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【DSでシンセ】「KORG DS-10」即興ライブを観てきました【とりあえず予約しとけ】

2008.05.18 Music

LINEARが4周年ということで久しぶりに遊びにいきました。スタッフじゃなくなってからお邪魔したのは初めてですが、今回もOkuboさんのDJかっこいーだったり、細江さんが今話題のIKUZO MIXをかけたり相変わらずわいわい楽しいイベントでした。で、今回今までになかったスペシャルな趣向が佐野電磁氏による噂のNintendoDSシンセサイザー「KORG DS-10」を使った即興ライブ。佐野さんの「これから15分で(DS-10だけを使って)曲を作ります」のかけ声とともに始まり、最後には見事に1曲完成!!

写りはきれいじゃない&周りの声(私とtats君がメイン)とか入ってますが、雰囲気だけでも掴んでいただけるかと。ペンの操作だけでループシーケンスが作れるのは魅力的。何もわからなくてもとりあえず曲らしい物が作れる。さらにミキサーでトラックのON/OFFしたりエフェクトをかけたり…特にエフェクトをかけるところはDSでここまでできるのかと驚愕。たしかにこれが本当にちゃんとした楽器なのか、シーケンサーなのかと言われればやっぱりおもちゃ(というかゲーム)なのかもしれないけど、これだけのことがDSだけでできてしまうことが面白いじゃないですか。楽器って触って音が簡単に出るから面白いんだし、私みたいな音楽をそんなに知らない人でも触って簡単に曲が作れちゃうってところにすごい魅力を感じます。

DS-10はKORGのMS-10をソフトウェアで再現したもの。1978年発売ですから私が生まれる前に生まれた機材。そんな昔の機材がまったく古さを感じさせないかたちで復活する。古くて新しい楽器。しかも当時はなかった、KAOSS PAD機能複数台のDSのシンクなど、今だからできることも盛り込んであって。これで曲を作ったら実際にイヤホンジャックから録音してもいいし、今回のライブのように即興でトラックを変えながら使うのも楽しいでしょうねー。

少し前にGameBoyを使ったチップチューンブームがありましたが(かくいう私もYMCKのファン)、今回もDS-10でゲーム機を使った音楽が流行しそうな予感。

ネット上では既に話題になっていましたが、DS-10は普通のゲームショップでは買えないAmazon限定販売なのでお気をつけを。売り切れる前にAmazonで予約しておくべし。私も予約しました。

アニメクリエーターがNHKのCMを作ったら…「アニクリ15」

2008.05.16 TV

アニメクリエーターがNHKのCMを作ったら…「アニクリ15」

時期外れもいいところなのですがちょっと思うところがあったのでご紹介。

NHK アニクリ15 -アニメーション・クリエーター15人とNHKのコラボレーション-

ちょうどNHKが不祥事などでしょんぼりしていた時期。なんとか盛り上げようということで著名なアニメクリエーター15名に1分間の短編アニメの制作を依頼。かの押井守監督も含む豪華なスタッフ。各映像は3シーズンにわけられ、放送枠もランダム。いわばNHKのCMのようなかたちで放映された。キャッチフレーズの「もっと見たい、NHK」。一貫したテーマは特に決まっておらず、初期の作品はとりあえずクリエーターが好きな物を実験的に作ってみたよ!! という雰囲気が強かったのだけど、NHK的にそれじゃまずいということになったのか、最終第3シーズンではNHKをテーマに据えた作品が増え、目指す方向もはっきりした。その第3シーズンから3本をピックアップ。

・「プロジェクト・オメガ」 監督:河森正治

NHKの放映中に臨時ニュースが!! なんと巨大な飛行物体が日本の東京・渋谷、つかNHKのビルに向かって落ちてくる!? 慌てふためくアナウンサー、そして中の人たち!! 渋谷を守るためどーも君指令は「プロジェクト・オメガ」を発動!! 日本中からのエネルギー電波を受けNHKが巨大ロボットに変身!! 遂に謎の落下物体を受け止めた!! …と思いきやエネルギー電波が弱りロボットが物体に押されている!! 「もっと"力"をー!!」の叫びが…このあとどうなるんだー!?!?…で最後に「もっと見たい、NHK。」と。
最初はベタベタに見えて予想外の展開に発展、で気にさせたところでキャッチフレーズの「もっと見たい」と出してくるのはうまい。しかもエネルギー電波とか「もっと"力"をー!!」っていうのは、やっぱりもしかして受信料のことを言っているのか!? つい勘ぐってしまう。まさにNHKだからこそできるネタ。面白い。

・「おんみつ☆姫」 監督:前田真宏

タイトルがすべてを物語っているハチャメチャアニメ。玉姫を狙う刺客が表れた、と思ったら空飛ぶ黒船来襲。姫とお供のからくりロボットが悪に立ち向かう!! ついていけないくらいのカットの速さがパラパラマンガ的な楽しさを演出。
歴史モノと言えばNHKの18番。巨匠・伊福部昭氏の壮大な音楽が無駄に豪華なNHK感をさらに加速。最後に「その時歴史が動いた」で締めるのもらしくていい。ちなみにナレーションは松平アナだったりする?

・「オハヨウ」 監督:今敏

朝。一人暮らしの女性の雑然とした部屋。彼女はまだ眠気が覚めないのか、"もう一人の彼女"をベットに置いたまま冷蔵庫で牛乳を一気。テレビを付けながらボケッと歯を磨いていると"もう一人の彼女"がようやく起きたのか、先ほどの彼女と同じ行動をたどる。シャワーを浴び鏡の前に立ったところで彼女の眠気がようやく覚める。鏡に向かって「おはよう」。
監督は当ブログで何度となく紹介している今敏監督。眠気を分裂で表現するのは今さんらしい演出。普通に考えればNHKのニュースを見ているシーンで目が覚めた方が効果的なのでは?とも思うところだけど、そこをグッとこらえてテレビのカットは慌ただしい朝の1シーンに停めている。確かにそれの方が押し付けがましくなく、嫌みもない。あくまで「生活の一部」として表現しているところにリアリティがあっていいと思う。


なんで15本の中でこの3つを選んだかというと、ちゃんとこの企画の前提条件を考えて作っているなと思えたのがこの3本だったから。おそらくNHKの人には好きに作っていいと言われたのかもしれないけど、基本はNHKの番組であり、NHKの宣伝として扱われる。NHKの立場を向上させるための企画である。クライアントの好意に甘えず、しっかり守るべき部分を守る。だからこそこの3本は面白く見えた。自由なクリエイティブができるとき、逆に忘れてしまうことも多い部分。覚えておきたいです。

話題作りのしかけ満載。METAL GEAR SOLID 4。

2008.05.15 Game

話題作りのしかけ満載。METAL GEAR SOLID 4。

うーん渋い。遂に人気ゲームシリーズ完結編、METAL GEAR SOLID 4発売まであと1ヶ月。

"METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS" OFFICIAL SITE

これまで何度も核戦争の危機から世界を救った主人公スネーク。しかし彼の体は急激に老化し始める。既に肉体の限界はとうに超えていた。一方中東地域では戦争請負会社による戦乱が激化。もはや戦争は正義でも悪でもなく、金儲けの道具にしか過ぎない。命が制御され、金に換わっていく世界に、彼は最後の命をかけるのだった…。とこんな感じのゲーム。シリアスなゲームと思いきや時に笑いもあり感動もあり、そしてゲーム的にも非常に面白いゲーム版 "エンターテイメント超大作"。

で、面白いのはゲームの内容だけじゃなくて、ゲームと他企業のコラボレーション企画。今では珍しい話ではなくなりましたがさすがMGS。なんとあの「24時間戦えますか?」のリゲインとコラボ。

銃弾飛び交う戦場の中、ふらふらのスネーク。このままでは戦いにならないっ、というところで相棒からリゲインが。ごくっと飲むと今まで老けていたスネークが一気に若返る…ってえーっ!! 厚生労働省もびっくりの見事なまでの劇的効果を発揮。ちなみにちゃーんとゲーム中でもリゲインが登場。スタミナ全回復…だけじゃなくてもしかして本当に一時的に若返る演出があったりするのか?それにしても24時間戦い続けるスネークにぴったりなコラボ。うまい。ちなみにMGS3ではカロリーメイトとコラボしていました。ジャングルじゃ食料調達も大変ですし。

また、商品のコラボではありませんがクリエイター間のコラボも。

ニコ動でしか見つからなかったんだけど、これはゲーム中に登場する架空の戦争請負会社のCM映像。もちろんフェイクCMなんだけどクオリティが高過ぎる。まだ確認できていませんが映像制作はおそらくLOGAN(追記:映像中の看板に「ローガン」の文字が入っていたので確定ですね)。時代のアイコンにもなったあのiPodのシルエットCMを制作している会社。LOGANはMGS4のロゴも制作していて、さらに今回はUT×MGS4Tシャツデザインにも参加。まったくもって豪華なゲームです。ちなみにMGS2とMGS3のオープニング映像は、映画セブンのオープニングで有名なKyle Cooper制作。時代の変遷を感じます。

他のゲーム機メーカーに押されているPS3の起死回生の鍵を握るMGS4。スネークは世界だけじゃなくSONYも救うことができる…のか?私も一人のMGSファンとして応援したいところ。


…とこんだけ書いておきながら私はPS3持ってないっていうオチです。MGS4のためだけに買…どうしよ。

MacのスクリーンがそのままPVに。「Apple Mac Music Video」

2008.05.13 Movie

ごはんとFlashを挟んだためにすぐにブログに書けませんでしたが、Appleファンとしては書かないわけにはいくまい、ということで遅れていることを承知でご紹介。そのぶんヴォリューム増し増しで。

the Bird & the Beeの「Again & Again」という曲のPV、というかオフィシャルではないようなのでいわばMAD動画。この動画の面白いところはズバリ全編Macのスクリーンショットでできているところ。つまりMacを操作している画面を撮影(キャプチャ)して、それを編集して作成された映像だということ。似たようなコンセプトで以前こんな映像もありましたが、時は変わって2008年。MacOS Xの標準機能を含め様々なアプリケーションが使われています。

最初はまず曲を再生するためにiTunesからスタート。次にMac付属のカメラと連動したPhoto Boothの画面上で素敵な女性が歌います。次には皆さん仕事で(うんざりするほど?)使ってるMicrosoft Word。歌詞がタイポされたと思ったらPhotoshop、iPhotoの連続写真でパラパラマンガ風の演出。さらにはFinderの基本操作まで使われ始め…。めくるめくアプリケーションのオンパレード。YouTubeの説明によれば40種類近くの機能・アプリケーションが使われています。後半はTimeMachineから映像編集ソフトまでが入り交じり、YouTube上の映像で完結…と思いきや、再びiTunesを起動。iTunes Storeに移動してなんと今までかかっていた曲を購入!! お見事。dankogaiさんのおっしゃる通りニコニコ動画におけるニコニコ市場の代わりのようなものかもしれません。でもここまでされるとつい買っちゃいますね。もちろんiTunes Storeで「again & again」で検索するとすぐに見つかります。ちなみに私は英語わかんないので気がつかなかったですがちょっと過激な歌詞だったみたいですね…お子様はお気をつけて!!

このクオリティ+バイラル効果+購入までの導線までの仕掛けはただもんじゃないと思うんですが…本当に素人さんなのかしら…と思ってup主を見たらやっぱりバイラル映像制作の人っぽい。うーんやっぱりか。

他にも本当の素人さんが作った映像が本当にAppleのCMに採用された例としてはiPod touchの自作CMがありましたが、今回はAppleに採用されることはあるのか!? それも注目ですね。

以前紹介したJusticeのDVNOといい最近は歌詞をPV中で表現することがちょっとしたトレンドになってるのかも。と、いうことは新しい歌詞の表現を見つければイマドキっぽいPVが作れるってことか。ちなみに当ブログでこのまえ特集した今監督の東京ゴッドファーザーズのスタッフクレジットは町中の看板にまぎれているなかなか凝った作り。この動画の後半部分で見れます。リアルでやったら面白いね。

「ごはんとFlash」にお越し下さった皆様ありがとうございました!!

2008.05.12 Flash

「ごはんとFlash」にお越し下さった皆様ありがとうございました!!

当日はあいにくの雨でしたがお越し下さった皆様、本当にありがとうございました!! なんと60人近くの方々がbowlsに大集合。全員に話しかけるだけでも一苦労!! 大盛況でありました。予想外に女性が多かったことにも皆さん驚いていましたね。

私は最初のFlashサイトトークと進行補佐(?)を担当させて頂きました。思ったより喋れなくて自分でもびっくり。本当にたいした話できなくてサーセン…。会場には学生さんから誰もが知ってるFlashプロフェッショナルの方まで予想以上の幅広さだったので、私がテクニカルな話をしてもしょうがない。ということで最近で面白かった&わかりやすかったサイトをABMから選んでご紹介しました。Flashサイトの肝を「動き」「音」「企画」と定義して以下のようなサイトを選んでみました。

gohan_to_flash_3_0.jpg
Mario Kart Wii

gohan_to_flash_3_1.jpg
BUILDUP!(ビルドアップ!) - 日本建設業団体連合会(日建連)

gohan_to_flash_3_2.jpg
UT LOOP!

gohan_to_flash_3_3.jpg
100チアガール|転職応援サイトイーキャリア

gohan_to_flash_3_4.jpg
White Gold

サイトを紹介するにあたってARCHETYPの皆さんやfladdict・深津さんにも前に出て少し話をしていただきました。急に振ってしまったのに快くお話していただきましてありがとうございました!! あとむらけんさんご子息誕生おめでとうございますー!!(会場では道家さんからプレゼントが…)


このごはんとFlash企画段階で「Flash勉強会はたくさんある。だからコミニュケーション寄りのイベントが欲しい」という軸を中心にして話が進んでいったのですが、まさにその通りに会も進みイベントとしては大成功。というか我々が何もしなくてもどんどん皆さんお互いにコミュニケーションをとってらしたのが印象的でしたね。今後もまだまだこういった機会・場所は必要だなと思います。

ちなみに今回bowlsのメニューを囲んでの会でしたが、私はお話に忙しく一口も食べられないままイベント終了…。bowlsのごはんを食べた方はぜひご自身のブログでご感想をお書きください!! 次回があれば反映されることがあるかも?

そしてDJ JAGANGLES、ナイスDJでした。皆様お疲れさまでした!!

明日は「ごはんとFlash」ですよ!!

2008.05.09 Flash

5月10日:00:06追記:

_leve0にてごはんとFlashの最終告知が。

ごはんとFlash・最終告知です(若干名追加募集あり)|_level0.CUPPY

若干名席が空きました!!…がもう埋まってしまったかも…締め切りは本日22時までなのでお気をつけ下さい。ごめんなさい5月10日10時締め切りでしたね。失礼しました。&定員に達したようです。応募して頂いた皆様ありがとうございました。
会場や時刻、注意事項は上記リンクでご確認くださいませ(特に終電注意です)。

また本編とは関係ありませんが、我らがDJ JAGANGLESがあのDJミキシングガジェットPacemakerでDJプレイします。ガジェットマニアの皆様お楽しみに。

それでは明日bowlsでお会いしましょう!!

Microsoft、Yahoo!の破局…もしかして原因は「そばの食べ方」?

2008.05.08 Text

Microsoft、Yahoo!の破局…もしかして原因は「そばの食べ方」?

私が「破局」という言葉を知ったのは貴花田・宮沢りえ騒動のとき。確か小2くらいのときだったはず。今では芸能ニュースのおかげで何の珍しくもないこの言葉。最近ではそばの食べ方一つで破局に発展するご時世。怖い怖い。

企業の合併では昔ゲーム会社のセガとおもちゃ最大手のバンダイが合併して「セガバンダイ」になるっていう騒動もありましたが最終的には破局。昔では大企業の合併なんて早々あることじゃない、なんて思っていたけど今では全然普通の風景になってしまった。

銀行は3つも合併したと思ったら、さらに2つくっついて今ではとんでもなく長い名前の銀行になっているし、IT業界ではAdobeとMacromediaの2大クリエイティブソフトウェア会社の合併なんてことも。私が個人的に一番驚いたのはゲーム会社のスクウェアとエニックスの合併。いや、だってファイナルファンタジーとドラクエの会社が合併なんだよ!? 例えるとすると何だ、野球の王家と長嶋家が結婚するくらいあり得ない、というかトンでもない話(理恵さん的にはやっぱり気になるだろうね、食べ方)。互いにRPG界の王者同士、絶対けんかになるって…と思いきや案外うまくいってるみたいなのがふしぎなところ。苦手な分野を補いあう…支え合いの精神とはこのことなのかしら。

で、MicrosoftとYahoo!の破局。かのMicrosoftのCEOスティーブ・バルマー氏声明の中では「君なしでも十分生きていける。ああ本当だ。でも僕と結婚すれば君のご両親(株主)はさぞ幸せだったろうね」と最後にチクリ。どうして男ってこうなんでしょうね。いわなくてもいいことを言いたくなってしまうのは男の性か。ま過ぎたことはしょうがないとしても、うまくいかなかった理由は何だろう?識者の方々がおっしゃる通りいろんな見方があると思うけど、私の中での答えはこう。

やっぱりそばの食べ方がいけなかった。簡単に言えば。「結婚とそば、どっちが大事なんだ」という真っ当な意見もあるだろう。だけど誰にでも生理的に受け付けないことはある。それが生涯の伴侶であればなおのこと。いかにYahoo!にとって見返りが大きかったとしても、一生そばをすする音を気にして生きていくのか?Yahoo!はそれが耐えられなかった。そしてMicrosoftは自分のそばを食べる姿に気がついていなかった。

[五月病対策] 今更今敏まとめ [PBからパプリカまで]

2008.05.06 Movie

いや、こういうのは連休前に書いておくべきだよね。

「パプリカ」 NEWSWEEK日本語版映画ベスト100に選出、ということで私の大好きな今敏監督作品総まとめ。日本でアニメの監督というとやはりジブリの宮崎駿監督ですが、ココ数年私がずーっとプッシュしているのが今敏監督。最近ではオトナでも楽しめるアニメ、なんてよく聞く言葉ですが本当の意味でオトナでも楽しめるのは今敏作品くらいなんじゃないかと。ロボットやら美少女やらだと家族や彼氏・彼女と観るのはちょっとどうかっていう話だしね。彼が作る作品は常にエンターテイメントの方向を向いている。連休は終わりですが、ぐったりしちゃう5月のカンフル剤として観ると元気になる(?)作品群を年代別でご紹介。適当に初心者おすすめ度もつけたよ。

パーフェクトブルー (1998)
初心者おすすめ度:☆☆ 恐怖度:☆☆☆☆☆

主人公は3人組女性アイドルグループの一員。コンサートには沢山のファンが駆けつけるほどの人気ぶりだったが、本人の意思とは裏腹に事務所の方針で主人公だけがアイドルグループを卒業し女優の道へ。これも仕方なし、と新しい仕事をがんばる主人公。しかし急な方向転換が一部のファンを怒らせたのか、主人公の周りにストーカーがあらわれはじめる。一方で仕事の内容も徐々に過激なものになり、ドラマで暴力シーンを演じたりヘアヌード写真を出したり…時を同じくしてストーカー被害もエスカレート。ネット上で自身のプライベートな行動が詳細に明かされるようになる。そして自分の仕事と現実の区別がつかなくなっていく主人公。これは本当の自分なのか?全ては自分の想像なのか?夢?演技?現実?それとも…?

ちょうど10年前の今敏初監督作品。先に言っておきますが上記のような描写があるため15歳未満は観ちゃダメ。てか普通に怖いです。現実と想像の境目が曖昧になっていくのは今敏作品のメインテーマになっています。軸は「誰がこんなことを?」というサスペンスですが「まさか…自分?」という視点が入ってくることで錯綜した世界が描かれる。なにが本当かは真相が判明する最後まで気が抜けない!! マジで怖いので初めての方にはおすすめできないかも。他の作品を1、2本観たあとでどうぞ。


千年女優 (2001)
初心者おすすめ度:☆☆☆☆☆ 女性おすすめ度:☆☆☆☆☆

ある年老いた名女優。彼女にそれまでの生い立ちと演じた作品について取材を申し込んだ制作会社のスタッフ2名。彼らに自分の若き日の初恋、そして女優業に打ち込む日々を話しているうちに、彼女個人の話と、役の内容がごっちゃになり始めて…?初恋の彼との運命は?そして彼女の女優として生きてきた道とは?

簡単にいうとこれだけの話なんだけど、これが面白い。序盤、彼女の元を去った初恋の彼を追いかけて雪道を走りようやく駅までたどり着いたが電車が出てしまい、あぁ…!! と思ったところで「カット!!」 ってえぇ芝居の話だったんかい!! というおばあちゃん特有の思い出ごっちゃになってるよ、という構成がうまい。女優だからいろんな映画も出てくるんだけど、全てのヒロインが共通して思いを遂げようとする「あの人」を追いかけているのと、彼女本人にとっての初恋の「あの人」がオーバーラップするわけ。女性はいつも憧れの人を追いかけ続けている、というテーマを美しい映像で綴る。途中聞き役の男性二人もおばあちゃんの思い出の中の役として登場することでコミカルな演出もされていて、これも面白い。絶妙なバランスですよ。今敏らしい作品なのでぜひ最初の一本にどうぞ。

ちなみに千年女優はあの千と千尋の神隠しと並んで第5回文化庁メディア芸術祭アニメ部門グランプリを取ってます。あっちはあんなにはやし立てられるのにねえ…。


東京ゴッドファーザーズ (2003)
初心者おすすめ度:☆☆☆☆☆ 笑える度:☆☆☆☆☆

舞台は東京・クリスマス。家出少女、元競輪選手、元ドラッグクイーン(つまりオカマさん)というデコボコホームレス3人組がゴミ置き場で捨て子の赤ちゃんを拾う。赤ん坊を本当の母親の元へ帰すために奔走するのだが…?

見事なまでのドタバタコメディにして3人の明日を探すロードムービー。3人のキャラクターが見事に立っていて、なおかつ幸か不幸か次々と事件に巻き込まれていく&見事に解決していくのが笑える。監督もいう通り、徹底的に都合良く奇跡が起こりまくるのだが、ここまで都合がいいと逆に爽快。奇跡が奇跡を呼び、赤ん坊の母親へ繋がる糸を紡いでいく。今作品の中では最高にライトで笑える、誰でも観て楽しい作品。


妄想代理人 (2004)
初心者おすすめ度:☆☆☆ 恐怖度:☆☆☆☆☆

ある女性キャラクターデザイナー。「マロミ」というゆるキャラをデザインし見事大成功をおさめるが、事務所から次回作を求められ焦る彼女。遂にはその重圧に耐えられなくなり、バットで殴られたと自身で通り魔事件を狂言ででっちあげてしまう。最初は警察も通り魔「少年バット」を捜すがもちろん見つからない。警察が彼女の狂言を疑い始めたそのとき、第二の被害者があらわれる。「少年バット」の正体とは…?

この作品だけテレビシリーズ。主人公は固定ではなく、各話ごとに主人公が変わるオムニバスであるところが面白い。最初は狂言でしかなかった「少年バット」。しかし現実にその被害者が続出する。人は誰もが悩みを抱えている、その悩みを解き放つために少年バットは存在するのか?それとも単なる「妄想」か?笑ゥせぇるすまん的な印象の前半から一転、世界がだんだん飛び抜けていく後半はまさに凶器の展開。いろんな意味で怖いですよ…でもやっぱり続きが気になる!! 全13話。


パプリカ (2006)
初心者おすすめ度:☆☆☆☆ 

精神外科医・千葉敦子。しかし裏では世紀の発明「夢を共有する機械」を使い悪夢に悩む人々を救うヒーロー・パプリカでもある。ある日彼女が所属する研究所で「夢を共有する機械」が盗まれてしまう。それを悪用した何者かによって周囲の人々の夢は悪夢で狂わされてしまう。機械を盗んだ犯人は?そしてその目的は…?

筒井康隆の同名SF小説のアニメ映画化。テーマは「夢」。もう夢の中だったら何でもアリ。主人公のパプリカは夢の中で空を飛んだりすり抜けたり変身したり…まさに夢のような仕掛けが爽快。一方の悪夢の様子も相当狂ってる(けど不思議でちょっとかわいいかな?)。パプリカは事件の真相を解き明かしていくと同時に、周囲の人たちの夢にまつわる悩みを解決していく。そして千葉敦子自身本人の悩みも。夢の中の冒険活劇、だけどちょっとオトナな話なのが素敵です。ちょっとオトナなシーンもあるけど、オトナだったら大丈夫だよね?声の出演もたぶんみんな聞いたことのある人ばかり。東京ゴッドファーザーズに続き江守徹さんもいい演技をしておられます。

関係ないけどこんな話も
「パプリカ」の今敏監督がいいこと言った件について - Tech Mom from Silicon Valley
結局同じ人間・同じ世界だもんね。本当にそう思います。

それにしても…次回作はいつに?

実力行使。Justice - Stress[PV]

2008.05.04 Music

justice_stress_0.jpg

各ニュースサイトでも取り上げられていますがJusticeの新曲StressのPVが公開。

Justiceのトレードマーク・十字架がプリントされたパーカーをまとった少年ギャング達。町中の物を破壊し、通行人に危害を加える彼らの行動はまさに目を覆いたくなる光景。この映像は彼らの仲間が持ったカメラが撮ったドキュメンタリーになっている。町中、店、車…彼らの行動はエスカレートしていく。しかし傍若無人な彼らの行動はやがて警察の目にも留まり…。

いやこれ本当にリアルに撮ってあって。もちろんこんなこと本気でやってたら警察沙汰なので全編演技・やらせで撮ったんだと思いますが、あまりの迫真の演技にPVであることを忘れてしまうくらい。特にモンマルトルの丘・サクレ・クール寺院前でギャング達が観光客に絡むシーンは、周りで観ている人たちの怪訝な顔が写るカットが挟まるせいか余計にリアル。一通り観たあとも「これってフェイクだよね?もちろんそうだよね?」といい聞かせたくなるくらい。これは賛否両論あるだろうな(PTA的な意味で)。とりあえず日本じゃできない。

ストーリー的にも、途中でカメラをまわしている人間がギャング達の仲間であることがわかったりするシーンもありただのドキュメンタリータッチにならない二重構造になっている。ハンディカメラで撮った映像というと最近ではCLOVERFILDが思い浮かびますが、このPVでは「被害者達」をしっかり映すことでリアリティを獲得している。

と、このPVはかなり刺激強めでJusticeを知らない人は変なイメージを持ってしまいそうなので、この機会に今までのJusticeのPVをご紹介。

justice "D.A.N.C.E"
Tシャツ芸、というべきかど根性ガエルもびっくりな「動くTシャツ」。人の動きにシンクしたり、隣の人のTシャツに移ったり。途中本物の鍵盤がTシャツからぽろっと出てくるところなんかうまい。

justice "DVNO"
懐かしい「あの映像たち」のパロディでまとめたPV。あの頃のハリウッド映画大好きっ子(バックトゥザフューチャーとかね!!)には堪らないロゴサインのオンパレード。観てるとつい「あーこんなのあった!!」と言ってしまうおっさんホイホイ成分含有。ニコニコ動画では元ネタを解説しているコメントもあるのでそっちでもどうぞ。

毎度のこと見事なPVです。

君はGuitar Heroを知っているか?

2008.05.01 Game

The Babes of Flickr |  » Guitar Hero

写真の女性が気になるのもわかるけど、今日は写真の彼女が持っているギターのおもちゃの話。「Guitar Hero」というゲームをご存知だろうか。おそらく日本でその存在を知っている人はなかなかいないように思うけど、Guitar Heroはギターの演奏をシミュレーションした音楽ゲーム。何とGuitar Heroはアメリカでシリーズ累計10億ドル以上を売り上げ、最新作Guitar Hero IIIは発売一週目にして1億1500万ドルを売り上げた超人気ゲームソフト。ゲームの内容は日本でいうところのGuitar Freaksにかなり似ている。簡単にゲーム内容を説明すると流れる音楽に合わせてブロックが落ちてくるのでブロックに対応したキーを押しながらギターの弦にあたる部分を弾くことで、あたかも自分でギターを弾いているような気分に!! ま、百聞は一見にしかずですから実際にお試し版Guitar Heroオフィシャルブログパーツをやってみましょう。

押さえるキーがキーボードの1から5キー、そして弦を弾くにはEnterキーを押します。タイミングがシビアなので最初は慣れないかもしれないけど連続して弾けるようになったらあなたも立派なGuitar Hero。個人的にはこっち派なのでキーとベンベンさせるのを同時にやる感じがなんとも…でも慣れたら面白いねこれは。

日本では前述のGuitar Freaksが一般化しているせいかなかなか日の目を見ないGuitar Hero。だけど洋楽とかあんまり知らない私でも知ってるバンドの曲がてんこもりなので(ローリング・ストーンズ、エアロスミス、ガンズ・アンド・ローゼス、メタリカ、キッス…おおアタシでも知ってるよ!!)この手のゲームが初めての人でも安心。ソフトはXBOX360版、PS3版、PS2版とあるのでお好きなものをどうぞ(ゲーム内容はほとんど違い無し)。

Amazon.co.jp: ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック(XBOX360版)
Amazon.co.jp: ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック(PS3版)
Amazon.co.jp: ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック(PS2版)

室内で思いっきりなりきりリプレイ、で腕が上がったら友達に見せるだけじゃなくて、YouTubeで腕前(もしくはなりきりっぷり)を披露するなんてのもいいかも。

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