攻殻機動隊がスピルバーグの手で実写映画化決定!!…とその思惑は?
Variety Japan | 「攻殻機動隊」ハリウッドで3-D実写映画化
「攻殻機動隊」、ハリウッドで実写映画化。:アルファルファモザイク
ここんところハリウッドでは日本のアニメ・マンガ原作の作品が次々に製作されている中でのこのニュース。最近発表されたものではマッハ555、ドラゴンボール、AKIRAと期待と不安が入り交じるラインナップ。ここにきてジャパニメーションの真打ちとも言える攻殻機動隊がハリウッドで実写映画化。かくいう私も攻殻の大ファンなので、「本当にちゃんと再現してくれるの?」という気持ち半分、「でもきっとスピルバーグがやってくれるのなら…」という期待半分といったところ。やっぱり少佐はアンジェリーナ・ジョリーになっちゃうのかなぁ、とかサイトーはやっぱりケン・ワタナベなの?とかキャストを考えただけでワクワクモノ。さらに製作は去年の全米大ヒット作「トランスフォーマー」を手がけたドリームワークス。私個人としては原作やアニメ映画から多少逸脱しても面白いかなあとは思ったり。かなりエンターテイメント色が強い作品でも器がしっかりしてる分いけそうな気がします。まスピルバーグ自身が「『攻殻機動隊』は私のお気に入りのストーリーなんだ」と言ってるくらいだから我々の知っている攻殻機動隊に近づけてくれる事を期待しましょう。
…とここで終わりたいところですが気になる点がいくつか(右京さん風)。今回のニュース記事の中でスピルバーグがちょっと気になる発言をしています。
「新しい分野だけど、ドリームワークスは熱意を持ってこの企画にあたるよ」
新しい分野。今回の攻殻機動隊の映画化のどこが「新しい分野」なのでしょう。アニメ作品であれば大ヒットしているシュレックシリーズを制作しているし、アニメ原作という意味であれば既にトランスフォーマーも制作しています(攻殻機動隊よりよっぽど映画化難しいと思うけど)。では何が「新しい」のか。それはこの映画が3-D実写映画であるという点です。
「いや、実写なら3次元に決まってるでしょ常識的にかんg」と言いたくなるところですが、ここでの3-Dの意味は違います。立体上映の意味です。そう、3Dメガネを付けて観ると映像が飛び出してくるアレ。このソースではアメリカでは3万7000スクリーンのうち、およそ1500スクリーンが3-D対応。日本ではまだほとんどなく最近ようやく対応映画館が出てきたかという状況。で、なんでまあわざわざ3-D対応の映画を作んなきゃいけないかというと事の経緯はこんな感じらしい(やや妄想含む)。
映画制作側「映画館のためにフィルムいちいち複製するのめんどくせー。しかも金かかるし。今はほらデジタル時代なんだからさあ、データでわたしちゃえばいいじゃん。ま、ただデジタルにするだけじゃもったいないから映画館には3-D対応の機械も買ってもらおう。これでがっぽり間違いなしだお!!」
映画館側「ただでさえ経営が辛いのになんでそんな機材買えるかっ!! ならちったあ金出さんかい。それに3-D上映?本当にオモロいんかそれ?わざわざ3-Dのために高い機材そろえて結局お客さん入らなかったらどうしてくれるんじゃい!!」
映画製作側「うっ…そんな怖いこと言わないんでほしいんだお…。なら絶対に当たる企画出せば文句ないよね。さーて当たりそうな企画はと…」<今ココ
映画館の人はそんな怖くないです。すみません。とにかく、ちょうどアメリカの映画界は分岐点に入っているらしく、このデジタル&3-Dプラットフォームを促進させるためのキラーコンテンツの一つとして攻殻機動隊が選ばれたということみたい。なんかこんなシーンを久夛良木さんがらみで見たような気が…。
やはり攻殻だけにいろんな人の思惑が入り乱れているのか。もしかするとこれが本当の、公安9課最大の危機か?