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Photokina2008とPENTAX - 作ることも大切だし、売れることも大切。

2008.09.23 Gadget

デジタル一眼はフルサイズ、動画対応の時代へ

2年に一度のドイツのケルンで行われるPhotokinaが開幕した。ピンとこない人はカメラ版東京モーターショーみたいなのを想像してもらえれば。もちろん日本の各社も展示に参加している。コンシューマー向け一眼レフの市場が一段落し、今年は各社フルサイズフォーマットのデジタル一眼レフに注力する姿勢が見られ、新たな競争の火蓋が切って落とされた感もある。また、NikonのD90、CanonのEOS 5D Mark IIは一眼レフカメラながら動画撮影に対応している。

D90とEOS 5D Mark II

電子部品の進化がまた新しい表現の道を切り開いていく。元来のカメラファンいとって動画撮影はいらない機能かもしれないけど、カメラを「表現の道具」として見たときにこれは面白い進化だと思う。もしかしたら10年後とかには一眼レフは動画を撮るための道具、なんてことになってるかもしれないしね。個人的には早く動画対応一眼レフを手に入れて短編かなにか撮ってみたいな。

やっぱりマイペースなPENTAX

で、写真ブログPICTのほうでも明かしている通り、PENTAXユーザーの私としてはPENTAXの動向が気になるところ。PENTAXは本当にマイペースというか、変わった会社だと思う。確かに事業自体のサイズが他の競合他社(Canon、Nikon、SONYなど)に比べて桁が一つ小さいからかもしれないけど、「他社にはない変わったものを作る」というスタンスをここまで明確にしている会社も珍しい。

各社が35mmフルサイズ対応一眼レフを開発している間に、PENTAXは645フォーマットという35mm判よりももっと大きなサイズのデジタルカメラを開発している。いわゆる中判カメラのデジタル版。ここまで来ると利用する人間が限られてくる商品だろうが、それに心血を注ぎ込んでいるのもなんだかPENTAXらしい。

PENTAXが作るレンズも普通のメーカーが作らないものが多い。その最たるものがLimited、と釘打ったシリーズ。面白いのがこのズームレンズ全盛の時代に単焦点レンズ…つまりズームができないレンズだということ。普通の人はなんでまたそんな不便なもんを…と思うところだけど簡単に言うと私みたいなカメラオタク向けの商品。ボディが完全アルミ削りだしでデザインにもこだわってるところがモノ大好きのオトコ心をグッと掴むのが狙いな訳ですよ。でまんまとその狙いに私ははまっちゃってるわけですよ。で、今PENTAXが開発中の次のLimitedレンズがこれ。

DA15mmF4ED AL Limited

DA15mmF4ED AL Limited。広角15mmでこのサイズって。明るさは犠牲になってるけどこのサイズはアタマおかしい(もちろんいい意味だよ!!)。小さなフードが目を引くけどこれはきっと内蔵されていて必要なときだけ繰り出せるようになってるのかも。さすがギミックも男の子向け。物欲を刺激するとはまさにこのことか。こういう企画にゴーサインを出しちゃうこの会社は本当に面白い。ただ真面目なレンズもちゃんと出す。

DA★55mmF1.4 SDM

DA★55mmF1.4 SDM。おそらく「嘘かほんとかわかんないけどあまりの出来の良さにNikonが85mmレンズを作り直した、という伝説」を持つFA★85mmF1.4のデジタル版的な。このレンズは本当に欲しい…けどお値段はきっと…来年の1月まで待ちましょう。

ユーザーの手に届くまでが会社の仕事

そんなPETNAXを見てて思うことは、他社の製品とは違う方向に製品力を見いだしている。いい製品は確実にできている。でも、それを欲しいと思う人に本当にちゃんとアピールできているのかどうか。Limitedレンズ関連のキーワードの検索数が多いにも関わらずLimitedレンズ専用ページを作っていない。初めて一眼レフを使う女性層をターゲットにした新商品のページなのにこの構成・内容でいいんだろうか。どんなすごいカメラを作ってもレンズを作っても、それがちゃんと必要な人のところまで届かなければ意味がない。これは自戒も込めて。
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