さようならとありがとう。伊藤計劃さん。
このサイトで伊藤計劃さんがお亡くなりになられたことを知りました。ずっと伊藤さんのブログのファンで、ブログになる前のサイトからもずっと追っかけていました。一度もお会いしたことはないのですが(今となってはそれが残念でなりません)、私にとって伊藤さんは「預言者」のような存在でありました。言葉を預かる。伊藤さんの映画評は、作り手の思い、背景、手法、様々な角度から拾い上げた言葉を読んでいる我々に届けてくれる、すばらしいものでした。映画への、作品への愛情が滲み出る文章をよく読み返したものです。
個人的に思い出すのは何といっても小島監督の作品への造詣の深さ。私が書いたMGS2にまつわるエントリーも伊藤さんの文章を読んでいなければまず書けませんでした。小島監督の大ファンと公言していた伊藤さんにとってMGS4のノベライズを手がけることになったのはそれはもう嬉しかったのではないでしょうか。初の長編小説「虐殺器官」が高い評価を得、第三弾「ハーモニー」が発売され、作家・伊藤計劃が評価され始めてから、そう時間は経っていないのに…。
伊藤さんの目から見た世界の話をもっと聞きたかった、というのは贅沢だったのかもしれません。長い闘病生活の最中、あれだけの文章や作品を届けてくださったのですから。私は伊藤さんのお話から、たくさんのことを知りました。本当にありがとうございました。
きっと、シネコンもAmazonもありますよね。