書としての実用性はもちろん、季語や文学作品名をマトリクス配置で見ることができたり、検索結果からさらに調べたい語句をなぞるだけでさらに調べていくことができるなどiPhoneらしさも。特にヒラギノ明朝の美しさはさすがに他の携帯機ではまねできないOS Xならでは。アニメーションなど細かいところにも気が利いていて、見せ方、機能共に今年のiPhoneアプリを代表する存在になるのでは。個人的にはインデックス表示時のスクロール方向を一方向だけにする設定が欲しいんですが…もしかしたらiPhone SDKにはスクロール量の限界があるための措置だったりするのかな?それでもこれだけで時間がつぶせてしまうような良アプリですね。

唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

2008.11.16 Gadget

唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

有名音楽プロデューサーが創ったヘッドフォン

Monster Beats by Dr. Dre ヘッドホン - Apple Store (Japan)
Beats by Dr. Dre

以前から気になっていたDr. Dreプロデュースヘッドフォン「Monster Beats」。HIP HOPは(というか音楽全般だけど)そこまで詳しくないのでDr. Dre(Wikipedia)のこともよく知らなかったのですが(ちょうすごい人らしい)、見た目の厳つさも相まってずっと気になっていたアイテム。Monster Cable製で価格は44,000円アメリカでは既に販売されていましたが、日本でもようやく販売開始。ということで銀座のAppleStoreに置いてあったので実際に視聴してきました。以下音に詳しくない人間がレビューするのもなんですがよろしければどうぞ。

見た目・装着感

全体はツヤツヤブラックなプラパーツで覆われたMonster Beats。さぞハデハデな印象に見えるだろうと思ったら実物は意外と落ち着いた印象。イヤーパッド周りに一部赤いツヤツヤパーツが使われているんですが、これが朱塗りのような雰囲気でかなりポイント高し。ただプラパーツだけでなく留め具や、長さを調整する芯の部分に金属パーツが使われているのは安心感があります。この金属パーツがアクセントになってくれるので仕様の際はぜひ少しヘッドフォンの長さをのばして利用されることをお薦めします。装着感もよくしっかり固定してくれます。クッション部分もすぐに痛んでしまうようなやわな感じではありません。高級ヘッドフォンだけあって全体を通しても決してチープな雰囲気は感じません。が、だけどちょっとツヤツヤプラパーツのようなチープな要素もうまく混ぜてきている。このヘッドフォンらしいキャラクターの主張を感じます。

最初の印象はとにかく低音が響く響く。ズシっ、ズシっ、という感じ。で次に気がつくのは人の声がよく通ること。ボーカル部分が明瞭にはっきりと聞こえます。この2点がなるほどHIP HOPな感じなのかぁ、と妙に納得。もちろん音全体のクオリティは高いです。よくある高級ヘッドフォンは原音に忠実な聞こえ方を売りにしていることが多いですが、このヘッドフォンは明らかに違う。かなりブーストした感じ。だからといって破綻しているわけではなく、いい具合の脚色が加えられています。ここらへん人の好みはあるかもしれませんが私はかなり好き。気分が高揚するというかなんというか、確かに「アガる」感じの音作りだと思います。

機能・その他

実はこのヘッドフォン、ノイズキャンセリング機能がついてます。…がAppleStoreだったからなのかそんなにその機能を実感することはなく。ノイズキャンセリングに関してはBoseのQuietComfort3ほどではない感じ。まーこのヘッドフォンにQCのようなものを期待している人は少ないと思いますが。で、このノイズキャンセリング機能のために単4電池2本を必要とします。もし電池が切れた場合、このヘッドフォンは使うことができません。完全に音がでないので電池切れには要注意。

あと面白いのが、ケーブルを取り替えることができて、iPhone用のマイク付きケーブルもつかえます。もちろんマイク部分を押すことで再生・一時停止・早送り・巻き戻しの操作が可能。お店の都合で実際には使えませんでしたがiPhoneユーザーは試す価値ありですね。ちなみにマイク付きのケーブルは黒、普通のケーブルは赤のカラーリング。個人的にはマイク付きのほうも赤のほうがかっこいいのに…と思ってしまいます。

もう一つ小技としてはヘッドホン側面の「b」マークを押すと一時的に音が出るのが止まります。再生を止めるまでもない状況、誰かに話しかけられたときに等に地味に便利。ここらへんDr. Dreの実体験が入っているような気がします。

総合して

普通の高級ヘッドフォンのにはなかった新しいキャラクターのヘッドフォンです。高音質+原音重視+オープンエアー型の流れがあるかで、高音質+低・中音重視+密閉型という組み合わせのこのヘッドフォンは間違いなく異彩を放っています。ノイズキャンセリングヘッドフォンのためQuietComfort3と比較する記事をよく見かけますが、たぶん競合製品ではない気が。「ただ俺は静かに音楽が聞きたいんだッ!!」という人はQC3でしょうし、「ただ俺は音楽で盛り上がりたいんだッ!!」という人には間違いなくMonster Beatsでしょう。私は後者ですね。普通にAppleStoreで買って帰りそうになったところで「いかん私にはShure SE530が…」と踏みとどまりました。SE530ともベクトルが違うからなぁ…うーんうーん。

予言「次の時代のマウスはマウスじゃない」

2008.10.28 Gadget

予言「次の時代のマウスはマウスじゃない」

以前からあったにはありましたが、最近Twitter上でMighty Mouseの調子が悪くなったという書き込みがまたちらほらと。特にスクロールボール(一部の人は "乳首" と呼んでますがまったくもってけしからん!! ><)の動作が悪くなるということ。私も家と会社でBluetooth接続の "しっぽなし" Wireless Mighty Mouseを使っていますが、確かにたまにスクロールボールの効きが悪くなることも。よくネット上で書かれているこのスクロールボール不調の解決策としては、

1. 机の上にウェットティッシュを敷く。
2. その上で机に当てて一生懸命スクロールボールをごりごりする。
3. スクロールボール表面についてるゴミを取ってあげる。 

というものがあります。もしスクロールボールが不調な人は是非この方法で復活させてあげてください。私も度々この方法で復活させています。ただね、確かにこのスクロールボールは縦にも横にも移動できて便利なのだけど、せっかくマウスが光学式になって扱いやすくなったと思ったら、今度はスクロールボールの面倒を見なきゃいけなくなっちゃったというなんか本末転倒感があって。しかもいくらスクロールボールこすって復活させられるからって、結局壊れやすいしメンテナンスはしにくい。Mighty Mouseはかわいくて素敵で、機能的なプロダクトなんだけど、長い目で見ると非常に "もったいない" 感じがする。じゃあスクロールボールをタッチセンサーにして、可動しないようにすればいいのか?ってもあのころころ感があるからあんな小さな動きでもちゃんと操作してる感じが生まれるわけで…うむ、なんとかうまい形に改良できないものか…

…と、ここであることを思い出した。AppleはMighty Mouseよりも効率的、機能的で、メンテナンスフリーで、省スペースな入力デバイスをもう既に作ってるじゃないですか!! 新しいMacBookのガラス製のトラックパッド。Mighty Mouseと同じく「ボディ全体がボタン」で、右指でクリックすれば右クリック、2本指でなぞればスクロール。さらにMighty Mouseより優れているのはジェスチャー機能。ピンチイン・アウトで拡大・縮小、指をぐるっと回せば回転の機能。3本指でブラウザの戻る・進む、4本指でExposéにDashboard。ソフトが対応すればさらに多彩なジェスチャー機能が使えるようになるかもしれない。トラックパッドだから当然マウスパッドも不要だし、これ以上動きようがないからマウスより省スペース。汚れたらさっと拭いてあげればいい。なんだ機能的にみても機械的にみても、Mighty Mouseより新しいトラックパッドのほうが断然優れてるじゃないか。

今まで14年前初めてAppleがノートパソコンに搭載して以来、あくまで「ノートパソコン用のマウスのかわり」でしかなかったトラックパッドは、iPhoneのメイン入力インターフェースを経て、遂にマウスを追い抜いた。マウスのほうが使い勝手がいいと言う人もいるだろうけど、これだけノートパソコンが普及した現代ならそこまで抵抗もないかも。

Bluetooth TrackPadがもし存在したら…

私の勝手な妄想ではおそらくMighty MouseはApple最後のマウスなのでは。将来のAppleのデスクトップ製品に付属するのはPost itのよりも一回り大きいサイズのトラックパッド(もちろんBluetooth接続)。キーボードの右に置いても左に置いても、ノートパソコンのように手前に置いてもいい。まじすか超自由じゃんそれ。いやもしかしたらトラックパッド付きキーボードがある意味一番スマートかもしれないけど。…と、ちょっと妄想力爆発させすぎかな。豚骨ラーメン食べた勢いで書いてみました。

祝・発売!! iPhoneアプリ「ToyCamera」&「LiquidPics」

2008.10.25 Gadget

久しぶりにiPhone関連のお話。以前イベントなどでfladdictさんにお会いした際にiPhoneアプリをいくつか見せていただいていたのだけど、そのiPhoneアプリ群が紆余曲折を経て遂に発売開始!! さっそくそのうちの「ToyCamera」と「LiquidPics」を購入。

Toy Camera

Toy Camera (iTunesStore)

fladdict» ブログアーカイブ » Toy Camera 正式リリースのお知らせ

Toy Camera

その名の通り、LOMOやHOLGAなどのいわゆる「おもちゃカメラ」で撮ったような写真が簡単に撮れてしまうソフト。使い方は簡単。まずiPhoneからToyCameraを起動すると、タイトル画面が表示されたあと早速撮影画面に。とりあえず撮影し、この「写真に決めた!!」となったら変換ボタンを押す。でちょっとのあいだ待つとなんとさっき撮った写真がなんだかレトロな写真に早変わり。では実際にどんな感じに撮れるかというと…

fladdict_iphone_apps1.jpg fladdict_iphone_apps2.jpg fladdict_iphone_apps3.jpg fladdict_iphone_apps4.jpg fladdict_iphone_apps5.jpg
なんか写真に偏りがあるけど気にしないでね!! こう見ると本当にトイカメラの「周辺光量落ち、高コントラスト、ノイジー、色が偏ってる、でもなんかかわいい」という味が見事にでてますね。クリックすると生データが見れるので参考にしてみてください。ちなみにこのToy Camera、このアプリで撮影した写真にしかエフェクトをかけられず、エフェクトの種類もランダムになっています。「えー、なんでユーザーの自由にしてくれないの><」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、この「狙って撮れない、偶然面白い写真になる」という部分こそが「おもちゃカメラらしさ」じゃないでしょうか。LOMO等で実際に撮影をしたことがある人ならわかると思いますが、たいていあんまりうまく撮れないんですよ。でもその中でも偶然ハッとするようなものが撮れてしまうのがおもちゃカメラのおもしろさなわけで。この「当たるも八卦」感をfladdictさんはよくわかって作られてるのだなと思います。機能が無駄につかないほうが撮るのに集中できますしね。個人的にはActionSamplerSuperSamplerみたいに連続写真が撮れるモードとかがあったらまた別の楽しみ方が…と、これはあくまで私個人の妄想。

価格は230円(iTunesStoreへ)。ガジェット大好き男の子もいいですが、おしゃれなもの・かわいいもの好きの女の子のブログ更新に合っているような、そんなアプリですね。姉がiPhoneユーザーなら間違いなく買ってます。

LiquidPics

LiquidPics (iTunesStore)

fladdict» ブログアーカイブ » iPhoneアプリ 画面を崩壊させるLiquidPics

もうこれは百聞は1YouTubeにしかず。

こんな具合に指定した画像をぐにゃりぐにゃりとさせることができるソフト。

fladdict_iphone_apps10.jpg

まずLiquidPicsを起動。ぐにゃぐにゃさせたい画像を選択し、あとは指でタッチしたり、iPhoneを傾けたりしてぐにゃぐにゃさせるだけ。なんのことはない、と思われるかもしれませんがこれがなかなか面白い。ぐにゃぐにゃさせたあとの画像を保存することもできるので「変顔選手権」みたいなこともできますね。他にもYouTube内でも紹介しているようにiPhoneメニューのスクリーンショットをぐにゃぐにゃさせて「僕のiPhoneがこんなんなっちゃった!!」とマギー審司張りの一発芸を披露することも可。いわゆる飲み会・合コンの場ではかなり有効なネタです。…とこれ読んでて「そんなうまくいくもんかね…」と疑ってる方がいらっしゃるかもしれませんが、以前fladdictさんがとあるパーティーでこのソフトを披露したらなんと人だかりが!! …いや、もちろん制作者だからっていうのもあるんですが。

LiquidPicsは直感で触れるiPhoneの良さと自分でアレンジする楽しみがうまくミックスされたソフトなのでは。NintendoDSiのゆがみカメラを思い出しましたがソフトの中だけで終わらないで、それを共有したり、自分なりの楽しみを見つけたりと奥が深いソフトです。価格はこちらも230円(iTunesStore)

もっともっと日本でもiPhoneアプリを作る人が増えてほしい

AppStoreが立ち上がってもうすぐ4ヶ月。海外からめまぐるしく新しいiPhoneアプリの情報が入ってきますが、日本から発信されるアプリは多くないのが現状です。Apple・iPhoneの一ファンとしても、iPhoneを取り巻く環境がさらに充実することを願っています。またその環境が整っていない中で一人飛び込んで、ToyCameraやLiquidPicsを作成されたfladdictさんは本当に素晴らしいです。ToyCameraはなんと有料アプリ現在6位!! だからみんなもこの勢いに続いていきましょう!!

…そういう私はお仕事がまだまだあるのでiPhoneアプリ制作には入れない状況。まず、仕事、がんばります。

新MacBook & MacBook Proを実際に見てきて補足。

2008.10.16 Gadget

新MacBook & MacBook Proを実際に見てきて補足。

がまんできずに実物を見に行ってしまいました。せっかくだからとApple Storeで写真取ろうとしたら店員さんに止められ。あんまりにもきれいだったもんでつい出来心で…ってそりゃだめですわな失礼いたしました…。

閉じて持ってみればすべてわかる

実物を見て改めて思うのはその質実剛健さ。机の上に置いてあるのを見る限りではつなぎ目はいっさい見当たらない。つなぎ目がないから当然剛性が高い。部品がだんだんとずれることもないし、もちろん見た目もきれい。さらにMacBookを閉じて手に取ってみるとよくわかる。ぴったりと閉じられた様子はかなりのカタマリ感を醸し出す。それでいて軽く薄くなってる。淵のやわらかいカーブも抱えやすさに貢献。この全体の感触はすごいです。とにかく触ってみ、としか言いようがないんだけど。外面に一切妥協なし。ものとしてのクオリティは格段に向上してる。

新トラックパッドは使っているうちにすぐに慣れそう

「ボタンがなくなったトラックパッド」とよく形容されるがまったくボタンがなくなったわけではない。トラックパッド全体が大きなボタンになっている。ボタンと言ってもピアノの鍵盤のようにシーソ的に動くので、ちゃんと押せるのはトラックパッド全体の下半分だと思っていい。それにしても初めての経験でなかなか慣れなかったが、これ慣れたら相当自由に使える感じだ。だってアバウトでいいわけだし。トラックパッドの面が広くなったけどキー入力と干渉するようなこともなかった。例のジェスチャー動作も含め慣れたら手放せなくなるのかも。ガラス製ということで指がつっかえたりしないかと心配したけどその心配も杞憂だった。触った感覚は今までのトラックパッドとそう変わらないので違和感はほとんどない。

他にも細かいところをいくつか

無線LAN感度がよくなったかどうかはわからず終い。AppleStoreの人に聞いても「以前より悪くなってるということはないと思いますが…」とはっきりせず。ちなみに液晶パネルの後ろのリンゴマーク、これもちゃんとガラス製になっていました。さすが細かい。

結論としては「お店で画面を閉じて、とりあえず持ってみ」ということで。私は新デザインの17inchモデルが出るまで静観。ゴージャスでラグジュアリーな17inchに期待です。


昨日の記事のあとにusakもエントリー。「石油由来の素材を使うことに対して後ろめたさがある」というのはなるほどなと納得。MacBookの価格が安くなっていないことへの不満が各ブログに書かれたりもしたが、初期ロットにはあのハイテク工場にかかったお金が乗っかっている。画期的なアルミ削りだし工法によるコスト上昇を他の要素を削ることでいかに小さくするかの勝負だったのかもしれない。Appleは価格よりも環境(とそれに関する大きな利益)を取ったのだ。

新MacBook Pro&MacBook発表 - 簡単にしたら、みんなが得をした

2008.10.15 Gadget

新MacBook Pro&MacBook発表 - 簡単にしたら、みんなが得をした

遂に待ち望んだ新しいMacBook ProとMacBook。

アップル - MacBook
アップル - MacBook Pro

(注:とりあえずいろいろ推測が混じる部分があるけど苦笑い半分で読んでいってね!! 本気にすると偉い目に遭うぞっ☆)

これまでのMacBook Proの問題点

MacBook Proは大きくデザインが一新された。まず先に旧デザインは間違いなく非常に完成されたデザインだったことを記しておきたい。あのクオリティに追いついたノートPCはそうなかった。だがMacBook Proに関してはいくつか気になる点もあった。まずつなぎ目のプラパーツがやや目につく。美しいアルミで構成された筐体はいいのだが、金属で箱状のものを作ろうというのだからどうしてもつなぎ目が必要だった。悪くはない、だが「しょうがないから」という気持ちを感じる。あともう一つは金属筐体であるが故に無線LANの電波感度がよくなかった。Appleもヒンジの部分にラバーを使い、なんとか受信感度を上げようとしていたがそれもそこまで劇的な効果を上げていないようだった。以上が問題提起。

アップルのデザイン・5つのキーワード

次に押さえておきたいのは近年のAppleのデザイントレンド。「アルミ」「黒」「ガラス」という素材はなくてはならない存在。アルミiMacやiPhone、そしてiPod nanoに見受けられる。そしてフォルムは「エッジ」と「ゆるやかな曲線」の対比で構成されることが多い。iPod nano、MacBook Airなどに顕著に見られる特徴。全ての製品のイメージを統一しようとしているAppleの、目指そうとしているところはここだ。

「アルミ」「黒」「ガラス」「エッジ」「ゆるやかな曲線」

「アルミ」「黒」「ガラス」「エッジ」「ゆるやかな曲線」この5つのキーワードを満たし、諸処の問題を解決したノートパソコンを作るためにAppleが取るアプローチ。それは全てを "簡単にする" ことだ。

Appleが出した答えは「究極の横着」

まずつなぎ目のプラパーツをどうにかしよう。つまりはつなぎ目がなければいい。筐体の大部分のパーツを一つのアルミの板にした。作り方は簡単。なんと大きなアルミの塊から1枚のパーツを削り出すのだ。

なんと大きなアルミの塊から1枚のパーツを削り出すのだ

レーザーカッター等の機器を駆使した完全コンピュータ制御のハイテク工場でMacBookとMacBook Proのパーツが作り出されている(その様子を収めたビデオはこちら。工業機械がアルミパーツを切り出していく様は圧巻)。一体のパーツだから強度も上がった。そしてちょうどプラモデルがこのような作りになっているのと同様、パーツを組み立てる際に非常に楽になっているのも利点。組み立てるためのパーツもねじ止めの数も減りコスト削減。買い求める人はさらに美しくなった製品が手に入るのだから尚のこといい。

残るは「黒」、そして「ガラス」。使うとすればもちろんディスプレイだ。ただきれいに見せたいからガラスを使うわけではないだろう。知っての通り金属は電波を通さない。が、ガラスなら通す。おそらくAppleはディスプレイ枠周囲に無線LANのアンテナを張り巡らせているはずだ。これなら今までのようにデザインを犠牲にせず堂々と電波の通り道を確保できる。今までのMacBook Pro最大の構造上の欠点はこれで見事に解消された(…っていうここは完全な想像。そんなに外れてないと思いたい)。

Appleが簡単にした部分はまだまだたくさんある。MacBook Proの開閉ラッチは省略された。これのほうが壊れにくいしボタンを押さずに済むから開けやすくなる(かも…ここは触って確かめたい)。ここでも部品点数削減だしデザイン的にもすっきり。仮にラッチをつけるとしたらさっきのガラスに穴を開ける必要も出てくる。やはり省略すべきだろう。

入力インターフェースもシンプルに。MacBook式のボタン風キーボードはお掃除も簡単。ボタンがついていないトラックパッドはかなり思い切った選択だがこれは今回のアップデートでApple最大の提案だろう。こればかりは触ってみないと何ともわからないけど「ボタンを増やすよりもマルチタッチのほうがよほど豊かな操作ができる」ということか。ちなみにトラックパッドにも「ガラス」、使われてますね。

「環境への対応」が製品の性能の一つになった

今回Appleがアルミパーツ等の製品の製法を公に公開したことも異例ですが、他にも「環境」を特に強調したのも非常に印象的。主な製品ページに「環境」というページを作ったのも今回が初めてに近いケースなのでは。ブランドイメージの向上(昔日本ではアサヒビールがいち早く打ち出していましたね)、目立つ分業界内でも特に環境団体からの風当たりが強いAppleですから強く自社の活動を押したいというのもあるでしょう。ここでで先ほどの「アルミ」「ガラス」という再利用可能な素材が大きく影響してきます。さらにパッケージの小型化は輸送回数を減らし、輸送コストの削減とCO2排出を減らす効果も。地球環境の改善、顧客イメージ向上だけでなく、対策を何も取らないことによる自社に降り掛かるであろうペナルティーをうまく避けようとするAppleの企業努力ですね。

「簡単にしたこと」が創出したノートパソコンの新しい価値

今回のMacBookとMacBook Proのアップデートは決して派手なものではなかったのは確か。でもこの「かっちり感」というか全てがぴたりと当てはまる感じはすごい。全ての要素が単独で存在することなく、必ずちゃんと意味を持って存在している。見れば見るほど無駄がない、どころかさらに効率のいいデザイン。もうノートパソコンは性能で勝負するとかいう時代はもう終わってる(急成長しているNetBookを見ても明らかだね)。いいものを沢山仕入れて作ればそりゃ性能が良くて安いものは誰だって作れる。Appleはノートパソコンの価値を改めて定義した。今までのMacBookとは違う価値を持ったMacBookが生まれた。製品単体だけでなく製品が作り出す影響まで見据えているのは、本当に敵わない。

MacBook Proの「デザイン」の2ページ目はこう締めくくられている。「このようなノートブックをつくることができるのは、アップルのほかにありません。ハードウェアとソフトウェア。デザインと工学技術。生産と製造。そのすべてが、アップルの統合されたプロセスを構成しています。」この言葉に嘘はない。1つとして欠けていたらこの新しいデザインは完成しない。今回の主役であるアルミ加工技術だってPowerBook G4の時代から、G5、iPod mini、iPod nano、iMacと、5年以上の歳月をかけて成熟させた技術。その結果、ノートパソコンの組み立てを簡略化するという究極のところまでたどり着いた。

Appleの「簡単にすることで、自分を含めたみんなを幸せにする」というアプローチの解が、新しい価値を打ち出したMacBookとMacBook Proだ。

怪ガジェットか、それとも次世代への大きな一歩か。MEDIA PORT「UP」。

2008.10.08 Gadget

とんでもないものが今日Nikonから突然に発表された。その名をMEDIA PORT「UP」という。

怪ガジェットか、それとも次世代への大きな一歩か。MEDIA PORT「UP」。

Nikon | ニュース(報道資料):メディア ポート「UP300x」、「UP300」の発売について

UPは「身につけられるiPod」。

とりあえずお姉さんが付けている写真のインパクトが強すぎてこれが何をするための機械かわからなくなってしまうが、簡単に説明すると、このUPはNikonが作った「身につけられるiPod」。このヘッドホンとスコープだけで音楽も聞けて映像も見れて、Wi-Fiがあるのでウェブも出来る、という代物。機能的にはiPod touchとほぼ同等。だけど当然ハンズフリー、映像を見ながら歩くこともできる。iTunesと同様のファイル管理ソフトと、コンテンツ配信、さらには無線LANを使った動画コンテンツのストリーミングも出来てコンテンツに不自由することもない。…がしかし、見た目のインパクトはかなりデカい。まだ実物を触ったわけではないのでなんともいえないけど、これを装着して電車に乗る勇気はなかなか…。さらにiPodやウォークマン、iPhoneよりも「自由」かどうかは判断しがたい。画面を直接触るような直感性はないし、デバイスの大きさなども気になる。手が自由になった代償は小さくない。メディアプレイヤーとして見れば競合製品があまりにも多い。みんなiPodや携帯を扱うことを苦と思っていない、むしろ手で何かをいじることに安心感を得る人もいるだろうが、それでもUPのキーポイントは「開放感」ということになるだろう。iPhoneで初めてハンズフリー通話をしたときの感動は大きかった。この開放感が多くの人から共感を得られるかどうか。

電脳コイル、攻殻機動隊。この先に未来のガジェットがある…かも

視点を少し変えてみよう。今 "世界で絶好調" のiPhoneは現時点で最善の情報デバイスだろう。これは間違いない。ただ、10年、20年先もiPhoneが最善であるかどうかはわからない。おそらく数年もすれば電脳コイルの世界のようにメガネのように気軽に身につけられる、現実と仮想を結ぶデバイスが完成するだろう。そのさらに未来には脳とネットワークが直結するようになるのも想像に難くない。これから販売されるUPが機器としてヒットするかどうかは占い師ではないからわからない(いやま電車に乗ってる人がみんなこれを装着しているところは想像しにくいけど…)。でも、そんな未来へつながる直線上にこのUPはいる。電脳化に比べたら遥か手前だけど。少なくともUPの先に電脳メガネはある。

チャレンジは応援するスタンスで

Nikonにとってカメラに次ぐ第二のコンシューマー製品がこのUP。無謀な挑戦だと笑うのもいいけど、どうなるかまだわからない。iPodだってパソコンを使わなきゃ音楽が聴けないプレイヤーなんか売れないと言われた。NintendoDSだって無意味な2画面・タッチパネルでちゃんとしたゲームができるはずがないと言われた。でも結果は知っての通りのことになった(とんでもない、がいいときもある)。UPはどうなるのか…気持ち的には電脳メガネ実現も含めて応援したいですね。仮にUPがうまくいかなかったとしても、接眼ディスプレイは新しいカメラに転用されるだろうし、今回の経験を生かしてUPに変わるメディアプレイヤーを作る可能性もある。最近のNikonはなかなか策士なので気が置けませんな。

つかUP本体よりもWebサイトがむっちゃかわいい件について

つかUP本体よりもWebサイトがむっちゃかわいい件について

いや、正直にいってUP本体よりもこのサイトのほうを紹介したかったんですよ。AkiraFukuokaのツボを刺激しまくる赤いアイコンで作られた模様。このエッジが効いてる感じがかなりヒットです。インターフェースにすこし迷うところもありますが。とにかくかわいい。このパターンで絶対スクリーンセーバーを作るべき!!

Photokina2008とPENTAX - 作ることも大切だし、売れることも大切。

2008.09.23 Gadget

デジタル一眼はフルサイズ、動画対応の時代へ

2年に一度のドイツのケルンで行われるPhotokinaが開幕した。ピンとこない人はカメラ版東京モーターショーみたいなのを想像してもらえれば。もちろん日本の各社も展示に参加している。コンシューマー向け一眼レフの市場が一段落し、今年は各社フルサイズフォーマットのデジタル一眼レフに注力する姿勢が見られ、新たな競争の火蓋が切って落とされた感もある。また、NikonのD90、CanonのEOS 5D Mark IIは一眼レフカメラながら動画撮影に対応している。

D90とEOS 5D Mark II

電子部品の進化がまた新しい表現の道を切り開いていく。元来のカメラファンいとって動画撮影はいらない機能かもしれないけど、カメラを「表現の道具」として見たときにこれは面白い進化だと思う。もしかしたら10年後とかには一眼レフは動画を撮るための道具、なんてことになってるかもしれないしね。個人的には早く動画対応一眼レフを手に入れて短編かなにか撮ってみたいな。

やっぱりマイペースなPENTAX

で、写真ブログPICTのほうでも明かしている通り、PENTAXユーザーの私としてはPENTAXの動向が気になるところ。PENTAXは本当にマイペースというか、変わった会社だと思う。確かに事業自体のサイズが他の競合他社(Canon、Nikon、SONYなど)に比べて桁が一つ小さいからかもしれないけど、「他社にはない変わったものを作る」というスタンスをここまで明確にしている会社も珍しい。

各社が35mmフルサイズ対応一眼レフを開発している間に、PENTAXは645フォーマットという35mm判よりももっと大きなサイズのデジタルカメラを開発している。いわゆる中判カメラのデジタル版。ここまで来ると利用する人間が限られてくる商品だろうが、それに心血を注ぎ込んでいるのもなんだかPENTAXらしい。

PENTAXが作るレンズも普通のメーカーが作らないものが多い。その最たるものがLimited、と釘打ったシリーズ。面白いのがこのズームレンズ全盛の時代に単焦点レンズ…つまりズームができないレンズだということ。普通の人はなんでまたそんな不便なもんを…と思うところだけど簡単に言うと私みたいなカメラオタク向けの商品。ボディが完全アルミ削りだしでデザインにもこだわってるところがモノ大好きのオトコ心をグッと掴むのが狙いな訳ですよ。でまんまとその狙いに私ははまっちゃってるわけですよ。で、今PENTAXが開発中の次のLimitedレンズがこれ。

DA15mmF4ED AL Limited

DA15mmF4ED AL Limited。広角15mmでこのサイズって。明るさは犠牲になってるけどこのサイズはアタマおかしい(もちろんいい意味だよ!!)。小さなフードが目を引くけどこれはきっと内蔵されていて必要なときだけ繰り出せるようになってるのかも。さすがギミックも男の子向け。物欲を刺激するとはまさにこのことか。こういう企画にゴーサインを出しちゃうこの会社は本当に面白い。ただ真面目なレンズもちゃんと出す。

DA★55mmF1.4 SDM

DA★55mmF1.4 SDM。おそらく「嘘かほんとかわかんないけどあまりの出来の良さにNikonが85mmレンズを作り直した、という伝説」を持つFA★85mmF1.4のデジタル版的な。このレンズは本当に欲しい…けどお値段はきっと…来年の1月まで待ちましょう。

ユーザーの手に届くまでが会社の仕事

そんなPETNAXを見てて思うことは、他社の製品とは違う方向に製品力を見いだしている。いい製品は確実にできている。でも、それを欲しいと思う人に本当にちゃんとアピールできているのかどうか。Limitedレンズ関連のキーワードの検索数が多いにも関わらずLimitedレンズ専用ページを作っていない。初めて一眼レフを使う女性層をターゲットにした新商品のページなのにこの構成・内容でいいんだろうか。どんなすごいカメラを作ってもレンズを作っても、それがちゃんと必要な人のところまで届かなければ意味がない。これは自戒も込めて。

iPhoneレストラン検索対決!! 「マップ」vs「30min.(サンゼロミニッツ)」

2008.08.25 Gadget

iPhoneのキラーアプリと言えばまずGPSを使った「地域情報系アプリ」。一番よく使われるのが標準でインストールされている「マップ」アプリでしょう。

もしiPhoneを持っている人でこのアプリを使ったことがない人がいたらそれは間違いなくもったいない。もちろんGPSを使っての「行き先案内」は得意中の得意ですが、そこはGoogle Maps。強力な検索機能を使わない手はありません。例えば自分が中目黒にいて、どこかレストランがないかな、というときにはマップアプリの検索欄に「中目黒 レストラン」と入力すると…

iPhoneマップアプリの検索欄に「中目黒 レストラン」と入力すると…

こんな具合にレストランを10件まで検索してピンを打ってくれる。さらに店名をクリックするとお店の電話番号やサイトのURLまで表示してくれる(iPhoneだからもちろんそのまま電話することもサイトを見ることもできる)。うーんさすがのデフォルト純正アプリ。ちなみにいきなり店名を指定して検索も可能。例えば「西麻布 五行で検索しても、

iPhoneマップアプリで「西麻布 五行」を検索

ここまで表示してくれる。iPhone、というかGoogle恐るべし。

しかしApple&Googleの無敵タッグにも死角がないわけではないわけで。例えば検索件数は10件までしか表示できない。検索条件を変えれば、という話ですがおなかが空いてるときにそこまでしてられない。さらにレストラン検索に限定して言えば、今時そのお店のレビューが見れないほうが珍しい時代。Google MapsもPC版ではしっかりレビューに対応していますが、iPhone版ではサポートなし。


ということでお待たせしました。ここでiPhone用ランチ検索アプリ「30min.(サンゼロミニッツ)」の登場です。

iPhone用ランチ検索アプリ「30min.(サンゼロミニッツ)」

30min.は東京・神奈川エリアに対応したレストラン検索アプリ。実は既にWebサービスが先に稼働していて、満を持してのiPhone版の登場だったようです(すみませんiPhoneが先だとばかり…)。先日30min.の「中の方」にお聞きしたところでは、実は現在PC経由よりもiPhone経由のほうがアクセス数が多くなっている状況(!)らしく、iPhone無料アプリランキングではリリースから3週経った現在でも3位をキープ。根強い人気を誇っています。

で、実際の使い方ですが "とても簡単"。まずアプリを起動し、ちょっとの間放っておく。これだけ。するとGPSが現在位置を捕捉して最寄りのレストランを一覧表示。

30min.で最寄りのお店を検索した模様

さらに現在位置からの距離順と口コミの数順にソートすることができるので、行ったことがないお店でも安心して入れますね。確かに純粋にランチの行き先を探す、という目的で言えば標準マップアプリよりも簡単に、すぐに目的が見つかって、さらに使いやすいと言えるかも。口コミ情報で標準マップアプリにはない「おいしさ」という情報もわかる。個人的に使った感想は予想以上にちゃんとお店を探してくれること。思い当たるお店も結構表示してくれるので信頼性は高し。あとGPSの予想範囲も表示してくれるのは誠実でいいなと。GPSの精度が良くなかったらまた再検索すればいいしね。弱点と言えば情報をカバーしている範囲がどうしても狭いという所ですが(現在東京・神奈川のみ対応)、他地域に関しても順次対応していく、という力強いお言葉を頂いたので期待して待ちましょう。あとは重箱の隅ですがBackボタンがずっと表示されてるとか、Mapの表示が大きすぎてスクロールしにくかったり…こういったところはどんどん洗練されていくでしょうから今後も期待です。

機能が優れている、とか機能が沢山ある、ということよりもアプローチがシンプルである、ということが大切なのでしょう。駅探エクスプレスもそうでしたが、操作する目的に最短距離でたどり着くことがiPhoneアプリらしさなのでは。

ちなみに今回は2つのiPhoneアプリの比較、でしたがSafariで見れるWebアプリまで考えるとまだまだ沢山のアプリがありますね。もちろんHotPepper for iPhoneも忘れてませんよ!! iPhone本当に楽しいねー。

参った。iPhoneがアクティベーションを受け付けなくなった。

2008.08.10 Gadget

参った。iPhoneがアクティベーションを受け付けなくなった。

忙しくてブログもロクに更新出来なかったりですが、明日(てか今日)サマソニだって日に限ってiPhoneのアクティベーション異常。なんだこれ。SIMカードを入れ直してもだめ。何度もリストアしてもダメ。これはソフトバンクショップに持って行かないとダメなのか?実家に帰ってきているため各種データも手元に無い。なんのためのMacBook Pro 17inchだ!!と持ってこなかった自分を責める。

が、現状ではほとんどwebサービスに頼っている身のため、実家にあるMacBookで一通りの事が出来てしまうのがせめてもの救い。メール、メッセンジャー、自サイト、ブックマーク、twitter、思いつく限り一通りは。制作関連のデータも一部USBメモリで持ってたし。

つまりはハードウェアなんて一定以上の性能を満たしていれば、なんだっていいのだ(その機械に愛情を注げるかはさておき)。ネットにさえ繋がっていればどんな端末でも仕事はできる。どの端末でも出来るからこそ問題になるのは「データの同期」だ。Aというマシンで作業をしたけれども、Bというマシンでは最新状態じゃない、ということが多々生まれてしまう。それを解決する方法としてAppleはMobileMeを打ち出した。「どこでもMy Mac」という機能を使えば場所を問わず自分のPCとして使える。まだMobileMeは使ってないんだけど今回の件でさすがに考えざるを得ないか。

個人的にはどんなマシンでもいいからこそかわいいマシンがいいよね、という事でMacをつかってる。WindowsでもMacでも壊れるときは壊れるし、蹴り飛ばしたくなるなるときもあるわけで(いや、蹴りませんよ!!)どうせなら、かわいいほうが、ね。

しかしiPhoneが使えないのは不安。ソフトバンクショップに持っていって何でもアカウントはGoogleの一つで済む時代なのに気を遣うアイテムは容赦なく増えていく。ガジェットオタクにとっては楽しい時代です。

iPhoneつらつらシリーズ(1) - iPhoneと本当に仲良くできるのは中高年かもよ?

2008.07.21 Gadget

iPhoneつらつらシリーズ(1) - iPhoneと本当に仲良くできるのは中高年かもよ?

この連休で実家に帰った。両親に帰って早々言われたのは「iPhone見せて」。「ちゃんとメシ食ってるか」とか「仕事がどうのこうの」ではなく。私が実物を見せながらひとしきりの説明をすると、さっそく自分でカメラアプリを起動して息子を勝手に撮影し始め「カメラを横に向けるとカメラのマークもちゃんと横向いてる!! すごいねー!!」と喜んでいた。いやはや、そこらの若い人とかよりもよっぽど食いつきがいい。確かにDS、Wiiとガジェット系に関心が強い我が一家だが、iPhoneに飛びつくお父さんお母さんっていうのは我が家だけじゃないかもしれない。

…ということでネット上でのiPhoneの話題は最近やれビジネスモデルがどうとか、実際に使える使えないとかの話ばっかりでつまんないので私なりにiPhoneの面白い見方を書いてくことにした。今回はちょっと前に本当に起こった話。

 

あれはアメリカでの初代iPhoneが発売された発売されてだいぶ経ったある日のお昼。社長と私はおいしい鰻屋さんへ。さっそく鰻重を注文し待っている間のこと。私はちょうどMac World EXPOには妙にお年寄りが多いというエントリーを読んだあとだったので、理由はなんでかわからんが、Appleはギークどころかお年寄りを引き寄せる力があるらしい、という話をした。で、この光景は私も日本でも見たことがある…そうNintendoDSヒット以降の東京ゲームショウに似てる。来場者の中でもいわゆる親、おじいちゃんおばあちゃんの年齢層が明らかに増加した。NintendoDSは触れるゲーム機、ならば触れる携帯電話・iPhoneに親しみをもつ中高年や高齢者がたくさん現れてもおかしくない。むしろ若者よりも彼らのほうがこぞってiPhoneを使いたがるんじゃないか?…とまあ社長の前でトンでもない与太話を打ってしまった。

あんまりな話だったので社長もそれは突飛すぎるんじゃないか…といった表情。そしてポケットからおもむろにiPhoneを取り出す。もちろん日本でのiPhone発売前であるが、なんで社長がiPhoneを持っているかは面倒なので省略。実物のiPhoneを触りながら「こういう情報端末は…」と話し始めたその時、頼んでいた鰻重をお店を切り盛りしているおばあちゃんが持ってきた。年齢は60何歳といったところか。元気でしっかりした印象のおばあちゃんである。そして鰻重の載ったお盆をテーブルに置くと唐突に一言。

「へー、それiPhoneでしょう?」

驚いた。日本ではまだほとんど知名度がないはずのiPhoneを見て一目で気がついたのだ。おばあちゃんが。鰻屋さんの。そして「初めて見たわ。触らしてくれない?」というので実際に触ってもらう。私も正確には覚えていないが「見た通りに押せばいいだけだから年寄りにも使えるわね」というようなことを言っていたはず。しかしあまりのタイムリーなおばあちゃんの登場、そしてリアクションが、「iPhoneに一番親しみを持つのはお年寄り」というとんでもない説もあり得る気にさせてくれた。

iPhoneを既に持っている人はぜひ、自分のお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんに見せてみてはいかがか。食いつきすぎてiPhoneを返してくれない、なんてことになるかもね。

エフェクトもデザインの範疇。iPhone用アプリ「駅探エクスプレス」の完成度の高さ。

2008.07.13 Gadget

エフェクトもデザインの範疇。iPhone用アプリ「駅探エクスプレス」の完成度の高さ。

iPhone購入当日、やはり携帯用アプリと言えば乗り換え案内系のものは外せないなと思い、よくCMやってるNAVITIMEがあったので試しにインストールして触ってみたがあまりのあおうぇyが:…な仕様に絶句。なのでAppStoreでも人気があった「駅探エクスプレス」をインストールしてみたらこれがとんでもなく素晴らしかった。

駅探エクスプレス (AppStoreへジャンプ)
駅探エクスプレス iPhone / iPod touch

iPhone準拠のアップル的なデザインはもちろんのこと、設計がアップル的というよりは任天堂的ともいえる親切さ。AppStoreでいくつかソフトをダウンロードして試したけども、この「駅探エクスプレス」が見栄も、演出も、機能もiPhone的に洗練されていると感じた。ので、一体何が素晴らしいのか解説。いや、これはみんなちゃんと見ておくべきなんだってば。

まず今までの携帯用乗り換え案内サービスで個人的に不満だった点は2つ。
(1) 入力した駅名が合ってないときに正しい検索結果が返ってこないことがある。
 (あれ、たまプラーザ?たまプラ〜ザ?たまぷらーざ?的な状況)
(2) いちいち時間を指定しなければならないのが面倒
 (一本次の情報が知りたいだけなのに、また駅名も時間も打ち直し!?っていうことがある)
それではこの駅探エクスプレスの働きをとくとご覧あれ。

駅探エクスプレスの基本画面

これが起動してすぐの画面。構成が非常にシンプルでわかりやすく、iPhone純正アプリのような見た目。アイコンもちゃんと作ってある。で、乗り換え案内を利用するにはまず出発駅の駅名を入力するところからスタートするわけですが、このソフトはキーボードを使って駅名を指定するのではなく

駅探エクスプレスではよみがなを一文字ずつ順番に指定していく

このようにしてよみがなを一文字ずつ順番に指定していく。この方法が素晴らしいのが文字の入力と検索候補の表示を同時にやっていること。この発想はすばらしい。先ほどの懸念点(1)を見事にクリア。ちなみに一度入力した駅名は「以前入力した駅名」に保存されるし、普通にキーボード入力で検索することも可能。こんな具合に出発駅と到着駅を決めたら「検索」ボタンを押して検索開始。

駅探エクスプレスの検索結果は非常にシンプル

乗り換える際の駅や線なども簡潔に表示。いくらかかるか、どれくらい時間がかかるかも含めてシンプルに表示されている。もし複数の経路があれば左右ボタンをタップして表示を切り替える。いやま、ここまでは予想の範疇と言うか、普通の経路検索と変わらない。例えばここで、一本乗り過ごしてしまったために次にくる電車を調べたい、というときには出発駅の表示をタップすると…

前後の結果を見る際にはSafariのタブ選択画面のような表示に

なんと画面が引いてSafariのタブ選択画面のような表示に!! これで電車の前後を選択するとぐぐぐいっと画面がスライドして次の時間の検索結果表示。これはいいエフェクトの使い方の例だと思う。画面の縦と横の動きの意味の違い、エフェクトの大小による差の付け方。

本当にこのソフトはよくできてて、触れば触るほど作った人のApple、というかiPhoneへの愛情を感じる。運行情報の中に東京メトロが入ってないじゃないか!!…と思ったら普通に設定の中でON/OFF変更できたり(いやはや千葉都市モノレールがリストの中に入ってたのはびっくりした)。唯一の重箱の隅は時刻表検索の「快速」とかのアイコンがちょっとにじんで見えてあんまりきれいに見えないこと…って本当に重箱中の重箱だよ。このクオリティでどんどんiPhoneソフトウェアが出てきたらいいよね。


iPhone/MacOS Xはエフェクトの時代の始まり。今まで優秀なソフトウェアは適切なレスポンス・適切な表記・適切な配置で決まる部分が大きかった。最近ではそこにエフェクトというものが少しずつではあるけど大きな位置を占めつつある。駅探エクスプレスでは検索結果画面における縦横の動き、そしてエフェクトの違いが見事に効いている。経路の違いと時間の違いをエフェクトが教えてくれている。Flashサイトだってボタンにカーソルを載せたときに色が変わったりするのは別に楽しくするだけでやっているわけではない。ユーザーの操作をサポートするために画面の変化を付けているのだ。

iPhoneではタッチパネル方式の入力のため、ボタンを押したという感覚を指で感じることができない。そのために画面のエフェクトをオーバーにしてユーザーにフィードバックしている傾向が強い。例えばホームボタンを押すと画面がズームアウトするように画面が小さくなり、ホーム画面が現れる。場合によっては処理落ちすることもあるというのにAppleはわざわざあのエフェクトを入れている。そこまでしてあんな派手なエフェクトが必要なのか?もちろん必要なのだ。ホームに戻る=アプリケーションの切り替わりであり、操作方法が大幅に切り替わる。このとても大きな変化をユーザーに伝えるためにあのエフェクトがある。

エフェクトが単なる自己満足のように見られる時代があったように思う。ただそれは「意味をなさないエフェクト」だったから。ユーザーを助け、適切に補助し、目的まで導く。ようやくエフェクトもデザインの範疇といえる時代になってきた。…って実はゲームの世界はとっくにそれをやってたかもね。私も口だけじゃなくてがんばんないと。

iPhone3G、触って見て聞いてわかった7つのこと。

2008.07.13 Gadget

発売から3日目。実際にiPhoneを触ってわかったことをまとめてみる。


1.イヤホンをつけたままでも通話ができる
発売前から知っていたことですがやっぱり実際やってみると感動。純正イヤホンを使用している場合、電話がかかってきたときにコード上にあるこの四角い部分(写真参照)をプチっと押すだけで応答・終話が可能。で、イヤホンをつけてハンズフリーで話せる!!

これがiPhoneイヤホンについている応答・終話ボタン

どこにもマイクがついてないように見えるからちゃんと相手に聞こえてるか不安だけど、iPhoneをポケットに入れたままでもちゃんと会話できます。実際にこの方法で通話したらかなりテンション上がった。ちょっとジャック・バウアー気分!! 通話中も本体を手で持ってなくていいから楽でいいです。さらにiPhoneは通話中にMapを見たりwebを見たりと他の動作が可能なので、ここは日本の携帯に間違いなく勝っている部分かも。ちなみにこのイヤホンのボタン、通話していないときにはiPodの再生/一時停止ボタンになるので覚えておくと便利。


2.キーボードタイプの変更ができる

iPhoneのキーボードタイプの変更ができる

今回新しく採用されたテンキー型キーボード。確かにこれ馴れたら今までの携帯電話よりよっぽど早く打てそう…なんだけど私がオールドタイプだからなのかなかなかうまく覚えられない。で、ついつい今までのフルキーボードを使っちゃうんだけど、地球儀ボタンで入力言語を切り替えるたびにいちいちテンキーモードが出てきてしまうのが面倒。そんな人はiPhoneの「設定」→「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」を選択し、使いたいキーボードだけをオンにしよう。逆に「テンキーのほうが断然使いやすいねっ!!」という人はテンキー以外全部オフにしてしまう手もあり。


3.ホームボタンのダブルクリック機能の割り振りができる

iPhoneのホームボタンのダブルクリック機能の割り振りができる

iPod touchではホームボタンのダブルクリックは音楽機能の呼び出しショートカットでしたが、iPhoneではデフォルトで「電話」の「よく使う項目」にジャンプします。個人的には音楽再生のコントロールができたほうがうれしい(べ、別にほとんど電話がかかってこないからじゃないんだからねっ!! と、友達だっているんだから!!)。変更するには例によって「設定」→「一般」→「ホームボタン」を選択し、ホームボタンのダブルクリック項目の「iPod」にチェックを入れる。さらにiPod touchのようにiPodのコントロールを表示させたい場合は「iPodコントロール」をオンに。音楽を再生している時のみコントロールが表示されるので慌てずに。


4.電池の減りが早い!!
…いや、いろんな機能をがんがん使ってりゃそりゃあっという間に減りますよね。電車の中でもついついtwitterrificをチェックしまったり…。おそらく3G電波の取得でだいぶパワーもってかれているような気がする。基本的にデスクの前にいる場合は、PCとiPhoneをつないで充電しておくことをおすすめします。あまりにも電池が気になる人はWiFiやbluetoothをオフにするのも有効な手。それでも出先で電池がなくなるのが怖いというあなたはエネループの充電式外部バッテリーをどうぞ。


5.今のところメジャーなプッシュ対応メールはyahoo.comメールと、MobileMeのメールのみ(たぶん)
iPhone Software2.0から対応したプッシュEメール。聞き慣れない言葉かもしれないけど要するに我々が使ってきた携帯のEメールと同じサービス。PCのメールは自分で受信作業をしないとメールを受信することができないけど、プッシュEメールなら送信されてすぐに受信することが可能。で意外なことにi.softbank.jpのメールもGmailもプッシュEメールには対応していない(今後対応する可能性はあるけど)。で、現時点でプッシュEメールに対応しているメジャーなメールサービスはyahoo.comMobileMeのメールサービスぐらいらしい。なので手軽に今までの携帯電話みたいに使いたい人はyahoo.comでメールアドレスを取得して使うのがベストかな。(情報提供tats君ありがと)


6.着信音が作れる
海外ではiTunesに着信音を作る機能がついていますが(しかも作るの有料)、日本ではその機能に対応していないため、iPhoneのデフォルトの着信音(木琴とか)で我慢しなければならないのか…と思いきやちゃんと好きな着信音を設定できます。

おかゆ MacBook iPhone 用カスタム着信音(着メロ)を作ろう!

手順はGarageBandで曲を切り取る範囲を指定→「共有」メニューの「iTunesに着信音を送信」を選択→自動的にiTunesの「着信音」に曲が登録されている→iPhoneに同期するときに着信音がシンクされていることを確認→iPhoneの設定>サウンド>着信音から好きな曲を選択…の流れでOK。これならいっさいお金をかけずに着信音が設定できます。便利。


7.スクリーンショットが撮れる
iPhone上部の電源/スリープボタンと、ホームボタンを同時に押すことで画面のスクリーンショットが撮れます(via. MACお宝鑑定団 blog)。撮れた瞬間に画面がフラッシュするので撮れたかどうかが一目瞭然。で、撮影したファイルはカメラで撮影した写真と同じ場所に保存されているので、iPhotoを使って読み込みます。この機能を使う人は限られているかもしれませんが、誰かに「この機能ってどういう意味?どうやって使うの?」と聞く際には便利かも。ちなみに下はスクリーンショット機能で撮影したボンバーマンの等倍画像。

iPhone版ボンバーマンスクリーンショット


今までの携帯電話が優れていた部分もたくさんある。何せ「日本人が日本人のために10年以上も研究し続けて作り上げてきたもの」だから。でも成長の伸びしろ、という点ではiPhoneの伸びはきっと大きい。例えば今までの携帯であれば、買った時についてきた機能が全て。QRコード読み込みソフトがついてなければ、その携帯では一生QRコードを読み取る機能が付加されることはない。でもiPhoneは違う。まだQRコード読み取りソフトは登場していないけど、それは誰かが作れば日本のみんながダウンロードできるし、思い立ったらあなたがそのソフトを作ってもいい。これが、iPhoneと他の携帯の決定的な差。かつてスティーブ・ジョブズは「Macの魂はプロセッサでもなければハードウェアでもない。MacOSこそが魂だ」と言ったように、iPhoneの魂もまたその優れたOSにある。

…と、何はともあれ私はiPhoneライフを堪能中。アレのiPhone対応ページも製作中なのでしばしお待ちを。

SPIDER zero - これは進化か、ジレンマか。「全録」時代到来。

2008.06.23 Gadget

SPIDER zero - これは進化か、ジレンマか。「全録」時代到来。

一部ネット界隈などでは既に話題になっていた完全テレビ録画機SPIDER zero。遂に一般販売開始です。いやー欲しい。

SPIDER zero - 予約ゼロ、見逃しゼロのハードディスクレコーダー

普通のハードディスクレコーダーは予約しなければ録画されない、ので録画を忘れていた場合はお母さんに電話で頼んで、でもお母さんはそんなに機械が得意じゃないからー…的なことも起こりましたが、SPIDER zeroなら全てのチャンネルを1週間分録画してくれるのでそもそも取り忘れの心配もなし。同時間帯の番組も観れるし、今まで観たことのない番組にも出会えるかもしれない。さらに普通のHDDレコーダーならばカットされるだけのCMも種類別に整理され番組も含め検索ができる(CMに出ているタレントから検索することも可)。テレビ番組完全網羅、さらにそこから検索という体験は新しい(SONYも似た製品は作ったがここまではできなかった)。

このSPIDER zero、今まで法人向けに販売されていた機械ですが遂に個人向けにも販売されることになりました。価格は2.5TB版が39万9000円、1.3TB版が29万4000円。個人向けには高い…けどこれだけの機能があればこの値段でも納得か。

さらにこのページでは小倉さんや元DoCoMoの夏野さんやみんな大好きクタタンなどコアなメンバーがSPIDER zeroへの熱い思いを語っています。特に夏野さんの「子どもがテレビ番組はいつでも戻って見られることが当たり前だと思っている」という話はこの製品の存在意義というか、今現在のテレビに対する状況を表しているようで面白い。

SPIDER zeroは超画期的な製品なのはわかる。テレビの前で育ってきた人間としては夢のような機械。だけどさ、もうこういう形じゃなくてもいいことはみんな知ってるじゃない。可能かどうかは別として、公式に全番組がYouTubeやニコニコ動画にテレビ番組がアップロードされてればもう十分なわけで。30万円する機械を買わなくても家にあるパソコンで今にでもできる。でもテレビ局の現在のモデルがそれを許さない。ただ放送の世界がこのまま行けばしぼんでいくだろうということも想像できる。まさに理想と現実の狭間を埋める究極のスキマ商品がSPIDER zero、ということか。

iPhone 3G発表。7月11日22カ国同時発売。もちろん日本含む。

2008.06.10 Gadget

iPhone 3G発表。7月11日22カ国同時発売。もちろん日本含む。

おおむね予想通りのスペックでiPhone 3G登場。しかし本当に驚くべきなのは7月11日22カ国で世界同時発売ということ。もちろんこの日本も含みます。

Apple Store (Japan) - iPhone 3G

まずiPhoneのスペックおさらい。これまでのEDGE接続から約3倍の速度が出る3Gネットワークを利用。今じゃ不思議でもなんでもなくなったGPS搭載。これでGoogle Mapsのパワーが引き出されるだけじゃなく、新しい試みが次々に生まれそう。新しい日本語入力機能搭載。NintendoDSよろしく手書き入力も可能。色が黒・白の2種類。そしてサードパーティー製アプリが使えるようになるiPhone Software2.0。アプリはPC・iPhoneどちらからも購入可能。

ここまでは予想の範囲内。しかし発売日が7/11に22カ国で世界同時発売というのは驚き。日本は絶対遅れるだろうなーと思ってたら…やるじゃないですか孫さん。ただ販売条件がはっきりしていないため、実際の契約やプランに関してはおそらく今日SoftBank Mobileから発表があることでしょう。

iPhoneの発売から、日本だけでなく世界で自由なアプリケーション開発を中心とした携帯文化の発展が期待されます。お仕着せのソフトウェアから、自由に開発されたソフトウェアへ。そのとき、日本の携帯文化の未来はどうなる?

ガジェットオタクたちのワールドカップ

2008.06.10 Gadget

ガジェットオタクたちのワールドカップ

率直に言うと私はスポーツが嫌い。運動神経0によるコンプレックスなんだけど、体育の時間が苦痛でしようがなかった。なんでわざわざ周りの人間に笑われるようなことをやらなければならないのか。ま、こういう無駄なプライドをもつところがオタクの悪い部分なのであり、さっさとそんなものドブにでも捨ててしまえばいいものをなかなかそうもいかず、今日に至る。だからスポーツ観戦もあんまり興味なし(でも連れて行かれたらその場を楽しむんだけどね)。よく「深夜にワールドカップの試合をやってたからずっと観ちゃってさ、寝不足だよー」っていう人がいるけどなんでそこまでして観るんだろう、明日になれば結果がわかるのにねー…とつい思ってしまう。

しかし人のことばかりは言えない。今夜日本時間の午前2時からサンフランシスコで行われるWWDCのスティーブ・ジョブズによる基調講演。engadgetGizmodoなどの各ニュースサイトではテキストによる実況中継を行うなどの熱の入りよう。そういう私もネットを介して朝まで動向を追いかける予定。…いや、確かに朝になれば噂される新しいMacBookも、iPhoneも、全て白日のもとにさらされるわけなんだけど、どうしてもリアルタイムに知りたい。これじゃ本当にサッカー中継を朝まで見る人のことを言えないわな。まさにスティーブ・ジョブズの基調講演は毎度のことながら「ガジェットオタクにとってのワールドカップ」と言えるほどに盛り上がる。前回のiPod touch発表の際にはあまりの盛り上がりに見事にtwitterのサーバーを落としていった(いやま、twitterが落ちるのはいつものことだけど)。

話を少し戻すが人々を引きつけるスポーツ観戦の魅力とは何なのだろうか。スター選手の驚くべき身体能力やスーパープレイだろうか。しかしその価値を普通の人が見いだすのはなかなか難しいのではないだろうか。あの配球が、とかあのキックがすばらしい、と試合を見ながら思う人が多いとは思えない。多くの人はその試合の中に生まれるドラマを楽しんでいる。有名なのはドーハの悲劇落合采配だろう。人が本気でぶつかり合うところに予想もできないドラマが生まれる。だからこそ生で見る価値がある。

スポーツは筋書きがないドラマ、ではスティーブ・ジョブズのキーノートは、といえばもちろん筋書きのあるドラマ。しかもある程度予想がつく。それでもそこに毎回驚きが生まれるのだからすごいことだと思う。
今日はどんなドラマが待っているか、注目です。

iPhoneはSoftBank Mobileから発売決定。雑感とか孫さんとか。

2008.06.05 Gadget

iphone_softbank.jpg

実にひっそりと発表されたソフトバンクモバイルからのiPhone発売予定のアナウンス。

「iPhone」について | ソフトバンクモバイル株式会社

昨日の夏の新製品発表会ではしれっとした顔でAQUOS携帯を猛プッシュしていた孫正義氏。iPhoneなんぞ知らぬぞんぜぬといった表情で国内各社の新携帯をプレゼンする孫さんは今考えるとなかなかがんばっていたのでは。ジョブズほどの名演説、というわけではないけど、新しい携帯の魅力を力説する孫さんに不覚にも萌えた。そりゃ次の日iPhoneの発表があるんだから気が抜けないわな。国内各社には最大限の感謝の意を込めた発表、特にシャープはソフトバンクモバイル急進の立役者ですから発表会では大トリにもってくる配慮も。そして次の日に(むっちゃ小さい声で)iPhone発売を発表。確かに新しいAQUOS携帯もよくできていますがiPhoneの発表のほうが世間的には大きく取り上げられるに決まってますから一連の発表は、会社の利益と周辺各社のバランスをなんとか取ろうとした苦労が伺えます。ちなみに道端さんと孫さんとがならんで記念撮影してましたけど小さくてかわいかったですよ。孫さんが。ええ。

とにかくこうなったら私はDoCoMoを置いてSoftBankへ。何が何でも。高校1年の時から夢見てたApple Phoneがこの手にできるのなら。もはや「ええい家族割りが何だっドコモと一緒にいられるか!! 俺は一人でソフトバンクに行くからな!!」と死亡フラグまがいなことを口走りそうになるくらいの勢い。はやくこいこい正式発表。

あとソフトバンクと言えばやはりCMですが、iPhoneのCMもどうなるか気になるところです。個人的にはBGMはやっぱりJusticeなんじゃないかと予想。いや、なんでかってそりゃ…孫さんがほら…ねぇ。

MacのスクリーンがそのままPVに。「Apple Mac Music Video」

2008.05.13 Movie

ごはんとFlashを挟んだためにすぐにブログに書けませんでしたが、Appleファンとしては書かないわけにはいくまい、ということで遅れていることを承知でご紹介。そのぶんヴォリューム増し増しで。

the Bird & the Beeの「Again & Again」という曲のPV、というかオフィシャルではないようなのでいわばMAD動画。この動画の面白いところはズバリ全編Macのスクリーンショットでできているところ。つまりMacを操作している画面を撮影(キャプチャ)して、それを編集して作成された映像だということ。似たようなコンセプトで以前こんな映像もありましたが、時は変わって2008年。MacOS Xの標準機能を含め様々なアプリケーションが使われています。

最初はまず曲を再生するためにiTunesからスタート。次にMac付属のカメラと連動したPhoto Boothの画面上で素敵な女性が歌います。次には皆さん仕事で(うんざりするほど?)使ってるMicrosoft Word。歌詞がタイポされたと思ったらPhotoshop、iPhotoの連続写真でパラパラマンガ風の演出。さらにはFinderの基本操作まで使われ始め…。めくるめくアプリケーションのオンパレード。YouTubeの説明によれば40種類近くの機能・アプリケーションが使われています。後半はTimeMachineから映像編集ソフトまでが入り交じり、YouTube上の映像で完結…と思いきや、再びiTunesを起動。iTunes Storeに移動してなんと今までかかっていた曲を購入!! お見事。dankogaiさんのおっしゃる通りニコニコ動画におけるニコニコ市場の代わりのようなものかもしれません。でもここまでされるとつい買っちゃいますね。もちろんiTunes Storeで「again & again」で検索するとすぐに見つかります。ちなみに私は英語わかんないので気がつかなかったですがちょっと過激な歌詞だったみたいですね…お子様はお気をつけて!!

このクオリティ+バイラル効果+購入までの導線までの仕掛けはただもんじゃないと思うんですが…本当に素人さんなのかしら…と思ってup主を見たらやっぱりバイラル映像制作の人っぽい。うーんやっぱりか。

他にも本当の素人さんが作った映像が本当にAppleのCMに採用された例としてはiPod touchの自作CMがありましたが、今回はAppleに採用されることはあるのか!? それも注目ですね。

以前紹介したJusticeのDVNOといい最近は歌詞をPV中で表現することがちょっとしたトレンドになってるのかも。と、いうことは新しい歌詞の表現を見つければイマドキっぽいPVが作れるってことか。ちなみに当ブログでこのまえ特集した今監督の東京ゴッドファーザーズのスタッフクレジットは町中の看板にまぎれているなかなか凝った作り。この動画の後半部分で見れます。リアルでやったら面白いね。

日本未発売メモステカム「NSC-GC1」が届きました。

2008.04.18 Gadget

NSC-GC1 | MPEG4 Net Sharing Cam | Sony | SonyStyle USA

詳しいことはトツカさんが書いているので詳しいことは省略しますが、
SONY「NSC-GC1」 ~ ラブ・ストーリーは突然に | 吉兆日記 - KICCHO.AUSP.NET
NSC-GC1キター! | 吉兆日記 - KICCHO.AUSP.NET
上に貼ってあるYouTubeの映像はNSC-GC1で撮影。いわばSONY版XactiであるNSC-GC1。実は日本未発売のモデル。なぜSONY製品なのに日本未発売なのかは不明ですが、この製品の特徴は「ネットシェアリングカム」であること。簡単に言うと「すぐにYouTubeにアップできるよ」というコンセプトの製品。日本ではYouTubeの対抗サービスeyevioを運営していることから何となーく日本で売らない理由がわからないでもないような。

では簡単にこのNSC-GC1のいいとこ・そうでもないとこをまとめ。
結論から言うと値段相応だと思った。

いいとこ
・まず安い。$144。ドル安だから¥14,000切るくらい?
・見た目がかわいい。黒だけどプラスチッキーな感じがいい味出してる。
・絵もそこそこきれい。値段にしてみればよく写る。
・液晶が大きめで見やすい。
・再生がスムーズ。巻き戻し・早送り操作も簡単にできてしかもきれい。
・ちゃんとテレビ出力もできる。(コンポジット出力)

そうでもないとこ
・悪く捉えればSONYにしては安っぽいというか。値段相応。
・ズームはデジタルズーム。しかもズーミングがカクカクしてる。
 (カメラの用途から言ってズームはあんまりいらなかったかもしれん)
・ちょっと持ちずらいか。
・ボタンが小さくクリック感が小さいため押しづらい。
・手ぶれ補正無し。小さな揺れもちょっと目立つ。
・最大の売りであるYouTubeの簡単アップは専用のソフトを通して行わなければならない。
 (もちろん言わなくてもわかっていると思うが、そのソフトはMac未対応)

こんな具合でしょうか。この値段で買えるメモリーカムと思えばいい方だと思う。このカメラでよかったのは見た目のかわいさ、そして予想外にも再生のスムーズさだった。このカメラ再生機能はシンプルながらスムーズ。映像再生までの時間もそうかからないし、一番驚いたのが巻き戻し・早送りのスムーズさ。フレームが変に飛ぶことなく滑らかに映像が送られるのには驚いた。あまりにも再生が快適なので映像を見たいがために撮影している気分になる。まある意味正しいんですけど。

でもこの「再生が快適」って言うのはこの手の商品(ライトユーザー向けデジカメ)にとって実は一番重視されるべきところだろう。映像のきれいさははっきり言って二の次。素人の人にはよっぽどのことがない限り違いはわからない。問題なのは周囲の人に撮れた映像を見せるときだ。下手に再生に手間取ったり操作がうまくいかなかったら周囲の人に「ヘボだなコイツ」と思われかねないから。オーバーに言えば「半径1mのプレゼン」が行われるのと同義。そんな重大事にもたもたしているようなカメラでは所有者も見ている人も悪い印象を持ってしまうだろう。「チャンスに強いカメラ」とはよく言うが、一般的なライトユーザーに撮っての最大のチャンスは「人に見せるとき」である。

そう言う意味ではNSC-GC1はネットシェアリングカムとして優秀なのはもちろん、その場での共有・ローカルシェアリングカムとしても秀でていると言えそう。…でもやっぱり値段相応だと思ってもらえれば。今のところXactiのほうが完成度は高い。それでもアイテムとしてはなかなかいいので日本でも売ればいいのにね。

iPod touchが黒くなって帰ってきた!! がしかし…

2008.04.15 Gadget

iPod touchが黒くなって帰ってきた!! がしかし…

ここはWIRED VISION風に結論から言おう。
アメリカから帰ってきたiPod touchは——期待したほど黒くなかった。

事の発端は以前の記事(「iPodは黒に染まれ」by KnightCreations)を参照していただくとして、私はiPod touchの背面部分(本来ならアルミでできたつやつやした部分)を黒いチタンのクールな外観に変えてもらおうと、アメリカのKnightCreationsに国際郵便でしたのだ。あの高価なiPod touch(しかも16GBモデル)を、だ。ちなみに「クールな外観」はWIRED VISIONでしょっちゅう出てくる言葉なので覚えておいてほしい。

私は内心どきどきしながらiPod touchの帰りを待った。途中で盗難にあっていないか、それともKnightCreationsなんて実は存在しなくて…など。しかし発送してからおよそ1週間後の4月12日、iPod touchは見事持ち主の元へと舞い戻った(国際便の手数料とともに)。嫌がおうにも期待に胸が高まる中、恐る恐る包みを開けてみると…これだ。確かに背面は黒いパーツに取り替えられている。しかし思いもよらなかった事に…光沢のある黒だったのである。このページを観た誰もがマットな黒チタンのパーツを想像する事だろう(CONTAX T3のような)。しかし現実はこうだ。確かに黒い、が、光沢があるためほとんど黒く見えない。よっぽどのマニアならともかく、ある程度iPodに精通した人ですらこのiPod touchの違いに気がつかないだろう。つーか「えっ、フクオカさんのiPod touchなんか違くない?」って言われるためにカスタマイズしてんのに誰にも気づかれないんじゃはっきり言って無意味

…いや、言い過ぎた。ちゃんと確認しなかった私が悪いわけで、KnightCreationsは悪くない(写真のチョイス以外は)。確かにクロームブラックの輝きはかっこいい。でもねえ…万人にはお勧めできない改造です。かっこいい、かっこいいんだけどなぁ…。

PENTAX DA35mm F2.8 Macro Limited買って速攻で撮ってみた

2008.03.21 Gadget

PENTAX DA35mm F2.8 Macro Limited買って速攻で撮ってみた

買っちゃった!!

PENTAX DA35mm F2.8 Macro Limited
楽天市場で買ってみる

いや、レビューってできるほど偉くないしカメラ詳しくないけど。でも主観でつらつら書かせてもらいます。

このレンズはその名の通りマクロレンズ。まずマクロレンズって言うのは何かって言うと接写ができるレンズのこと。普通のズームレンズはだいたい30cmくらいまでしか被写体に寄ることができない。よく小物を大きく映そうとして近づいて撮影したらぼけぼけでちゃんと撮れなかった、なんてことはよくあるはず。DA35mm F2.8 Macro Limitedなら例えばこんなに寄れちゃう。

MacBook Proのキーボードに寄ってみる

これはMacBook Proのキーボード。肉眼ではよく見えない表面のざらつきまでくっきり見える。顕微鏡かと思うくらい寄れる。今まで見えなかった世界が見えてくるのがマクロレンズの面白いところ。

マクロレンズは接写だけしかできないと思ったら大間違いで、ちゃんと人物、風景まで何でもこなすいわば万能レンズ。

da35mm_limited_2.jpg

でここからが使ってみた印象。DA Limitedシリーズの中では描写力最強な気が。シャープでコントラストの強い印象はDA Limitedシリーズ譲り。でもこのレンズは描写力が一段違うような。開発者の人が「とりあえず最高の35mmを目指して作って一度完成したんだけど、それだけじゃつまんないんでマクロレンズにしてみました」といういかにもPENTAXらしい話をしていたようなのでこの性能に納得。

やはりDA Limitedであるわけだからサイズもコンパクト。でも"マクロレンズにしては"という注釈がつく。他のDA Limitedレンズよりも一回り大きい。レンズの長さはPENTAX最小レンズDA40mmのおよそ2倍の長さ。いや、これでも十分軽くて小さい部類に入るんだけど、今までのDA Limitedレンズが異常に小型軽量だったが故に大きく重く見えてしまうという。その大きさの分の高性能だと思えばいいのかも。

あとPENTAXのレンズの特徴として「オートフォーカスが決まったあとで手動でピント調整ができる機能」がついているので、慎重にフォーカスを合わせる必要があるマクロ撮影では本当に重宝する。さらに最近のPENTAXのカメラだと標準で手ぶれ補正がついているので、特にぶれやすいマクロ撮影では非常にありがたい。

総合すると性能的にはDA Limitedのなかでも最強。マクロレンズがこのサイズで使えるなら文句無し。もちろんLimitedの証、アルミ金属鏡胴の高級感。所有感+高性能に今回は使い勝手もプラス。

このレンズはPENTAXのカメラ買った、けどズームレンズしか持ってないや、という人には特におすすめ。持ち出すのが億劫な長距離望遠より、このレンズなら今まで撮れなかった身近なものが撮れるようになるから。あとは女の子。女の子だとアクセサリーとかの小物を写真に撮ってブログにアップすることが多いけど、このレンズならさらに寄れてさらにきれいに撮れるし。


PENTAX DA35mmF2.8 Macro Limited

と、ここまで読んで「俺PENTAXのカメラ持ってないし関係ねーや」と思った人はほぼ同じレンズでキヤノンやニコンのカメラに装着できるTokina AT-X M35 PRO DXをどうぞ。レンズの大本はPENTAXとTokinaの共同開発(なはず)なので写りは大きく変わらないはず…?

Tokina AT-X M35 PRO DX(AF35mm F2.8マクロ)

Tokina AT-X M35 PRO DX(AF35mm F2.8マクロ)(キャノンデジタル用)
Tokina AT-X M35 PRO DX(AF35mm F2.8マクロ)(ニコンデジタル用)

「iPodは黒に染まれ」by KnightCreations

2008.02.27 Gadget

「iPodは黒に染まれ」by KnightCreations

一つだけ言える真理がある。「男は黒に染まれ」
by エイジ(25) / メンズナックル参照

この名言を知ってか知らずか(てか知らないでしょうが)iPod/iPhoneの裏側を "漆黒" に染めるサービスが登場。

KnightCreations

漆黒と言っても塗装するのではなく、酸化皮膜処理した黒チタンを使った別パーツとiPod/iPhoneの裏側のパーツを取り替えるサービスの模様。もちろんオリジナルの鏡面加工磨き上げアルミも大好きですが、どうしても指紋と傷が目立ってしまうのが玉にキズ。iPod touchになって液晶面が強くなった一方、後ろのアルミパーツは変わらずで指紋付き放題・傷つき放題。かといってシリコンケースを付けて使っていたらせっかくのiPod touchの薄さが無駄になってしまう…そこで黒チタン。手で持って操作する事の多いiPod touchではかなり有用なのでは。

実際に交換してもらうまでのフローは意外とスムーズ。

(1) KnightCreationsにiPod/iPhoneを郵送
(2) iPod/iPhoneのパーツを交換
(3) 2-3日後には持ち主のところへ郵送

意外と時間がかからないみたい。で、iPod touchの交換費用は$129。愛するiPodのためにはこのくらいの出費…でも送料は無料!! (ごめんなさい返送する際の送料は無料。しかし国際郵便の場合結局手数料を取られます)とのこと。これで「Zuneすらも食い殺すワイルドさ!」を持つiPod touchが手に入ると思うならますますチャレンジしてみたくなるところ。

ただ気になるのはKnightCreationsなる会社の情報がほとんど掲載されていないこと…たぶん大丈夫だと思うけど…。みなさん注文するときは当然自己責任で。近日受付開始。

MacBook Air離陸。「制空権」を握るのは。

2008.01.16 Gadget

MacBook Air離陸。「制空権」を握るのは。

"最速"の『Vista』搭載ノートパソコンは?という問いに対する答えが『MacBook Pro』である、ということは周知の通り。では"最薄"のノートパソコンは?残念ながら『MacBook Pro』ではなかった。

アップル - MacBook Air

薄い。リアクションとしては在り来たりで最低ではあるが、薄いとしか言いようが無い。デザインも精悍さの中にかわいげも感じるややまるみがかった本体。もちろん、いかにして薄く見せるか、という「オトナの事情」が垣間見えるデザインではあるが、閉じた際の正面から見た写真を見たときの衝撃は計り知れない。写真で見る以上に実物は薄いのだろう。スティーブ・ジョブズのキーノート、そしてMacBook AirのCMで見られる「MacBook Airを封筒から取り出す」シーンはそれを予感させる、てかやっぱ薄いな。

macbookair2.jpg

そもそもノートパソコンを封筒に入れてみよう等とは一度も思った事が無かっただけに、これが実際にすごい事なのか実感するのはなかなか難しい。が、iPod nano→ジーンズの小さすぎて使い道の無いポケット、iPod Shuffle→チューインガム、等身近なものをスケールとして用いるAppleのセンスを感じる。余談ではあるが任天堂のCMのゲーム画面よりもゲームをプレイしている人を映す手法もこれに近い。要は「等身大」に感じられるかどうかなのだ。スイーツ(笑)、じゃないけど。


で、ここからが重要。


MacBook Airは素晴らしい。美しい。てか欲しい。のだが大切な事が抜けてないか。Appleのプロダクトは大抵「理由」を持っている。例えばiMacが何ができるのかわからない白無垢の八方美人から、「使える」AV機器を思わせるスタイルへ変異した。ではMacBook Airはどうか。端から見ればただの薄いノートパソコン。これだけでは「ちょうど技術的に作れたから作ったんじゃないか」と言われてもしょうがないが、もちろんAppleはそんな単純な動機でMacBook Airを作ったわけじゃなかった。MacBook Airの存在意義はスティーブ・ジョブズがキーノートで順々に話した事と密接に繋がっている。

無線LANでiTunesと常に連動して動くようになったApple TV。無線LANでTime Machine同期がさらに楽になるTime Capsule。全て無線LANで繋がる。iPhoneが携帯ネットワークと無線LANによって自由に活動できるようになったように、Macも線の無い自由な生活へ。新しい無線生活の中心になるMacには、余計なコードも、接続ポートすら必要ない。大きなストレージは内蔵する必要ない。外に置けばいいのだから。様々な機能を他の無線機器が担う事ができるようになったからこそ、Mac自体は小さく、薄く(だけどそれらをコントロールするに十分な性能に)なればいい。無線LANで構築された生活の「制空権」を握るのがMacBook Airの役割なのだろう。

大きく変わったのはMacBookの薄さだけじゃない。これは、無線化技術とそれをコントロールするハード・ソフトウェアによって、これからのデジタルライフが代わっていく予兆。

WORLD MUJI WATCH - 円周

2007.11.13 Gadget

もうそろそろクリスマスキャロルが流れる頃。いかがお過ごしですか。フクオカです。てか会社の人が買ってきたタリーズの容器にクリスマスツリーが描いてあって本気(マジ)ビビった。早っ。いやいやいやいや、まだ、まだでしょ。今年も誰にものをもらうでもなくあげるでもない季節が来ましたよ。そう「人はそれを "非モテ" と呼んだ…」(CV:永井一郎)。永井さんは10ヶ月ぶりの登場です。

と、軽くブログ界の流れに乗ってみましたが、そんなことはどうでも良くて(貰えなかろうがあげられなかろうが)。今日もかわいいプロダクトを紹介するのです。WORLD MUJI WATCH「円周」

WORLD MUJI WATCH「円周」

WORLD MUJI WATCHシリーズはこれまで「駅の時計」や「公園の時計」等既存のモノに見立てたラインナップがありましたが、なんかしっくりこないなーという所に真打ち登場。

WORLD MUJI WATCH「円周」

で、この「円周」は定規に見立てたもの。目盛りに対して垂直に描かれた細長く文字は、学校でお世話になってた金定規の目盛りそのもの。「定規も時間も測るものだから」というコンセプトが徹底的にシンプルな外観に現れています。さらにこの腕時計の面白いのは文字盤。

WORLD MUJI WATCH「円周」

よく見ると数字と目盛りがずれて見える!? 普通文字盤に描かれるはずの目盛りがなんとガラス板に刻まれている。いかにも測定器といった、試験管やメスシリンダーを思わせるギミック。なのでメニスカスに注意。うーん、何と理系なことか。ちなみに目盛りが描かれてるのはガラスの裏側だからこすれて消える心配無し。

デザインは当ブログ読者はご存知Industrial Facility。私は彼らがデザインした白のTen Key Calculatorを愛用中。さすがMUJI系プロダクトと抜群の相性のIndustrial Facility。値段もプレゼントするのにちょうどいいお値段。でも私は「自分へのご褒美(笑)」に買うのです。

本当の面倒くさがりはMacOS X Lepard使うべき。

2007.11.08 Gadget

もういい加減さらっと書く。

MacOS X Lepardはいい。間違いない。一部アップグレード待ちな部分もあるけど、それを置いておいてもいいOSだと思う。じゃ実際何がいいのか。確かにAppleは300以上もの新機能を積んでいると言っているけど、全体を通してLepardとはどんなOSなのか。漠然と、一言で言えば「面倒くさがりでもきれいに使えるOS」だと思う。

OSの操作、主にファイル操作はもろにその人の性格が現れる。「デスクトップを見ただけでその人の性格がわかる」なんてよく言う話。そもそも、几帳面な人はちゃんとファイル整理ができるからLepardだろうがTigerだろうがVistaだろうがXPだろうが、OSに関係なく使える(たぶん)。ところが私のようなファイルの整理が雑な(不器用と言っておこうか)にとっては死活問題。「あのファイルどこやったっけ?」等以下略。…ならば、OSがその面倒くさがりな人たちに対して少しでも作業の肩代わりすることはできないのか。その試行錯誤の結果がLepardには詰まっている。Lepardの思想をスクリーンショット一枚で表すならこれだ。
MacOS X Lepard。画面左側はMailのメールボックスメニュー、画面右側はFInderのショートカットメニュー。
画面左側はMailのメールボックスメニュー、画面右側はFInderのショートカットメニュー。従来のメニューであればアイコンがしきりもほとんどない状態で並んでいたものが、Lepardからは明確にグループ分けされるようになった。ユーザーが整頓するまでもなく、OS側で先に整理する。ユーザーじゃなくてもできることはOSが受け持つべき。これがLepardのテーマの一つだろう。

ユーザーがアプリを選択しないでもファイルの中身を知ることができるQuickLook。デスクトップが大量のダウンロードファイルで散らからないためのダウンロードフォルダ。ファイルだろうがメールだろうがアプリだろうが言葉の意味だろうがとりあえず何でも答える進化したSpotlight。パソコンで最も面倒な作業を勝手にやってくれる、そしていつでもあの頃に戻れるTime Machine。今までの4倍以上も画面を広く使えて散らかし放題なSpaces。あなた(と、私)が今までと同じように乱暴にファイルを扱い、適当にウィンドウを開いても、Lepardは先回りしてお膳立てをしておいてくれる。これだけでもアップデートする価値はあると思う。描画速度向上によるイライラの軽減も期待できるし。

iPod touchとApple コンポジット AV ケーブルを使ってみる。

2007.10.19 Gadget

iPod touchとApple コンポジット AV ケーブルを使ってみる。

先代のiPod Videoを買ったときから私は映像関係を全てiTunes上で管理するようになり、今では映画ですらDVDからではなく一旦iPodで観れる形式に変換してから観るようになった(通勤中くらいしか時間がないので…)。もちろん映像を外で見るのもいいんだけど、家でだったらテレビで見たい…というときには新しくなったApple コンポジット AV ケーブルを使います。私の場合は特にVJ的にiPodを利用することもあり、VJ、普段使いの両方の視点から旧接続ケーブルとの違いやiPod touchでの使い勝手の変化を見ていきます。

[まずは今までのiPod Video&AVケーブルのよくないところ]
まずは今までiPod Videoでの問題点等。
・ケーブルがちょっと太い。取り回しはそこまでよくない。
・TV側のコネクタ(赤白黄のほう)を挿すときはいいけど抜くとき大変。滑り止めがないので。
・映像を出力中にiPod Videoで音量調整、シーク、一時停止等の操作をすると、テレビ側にインターフェースがスーパーで出てくる。VJ利用の時に激しく邪魔!!
・お目当ての映像をiPodで探したいときに、文字だけのリストなため、どれがどれだかわからなかった。せめてサムネールは欲しかった。

それを踏まえまして。

[iPod touch&新ケーブルになってよくなったところ]
・ケーブルがDockコネクターからのみ出ることになってちょっとすっきり。(今まではイヤホン側からAVケーブルを挿してた)
・電源とAVコネクターが同じところから出る。Vj利用の際はたいてい近くにUSBポートを持ったパソコンがあるので充電しながら使えて便利。普段使いのときも常にテレビと電源にケーブルを繋いでおけば電池切れ知らずでテレビでの視聴が可能。
・iPod touchではビデオリストにサムネールが表示されるように。これで目当ての映像が探しやすく。
・再生中に操作してもテレビ側にスーパーが表示されることはなくなった。VJ利用万歳。
・出力される映像が心無しかきれいになった気がする(勘違いだったらごめん)
・ビデオだけでなくYouTubeもテレビに出力可能!! 家でYouTubeを楽しんでもいいし、YouTubeでVJっていうのも面白い気が。
・写真の再生が今まで以上に使いやすくなった。リストから写真が選びやすい。VJ利用も考えられそう。

[iPod touch&新ケーブルでもあんまりなところ]
・ケーブルが相変わらず太い。もうちょっとなんとか…。コネクター部もかわいいデザインだけどちょっと大きめ&抜きにくい。かわいいから許す…か?
・ビデオプレイリストの廃止、ビデオループ再生の廃止…VJ的にも痛すぎ。これは絶対になんとかすべき。
・ビデオ出力中だとシークバーの反応がよくない気が。すぐに飛ばしたいときに飛んでくれない。
・写真スライドショーのトランジションがクロスフェードのみに。せっかくのiPod touchなんだからケンバーンズエフェクトの追加を希望。

[提案その他]
・音楽再生時の歌詞表示を復活させるべし。絶対きれいなフォントで表示できるし。あと歌詞がテレビに表示できたら面白い。これってカラオケ?
・まYouTubeでこういう手もあるけど。
・Safariもテレビ出力できると…と思ったけどそれはWiiの領域だったね。

[ついでにJailbreak]
・これがあるべき姿だよなぁ…カレンダーの編集機能は大きい。


…と話がそれたけどiPod touch(やiPod Videoや新iPod nano)を持ってる人、でなおかつ映像をよく見る人はぜひApple コンポジット AV ケーブルを買っておくべし。友達の家のテレビでスライドショー再生なんてのもいいし。最強VJ機器としては後一歩。プレイリストくらい作らせてよ…。今後のソフトアップデートに期待しましょう。

iPod touchのために今、できること。

2007.10.10 Gadget

激しくiPod touch中毒のぼくです。ですが触ってばっかりもいられません。どうすればiPod touchを使いこなせるか、また、iPod touchのユーザーに向けたコンテンツを作る場合どのようなことに気をつければいいか目的別にまとめ。


・iPod touch向けのwebページを作りたい


Apple Developer Connection - iPhone for Web Developers - iPhone向けWebアプリケーションとコンテンツの最適化
やはりiPodのことはAppleに聞け、ということでAppleのデベロッパサイトより。特に「ユーザとiPhoneの対話を理解する」と「ページを読みやすくするために最適化する」の項目が大きく関係するところ。ユーザーエージェントやCSS、読み込み可能フォーマット等、iPod touch向けサイトを作る場合には必読。

Travellers Tales : ウェブサイトを iPhone/iPod touch 対応にする最も簡単な方法
とりあえず簡単に自分のブログをiPod touch対応にしたい場合はこちらの記事を。iPod touch向けmeta要素である "viewport" に関するエントリー。簡単にいえばサイトの横幅を指定することにより、iPod touchで見たときに横幅ぴったりに表示される模様。当ブログでもHTML内に

<meta name="viewport" content="width=840" />

という記述を追加しています。

iPhone/iPod touchプログラミングメモ
iPod touch向けのJS、開発ツール、チェック環境をまとめたページ。JSでアプリを組む方はこちらから入ってみては。


・iPod touchに特化したwebページを使いたい


ナタリー touch!
あなた好みの音楽ポータルサイト、ナタリーのiPod touch向けページ。決して縮小しただけじゃない、ちゃんとインターフェースも最適されているのは見事。

NHKウィジェット
NHKなのにAppleテイスト。不思議な組み合わせですがおなじみNHK時計とニュースウィジェットのセット。ニュースが意外と読みやすくて便利。

Movable Type 4 を iPod touch または iPhone で利用する
iPodでモブログにチャレンジ。


・iPod touchで映像を楽しみたい


HandBrake
DVD変換ならおまかせ(詳しくは書かないけど)。いきなりiPodで再生できる形式(H264・AAC)へ変換。とりあえず最強。いつのまにかver 0.9.1がリリースされてますね。

iSquint - iPod Video Made Easy.
Macオンリーソフト。こちらはムービーファイルからiPodで再生できる形式へ変換。QuickTime Proよりも変換速度が速いのが売り。今ならもれなくイラっとする日本語ヘルプ付き。一般的にはYouTube、ニコニコ動画対策ソフトでしょうか。


・iPod touchでスケジュールチェックしたい


[N] 「iPod touch」とGoogle Calendarを同期する方法
iCalを使っている人は問題ありませんが、Google Calendarでスケジュール管理している人にとっては朗報。確かにGoogle CalendarであればSafariでアクセス可能なのでナイスコンビネーションかも。

Apple - Mac OS X - iCal - Libary - Holidays
スケジュールががら空き、という方でも最低限日本の祝祭日は押さえておきたいところ。


今後はiPod touchでのVJ利用対策についてレポートできるかもしれません。iPod用新コンポジットケーブルが届いてないんでまだなんとも言えませんが。このブログもiPod touchにも読みやすい形にしていきたい…ということはやはり1カラムですか。

もはやiPod touchそのものがエンターテイメント。

2007.10.05 Gadget

ずっとiPod touch触り続けてます。ここからiPod touchのいいところ悪いところをひとまとめ。要点は

・iPod史上最もずっと触っていたいインターフェース
・操作することが既にエンターテイメント
・「帯に短し、たすきに長し」


[化粧箱]
iPod touch 化粧箱
箱から楽しみなのはApple製品の一つの約束ですが、今回のiPod touchは初めての重箱型。サイズもコンパクト。iPod nano(1st)から続くエンボスも健在。この写真はちょっと珍しいアングルで。

[iPod touch全景]
iPod touchスタートメニュー
>いいとこ
まずつやつや。そしてとてつもなく薄い。よくもまあこの薄さに…。ベゼルの部分はおそらくプラスチック。だけどざらっとした今までのiPodにはなかった質感のパーツ。ちなみにこのスカスカなスタートメニューは今後増えていくのでしょうか…。操作感は、すごい。人間のアバウトな操作に対しても非常に正確に反応してくれる。ちなみによくiPod touchを爪でたたいて操作しようとする人がいますが(おそらくNintendoDSの影響?)指の腹で押すのがいいです。人間の皮膚の静電気を読み取ってタッチを認識しているので。

>残念なとこ
指紋のつきやすさはしょうがないか…ご親切にもクリーニングクロス(眼鏡拭きみたいなヤツ)を同梱しているのできれい好きは一生懸命拭きましょう。


[ミュージック]
iPod touch - ミュージック
>いいとこ
iPodである以上何はともあれ音楽から。何かと取り上げられるCoverFlow表示ですが、これがメインの操作方法というよりは、当てもなく聴きたい曲を探すときにぴったり。iPod touchのCoverFlowは下手したらiTunesのそれよりもスムーズに操作できるのでついつい右に左に…。
iPod touch - ミュージックリスト表示
iPodといえば縦一列のリスト表示ですが、iPod touchではかなり完成に近づいた印象。「プレイリスト」や「アルバム」を下のメニューですぐに切り替えれるのはスマート。リストでもタイトルと一緒にアルバムアートが表示されるのはもちろん、アルファベットスクロールバーが非常に使いやすい。ちなみに「アーティスト」のアイコンのモデルはBono?再生画面でリピート・シャッフル設定ができるのは○。

>残念なところ
今までのiPodでできていたことができなくなっていることがいくつか。まず「検索」。むしろ今までついていたことの方が奇跡な機能ですが、せっかくキーボードが使えるtouchで積まないのは「?」。あと曲の歌詞表示も消滅。せっかくきれいなフォントで読みやすく表示できるのに…。


[ビデオ]
iPod touch - ビデオ
>いいとこ
こんなに大きい画面になったんだからビデオ観ないのはもったいない。皆さんHandBraゴホッゴホッ…を使うといいですよ。3.5インチの画面で見る動画はいい。日本語字幕も目を凝らすことなく読める。やはりビデオはiPod touch最大の見せ場でしょう。シークもスムーズ。動画再生中の操作感は文句なしです。

>残念なところ
実はビデオ関連が一番多い。まずリスト表示の方法が一つしかない!! CM映像など動画を500本入れている私としては一番下のミュージックビデオの項目まで行くのに一苦労。なぜここにミュージックみたいにアルファベットスクロールバーを搭載してくれないのか…。あとミュージックのほうは「プレイリスト」とか「アーティスト順」とかメニューが充実してるのにそれも全く無し。目当ての動画を探すのに一苦労。検索窓一つ付ければ解決するのにね。…というか普通だったら1時間の映像が5、6本とかなんでしょうけど、500本も入れてる私が変な使い方をしているだけともいえる。VJ用途としてつかいたいが為に短い映像をたくさん入れている私の使い方はサポートされないらしい。あと今までプレイリストがあったことによってできていた映像の連続再生ができない。痛い。VJ用途としても続き物の海外ドラマ観るときにしても。ミュージックはあんなに出来がいいのに…惜しい。


[写真]
iPod touch - 写真
>いいとこ
iPod touchになって一番よくなったのは間違いなく「写真」。今までもきれいに表示できてたけど、なんか観るのがおっくう…。でもtouchで見る写真はすごい快適。指先で写真を送っていく動作は気持ちがいい。上の画像のように2本指で拡大することも。とにかく操作していて一番楽しい。今まで私の中でWiiの写真チャンネルが一番使いやすくて楽しい写真ビュワーだと思ってるけど、iPod touchの「写真」はそれを超えてる部分もある。いや素晴らしい。

>悪いとこ
特に不満なし。強いていうなら気に入った写真にフラグを立てるくらいあってもよかったかなと。あとスライドショーのトランジションにケンバーンズエフェクトを入れてほしかった(処理能力がまだ足りないのか…)。Wiiにはケンバーンズエフェクトがあるだけにちょっと残念。


[Safari - Webブラウザ]
iPod touch - Safari
>いいとこ
iPod touchの最終兵器・Safari Webブラウザ。あのね、まず表示がきれい過ぎ。CSSは全くと言っていいほど崩れないで表示。フォントは超滑らか(iPodにできてなんでWindowsにできないのだブツブツ…)。JavaScriptは完全に動作。だからブログなんて普通に表示。GmailもGoogleReaderも動作。我らがauspiciousが動作したときにこいつはアホかと思った。いやauspiciousがすごいだけかもしれん。

>悪いとこ
完成度高くて発言するのもおこがましい限りですが、Safari落ちやすいです。落ちると自動的にスタートメニューへ。もうちょっと安定してくれると嬉しいところ。ただ落ちても開いていたページを記憶してくれているのがポイント高し。あとFlash Playerが利用できないのは残念。Wiiと同じくらいのことができれば最高なんだけどね。


[まとめ]
>いいとこ
ストイックに使い勝手を追求し続けた今までのiPodに対して、タッチスクリーンのiPod touchでは使い勝手の面で超えることは難しい。ポケットで全部操作できる今までのiPodとは違って、何やるにしても画面をみて考えなきゃいけないから。だがいろんなことができるタッチスクリーンの可能性は魅力だ…でも今までのiPod以上のユーザビリティ・簡単操作を実現させるのは難しい。

そこでAppleの人はおそらくこう考えた。「ユーザビリティ」よりも大切なのは「娯楽」ではないか。要は使ってて楽しけりゃちょっとの不自由だって人は楽に飛び越えられる。iPod touchは今までで最高に触ってて楽しいハード。つまり音楽や映像のコンテンツよりも先に、iPod touchのインターフェスが、演出が、使用者の気持ちを満たしてくれる。iPod touchが他のオーディオプレイヤーと決定的に違うのは、プレイヤー自身が持っているエンターテイメント性なんだきっと。

>悪いとこ
現状でも十分満足してるんだ、満足してる、でも…もうここまできたらやりきってほしいわけですよ。iPod touchはiPhoneの一部機能を間引きしたものである。で、iPhoneの機能の一部(Safariとか)を見せられたらもう全部欲しくなるのは人間のサガ。Safariが載った瞬間にiPod touchはPDA臭を帯びてしまい、もうユーザーとしては生殺し状態。どうせならiPhoneの機能全部iPod touchにのせてくんないとヤダ!! ということに。おいしいものを知るとさらに欲しくなる。iPod touchがiPhoneと同じスペックで、同じソフトが載ったらもうちょっとお金払ってもいいよくらいの勢い。とりあえずAppleの皆さんソフトウェアアップデートよろしくお願いいたします。

何はともあれiPod touchは買い。「贅沢は味方」。

Apple Store(Japan)

iPod touchから書き込め…ちゃった…

2007.10.03 Gadget

早速iPod touchでブログ書いてます。いちばんきになっていた日本語入力ですが、予想以上に安定してます。さすがPOBoxを作った人が手掛けてるだけのことはある!!SONY系携帯の入力方法に慣れていただけにわたしにはかなり使いやすい感じ。てかiPod touch自体が非常によい。自体のレポートはまた後日。今日はゆっくりiPodを使いたい。

最近のLaCieのデザイナーシリーズがとんでもないことに。

2007.09.20 Gadget

最近のLaCieのデザイナーシリーズがとんでもないことに。

私がここのところ外付けHDDを物色しているのは以前書いた通りですが、Mac使ってる人間だったらやっぱり外付けHDDはLaCieでしょ、ということでLaCieの製品をいろいろチェックしていたのですが…いや、最近のLaCieのラインナップはますます熱いことに。今日はLaCieが発表したデザイナーズドライブをご紹介。以前からPorsche Designによる製品がありましたが、今度はサム・ヘクトがデザインした製品群が登場。

lacie_hdds_1.jpg
lacie_hdds_2.jpg

2.5inchHDD1.8inchHDDの2種類。手の中におさめたくなるような、チョコレート色のつやつやしたボディ。ふたを開ければケースの中にハードディスク、そしてUSBケーブルが詰まっている。これだけでいつでもHDDが使える。ふたには煩わしさも感じるが、持ち運ぶ際の安全性を考えればこそか。形状のかわいさと機能・可搬性の両立。

lacie_hdds_3.jpg

さらにDVD-R/RWに関しては、わざと底面を内部構造を想像させるようなデザインにしているところも面白い。本人曰く「製品の神秘性を取り除きたかった」

うーんどれも思わず欲しくなる。このデザインで3.5inchHDDがあれば即買いですよ。ちなみに3.5inchHDDにはこんなデザインも。

lacie_hdds_4.jpg

こちらの金色に波打つHDDはOra-Ïtoによるデザイン。HDDがただの箱から飛び出した瞬間。これがあるだけでデスクトップの雰囲気が一変しそう。あーっみんな欲しい!!

ちなみにIndustrial Facility繋がりでこれも欲しい。これの話は後日。


関連リンク:
Porsche Design
Industrial Facility
Ora-Ïto

iPod touchは素晴らしい。しかしiPhoneを超えることはできないのか?

2007.09.07 Gadget

iPod touchは素晴らしい。しかしiPhoneを超えることはできないのか?

もう既にニュースサイト、個人ブログ等で書かれまくっているiPod touch。今更同じことを書いてもしょうがないので自分なりの視点でiPod touchを解剖してみる。iPod touch(とiPhone)の登場によって、音楽を再生するiPodの機能はアプリケーションになった。

・iPodがソフトに融けていくとき、結局iPodはiPhoneを超えられない。
iPodがソフトに融けていくとき、結局iPodはiPhoneを超えられない。
確かにiPod touchはとてもすばらしい製品で、私も発売当日に有休を取って店頭に並んででも買いたい代物である。が。落ち着いて考えればiPod touchはiPhoneの機能限定版でしかない。いずれはiPodもほぼ全機種がtouch型にシフトしていくことになるだろう。そのときに、iPodのオリジナリティーはどこで保証されるのだろう?iPhoneはこれからのモバイル機器の価値は「ソフトウェア」にあることを証明した。しかし既にiPhoneもiPodも同じソフトが走るのだ。iPodはShuffleを除いてiPhoneに吸収されてしまうのか。それともiPod classicに対するiPod nanoのように、大きさや容量でiPhoneとの差別化を図るのだろうか(今の所iPod touchがiPhoneに勝利している要素は容量、そして薄さである)。既に音質は重要項目から抜けているし、バッテリーの持ち時間だって大して変わらない。iPodにはあってiPhoneにないもの、仮にそれが生まれればiPodの名は消えることはないのかもしれないが…。

はっきり言ってしまえば音楽の聞くためのハードiPodは、Appleの情報端末内で動くソフトiPodへ形を変えてしまったのだ。優秀なハードウェアとしてのiPodは消滅し、アプリケーションとしてのiPodが産声を上げる。これからのiPodの進化はソフトウェア上の進化でしかなくなる。それはまるでワープロからパソコンへの転換のように。

・大切なのはコンセプト。そしてハードウェアiPodの未来は。
大切なのはコンセプト。そしてハードウェアiPodの未来は。
このまま行けばiPodというプロダクトは消滅する。いや、落ち着け。ここまで書いてきた話は「iPodが音楽プレーヤーとして究極の回答である」という前提条件の下に進めてきた。iPodがソフトに溶け出すならそのソフトが動きゃいいんじゃん、という。しかしこんな話はどうだ。iPod shuffleはiPodに劣るというのか?答えはもちろん否だ。iPodとiPod shuffleはもともと目指しているものが違う。「同じ音楽を聴くための道具」であっても「全てを手中にいれコントロールする」iPodと「全て機械の判断に任せる」iPod shuffleはまったく別もの。iPod touchが登場したからといってiPod shuffleの価値が落ちることはない。iPodがiPhone(というかソフトウェア)にとけ込んだとて、別のコンセプトが生まれればまた新しいハードウェアiPodは誕生する。そのヒントはもう既に「あちら側」にたくさん転がっている。

PandoraAnywhere.FM、Googleが研究する行動分析。例えば、音楽を聴くのではなく音楽を流すiPodの登場だってあり得るかもしれない。私がよく話すのが「世界中のデータは重複する必要はない」ということ。例えば巨大なiTunesサーバーが一個あって、世界中の音楽がそこに入っていれば、わざわざ音楽データを持ち運ばなくてもiTunesサーバーからストリーミング再生すればいいだけの話。これならiPodにハードディスクもメモリもいらない。あるのはアンテナとイヤフォンだけのiPodだってあってもいい。

あちら側だけじゃない、こちら側にもNike+のようなものがいい例。装着しているユーザーの脈拍や行動が音楽の選曲や音量を決定する、とかね。個人的にはコンビニのレジに立っているときに勝手に音量が下がってくれるプレイヤーが欲しいが。

ソフトウェアの柔軟性を取り込んだiPod touchやiPhoneは今以上の可能性を秘めている。と同時にiPodの未来もまだまだいくらでもありそう。


・…で、正直な話、どう?
…で、正直な話、どう?
私のiTunesライブラリーは40GB近くあるので、音楽聞くだけ・映像見るだけならiPod classicの80GBを買うのが一番幸せなような気もする。でもね、触りたいじゃない。触りたいのよ。触れるなら全然頭下げれるよ。ということでiPod touch 16GBを買います。うまく買えたら今月末また、当ブログで。

iMovieの変化と、ぼくたちを取り巻くビデオ世界の変化と。

2007.08.19 Gadget

iLife '08 - iMovie

iLifeが「08」にアップデート。今日は特にiMovieの話。

iMovieスクリーンショット

今回のiLifeのアップデートでもっとも劇的な変化を遂げたiMovie。劇的と一言で言うにはあまりにも代わりすぎたインターフェース。一直線のリニアなタイムラインは姿を消し、素材のプレビューをメインに置くようなウィンドウ構成。確かに今までのiMovieだって十分に「世界で一番簡単な映像編集ソフト」だった。完成されたインターフェースを捨てて新たな道を模索したのは何故か。それを紐解くためにまずぼくたちを取り巻くビデオの世界の変化から考える。

[ iMovieの誕生 - DVカメラの時代 ]
iMovieが生まれたのは1999年、初代iBookの登場と同時期。そのころのビデオカメラと言えばDVテープに録画するDVカムが主流だった。DVカムをパソコンに繋いでビデオ編集するというソリューションがほとんどなかった当時、iMovieは使いやすさの点で画期的だった。タイムラインにDVカメラから取り込んだシーンといくつかのエフェクトを放り込んで映像を編集する手法。DV編集のすべてを網羅していたiMovieはこの時点で既に完成されていたと言っても過言ではなかった。さて、編集した映像はどうするか。誰かに見せなければ何の意味もない。この頃はとりあえずDVテープに書き出し保管、必要応じてDVカメラを通してテレビで再生するのが主流だった。その後AppleはiDVDというソフトをリリースし、DVDに書き出すことによって友人に映像を見せる手間が一気に省けた。それでも編集されたされた映像を消費するのはもっぱら家族か友人のみだった。

[ メディアの多様化 - 映像の高画質化 ]
21世紀になってもDVカメラはほとんど進化しなかった。当然最初から完成されていたiMovieの進化もほとんどなかった。その一方でハードディスクやDVDに録画するタイプのビデオカメラも登場。特にDVDに記録するタイプは人気が高い。なぜなら編集作業等いっさいせずともDVDプレイヤーで観れるからである。まずビデオカメラを使う人間は十中八九 "パパ" もしくは "ママ" であることを忘れてはならない。ビデオカメラの需要のほとんどは我が子の姿を後に残すためにある。「正直言ってパソコンに取り込んで編集なんて時間ないんですけど…」という忙しいパパの心の声をDVDカメラが見事に汲み取ったわけだ。さらにSONYが一番のりを果たしたハイビジョンビデオカメラの登場によって、少しでもきれいな画質で我が子の笑顔を残したいというパパ・ママの需要を引き出し大ヒットを生み出した。それにあわせてiMovieもHD対応にバージョンアップ。家庭用ビデオの高画質が一気に進む…ものと思われた。

[ ビデオをビデオで撮らない時代 - YouTubeの誕生 ]
ビデオカメラが多様化する一方で、実はデジカメやケータイが家庭用ビデオの座を奪い取っていた。デジカメとケータイの普及率を考えれば当然とも言えるが、最近ではデジカメもしくはケータイの動画機能を使ってビデオ撮影する人がほとんど。確かに連続撮影時間はビデオカメラに比べてまだまだ短いのも事実だが、「そんな長く撮ったって意味ないしー。そんな長く観てらんないしー。必要な分だけちょこっと観ればいいでしょ」という意識が浸透し始めてる。さらにこの頃になるとカメラで撮った映像をネットを通して友達に送ることも難しくなくなっていた。そしてここでビデオ世界に最大の転機が訪れる。YouTubeの登場。YouTubeによってそれまでの問題であった映像の保存・公開・共有が驚くほど簡単になった。もはやホームビデオの感動を共有する機会は、年に一度の帰郷の際におじいちゃんおばあちゃんを取り囲んでの上映会だけではなくなった。今までのビデオ編集に足りなかったのは、ハイビジョン映像でもなく、1フレーム単位の精巧な編集機能でもなく、多彩なトランジションでもなく、場面を彩る効果音でもない。感動を共有することができる人とそれを繋ぐインフラだった。

…って長え。要約するとiMovieは「DV時代の編集ソフト」、「ハイビジョン時代の編集ソフト」を経て「YouTube時代の編集ソフト」に変化した、ってわけか。新しいiMovieのポイントを簡単に(息切れ!?)説明すると、iPhotoからの映像インポート。これでデジカメで撮った映像もiMovieですぐ使うことができる。特に素材のプレビューのしやすさはすばらしい。必要なシーンをすぐに取り出してプロジェクトへ放り込める。今回からレンダリングという概念がなくなり全てリアルタイムでプレビューすることが可能になったのも大きい。これで無駄に待たされるストレスは皆無。そしてYouTubeへの直接投稿も可能。短い尺の映像を簡単に作れるようになった(けど長い尺もいける)iMovie。時代が変わればソフトもこれだけ変わる、そんな話。

さて、ソフトはいいんだけど、実際に映像は何で撮るのがいいのかな。SONYのこれはまだちょっと大きい。SONYがXacti的なものを作ってくれれば良いんだけど。もしくはサンヨーとAppleが協力してiXactiを作るか、ね。

関連リンク:
アップル - iLife
YouTube - Broadcast Yourself

1,920×1,200ピクセル版MacBook Pro 17inchのすすめ。

2007.07.31 Gadget

MacBook Pro 17inchを買いました。

MacBook Pro 17inch 2.4GHz / 1920*1200px

興奮しすぎて写真撮りまくってますが、購入に至った経緯は以前のエントリーに譲ります。以前のエントリーでは15inchか17inchかで迷うそぶりも見せましたが、実際には迷わず17inchを購入。そして実際に手元に届いた訳。で、結論から申しますと「私は間違えていなかった」。とてつもなくヤバいです17inch。デカい重いとか言ってる場合じゃねえぞー!!

で。

改めて最強にヤバいポイント。それはやっぱり。
1,920×1,200ピクセルの画面解像度。

17inch MacBook ProはBTOオプションで1,920×1,200ピクセルの画面解像度を選択可能(標準では1,440×900ピクセル)。これがどれほどの数字か。最近よく聞く薄型液晶テレビの「フルハイビジョン」(もしくはフルスペックハイビジョン等)。これは1,920×1,080ピクセルの解像度であることを示している。つまりこの17inchには大型ハイビジョンテレビ以上の解像度がこのサイズに詰まってるわけ。ま確かにこれはテレビの場合ですが、仮に普通のパソコン用液晶ディスプレイでこの解像度を得ようとすると、一般に23インチ以上のサイズが必要になる。それがこの17inchに収まってんだからもう信じらんない。実際に1,920×1,200ピクセル版17inchを一目見れば解るけど無茶苦茶ピクセルが細かいこと。おかげで文字もアイコンも極めてくっきり見える。しかもノートパソコンにしては画面明るすぎ(もちろん調整可)。だし斜めから見てもくっきり見えるってもう!!

CPU等の性能は15inchに準じたものである以上17inchの売りはこの解像度しかない。いや、15inch単体では絶対に得られない解像度だからこそ尊い。前述の通り15inchでこの解像度を得るためには23inch CinemaDisplayが必要。それが1,920×1,200ピクセル版17inchならこれ一台で済む。もちろん持ち運びもできる。これに代わる自由は15inchにはない。

ではこの17inch MacBook Proは誰が、どんな人が買うべきなのか。

まずPCでオーディオビジュアル派。家でDVDを観たりiTunesで音楽や映像を観たりする人にとって画面サイズは非常に重要。そりゃデカいほうがいいに決まってる。ではそれ以外は…となるとやはりクリエーターでしょう。印刷関係の人は一度に表示できる量があればあるほどいいわけだし、映像関係なら特にフルHDが100%サイズで表示できるノートは何よりも貴重。

では私も含めたwebクリエーターは。もちろんDreamWeaverにFlash、Fireworksに各種ブラウザ、テキストエディタにFTPクライアント…と多種なソフトを使うために画面サイズが大きいのは大歓迎。ただしこの17inch特有の「クセ」もあります。それはピクセルが非常に小さいこと。つまりピクセルが細かいが故に、同じ画像をほかの液晶ディスプレイで観るよりも1,920×1,200ピクセル版17inchで観たときの方が小さく見えてしまう。なのでこの液晶だけしか観ないでサイトを作っていると、ほかのディスプレイで観たときに思わぬ印象を受ける可能性も。これはあくまで「慣れ」の問題なので大きさの感覚が掴めれば全く問題ないはず。現に私も仕事の大部分をこのマシンでこなしてますが、問題なしでやってます。いや、ホントすごいです17inch。

一方17inch最大の弱点とも言える大きさ、重さ、ですが、私個人の感覚としてはあまり気にならないです。最近毎日会社まで持ち運んでいますが(片道35分程)、あまり余計なものを持たなければそんなに辛くないです。ただバッグは斜めがけタイプを推奨。トートは無理!!


…ということで1,920×1,200ピクセル版MacBook Pro 17inchの魅力を延々と語りましたが、今までほとんど誰も見向きもしなかった17inch MacBook Proだけに今が買い時。その先見性に周囲の畏敬の念を集めること間違いなし(理解されない場合はスルーで)。いや、この1,920×1,080ピクセル版MacBook Pro 17inchこそ「現時点で最強のMacBook」ですはっきり断言。

Apple Store(Japan)

新MacBook Pro発表。で、どれ買う?

2007.06.08 Gadget

新MacBook Pro、15inchと17inchモデル


先日発表された新MacBook Pro。15inchモデルと17inchモデルが揃ってアップデート。

アップル - MacBook Pro

現在は2年半前に買ったPowerBookG4(12inch)を個人のメインマシンとして使用中ですが、Adobe CreativeSuite3の発売を控えている事もあり、そろそろ買い替えを考えていたときにこの発表。実に絶妙なタイミング。デザインの変更が無いためどこがアップデートされたのか判りづらいので大きな変更をピックアップ。

・液晶のバックライトがLEDライトに(15inchのみ)
先日Appleのサイト上でも液晶のバックライトを今年から順次LEDに切り替えることを発表したばかり。まずはMacBook Pro15inchモデルの液晶のバックライトがLEDライトに変更。従来の液晶のバックライトは水銀を含んでいたため、お世辞にも環境に優しいとは言えない代物だった。一方LEDライトは危険な物質を使っていない、発光時間(寿命)が長い、消費電力が少ない、と環境にもパフォーマンスにも優しい。

・BTOで1920×1200pxの液晶に変更可能(17inchのみ)
17inchモデルは残念ながらLEDバックライトではないけれど、AppleStoreのBTOにて液晶の解像度を1680×1080pxから1920×1200pxに変更可能。変更にかかる費用は12,810円と意外に安い。つまりいざとなれば24inch液晶相当の解像度を持ち運べるというわけ。環境に優しいかとかは置いておいて、これは非常に魅力的。

・2.4GHz Intel Core 2 Duo
マシンが速くなるに越した事はないので嬉しいっちゃ嬉しいけど、比較的どうでもいい話。


…で、実際にどれを買うのかっちゅー話ですが、いやね、今回の発表があるまでは15inch上位モデルがベストだろ、とか思ってたわけですよ。現在使ってるPBG4 12inch(と20inchのCinemaDisplay)を2年半前に何故選んだかというと、持ち運びが楽&いざとなれば外部ディスプレイを繋いで大画面で作業できるから。この選択は間違えていなかったと思うてか間違えてなかったし完璧な組み合わせ。ということで未だにPBG4を持ち運ぶ私だから、15inchを選ぶのは必然だったわけですよ。17inch毎日持ち運ぶのはさすがに無理でしょう。

…ところが。17inchモデルがBTOで1920×1200pxの液晶に変更可能になったことで状況が一変。17inch実はヤバいんじゃないかと。そもそもノートPCなのに、手持ちの20inchCinemaDisplayより解像度が高い1920×1200pxは反則でしょ。外部ディスプレイに繋ぐ必要がまったくない。作業環境としては最高。もし仮に持ち運ぶ必要があっても17inchだったら全然不可能じゃない。むしろ他社の17inchノートと比べたらここまで軽いものはないでしょ。MacBook Proは持ち運べる唯一の17inchノートと言える。でも毎日持ち運ぶのは大変…確かに。

しかしこれも2年前とはだいぶ環境が変わった。今はGmailを代表としてほとんどの事がネット上で完結してしまう時代。メールサービスやToDoリスト、RSS閲覧に巨大データサーバ…これだけあれば、最悪パソコンを持っていなくとも自分が端末がある場所まで行けば一通りの作業はこなす事ができる。ましてやiPhoneが出てくるような時代。持ち運ぶとしてもUSBメモリとiPodくらいで、出先でパソコンを取り出す事なんてなかなか無いでしょ。もし仮にあるとすればプレゼンの時くらいか。でもパワポ使うんだったらiPodで代用できるんじゃない?もしかしたらパソコンを持ち運ぶ時代はいつの間にか終わっちゃった、かも。


ということで、15inch買おうかと思ったら17inchが意外と良かった男の話。つまりは究極の家マシンは何か、という話です。いちおう店頭で15inchと17inchを比較してから本当にどちらを買うか検討しますが、この判断は私の今後の活動3年間分を決定すると言っても過言ではないので慎重にいかなければ。いやー自分の考えは間違えてないと思うんだけどなー。幸せな悩みである。

ちなみに勝手なアドバイス。ノートパソコンを買うなら絶対に内蔵HDDはできるだけ大容量のものを最初から選ぶべし。MacBookはHDD交換が楽だからまだしもMacBook Proはかなり難易度が高いらしいので、後で後悔しないためにも。

Apple Store(Japan)

iPod用ゲーム版『LOST』は想像以上にクオリティ高い

2007.05.24 Gadget

iPodゲームでLOST


シーズン2も好評レンタル中の大ヒットドラマ『LOST』。謎が謎を呼び謎を呼び続けるストーリーが人気の『LOST』ですが、iPod用ゲームになっていたのをご存知でしょうか。5月23日からiTunesStoreにて600円でダウンロードできます(ただしゲームがプレイできるのは特定の第5世代iPodのみなので確認しましょう)。iPod向けゲームというとソリティアやテトリス、パックマンといったカジュアルゲームだけしかないと思っていましたが、このゲーム版『LOST』はかなり本学的なアドベンチャーゲームになっています。プレイヤーは登場人物の一人であるジャック(否、バウアー)となり、ドラマよろしく謎の無人島に不時着した他の生存者とともに生き残る術を探ります。

iPod版LOSTはアドベンチャーゲーム

ゲームのジャンルはアクションアドベンチャーといった所。ゼルダの伝説ほどアクションはありませんが、時に人を助け、時に武器を持ち、時にダイナマイトで活路を見出すところで、自分の手で状況を切り開く感覚がある。操作方法もiPodということで若干の不安もありましたが、意外と良好でびっくり。基本操作は中央の決定ボタンとホイールによるキャラクターの移動。これなら電車の中でも片手で問題なく操作できます。音もiPodだけあってしっかりしていますが、iPodに入れてある曲を聴きながらプレイする事も可能。グラフィックはぶっちゃけスーパーファミコンレベル…いやむしろiPodでこれだけできる事に驚き。飛行機の爆発シーンも(人が吸い込まれちゃう所とか)がんばって再現されています。あとキャラクターイメージが実写なのも好印象。ローディング時にLOSTの名台詞が表示される演出がLOST気分を盛り上げてくれます。

ちなみに台詞、メニュー含め英語・日本語両対応。iPod自体の言語設定によってどちらでプレイするか選べるので積極的に活用したい所。英語でプレイして英会話の教材にするのもありでしょう。

このゲームとは別に、海外のiTunesStoreではLOST本編ビデオのダウンロード販売も行っているのですが、日本では当分ビデオデータの販売はしなそうな雰囲気…うーん。ゲームもいいけどビデオもね。


関連リンク:
LOST シーズン2
LOST - Wikipedia

VJ用機材として使うVideo iPodの価値とは

2007.02.26 Gadget

VJ用機材として使うVideo iPodの価値とは

あれだけApple、Appleと騒ぎ立てておきながら実はVideo iPodを持っていなかった私。3/3のイベント、PLATINUMに向けてVJ用機材としてiPod 30GBを購入してみました。今までVJはPowerBook G4(12inch)とDVカムをミックスして使ってましたが、PowerBookはまだしもDVカムを持っていくのが正直かなり面倒くさい。DVカム本体もでかいし電源も持ってかなきゃ行けないしなによりDVテープがカチャカチャカチャカチャ…。っていうかもうおっさんみたいだけどクラブに行くのもちょっとしんどい気がしてきてんのに、さらになんでこんなにかさばるもん持っていってんだか、という気持ちにもなります。理想としてはiPod2台でVJするのがベスト。思いに持つ運ぶ必要もなくなるし。

で、実際にVideo iPodは機材として使い物になるのか。ちょこっとチェックしてみました。

[画質]
良い。もちろん映像のソースに大きく依存する部分ですが、iPodを通しての画質劣化やコマ落ちは見られません。やはりH264圧縮のおかげか。テレビにアウトプットしてもVJ用途なら問題ない画質、ですがやはり映像のソース次第としか言いようが無い部分も。iPodに最適化された映像形式の今後の更なる発展に期待。ビデオ出力した際の最終的なアウトプットは640×480で出ている模様?(ちょっと確認できず)

[操作感]
ちょっともたい。映像を選択してからワンテンポ遅れる形で再生。映像のシークもそこまで素早い対応はできてないです。…とはいえこれはPCでの映像再生と比較しての話で、その他のポータブルビデオプレーヤーとの比較ではありません(gigabeatやzone等のプレイヤーを触った経験無し)。でも例えばDVDプレイヤーだってDVDから読み込んで再生している以上操作時の待ち時間はありますし、iPodに関してもこれが普通と言われて納得できるレベル。で、VJ的に使うとすると、iTunesで映像別にプレイリストにわけておいて(例えば「実写」「3DCG」「エフェクト」等)、あとは基本的にそのプレイリストを流しっぱなし、という用途が考えられそうです。つまり直接映像をいっこいっこ選んで流すのにはちょっと向いてない雰囲気。まだちゃんと調べられていませんが、ビデオのループ再生はできないっぽいし、いちいち映像を選ぼうとすると映像の出力をいったん止めなければならない。しかもiPodでは映像のサムネール一覧表示はできませんから(タイトルの表示のみ)すばやく目当ての映像を選択する、というのはけっこうな慣れが必要でしょう。となるとやはりiTunesでのプレイリスト作りがVJ用との明暗を分けそうです。

[現場での取り回し]
現場ではiPodのイヤフォンジャックから映像出力用のケーブルを刺してビデオセレクタやビデオミキサーに繋ぎます。気になるのは操作中に誤ってケーブルが抜けてしまうことがありそうなこと。だからといってテープでiPodとケーブルを固定するのはどう考えてもかっこ悪いし。少し注意が必要かも。またiPodの大きな利点の一つはPCからUSB(or FireWire)経由で電源が供給できるところ。電源タップがどんどん占領されてケーブルもこんがらがって大変なことになっちゃう現場では非常に助かる仕様です。

[iTunesとの連携]
iTunesStoreで買った映像はすぐに持ち出せるのはスバラシイ。んだけどその他の映像を持ち運ぶにはちょっとハードルが。まずQuickTimeムービーをiTunesに取り込み、そのムービーを右クリックして「iPod形式に変換」を選択。これでムービーがiPodでも再生できる形式になります(iPodで読み込める形式にする方法は他にも多数あり)。ただ変換にかなり時間がかかる。少なくとも私のPowerBookG4では。大量の映像を変換するだけで日が暮れてしまうので、Intel Macではこの作業が高速化されていることを期待したい。他にも、最近では映画のトレイラーをiPodで再生できる形式で配信しているところも多く見受けられるようになりましたからこのような作業は減っていく傾向にあるのかと。

[結論]
…正直言ってまだわかんない。やはり映像の送り等にラグが生まれるので、無理にちょこちょこスイッチングしなければ意外と快適に使えるのではないかと。私としては何よりも軽いのがいいです。実際に使ったレポートは後日。どんな感じでVJやってるか知りたい人はPLATINUMにお越し下さい。

New Color!! iPod Shuffle.

2007.01.31 Gadget

New ColoriPod Shuffle

アップル - iPod shuffle

Put some color on.

遂にiPod Shuffleにもカラーバリエ登場。これでシルバー、ピンク、ブルー、グリーン、オレンジの5種類に。特にオレンジは歴代iPodの中でも無かったカラーなので実物を確認したいところ。しかしまー、iPhoneと同じインターフェースのiPodが2月下旬に登場?という噂もあったのでiPodの購入は我慢してましたが、もーっこういうことされると買う。私はグリーンがいいかなー。でもやっぱりシルバーも…。皆様は何色がよろし?

今回のカラーバリエ追加で地味に嬉しい追加点が付属イヤフォンが最新のものになったこと(iPod、iPod nanoには付属済み)。耳が小さくて…な人はよかったよかった。

Apple Store(Japan)

アフィリエイトバナーがむっちゃかわいいので貼っちゃいます。あー、他の色もいいなぁ…。

Design Industrial×Graphic、なんだって。

2007.01.22 Gadget

Design Industrial×Graphic

この写真は実在のガジェットではありません。

Design Industrial×Graphic

usak氏の卒業制作を拝見しに相原まで。幕張から相原。約2時間。「まったく何でボクがこんなところまでこにゃならんのだ!!」とケフカみたいなこと言いたくなるような道のりを経てようやく東京造形大に到着。当然のことながらusak氏には私が見に来ることは伝えないでの訪問。「えっ、なんでいんの?」みたいなリアクションは期待通りであった。とりあえずお土産プリンを渡して(本当は卒業おめでとうの意味を込めてデスノートをプレゼントしたかったんだけど本屋さんでは見つかりませんでした。意外と売れてんのね、デスノート)、ざーっと他の展示を見ましたが、普通にusak氏の展示がよくできてました。私も現場で本人にしつこいくらい話してたんだけど、こじんまりさせないで、でかくでかく展示してあったのがよかった。制作物は複合プリンタでちゃんと丁寧に作られていたのがよかったです。やや真面目すぎるくらいに着地点もきれいに収まってたし。……ってあれ、なんか私ホメ過ぎ?何はともあれお疲れさまでした。

さーて、今度は意匠展かな。

iPhone

2007.01.12 Gadget

iPhone

先日SO902iWP+のエントリーを書いておきながら言うのもなんですが、正直な話、携帯電話はあんまり好きじゃない私。理由は簡単。インターフェースが理にかなっていないのだもの。

1。今時テンキーで日本語入力なんて。キーボード使ったら十倍以上早く打てるっつーのに。イライラ。2。十字キー+決定キー+4つのファンクションキーによる基本操作に難がある。ここまで携帯電話が扱うアプリケーションが多様化しているのに4つのファンクションキーに全部を押し込むのはいささか無理がある。3。データの管理がもー面倒。今時ちまちま入れてくのもどうなんですか。

もちろん携帯電話が無いと困るし、そりゃ使えないことは無い。けどね。けどねー。ずーっともやもやしたまま使ってるってのもどうなんだろう。しかも、これらの問題…携帯電話が単なる電話ではない「ケータイ」になったことで生まれたもの…を既存の携帯電話の概念では解決できそうにない。

そこでiPhoneである。もうくどくど説明しなくてもこれを観ればわかる。

Apple - iPhone

動いているのを観ているだけでわくわくする。このサイトで見れるiPhoneの動作と、手元にある携帯を比較してまず思うのは、ケータイ大国の日本からなんでこれだけわかりやすい携帯電話が開発されなかったのだろうと。というより日本の会社はまじめにケータイらしい携帯電話ばっかりをせっせと作っちゃってたんだろうね。iPhoneは、直感的で、きれいで、楽しい。インターフェースも理にかなっている。どう考えても携帯電話作りに関してはドシロートのAppleが、一瞬で携帯の歴史を塗り替えてしまった。30年前PCの歴史が動いたように、iPhoneという史上最小のMacが携帯の歴史も動かす…のかも。

で、こんだけ語っといて一番問題なのは、日本で使えるかどうかって言うこと。現時点では通信方式が異なるため日本のキャリアではiPhoneに対応できそうにない。AppleががんばってiPhoneの3G版(3GならDoCoMoもしくはSoftBankで使える可能性有)を開発するしかないのか…つかこれでiPhone日本で発売されなかったら日本の各キャリアのことを一生恨むから覚悟しておいてね。そして孫社長!! 最大の株を上げるチャンスを逃すようなお方じゃあないですよね?

The first 22 years were just the beginning.

2007.01.10 Gadget

iphone_appletv.jpg

「最初の22年は始まりに過ぎない」

ということで、私は本日23歳の誕生日を迎えました。そんな日に早速サンフランシスコから吉報が。

遂にAppleからApple TV、そしてiPhoneが発表されました。…っと会社行かなきゃ!! 帰ってからまた書きまーす。

Sony Ericsson SO902iWP+

2007.01.08 Gadget

so902iwp.jpg

Sony Ericsson SO902iWP+

2006年大晦日に購入。カラーはCity Dark。何故City。個人的にはずーっとストレート型端末が使いたくてしょうがなかったので買いたくてうずうずしてたんだけど、安くなるのを待って購入。巷で話題なのは最新型のSO903iの方ですが、Macworld Expoが始まる1週間前に音楽ケータイなんて買ってられますかいっ!! ということで躊躇せずSO902iWP+を選択。

使い勝手は上々。ボタンもそこまで押しづらいという印象はなし。寧ろ好印象。ただ、サイト閲覧時にpageUp/pageDownキーをよく使う人間なので、それがサイドのちょっと使いづらい位置にあるのはいかがかなと。そして日本語入力機能は文句なしです。また、個人的には初めてのマルチタスク対応携帯だったり、いつの間にかiチャンネルというたぶん一生使うことのなさそうな機能がついてたりと、私が携帯の進化についていけてない印象も。いや、これは私の問題ですけど。

あとはこの携帯の一押しポイント「IPX7等級防水機能」ですがやはり怖くて試せません。そしてそれはMr.インドアことフクオカにとっていつ役に立つのか…。ま、ただ意味も無く大雨の中電話をかけ続けるというドラマティックな演出ができるというのはこの携帯の大きなアドバンテージかもしれません。

…で。この携帯、Felica、つまりモバイルSuica対応ということで、買って早速モバイルSuicaのアプリをダウンロードし、クレジットカード登録をし、さらに電子マネーのチャージまでしちゃいました。早くも最新技術(注:モバイルSuicaは2006年1月開始)を使いこなしちゃったのかなこれはと浮かれていたのもつかの間。冷静に考えてみて。実際に改札でこれを使おうとしたとき、どうすれば使えるんだこれ!? やっぱり専用のアプリを立ち上げておかなきゃダメなのかな。なんか専用の待機モードとかがあって、その状態でタッチ?…もしこれでうまく認識されないで改札バッサー閉まったらもうこれ完全に周囲の人から田舎もん扱いですよ。「あの人携帯使いこなせてないみたいよ!! アハハハ…」こんな感じになったらどうしよう。恥ずかしさのあまり顔から火が出てヨガフレ……いや、それはない。それはないわ。

ということで早速モバイルSuicaの使い方を調べてみました。

JR東日本:モバイルSuica>自動改札機・簡易Suica改札機の通り方

別に専用アプリとか立ち上げてなくても普通の状態でタッチすればいいっぽい。

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