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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - それは14歳の少年が働く物語

2009.06.27 Movie

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11年前からのエヴァへの愛憎、そして氷解

今から11年前、私が中学2年生の時に初めてエヴァンゲリオンを観ました。その時私はちょうど14歳、このお話の主人公である碇シンジ君と同い年。まさに「エヴァブーム真っただ中の世代」と言えるでしょう。当時の私はこの作品の表現に衝撃を受けたと共に、一方ではエヴァのセクシャルな部分が受け入れられず正直嫌っていた部分もありました(ま純情な中学生ですからそういうものだと思ってください)。私にとって「スキ」と「キライ」がないまぜになったもの、それ故に常に気になる存在、それがエヴァンゲリオンでした。

2年前、これまでのエヴァンゲリオンをリメイク、再構築した映画、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開されました。新しくリメイクされた映画「序」を観て、この作品の面白さに改めて気がつきました。新しい映画は当時のエヴァンゲリオン以上に、確実によい作品になっています。そして今日から一連の連作の続き、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開されます。それに合わせて「序」を改めて振り返りながら、エヴァンゲリオンとはどんなお話なのか、改めて考えようというのが今回のエントリーの趣旨です。「序」を見ながら当時の映像との違いにも驚きましたが、それと同時に14歳当時から自分自身が大きく変化したことにも気がつきました。その中でも最大の変化、それは「自分が仕事に就いたこと」でした。

もし14歳当時のあなたが今の職場で働いたら

この作品は事細かな設定や人間関係が膨大な量含まれているため、一体どんな物語なのか、よくわからない人も思いますので導入部分の説明をば。


主人公・碇シンジは、離れて住んでいた父、ゲンドウから突然呼び出される。父の愛を受けずに育ったシンジは父のことが、苦手だったが、それでも自分のことを必要としてくれているならばと思い単身"上京"する。

時を同じくして、日本に"使徒"と呼ばれる巨大な怪物が現れる。抗戦する自衛隊。しかし全く歯が立たない。使徒は確実に東京※1に向かっている。

父のもとにたどり着いたシンジ。しかし彼の目の前に現れたのはエヴァンゲリオンと呼ばれる使徒と戦うためのロボット※2であった。ゲンドウは使徒と戦うための組織NERV(ネルフ)の最高責任者だった。エヴァ
ンゲリオンは14歳の選ばれた少年・少女でしか操縦することのできない特殊な兵器。ゲンドウは実の息子をこの兵器に乗せ、戦わせるためにシンジ呼び出したのだ。予期しない要求に父への怒りが隠せないシンジは
エヴァンゲリオンに乗ることを拒絶する。あんな怪物と戦ったら死んでしまうかもしれないのに…。お前が乗る気がないのならば、とゲンドウは代わりのパイロットとして傷だらけの少女を呼び出す。使徒と戦わなければ人類が滅ぶ。「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…」全身を貫く痛みに顔を歪める少女を前にシンジは決心して叫ぶ。

「やります。僕が乗ります」


エヴァンゲリオンは多くの謎と陰謀が渦巻く実に複雑な物語ですが、シンジ君の視点から見ると非常にクリアーなものです。つまり「14歳の少年が大人たちの中で働く物語」。彼がしていることは中学生として生活しながら、しかも命をかけて怪物と戦う、負ければ人類が滅んでしまうという重い仕事です。父親に認められたい、そう願う一心から彼はパイロットとしての仕事を果たしていきます。が、時に彼は職場での人間関係や自分にのしかかる責任の重さに耐えられず逃げ出してしまうこともあります。自分の状況に対して卑屈になり、閉じてしまう。上司に歯向かう。かんしゃくを起こす。それを見て「うはwwwこいつどんだけヘタレなのwww」と彼を笑う人もいるでしょう。

しかし私はそうは思いません。例えばもし14歳の自分が、14歳のあなたが、今の職場で働くことになったら…今の自分とと同じように働けるでしょうか。14歳、まだまだ大人とは言えない、でも大人が少しずつ見えてくる時期。しかしまだまだ多くの経験が不足しています。人との接し方、仕事の運び方、自分の目標、…。この状態で満足に仕事をこなすことは難しいかもしれません。いや、年齢に関係なく時に仕事が辛く、逃げ出したくなる気持ちになることは誰しもがあることではないでしょうか。入社してすぐに辞めてしまう社員が増えた、なんてニュースを度々目にします。そう言う私だって辛いこともあります。時に卑屈な気持ちになることだってあります。シンジ君はこれまで一人で自分の心を守り、生きてきた人間です。そんな彼でも働くことで自分では守れ切れないくらい辛い思いを抱えていきます。怒られるかもしれない。否定されるかもしれない。死ぬかもしれない。それでも、彼は再び立ち上がるのです。みんなが思う以上に彼は強い。

働くこと、それはその場所で自分の居場所を見つけることとも言えます。ご飯を食べていくためだけに仕事をしているとしても、なぜその組織の中で働き続けているかという理由にはなりません。別の場所で働いても何ら問題はないはずです。よって自然と自分がこの組織で働く意味や価値を見いだしていくことになるでしょう。シンジ君の場合も、文字通り「死ぬほど辛い思い」をしてまで手にしたいものは自分の居場所でした。自分を信じてくれる人がいる、これ以上の居場所はありません。彼が再起する理由も「逃げちゃダメだ」という自分を脅迫的に動かす気持ちから、やがて一緒に働く仲間や上司のために仕事を完遂しようとする気持ちに変わっていきます。人類の存亡のためとか、そんな大それたことは実感がわかない。でも自分を必要としてくれる人、つまり上司(ミサト)や同僚(レイ)のためにエヴァンゲリオンに乗る。これが自分の居場所を作るために彼の見つけた「仕事」でした。

自分も働くようになってから、シンジ君の見つけようとしていた道に自分も足を踏み入れていたことに気がつきました。私は仕事がそんなにできない人間ですが、それでも自分を信じてくれる人のために力を使えていることに深く感謝しています。自分の居場所がある、こんなに嬉しいことはありません。やっとその価値がわかったからこそ、エヴァンゲリオンの物語はいとおしく感じるのかもしれません。働くことが「うまくなかった」少年が、自分に課せられた責任を果たしながら、組織の中で働く意味を見つけていく、それが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の、シンジ君の物語です。

今回の映画には愛がある気がする

リメイクされる前の、今までのエヴァンゲリオンで私が最も嫌だったこと、それは「愛がなかったこと」です。いや、愛って言われてもって感じですし、そもそも愛って何さって話になりますが、何となくなかった気がするんです。このお話には多くの人が登場しますが、誰かの愛を誰かが受け止めることはほとんどなかったように感じています。投げても投げても、すかっ、すかっと、空を切るような。だからこその人と人との心の壁、コミュニケーションのすれ違いをテーマにしたストーリーができたとも言えますから大きく否定することはできませんが、それでもどこか虚しい。言いたいことはわかります、でも正直過ぎてあまりにも苦しいのです。どこにも希望がない物語を子どもたちに見せるのは私はあまりいいことだとは思わないのです。

「序」は過去のテレビシリーズの内容ほぼそのままの物語が展開されています。でも、何かが違う。シンジ君の上司であり、同居人でもあるミサトとシンジ君の言動の中にそれを少し感じます。空中キャンプの方も書かれていますが、エヴァに乗る決心がつかないシンジ君をミサトが「自分たちが命をかけて守っているもの」の場所まで案内するシーンで、シンジ君とミサトが手をつなぐシーンがあります。ミサトが一方的に手をつかんで引っ張るのではなく、二人の手のひらが合わさり、お互いがしっかりと握り合った「手つなぎ」です。おそらく、今までのエヴァの映像の中で唯一、愛が受け取られた瞬間だったのではないでしょうか。愛と言っても色恋のそういったものではなく、愛情というか、博愛というか、思いやりというか…そう言った類いの愛。そういったものがこれからの続編にも表現されていくのであれば、私が「嫌いにならない」エヴァンゲリオンになるのかもしれません。


ちなみに「序」は7月3日の日テレ・金曜ロードショーで放送されます。興味がある方はぜひ。「おとなもこどももおねーさんも楽しんでみれるいいアニメしか紹介しないぜ!!」がポリシーの当ブログでは過去のテレビシリーズ・劇場版はお薦めすることはできません。でもこの「序」は間違いなく、自身を持ってお薦めできるものだと思います。


※1 わかってます。第三新東京市です。
※2 わかってます。汎用人形決戦兵器・人造人間です。
プロの厳しい突っ込みはコメント欄にお願いします!!

Adobeさんのインタビューを受けさせていただきました

2009.06.26 Web

Adobe ケーススタディー : FICCが感じるAdobe CS4の良さ

AdobeさんのCreativeSuite4に関するインタビューを僭越ながら受けさせていただきました。CS4のすばらしさに関しましては私よりも他の方の方が詳しいと思いますので、なかなか参考になるかどうかはわからないのですが、FICCでどんな感じで仕事してるかって言うのが少しは伝わるのではないかなーと思います。

しかしまあ満面の笑みで写ってる自分の写真に吹きましたよ。私も25年生きてきたけどここまで自分が笑ってる写真って見たことなかったわー。まさに「そっか。私、笑えるんだ」状態。自分で見てて 気持ち悪い を通り越して感心してしまいましたよ。

と、いうことで明日はあれの話を。今まで日記にもmixiにもブログにも一度も書いてこなかった、避けていたあの映画の話を。

E-P1とK-7、目指す理想のカメラ像が違うと結果もこんなに違う。

2009.06.17 Gadget

もし仮に私が無職になって「あれ、フクオカさんって確か無職ですよね?」と聞かれたとしても「いいえ僕はエヴァンジェリストですから(キリッ」と答えたいフクオカですどうぞよろしく。「Apple=ブランド=宗教」のお話はまだまだできそうですが、今日はカメラのお話です。相変わらず趣味性の強い話が続きますが今日も元気にいきたいと思います。

使っていて恥ずかしくない、煩わしくない、小さい一眼。OLYMPUS PEN E-P1

OLYMPUS PEN E-P1

E-P1|デジタル一眼カメラ|オリンパスイメージング

デジカメはずいぶん前から普遍的なアイテムになりましたが、最近ではデジタル一眼レフもごくごく当たり前のものになりました。デジタル一眼レフのいいところは、速く、きれいに撮影できること、そしてレンズや周辺機器を付け替えることで自由に撮影ができることです。もちろんいいところばかりではありません。大きい、重い、かさばる、見た目がごつい…特に一眼レフを使ってると「本気で撮ってる感じ」が出ちゃって、なんか気恥ずかしい時ってありますよね。物理的・心理的な意味で一眼レフは「気軽」とは言えない存在のような気がします。よくレストランでブログにアップするためか、ケータイやコンパクトデジカメで食事を撮影している人を見かけますが、一眼レフで撮っている人はなかなか見かけませんもんね。すごい便利、だけど気が重い、デジタル一眼レフにそういう感情を持っている人は多いんじゃないでしょうか。

「PEN E-P1」のポイントは2つ。「とにかく小さい」「重く見えない」の2点です。コンパクトカメラには及ばないものの、従来の一眼に比べてグッと小さくてフラットなボディ。小さなレンズをつければ、なるほど「ポケットに入る一眼」というのもあながち嘘じゃない気がしてきます(ポケットに入るノートパソコンがあるくらいですから…)。そして小さくなった分デザインに自由度がでました。オリンパスが1963年に発売した「PEN F」というクラシックなカメラをイメージしたデザイン。私個人としてはせっかく新しいカメラなんだからノスタルジーにあまり捕われすぎない方がいいのでは…と思っているのですが、若い人の中でもクラシックなカメラは「かわいい」「かっこいい」と評価が高いことが多いですから、一眼デジタルっぽくないカメラを目指したこのカメラにはぴったりのテーマだったのかもしれません。一眼と言えば黒色のボディがほとんどですが、あえて銀と白にしたのも周囲に威圧感を与えないためのように感じます。このカメラを女の子が使っている場面を想像しても違和感ないですよね。

PEN E-P1は「気軽に写真を撮れるような一眼」を目指した結果、ファインダーもない、ストロボもない、極めてシンプルなカメラになりました。ある人は性能よりもサイズや見た目を優先した、気骨のないカメラだと言うかもしれません。それでも写真を撮る際の「障壁」がなくなるのであれば価値があることだと思います。大きさが、スタイリングが、その道具の扱い方をも変えてしまう。E-P1は「撮影者の気負い」と戦うために最新のテクノロジーを用いた、全く新しいコンセプトのカメラと言えるでしょう。

大切なのは一度きりのチャンスで後悔しない撮影ができること。PENTAX K-7

PENTAX K-7

K-7|デジタル一眼レフカメラ|PENTAX

一方、PENTAXが満を持して送り出す「初級機のボディサイズに中級機、ないしそれ以上の機能を盛り込んだカメラ」、それがK-7。カメラのランクとしては中級機に属しているため、初〜中級機(?)にあたるE-P1と一概に比較できるものではない、が、E-P1が一部の機能を犠牲にしても、撮影者の敷居を下げること、一眼のカジュアル化に注力したのに対して、K-7は小さなカメラの中にどこまでカメラの機能を詰め込めるかに懸けている。K-7は開発者の人が「少なくとも世の中のトレンドになっている要素は、すべて入れておきたい。ペンタックスを選んだユーザーが、何か特定の機能がないからと卑屈にならないように」と言う通りとんでもなく盛りだくさんなカメラになっていて、その全てをここに書くのは難しいんですが、もっとも特徴的なことは「ファインダー視野率100%」であること。つまり「ファインダーで見たままの光景がそのまま写真に撮れる」んです。いや、それカメラなんだから当然じゃん、と思うかもしれませんが意外とこれすごいことなんです。多くの一眼レフカメラの視野率はおよそ95%。実は撮影される画像の四辺がおよそ5%、ファインダーでは見えていないんです(実際にカメラで撮影してよく見てみるとわかると思います)。たかが5%。されど5%。一眼レフを使う人はフレーミングにこだわる人が多いでしょうが、その見えない5%の領域に邪魔なものが写っててショック、ということもよく起こります。K-7を一言で表すとすれば「小さなストレスをできるだけなくしたカメラ」です。電子水準器(カメラがまっすぐになってるかチェックしてくれる)機能や、もし仮に傾いていたら強制的に傾きを直してくれる機能、防塵防滴機構でちょっとの雨や埃も気にしないで撮影できる、モードダイヤルのロック、シンプルで素早く変更可能な操作系、更には限りなく小さく抑えられたシャッター音まで…撮影中に起こる小さなイライラやストレスを小さくする施策が至る所に見受けられます。人生一度きり、撮影する瞬間も常に一度きりです。その貴重な時間を無駄にしないこと。そして見たままの景色が撮影できること。PENTAXの人たちが理想とするカメラの形がK-7からありありと伝わってくるのです。

テクノロジーが生んだ2つの小型化・2つの未来

ここでE-P1の方がいいカメラだ、いやいやK-7の方がいいカメラだ、なんて言うのはナンセンスです。両者の目標は明らかに異なっています。私個人的には一眼は覗いて使う、という気持ちが強いためK-7を選びますが、E-P1の小型化・高性能化が更に進めば、あのサイズにしてファインダーを内蔵することもできるでしょう。E-P1から派生してもっと新しい形の、未来の一眼が登場することを期待しています。これだけ目指すところがはっきりしているカメラですから、それがユーザーの欲しているカメラ像とマッチすればヒット商品になることは間違いないでしょう。現にK-7は予約で一杯、E-P1も近年のオリンパスのカメラの中でも稀に見る大きさの反響が巻き起こっています。消費者の思い描く理想と、メーカーの提示する理想が一致したときにようやくヒットする、当たり前のことのようですが2つのカメラ共に改めてそれを実感させる製品でありました。

高度に発達したAppleの文化は「宗教」と見分けがつかない

2009.06.16 Text

その熱狂はどこから生まれてくるのか

WWDCの話題も一段落したので書こうと思いながらそのままにしておいた題材を。ちょっとスレスレの所を通りますがちゃんとしたところに着地しますので安心してお読みください。

Appleはよく宗教に例えられます。Appleの製品をよく買ったり、Appleの情報に詳しい人のことをよく「Apple信者」なんて揶揄したりしますが、数あるパソコンメーカーの中でも消費者が「信者」呼ばわりされるのはAppleくらいのものじゃないでしょうか。今は熱狂的な信者だという人も、元を辿れば普通の1消費者だったはずです。その普通の「消費者」が「信者」に変わる理由とは一体なんでしょうか。

「奇跡」が消費者を信者に変える

本物の宗教でも、ただ人に教義(聖書の内容とかetc)を伝えるだけじゃなかなか信者にはなってもらえないでしょう。「隣人を憎み敵を愛せ?ふーん、なんかうまいこと言うね」多くの人の反応なんてこんなもんです。そんな「浅い」人たちを信じさせるためによく使われるのが「奇跡」です。例えばキリスト教の世界では、イエスが復活したり、水の上を素足で歩いたり、マリア像から血の涙が流れたり…こういった奇跡が数多く伝えられています。確かに水の上を裸足で歩く人を目の当たりにしたら、驚きのあまりその人のことをとてつもない存在として信じてしまうかもしれません。偶然ないし必然的に発生した「奇跡」を直に観測したり、伝聞したりすると人は信じやすくなる、そういう性質があるようです。

Appleの場合も多くの場合始めから「信じられていた」わけではないでしょう。「親がMacを使ってたからなんとなくMacを使ってる」「学校の指定でMacを使うことになった」「なんか流行ってるし安かったからiPodを買った」…多くの消費者はAppleとの関係が浅い状態から始まります。消費者との関係が深まっていく過程にやはり「奇跡」があります。

パソコンを知らない人間にまで向かい入れられた初代iMac

Appleといえば言わずとしれたデザインの名手。初代iMacは当時のパソコンとしては「あり得ないデザイン」が採用されていました。カラフルで半透明。ころんと丸みを帯びたボディ。無機質なベージュの箱でしかなかったパソコンの世界に全く新しい風が吹いた瞬間。Appleどころかパソコンすらよく知らない人たちにも大きな衝撃を与えるプロダクトでした。

iPodは新しいAppleの歴史の始まり

iMacは狙って出した奇跡ですが、偶然が生み出したこんな奇跡もあります。iPodが発売されて間もない頃、あたらし物好きのiPodユーザーの間ではこんな会話がなされていました。「iPodをランダム再生すると、たまに狙ったように絶妙の選曲をしてくることがある。もしかしたら私の気持ちをiPodが読み取ってるんじゃないか!?」。私も「おおーこう来たか!!」という選曲をiPodがしてくれた経験が何度もあります。しかし如何にiPodが優れた機械でもさすがに人の気持ちまで読み取ることは出来ません。確かにこの頃のiPodにも再生回数が多い曲を優先して選曲する、という小細工が仕込まれていた可能性もありますが、それでもこのような「ナイスDJ」現象は偶然の産物と言っていいでしょう。そもそもiPodが「手持ちの全ての音楽ライブラリを収納できる能力」を持っていたからこそ偶然生まれた現象なのです。やはりAppleのイノベーションが生み出した奇跡だと言えます。

このように狙って出せる奇跡もあれば、偶然が生み出した奇跡もあります。なんにせよAppleがデザイン的にも、ハードウェア的にも、ソフトウェア的にも、文化的にも先端を進んでいなければiMacもiPodもiPhoneも生まれませんでした。奇跡を起こしたければ手を止めてはいけません。Appleが走りながら生んできた奇跡の数々が、世界中の消費者を熱狂的なまでに信じさせ続けているのです。

ジョブズが仮に辞めたとしても、「伝道師たち」の力でAppleは生き残る

ではAppleの奇跡の原動力はなんでしょうか。美しいプロダクトデザイン、優れたハードウェア設計、先端をいくソフトウェア。これらの要素でAppleのプロダクトは完成します。が、プロダクトがあるだけでは話になりません。そのプロダクトのよさは一般消費者に伝わって初めて意味を成すものです。最後の「伝える」というステップを担っていたのがApple創業者スティーブ・ジョブズです。これまで数々のプロダクトを世界に売り出してきた彼は、プレゼンテーションの教科書的な存在と言えます。どんな楽しいストーリーでも語り手によっては至極つまらないものになることもあるでしょう。Appleを宗教に見立てるならば、彼は教義を広める語り部です。Appleの奇跡を作り、奇跡を広めた彼の功績は計り知れません。それ故に近年の体調不良による引退説が噂された際にも、彼の引退がAppleの株価にマイナスの影響を与えるのではないか、最悪の場合Appleは沈んでしまうのではないか、そんな空気が流れました。確かにジョブズは最重要人物ですが、仮に彼がAppleの仕事を辞めたとしても、長期的に見て大きなマイナスにはならないのではないか。私はそう感じています。

最近では「エヴァンジェリスト」という言葉があるそうです。日本語で言うところの「伝道師」であります。ジョブズは一人ですが、ジョブズの話を聞き、ジョブズの発想を知り、ジョブズの精神を理解した人間は世界中にいます。さらに「信者」の中でもAppleから得た情報や思想を発信し、伝導する人間は多く存在します。一文の得にもならないのに、これだけ長い文章を書いてAppleの話をしている私も僭越ながら「エヴァンジェリスト」と言えるでしょう。Appleが持っている最強の武器、それは長い時間をかけ信頼関係を築き、その末獲得した「伝道師たち」ではないでしょうか。Appleの最大の理解者であり、協力なセールスマンにもなる存在を、世界中に持っているのです。もはや「影の社員」といっても差し支えないでしょう。数あるブランドの中でもこれほど強固なエヴァンジェリストのネットワークを持った会社はAppleくらいのものでしょう。

ジョブズの影が薄い現在でも、Appleは順調に操業しているようです。ですが、やはり本物の「伝道師」にはいつまでもがんばってもらいたいと思ってしまいます。もうすぐジョブズが復帰することになっていますが、楽しみであると同時に無理はしてほしくないと思っています。世界中の弟子たちは既に一生懸命に働いていますからね。

Raw-Fi第一回目の開催日が決定。Raw-Fi.comもオープン。

2009.06.13 Music

Raw-Fi第一回目の開催日が決まりました

先日話しました何が起こるかわからない新イベント「Raw-Fi」ですが、遂に第一回開催日が決定。

Raw-Fi.com

場所は三軒茶屋orbit。日にちは7月11日22時から。DJはkangarou suzukiYOU-KINGcamimu、akirafukuoka、Jagangles。VJはakirafukuoka(こっちもやります)、Tomoyuki "tats" Arimatakeshi。という仕事でつながった超豪華内輪メンバーでお届けいたします。で今回のイベントのポイントをまとめるとですね、

・誤解が生まれる前に早めに言っておきますが、同じ会社のスタッフが多いですが
 会社とは無関係なイベントだよ。
・感覚的には部活。なんかたまには無駄なことやりたいじゃない?
・音楽流すだけなのでWebとか関係ないです。
 何度も言いますが特にすごいことはおこりません。何か期待されても困ります!!
・マジでフリじゃないからな!! 覚えとき!!
・イベントの基本は「各個人が好き勝手にやる」。イベント全体のまとまりなどは考慮しません。
・音楽のジャンル?なんだそれ食いもんか?(CV:野沢雅子)
・でもみんなまじめにDJします。
・ちなみに会社の人はみんなPCDJ。現代っ子。
・とりあえずカンガルーさんが参加しているのでかなり大船に乗った気持ち。
・VJもドノーマルな方向でいくかと予想(たぶん)。
・会場のorbitは小さめですが、ソファやクッションがたくさんおいてあるキュートな箱です。
 ふわふわじかんを満喫していってください。
・正直終わりまでどんなイベントになるかわからない。オラワクワクすっぞ!!(CV:野沢雅子)
・いちおう最後にもう一度言う。面白いことは特に起こらない。
・強ぇ奴とたt

これだけ書けばなんとなくイベントの雰囲気が伝わってくるかと思います。目指すは「これはこれであり」「一周して面白い感じ」という褒められているようでいて面と向かって言われるとなんかイラっとする評価をいただけるようがんばります(あくまで私の個人的な目標です!!)。

本当にこのイベントがどういう方向になるのかとかはRaw-Fi Blogでフォローしてくかも。なんにせよとりあえずみんな7月11日は開けといた方がいいですね。ドラクエ7も発売される予定だから。幸運にもドラクエ9が予定通り発売された場合は、もしかすると音楽かけないでドラクエばっかやってる、むしろミキサーにDSつないで音楽流したらいいんじゃね?という展開も考えられますので最後まで目が離せません!!

あと全然イベントと関係ないですけど、個人的には今回のサイトでやりたかったことをようやくやれるようになってうれしいです。どうしてもこれがやりたかったんですよ私は。やっぱり本物はヤバいね。

こっちももっと早く。iPhone 3G S & iPhoneOS 3.0

2009.06.09 Gadget

しかし書くことが多いこと

しかし今回のWWDCは紹介すべきことが多すぎて書き切れません(MacBookの扱いが適当ですみません…)。それもこれもMacOSとiPhoneOSの大幅アップデートが重なったため。本来ならMacOSの発表だけでも大騒ぎになるところですが、iPhoneへの期待は留まるところを知りません。この2年でAppleのiPhone事業は屋台骨の一つとなった証拠でしょう。

iPhone 3G上位機種「iPhone 3G S」

iPhone 3G S

アップル - iPhone - iPhone 3G S 新機能のすべて

iPhone3Gの発売から約1年。遂に念願の新機種が登場です。3G SのSはSpeedのS。3GSは
これまでの3Gの2〜3倍早く動作するのがその所以であります。これまでお世辞にも早いとは言えなかった動作が高速化されるのは大歓迎。内蔵カメラも300万画素、オートフォーカスに進化。撮影中任意の場所にタッチすることでピントを合わせられる「タッチフォーカス機能」つき。ちょうど日本の携帯も同じ機能をアピールしていますね。そして動画撮影&撮影した動画の簡易編集も可能!! カメラ関連はとてつもなくパワーアップしてます。そして電子コンパス内蔵。せっかくGoogleマップが見られるのに、方向がわからなくて迷子、ということにならずに済みます。これらは、機能だけ見れば日本の携帯でも出来ることかもしれません。が、これらの機能がiPhoneの高い表現力と結びつくことが新しいのではないでしょうか。

新しいOSの力を全てのiPhoneへ

アップル - iPhone - iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートによる新機能の数々

iPhone 3GSの新機能はまだまだあります。ただここまで書いた機能と少し違うのは、これから書く機能は今までのiPhoneでも使えるようになる機能なのです。今までの携帯電話は買ったあとは古くなる一方でした。半年もすれば新機種が登場して、過去のものになってしまう。機能の追加なんて望めない。iPhoneは違います。これまで発売されたiPhone全機種が最新のiPhoneOS 3.0にアップグレードすることができるのです。1年前に買っても、最新のソフトウェアを使える。これこそiPhoneが新しい携帯と言える所以でありましょう。では早速OS3.0の新機能をおさらいです。

・ケータイならついてて当然とまで言われたコピー&ペースト
・メールやSMSでも横向きに使えるキーボード
・画像、映像、音声も遅れるSMS/MMS
・MacOS XではもうおなじみのSpotlight検索
・標準でボイスメモ
・Bluetoothでイヤフォンが使用可能に
・iPhoneを紛失してもMobileMeを使えば探索が可能に
・最悪の場合は全データーを遠隔操作で消すことも可能
・Dockコネクタ経由で外部機器をサポート(Wiiのヌンチャクみたいな感じ)

…まだまだ、まだまだあるんですがそれをすべて書いてもしょうがないのでここら辺で。iPhoneの世界はまだまだ広がりますね。

もっと早く。MacOS X SnowLeperd&New MacBookファミリー

2009.06.09 Gadget

さらに "筋肉質" になっていくMacBookファミリー

太平洋の向こう側で行われているAppleのデベロッパー向けカンファレンス「WWDC 2009」。
初日の基調講演では早速新しいMacBookファミリーが発表に。

MacBookPro ファミリー

MacBook Air

アップル - ノートパソコン - MacBook Pro - 新しいMacBook Proファミリーの登場です。
アップル - ノートパソコン - MacBook Air - 世界で最も薄いノートブックが、さらにパワーアップ。

これまでのアルミMacBook 13inchは「MacBook Pro」に格上げ。MacBook Pro 13/15inchは取り外し不能の内蔵型バッテリーになり、連続使用時間が延長。ディスプレイもきれいになって、ExpressCardスロットの代わりにSDカードスロットがついた。そしてもちろん17inch、Air含めた全機種スピードアップ&値下げドーン!! 通販番組みたいですよここまでくると。

これらMacBookファミリー(ほぼ)全機種、確かに地味なアップデートではありますが、確実な体力アップと値下げは魅力的。無駄をそぎ落とし、美しく頑丈で高性能、長寿命で更に環境にも優しい。(大きさ以外は)完全無欠を突き進むマッスル行進曲ことMacBookファミリーであります。しかしハードウェアは所詮ボディでしかありません。頭脳が伴わなければ筋肉は何も役に立ちません。どんなに優秀なハードでもそれを生かすソフトがなければ無意味です。

MacOS X SnowLeperdでOSはもっと気にならない存在になる

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かつてAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズは、「Macのスピリッツはハードウェアではない、OSである」と言いました。むしろOSを生かし切れるハードウェアでなければMacではないし、どんなに優れたハードでもMacOSあってのMacである。その根幹であるMacOS XはLeperdからSnowLeperdへと進化します。

アップル - Mac OS X Snow Leopard - 世界で最も先進的なオペレーティングシステム

Leperdは既に十分に完成されたOSでしたから、事前の予告通り今回のアップデートでは派手な機能追加はありません。がしかし。もっと絞れるはず。基礎体力の向上した、もっと軽くて早い先進的なOSにできるはず。これがSnowLeperdの開発の基本的な考え方です。OS全体のサイズはインストールした時点で従来より6GB軽くなり、Previewは2倍、Mailは2.3倍、SafariのJavaScriptは7.8倍高速になる。Finderの動作はさらに高速化し、簡単なプレビューがアイコン上で出来るようになる。

しかもSnow LeperdからOpenCLという言語のサポートがスタートします。ちょと説明が難しいのですが、今までパソコンは数学担当のCPUと、芸術(画像・映像)担当のGPUという二つの機関で動いていました。それぞれの得意分野を分担することでスムーズな動きを目指していたわけです。でも、みんながみんな、3Dのゲームで遊んだり、画像編集をするわけじゃありません。せっかくですからGPUのすごいパワーを、数学側にも使ってあげようじゃないか、というのがOpenCLの考え方です。いままでMacの中で眠っていた力を開放して、もっとMacを速く動かそう、ということ。Macという優秀なボディを最高に生かす、無駄にしないためのOS、それがSnowLeperdです。

…なぁんだ、大騒ぎしても動きが早くなるだけで全然新しい機能はないのね、と思うでしょう。その通り、全くもってその通り。でも、パソコンを使うとしたら一番使う機能ってなんでしょうか。例えばファイルを整理すること。例えばメールを書くこと。例えばWebブラウジングをすること。こんな、何の変哲もないことこそがパソコンを触っている時間の大半です。実は何か特別な機能よりも、いつも使う機能をもっと早く使えるようにする、こんな細かくて普通のことの方が改善してほしい部分だったりするんじゃないでしょうか。Macが生まれて25年。パソコンは恐ろしいほど進化しました。ちょっと前のパソコンよりもiPhoneの方が高性能なくらいです。ソフトウェアだって進化しました。MacOSの歴史はインターフェース改善の歴史です。少しでも簡単に、少しでも便利に、少しでも自然に。その積み重ねが我々が見ている(もしくは手にとっている)Macそのものです。

しかし、それでも「完全」とはいえません。パソコンを画面を通して指で操作している感じは、まだまだペンで文字を書く感覚にはほど遠いと言えるでしょう。もっとOSは意識しないでいい存在に近づいていくべきです。Snow Leperdはその小さくて、大切な一歩です。ノートとペンと同じ存在になるその日まで、MacBookとMacOSはまだまだ進化していくのでしょう。


Appleにとっての最大の利益はお金よりアップグレードしてもらうこと

あともう一つSnow Leperdで変わったことがあります。なんとSnow Leperdの値段は…29ドル。今まで129ドルだったのが考えられないくらいの安さ(さらにWindowsと比較すると…いやこれは野暮ですね)。Snow Leperdの開発費はわかりませんが、AppleがSnow Leperdを収益度外視で売る気なのは明らかです。なぜわざわざこんなことをするのか、答えは明白です。ユーザーに古いOSを使ってほしくないからです。例えばあるソフトを作ったとしても、昔のOSに併せて作ったのでは使える機能が限られてしまいます。せっかく先端の機能を持ったOSがあるのにわざわざ下にあわせて作らなければいけない、というのはちょっと悲しいものがありますよね。それどころかみんな昔のOSにあわせていたら、新しい技術が生かされずいつまでたっても普及しない、結局みんなやっぱり昔のOS使ってるからそっちににあわせなきゃ…という「先端技術が生かされないスパイラル」に陥りかねません。常に技術が進歩し続けるパソコンの世界でこれは致命的です。Windowsは未だにXPが多く稼働していますが、XPだってもう8年も前のOSです。マイクロソフトも今になってOSの若返りに必死になっています。

MacOSは現在でも最新バージョンが多く稼働する「新陳代謝が活発な」OSですが、その勢いを止めないためのわかりやすい値下げ戦略に出たようです。


で、iPhoneにも動きがあったんですが…

もう眠いのでちょっと待っててね><

「せっかくだから楽しい話をしようよ。好きなこと好きなだけ喋ってよ」

2009.06.03 Text

社長モーブッサンの話を書いているのに触発されてというか、なんか書きたくなったので書きます。全然関係ない話ですけど。

今いろんなサイトに「残念」の嵐が吹き荒れているようですが、私はなんでそんな簡単にみんな残念がっちゃうのかなぁと思うんですよ。もうさ、残念に思う話、やめよーよー。もうおじさん残念疲れしちゃったよ。ちょっとでも自分の思い通りに動かないと裏切られた気持ちになってしまうのは自分も含めた人間のサガであります。が、それにしてもちょっと偏狭というか、寂しいというか。

例えば○○はダメだー、とか△△はよくない、とかそんな話ばっかりされたら寂しいですよ。聞かされてる方も正直嫌でしょただダメダメ言われるだけだと。自分でもつまんないこととか暗い話をしているときを振り返ってみると自分嫌なやつだなーと思う。もうそういうのはやめてさ、どうせならもっと楽しい話をしたいよね。ただ楽しいだけじゃなくて、喋りの中に興奮が混ざってくるような話。熱が伝わるような会話。楽しくてしょうがない感じで人が喋ってる様子を見るとこっちも楽しくなるでしょう。自分でも好きなことの話は少し興奮して喋るようにしてます。自分の気持ちを乗せて喋っていた方が楽しいし、その方が伝わる気がしています(あまりにも暑苦しくてウザがられている可能性も否定できませんが…)。

だから改めて。せっかくだから楽しい話をしようよ。好きなこと好きなだけ喋ってよ。そういうあなたを私は見たい。私も楽しいことを楽しく話せるようにしてみるからさ。

…と昨日の夜中に書いて捨てようかと思ったんだけど、自戒を込めてアップすることにしました。いや、このエントリーもある意味「残念」って言ってるんだけどね。

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  • akirafukuoka
  • AKIRAFUKUOKA(福岡 陽)
  • FICC inc.所属。Flashコンテンツ開発担当、でもデザインや企画まで手がけることも。
  • WebデザインブックマークサイトAnotherBookmark、Web制作系求人情報サイトMOREWORKSの制作も担当。
  • また趣味的にクラブイベントRaw-Fi 主宰も。当ブログよりモノ系・文化系に特化したRaw-Fi Blogも更新中。
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