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MacBook Pro 17inchとVAIO type P - NetBook時代と対峙する2つのノートパソコン

2009.01.12

バッテリーが強くなった「家用ノート」17inch MacBook Pro

バッテリーが強くなった「家用ノート」17inch MacBook Pro

まず、先陣を切って発表したのはApple。既に発表済みの13inch MacBook、15inch MacBook Proに続く17inchのMacBook Pro。誰もが予想できた発表なので大きく騒がれることもなかった、でも間違いなく現時点で最強のノートパソコンの1つでしょう。17inch MBPの魅力は以前の記事で紹介した通り、広大なディスプレイ領域によるクリエイティブ作業の効率化。基本思想は今までの17inchと変わりありませんが、今回Appleが大きくプッシュしてきたのが「バッテリー駆動時間の増加」。バッテリーの交換はしづらくなりましたが最大で8時間の駆動とかなりの高寿命を実現しています。しかしなぜまたバッテリー寿命をAppleは売りにするのでしょうか。ノートパソコンのバッテリーが肝になるのはモバイル用途。しかし以前の17inchのスペックと見比べると確かに小さく、軽くなったとはいえ、まだまだ重い。通勤通学に持ち運ぶ人は少ないでしょう。しかし自分の家の中だったらどうでしょう。

VAIO P

昔SONYがVAIO Pという製品をリリースしています。見た目はデスクトップPCですが、バッテリーを内蔵しているという非常に特殊な機種です。ハンドルがついていてこれで家の中の好きな場所に持ち運んでください、と言うことです。時にはリビング、時にはキッチン、時には寝室。新しい17inch MBPはこういった利用も想定されているのではないでしょうか。普段は家の中で自由に持ち運んで使う。で使わない時や寝る前に電源に繋いで充電。まさに究極の「家モバイルPC」。

対局とも言えるNetBookも家の中で使われることが多いようです。ねっころがりながらYouTube見たり、テレビ見ながら調べものしたり。いざ外に持ち運んでも、外出先ではなかなか都合良くネットに繋げられないでしょうから自宅がNetBookの主な活躍の場でしょう。そんなNetBookに対してAppleは暗にこう言っている要な気がします。NetBookは軽くて小さい。便利な代物である。でもあなたは我慢して使っていませんか、と。解像度の低いディスプレイ、小さなキーボード、スピーカーだってそれなりのものしかついてない、プロセッサの性能も同様。だけど17inch MBPは違う。究極の高解像度にフルサイズキーボード、ノートパソコンとして最高峰のプロセッサ。ソフトだってiLife'09がついてくる。家の中で使うのに我慢しなくてもいいノートPC。

こんな具合にバッテリー要領の増加から話を膨らましましたが、室内利用だけでなくて当然持ち運ぶのも想定されているでしょう。このサイズと性能を持ち運ぶ必要がある、となると完全プロフェッショナル用途でしょうね。その場ですぐ確認がしたいフォトグラファーの方とかに好まれそうです。

小さいボディに考えられるすべてを詰め込んだVAIO type P

小さいボディに考えられるすべてを詰め込んだVAIO type P

続いてSONYは極小ノートPC VAIO type Pを発表。「落ちちゃう!! 落ちちゃうから!!」と見るものすべてをヒヤヒヤさせるCMで早速話題をかっさらっていますが、私はこれ今年のヒット商品になるだろうなあと思ってます。typePもサイズや価格からNetBookと同ラインを狙っているように思われがちですが、とにかくプラスα
で差別を計ろうとしている印象が強い。サイズは一般的なNetBookよりもかなり小さい。開発者の方も「手でガバッと掴める」ことを目標にしていたようです。液晶解像度は1600*768pxというとんでもない仕様。さらにワンセグ視聴や、ワイヤレスWAN内蔵で携帯電波が届けばどこでもネット接続可能。最近の国内ノートPCのトレンドをすべて盛り込みつつ、完全なモバイルも可能で、なおかつさらに小さい。

まだまだ一般層でのVAIOへイメージは高く「どうせならVAIOを選ぼう」という考えを持つ人も多い気がします(特に大学生?)。せっかく買うなら、ちゃんと使える全部入ったのが欲しいよね?ということでtype Pが選ばれるのでは。1600*768pxという解像度はブラウザとWordの同時起動といった実作業を踏まえた仕様なのでしょう。

「軽く、小さく」だけじゃないノートPCの価値を作らなければ果てしない競争に巻き込まれるだけ

基本は変えずユーザーの利用範囲を広げる施策をとったAppleに対して、いかに付加価値を付けるかで差別化を計るSONY。低価格化と更なる値下げ競争に見舞われるPC業界の中で、少しでも大きな利益を得るための各社のアプローチの違いが見えて面白いです。個人的にはやっぱりMacOSが使いたいのでtype Pはちょっとまた違うかなー…iPhoneもありますしね。

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