Apple Magic TrackpadはMacBookのやつとは結構違う気がするよ(主観だけど)

早速届いた(というか届いた品が初期不良品だったためにわざわざApple Storeまで買いにいった)Magic Trackpadを私なりの目線で解剖していくことにいたしましょう。
仕様的にはMacBookのトラックパッドとほとんど変わらない…はずが意外と違う
見た目からしてMacBookのトラックパッドを切り取ってポンとおいたようなデザインのMagic Trackpad。当然機能や使用感もほとんど変わらないんですが、じっくり使ってみると意外に違う点があることに気がつきます。
そもそもでかい。Magic Trackpadの操作面はMacBookのトラックパッドの8割増。
でかいためマルチタッチがしやすい。また大きさよりMagic Trackpad特有のチューニングのせいかもしれませんが、指を小さく動かしたときの初速がやや遅い。これはゆっくり動かしたときの反応が悪いとも言えるし、ゆっくり大きく動かすことで細かい操作がしやすくなっているとも言えます。Apple的には「サイズが大きくなった分、手も大きく動かしてよ」ということなのでしょうか。MacBookでトラックパッドに慣れている人も、小さな動きに関しては多少の慣れが必要でしょう。特に「軌跡の速さ」を最速設定にしているとその差を顕著に感じます。少し扱いにくいと思ったら軌跡の速さを少し遅めにしてみると良さそうです。
逆に大きく動かしたときの動きはかなり機敏です。スクロールも完成スクロールに対応しているせいかすいすい。Magic Mouseのスクロールよりもスムーズに感じます。
MacBookのもの同様に全体がボタンになっているが、クリック感がMagic Trackpadの方が浅い。
MacBookのトラックパッドはトラックパッド自体が押しボタンになっていることが特徴でした。ただ比較的大きな「カツッ」という音がするので気になった人もいるかもしれません。Magic Trackpadのボタンクリック感はかなり浅く、ボタン音もMacBookのそれに比べれば小さい印象。個人的にはもっとボタンの押し込みが深い方が好みなんですが、その分押すのに力が要らないのは疲れなくていいです。またボタンクリックが可能な領域もほぼ面全域に拡大。ただ相変わらず上の方が押す力が必要なのは同じ。
ちなみに私は「タップでクリック」機能を封印する派ですが、試しにタップでクリック機能をONにして少し使ってみました。感度も非常によく、先ほど言及した初速が遅いせいで、ダブルクリック時などのカーソルのぶれも感じませんでした。「タップでクリック」派の人にはかなり使いやすくなっているんじゃないでしょうか。
また「タップでクリック」派の人にとって一番問題だったのが、「ドラッグ」操作だと思いますが、今回のトラックパッドドライバのアップグレードによって「3本指を使ったドラッグ」が可能になりました。これが意外とスムーズに操作できるので驚き。どうしても3本指を使う以上、フォーカスがわかりにくくなるという難点がありますが、ウィンドウの移動と言ったアバウトな操作に関してはかなり快適に操作可能です。
Apple Bluetooth Keyboardと同じ傾斜
デザインにこだわるAppleとしてはキーボードとのデザインを合わせたかったのでしょう、Magic Trackpadは手前に向かって傾斜がついています。世の中の多くのトラックパッドは水平な状態で使われているでしょうからなかなか珍しいケースです。
コツは「指を大きく動かす」
じゃ、このMagic Trackpad、買いなのか?という問いに関しては答えるのが難しい。私はMacBook ProでAppleの現在のトラックパッドに慣れに慣れきっているせいで、むしろマウスに違和感を感じるくらいのところまで来ているので、Magic Trackpadは大歓迎。ですが、あまりトラックパッドに慣れていない人はやはりマウスの方が使いいいでしょう。やはり慣れには勝てません。でも、よく「トラックパッドは制作に向かない」という声を聞きますが個人的にはあまり気にならないです。私はトラックパッドでデザインもしますし(PhotoshopもFireworksも使います)、Flash開発もしますし、ベジェ曲線だって不自由なく描けます。確かに筆で塗るようなレタッチ作業は不向きかもしれませんが、それをいえばマウスも得意とは言えない動きです。そんな場合はペンタブレットの出番でしょう。
また私のようにMacBookのトラックパッドに慣れすぎてしまった人にとっては、細かな変化が気になるのも事実です。特に指の動きとカーソルの動きの対応関係はややニュアンスが異なります。時間が経てば慣れるとは思いますがやや注意ですね。
でも時代は「タッチディスプレイ」なんじゃないの?
しかしこのMagic Trackpad、というかAppleのトラックパッドは分析すれば分析するほど、よく考えられて作られているなと感心します。2本指でスクロールなわけですが、親指をクリックに宛てがってるときはちゃんと発動しないように作られてるんですよね。何気なく使えてしまいますがMagic Trackpadの制度とOSの補助のおかげでこれだけの扱いやすさが確保されているわけでAppleの強みを感じます。
が、このMagic Trackpadを使えば使うほど自分の中にもやもやとしたものが生まれてくるのもまた事実。私が2年間このMagic Trackpadを待っている間にiPadが誕生してしまったのだ。iPadの心地よさに比べるとやはり別物なわけで…いやMacをiPadみたいにタッチディスプレイにすりゃいいのか、と言われるとまた話は違うんですが、まだまだPCの入力インターフェースにはブレイクスルーが存在するような気がしますね。