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知らない人に自分の話を聞いてもらうとき、唯一つ大切なこと。

2008.11.27 Text

知らない人に自分の話を聞いてもらうとき、唯一つ大切なこと。

まったく違う世界、でもつかみ所がまるで無いとは限らない

最近今まで会ったことのなかった人と会うことが多いです。引っ込み思案な性格ではありますが、人と話をすることは好きなので、イベントなどでいろいろな人と出会えることはとてもうれしい限りです。会う人はもっぱら同業者の方が多いので話に困ることはあまりないのですが、時にはWeb制作とは無縁なまったく違う業種の方とお話しすることになります。

お話をするからには盛り上がりたい。かつ自分に興味を持ってほしい。はてさて、何を話したらいいでしょうか。「僕Flash作ってるんですよー」…詳しくない人にはなんのことやらさっぱりですね。「ホームページを作る仕事をしてるんですけどー」…あまりにも漠然としてはあぁ、そうなんですか、としか答えてくれなさそうです。これでは興味を持ってもらうには難しい。もう一押しが必要ですね。相手が興味を持ってもらいやすいような具体的な事象を出したほうが良さそうです。

お互い知ってることをのりしろにして、本当に伝えたいことをくっつける

さてさて、相手が興味を持つ話、それは自分に関係がある話です。例えば男の人に口紅の色がどうのこうのと話をしても何のことかよくわからず退屈してしまうでしょう。理解できて関心がある範囲、でなおかつ自分がいい印象を持っているものがよさそうです(男の人なら好きな女優、とかね)。でそして自分が知らない情報を聞かされたときその興味が最大限に引き出されます。「ほら、女優の○○さんっているでしょ。すごくきれいな人だけど結婚しちゃった。でさ、あの人が使ってる口紅、そのお相手がプロデュースしてるらしくて。あの色を出すのに△△っていう世界初のテクノロジーが使われてるんだって。結婚相手もなんだかすげーんだなー…そりゃ俺らじゃ勝ち目ないわ」…これなら男の人でも口紅の話でもついていけそうな気がしますね。この場合でいう女優さんの部分をうまく使うと少しでも興味を引く話ができそうな感じ。

私の場合、相手が男性(特に年上)の場合、FICCのタグホイヤーさんの事例を簡単にお話します。"タグホイヤー"は言わずとしれた高級腕時計ブランド。ですから多くの男性は当然のように知っているでしょうし、あこがれのあの時計だ、という方もいるでしょう。FICCはそのブログパーツを作成しました。見た目も本物、であるだけでなく、機能や操作方法も本物と同一の腕時計ブログパーツです。「あのブランドが、ある意味本物のブログパーツを配布しているのかー!! へーそれオフィシャルなんだすごい!!」と驚いていただけるも多いです。

相手が女性の場合、アンテプリマはもちろんですが、ダノンさんの事例もお話しします。学校の給食にもプチダノンが出てくるくらいですから皆さんご存知ですね。ダノンさんのコンテンツの中でも離乳食に関するコンテンツのお話をすることが多いです。「世の中で多く検索されている言葉から、コンテンツを考える」というWeb特有の考え方であるSEOの話も、イメージしやすい実例があると意外と理解していただけるようです。

まず、2人の目線が合う話を

ここまで話しておいて、実はどちらの事例も私はほとんど制作に携わっていなかったりします(※)…が、自分のことを知ってもらうにはまず会社から。ここまで話して会社に興味を持ってもらえた上で、自分のやっていることを簡潔にお話します。

コミュニケーションの達人でもなんでもない人間がこんなことを書くのもおかしな話ですが、以前任天堂の話の中でも触れたことを繰り返すと、自分から相手の目線に合わせにいくということな気がします。コミニュケーションがうまくない自分への覚え書きとして改めて書いておきます。

…と、いう話になったのも

ちょうど自分が作っているものと重なるところがあったからです。その話はまた次回かそれ以降に。

(※ダノンは少しだけ触っております。こんなかわいい子育てママのためのブログパーツがありますのでお子様が生まれたばかり、という方はぜひお使いください!!)

唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

2008.11.16 Gadget

唯一無二の個性派高級ヘッドフォン - Monster Beats by Dr. Dre

有名音楽プロデューサーが創ったヘッドフォン

Monster Beats by Dr. Dre ヘッドホン - Apple Store (Japan)
Beats by Dr. Dre

以前から気になっていたDr. Dreプロデュースヘッドフォン「Monster Beats」。HIP HOPは(というか音楽全般だけど)そこまで詳しくないのでDr. Dre(Wikipedia)のこともよく知らなかったのですが(ちょうすごい人らしい)、見た目の厳つさも相まってずっと気になっていたアイテム。Monster Cable製で価格は44,000円アメリカでは既に販売されていましたが、日本でもようやく販売開始。ということで銀座のAppleStoreに置いてあったので実際に視聴してきました。以下音に詳しくない人間がレビューするのもなんですがよろしければどうぞ。

見た目・装着感

全体はツヤツヤブラックなプラパーツで覆われたMonster Beats。さぞハデハデな印象に見えるだろうと思ったら実物は意外と落ち着いた印象。イヤーパッド周りに一部赤いツヤツヤパーツが使われているんですが、これが朱塗りのような雰囲気でかなりポイント高し。ただプラパーツだけでなく留め具や、長さを調整する芯の部分に金属パーツが使われているのは安心感があります。この金属パーツがアクセントになってくれるので仕様の際はぜひ少しヘッドフォンの長さをのばして利用されることをお薦めします。装着感もよくしっかり固定してくれます。クッション部分もすぐに痛んでしまうようなやわな感じではありません。高級ヘッドフォンだけあって全体を通しても決してチープな雰囲気は感じません。が、だけどちょっとツヤツヤプラパーツのようなチープな要素もうまく混ぜてきている。このヘッドフォンらしいキャラクターの主張を感じます。

最初の印象はとにかく低音が響く響く。ズシっ、ズシっ、という感じ。で次に気がつくのは人の声がよく通ること。ボーカル部分が明瞭にはっきりと聞こえます。この2点がなるほどHIP HOPな感じなのかぁ、と妙に納得。もちろん音全体のクオリティは高いです。よくある高級ヘッドフォンは原音に忠実な聞こえ方を売りにしていることが多いですが、このヘッドフォンは明らかに違う。かなりブーストした感じ。だからといって破綻しているわけではなく、いい具合の脚色が加えられています。ここらへん人の好みはあるかもしれませんが私はかなり好き。気分が高揚するというかなんというか、確かに「アガる」感じの音作りだと思います。

機能・その他

実はこのヘッドフォン、ノイズキャンセリング機能がついてます。…がAppleStoreだったからなのかそんなにその機能を実感することはなく。ノイズキャンセリングに関してはBoseのQuietComfort3ほどではない感じ。まーこのヘッドフォンにQCのようなものを期待している人は少ないと思いますが。で、このノイズキャンセリング機能のために単4電池2本を必要とします。もし電池が切れた場合、このヘッドフォンは使うことができません。完全に音がでないので電池切れには要注意。

あと面白いのが、ケーブルを取り替えることができて、iPhone用のマイク付きケーブルもつかえます。もちろんマイク部分を押すことで再生・一時停止・早送り・巻き戻しの操作が可能。お店の都合で実際には使えませんでしたがiPhoneユーザーは試す価値ありですね。ちなみにマイク付きのケーブルは黒、普通のケーブルは赤のカラーリング。個人的にはマイク付きのほうも赤のほうがかっこいいのに…と思ってしまいます。

もう一つ小技としてはヘッドホン側面の「b」マークを押すと一時的に音が出るのが止まります。再生を止めるまでもない状況、誰かに話しかけられたときに等に地味に便利。ここらへんDr. Dreの実体験が入っているような気がします。

総合して

普通の高級ヘッドフォンのにはなかった新しいキャラクターのヘッドフォンです。高音質+原音重視+オープンエアー型の流れがあるかで、高音質+低・中音重視+密閉型という組み合わせのこのヘッドフォンは間違いなく異彩を放っています。ノイズキャンセリングヘッドフォンのためQuietComfort3と比較する記事をよく見かけますが、たぶん競合製品ではない気が。「ただ俺は静かに音楽が聞きたいんだッ!!」という人はQC3でしょうし、「ただ俺は音楽で盛り上がりたいんだッ!!」という人には間違いなくMonster Beatsでしょう。私は後者ですね。普通にAppleStoreで買って帰りそうになったところで「いかん私にはShure SE530が…」と踏みとどまりました。SE530ともベクトルが違うからなぁ…うーんうーん。

まあそう固くならず、名刺交換の前にまずネットで挨拶。ビジネスSNS「CU」

2008.11.13 Web

まあそう固くならず、名刺交換の前にまずネットで挨拶。ビジネスSNS「CU」

Yahoo! JAPAN発新SNS「CU」は「社会人のためのビジネス版mixi」

既に話題になってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、Yahoo! JAPANが始めたビジネス向けSNS「CU」、実際に使ってみました。

CU

くだけた言い方をするとこのCUは「社会人のためのビジネス版mixi」。ポイントを列挙すると

・mixiと同じように(今のところ)招待されないと入れない。
ユーザーは基本的に実名で登録する。名前の他、会社名や学歴、資格などを記入する。
・登録された情報を元にユーザーを検索するとができる。(名前、会社名、学校名など)
・"マイミク" と同様の機能がある。CU内の誰とでもつながることができる。
・コミュニティを作ったり参加することができる。
・コミュニティの更新情報は基本的にメールで送られてくる。(送信しない設定可能)

こうなるとどうあがいてもmixiのようなもの、と説明せざるを得ないわけですが、決定的に違うのは「株式会社○○の△△部所属の□□さん」として参加すること。社会人(会社員)としてユーザー同士がつきあうサービスである、ということがCU最大の特徴です。

じゃあCUはユーザーに何をしてほしいの?

…とここまで書いて白状しますがここから先の文章は3日間かけて2、3回書き直してます。CUに対してどうしても否定的なことを書いてしまう。要はまだまだ完成度が高くないためなんですが、ただ見栄が優れていないだけならいいのです。それはYahoo! JAPAN本体も同じで、情報だらけで手放しに素敵なデザインとは言えないものですが、Yahoo!本体には「とりあえずここにくれば何か面白いことがある」という期待感があります。しかしCUにそれもない。今のところCUには「ユーザーに○○してほしい」というメッセージが感じられない。「とりあえず場所用意しといたから。じゃ。」といった雰囲気。もしかするとユーザーにこのサイトの方向性を決めさせるということなのか?それもなんだか責任を負っていないような…。

ともかくCU自体がユーザーに道筋を示せていない。そのせいか、ほとんどのユーザーもCUのことをmixiやtwitterの延長線上にしか見ていない節もあります。一番の人気コミュニティはTwitterに関するもので、そこでされているのはTwitterのアカウントの教え合いっこだけ。他にも趣味関係のビジネスとはまったく関係のないコミュニティが乱立。これじゃあmixiと変わらないじゃないか…。CUが目指しているところとはいったい?うごごごご…

名刺交換の前にまずCUで挨拶しよう

いや、考え方を変えよう。堅く考えすぎていたのかもしれない。クオリティは違うにせよ、確かにやってることはmixiと同じだ。それでもいいじゃないか。ユーザーの目的は「新しい出会い」だ。例えば同じマンガが好きなもの同士から新しい交流が生まれることだってある。それがさらにビジネスの関係になっても不思議じゃない。必ずしもCUがビジネスに直結する必要はないのだ。本当であればリアルな交流会の場でお互い期を使いながら名刺交換をして、探り探りでなんとか会話を繋げるところを、CUならいきなり好きな話題で話しだすことができる。お互いの情報を公開し合っているのだから会話に困ることはない。そう考えるとCUもなかなか捨てたもんじゃない。今はまだCUは「実名版mixi」として活動していけばいい。ユーザー数が集まってくればCUをもっとビジネス寄りに活用するような発想を持った人も現れるはず。その時のためにCUのシステムを使いやすくなってると素敵ですね。

で、自分でも早速コミュニティ作ってみた。

CU「広告・マーケティング・プロモーション」コミュニティ

とりあえずCUで一番最初に私がやったのは一番わかりやすくて広いカテゴリーのコミュニティを作ったこと。その名も「広告・マーケティング・プロモーション」です。早速90人近い方々が参加してくださってます。最近忙しくなかなかコミットできていないのですが、せっかく盛り上がったコミュニティ、どんどん盛り上げていきたいと思っていますのでCUをお使いの方はぜひ参加してみてください!!

ちなみにコミュニティ画像は三階ラボさんのCS4 ICONをまねして作ってしまいました(勝手に済みません><)。iiiflowのお三方とは眞鍋会でお会いしたのですが、とても気さくな方達で初めてお会いしたのにいろいろと話させていただきました。その節はありがとうございました…。そう考えると今年はいろんな方にお会いしていますね。

体験こそがすべて。 - 続・モリクミのiPhone話

2008.11.10 Text

先日に引き続き

結果的に森さんはiPhoneを積極的に使うことになった模様。

森公美子オフィシャルブログ

例によってハイテンションな文章なため若干状況がつかめませんが、とりあえずそばに教えてくれる人がいて一安心、ということでしょうか。先日書いたエントリーではなんとかAppleと任天堂の比較に持っていこうと問題点をAppleのみに絞りましたが、実際に問題はiPhoneを作ったAppleだけにあったのか、というとそうでもないのです。先日のブログの中でもっともモリクミが憤っていたのはiPhone自体よりもソフトバンクの店員に対してだった。と、いうことで今日もこの話題から無理矢理教訓を引き出していきますよ。

販売・サポートもまたユーザー体験

iPhoneは今までの日本のよくある携帯に比べて特殊な携帯。だから販売する際もそれをお客さんに了解してもらわなければならない。そして普通の携帯でもそうだが、販売員はある程度iPhoneに対する知識、そして対応を身につけていなければならない。つまりまず販売の段階で相手がiPhoneに合っているかどうか(パソコン使えるかどうかetc)を確かめる必要がある。でも今回の場合はモリクミがとにかくあのテンションで欲しい欲しい言ってて販売員側も芸能人が相手だから気にせず売っちゃったんだろうなあと勝手な推測。

Appleはユーザーの体験を常に重視してきた。ユーザーの体験はMacやiPhoneを触ることだけに留まらない。販売店での体験も含まれる。お店の内装、レイアウト、商品、どれも大切だが販売員のクオリティも大きな要素。Appleは日本に7つの直営店を持っている。ここではジーニアスと呼ばれるMacに精通した販売員が相手をしてくれる。自ら "天才" と名乗っているだけあって対応も的確。ちゃんと困っていることを親身になって聞いてくれるのはうれしい(ジーニアスにお世話になる際にはぜひネットで予約を)。また、Apple直営店ではないが「アップル・プレミアム・リセラー」がある。普通の電気屋さんの中にAppleのスペシャルなコーナーがあると思えばいい。先日九州に初めてプレミアム・リセラーができたというニュースがあったが、ここでも "8人の全店員が「アップル・プロダクト・プロフェッショナル」の資格を取得している" とのことであり、販売員の質を重視していることが伺える。

ユーザー体験は企業にとって財産の一つ

ハードやソフトの魅力を正確に伝えることはオタクでない限り難しい。が、体験なら話は別だ。ユーザーの体験こそがAppleが最も重要視するところであり、ユーザーも最も感動しやすく、その感動を多くの人に伝えることができる。Appleブランドを大きく支えるのはその体験だ。

逆にどんなに優れたプロダクトやサービスを作っても、顧客の手に渡る際に不手際があればイメージダウンは免れないということだ。まさに、画竜点睛を欠く。もちろん全国のソフトバンクショップの販売員の方々全てにiPhoneの使い方を理解してもらうのはなかなか難しいことだろうが、新しいジャンルの製品だからこそしっかりしたバックアップが必要。もし仮に競合他者(DoCoMoしかいないんだけど)がiPhoneの販売を始めれば差別化を図れる点は料金かサービスしかない、ということになるのだしね。

そして最後に一番大切なこと

まず落ち着こう。感情的になっては通るものも通らないことが多い。

わからないことは調べる、もしくは人に聞こう。検索できる人はいきなりググってもいいし、そうでないなら人に聞くべし(ググれカスと言われても気にしない気にしない)。

もう一つ、沈黙は金、誰かを焚き付けるような余計なことは書かないことだ。

企業の目標とユーザーへの接し方を、モリクミのiPhoneへの怒りから見る。

2008.11.05 Text

企業の目標とユーザーへの接し方を、モリクミのiPhoneへの怒りから見る。

モリクミのiPhoneに対する怒りは正当で、確かに間違いない

画像は本物使ったらいけないなと思ってイメージ画像。モリクミこと森公美子さん(全然略せてないけど)がブログでご立腹。iPhoneが使いづらい!! こんなの早く解約したい!! という。

「私にiPhoneは無理無理!」森公美子がiPhone 3Gをハイテンションかつアグレッシブに批判 - GIGAZINE
森公美子オフィシャルブログ

この話を聞くと誰もが「それって指が太いからじゃ…」と思ったかもしれないがそういうわけではないらしい。要するに「iPhone自体の操作方法が全体的によくわからんし、パソコンの操作方法を知らないからアドレスデータとかを同期させるのもよくわかんね」ということのよう(文面からある程度類推)。

パソコンが使えないんじゃどうにもならんよなぁ…といいたいところだけどモリクミらしいハイテンションなブログの中で「iPodもってるならiphone要らないわ!」との記述があるため、iPodは普通に使えている、つまりiTunesは使えているらしい。だがアドレスデータのシンクの仕方がいまいちわからんとある。これはごもっともで、OSXのアドレスブックアプリは存在感が薄いし残念ながら私にとっても使いやすいとは言えない。iTunesと別のアプリになっているため人によっては更に疎遠になりかねない。iPhotoはデジタルカメラをMacにつなげば勝手に起動するが、アドレスブックが自分から出てくることはない。ここは確かにAppleに改善してほしいところではある。

で、iPhone自体の操作であるが、もうこれはチャレンジしてもらえないと…としか言いようがない。iPhoneがわかりにくいと何かと言われるがそれは今までの携帯電話と流儀が違うためであって、iPhone自体の出来が悪いということとは少し違う気がする。だって一番最初に携帯電話を触ったとき、どこにどんな機能があるか、どうすればアドレスが登録できるか、すぐにはわからなかったでしょう。私は高校の時、今は亡きモノクロ液晶のシティフォンを使っていたけど、最初は本当にさっぱりだった。正直あの頃から「Appleが携帯電話を作ってくれたら…」と切望していたのだった。まず、今までの携帯電話とは違う。でも落ち着いて画面を見て、適当に画面に触れてみれば、ちょっとずつ使い方が見えてくるはず。普通の携帯とiPhoneの間に横たわる溝があまりにも大きいから、普通の人は躊躇してしまう。でもその溝をちょっとがんばって越えてみると、案外iPhoneの心地も悪くない、と思えるかもしれない。いや、そもそもiPhoneの良さを残しつつ、もっとAppleが普通の携帯側に歩み寄って、溝を小さくすればこんな問題は少なくなる話なのだ。

企業にとって本当に大切なのは100人中100人を納得させることだけなのか?

ただこれもAppleの文化である。自分を曲げない。溝が生まれても自分たちの考えるベストな方法を貫く。つまり最初から他者に合わせない。ユーザーがAppleに自ら歩み寄ったときに最大の効果を発揮する。それが彼らのやり方であり誇りでもある。

その逆が任天堂を代表とするゲームの世界。うまいゲームはプレイヤーに自分から歩み寄る。だからといって媚びへつらうのとは違う。スーパーマリオでは一番最初にクリボーが出てくる。プレイヤーが何もしなければマリオはクリボーに当たって死ぬ。ここでプレイヤーはジャンプすることを覚える。次にブロック。叩くとキノコが出てくる。キノコに触るとパワーアップ。次に穴。落ちる。死ぬ。これでジャンプせざるを得ない。さらには途中にジャンプの練習をする場所も用意している周到さだ。いいゲームはプレイヤーが仮に説明書を見なくてもできるだけ自然に学習していくように誘導する。

もちろん常にこの任天堂方式が優れているとは限らず、Appleがその姿勢を崩したらAppleではないとも言える。任天堂の岩田社長がニンテンドーDSiのインタビューの中「しかし、一方で、明らかに彼らはハイテクの会社で、任天堂はエンターテインメントの会社ですから、やはり、優先度の置き方には大きな違いがある。」と言う通り、Appleと任天堂は目指す目的が違う。「ゲーム人口の拡大」を目標に掲げ、老若男女誰もが遊べるゲームを作る任天堂にとって、仮にモリクミが脳トレを遊べないとしたらそれは問題だ。だがAppleが考えるiPhone利用ターゲットの中にモリクミは含まれていなかったのかもしれない。Appleは自身が提供するテクノロジー、そしてイノベーションに対して賛同する人をターゲットとする。そのターゲットに対して常に新鮮な驚きと感動を与え続けることがAppleの目標だ。モリクミがターゲットの範疇にはいっていなかったとすれば今回Appleには少々分が悪かったと言えそうだ。

世界にはたくさんの会社がある。そして会社ごとにミッションは異なる。任天堂とSONYのミッションは違う。ASUSとAppleのミッションは違う。ユニクロとDiorのミッションは違う。大切なのはいかに正しいミッションを掲げるか、そしてそれを正確に遂行できるかどうか。

何はともあれ、モリクミにはもう少しiPhoneを使ってあげてほしい。いろいろ不満点があるだろうけどとりあえず1ヶ月。もしそれでどうしようもなければSoftBankに突き返せばいい。Web界隈でこれだけ話題になった後どうなるか…注目ですね。

今日の補足トリビア

ちなみに私はモリクミを否定したいとかそういうことではないのでお間違えのないよう。昔いいともでホンジャマカ・石塚と伊集院光の3人でDPDこと「デブカジ・パフォーマンス・ドール」を結成していたことだってしっかり覚えている(いやあれはよく踊ってたなと思いますよ)し、ごきげんようでの「知らない国の本物の王子様からプロポーズされた話」も覚えてる。私もテレビっ子の端くれだよ!! あとは音楽空間アンモナイト(石井竜也が主催のちょっと変わった音楽番組)でピアノ伴奏でガッチャマンを歌ってたのもよかったなぁ…いやあれは中島啓江だったっけ…?

携帯ゲームを物理メディアのくびきから解き放て - ニンテンドーDSi

2008.11.03 Game

携帯ゲームを物理メディアのくびきから解き放て - ニンテンドーDSi

近所のおもちゃ屋にはきっと長蛇の行列…と思っていたらすんなり買えてしまったNintendoDSi。もの自体がよくなってるのは当然。本体は薄く、画面は大きく、音質も良くなってる。CMでやってる通りカメラを使って遊ぶのも楽しい。

ゆがみカメラ
いたずらカメラ

こんな具合に。声を記録してそれをいじって遊ぶのも楽しい。でも最大の新機能は間違いなく「ニンテンドーDSiショップ」だ。

Wiiのショッピングチャンネルのようにソフトを買ってDSi内に追加することができる。今はブラウザしかダウンロードできないが、そのうちに普通のゲームもダウンロードできるようになるだろう。任天堂の携帯ゲーム機はゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSと変遷してきた。GB→GBAではカードリッヂ自体が互換性を持っていたが、DSからはカードリッジ自体が大きく変わった。遂にはDSiではアドバンスのスロットも廃止…。物理メディアは時代の変化に大きく翻弄される。例えば扱うものが音楽ならば非常に簡単にメディアを移すことができるだろう(カセットテープからCDに移すように)。ただゲームはそうはいかない。昔遊んだゲームが今のゲーム機で遊べないのは悲しすぎる。既にWiiやPS3、PSPでは専用のダウンロードストアがあるが、これがDSでもできるようになるのは大歓迎。

DSにまつわるメディアたち

これまでのゲームの進化の裏で、互換性の問題で多くのゲームが「遊べなく」なった。光学式メディアに移行した家庭用ゲーム機はメディアの互換性を心配することはなくなったが、携帯ゲーム機はハードウェアの制約上、メディアの互換性は犠牲になることが多い。ネットワークの広がりと、記憶素子の価格低下はそれを止める鍵になる。任天堂の裁量次第ではあるが、DSiで買ったダウンロードソフトは次の世代の携帯ゲーム機でもそのまま遊べる可能性が高い。物理メディアのくびきからソフトが解き放たれれば、もっとゲームが大切になる、そんな気がする。

個人的にはDSi用にファミコン・スーファミ・アドバンスのソフトを早く配信してほしいところ。もしくはWii用に買ったソフトをDSiに転送できるとかね。まずはアドバンスのスロットがなくなってMOTHER3ができなくなっちゃったからそこからお願いします。

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  • AKIRAFUKUOKA(福岡 陽)
  • FICC inc.所属。Flashコンテンツ開発担当、でもデザインや企画まで手がけることも。
  • WebデザインブックマークサイトAnotherBookmark、Web制作系求人情報サイトMOREWORKSの制作も担当。
  • また趣味的にクラブイベントRaw-Fi 主宰も。当ブログよりモノ系・文化系に特化したRaw-Fi Blogも更新中。
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