スティーブ・ジョブズとは何者なのか。

彼を外側から見れば天使、内側から見れば悪魔。
本のネタが続きますがMAC POWER 3月号の特集は『iPhoneを生んだ偉大なるクリエイティブディレクター Steve Jobs』。スティーブ・ジョブズ、いわずと知れたAppleのCEO。彼とAppleのこれまでの歴史を大筋で綴った特集。とはいえ全てが正確かどうかはちょっと疑う必要はあるかもだけど。この記事の中でのジョブズは賞賛されつつも、(クレイジー方面で)普通ではない人物、として記述されている。一つは製品に対する異常なまでのこだわりであり、一つはそのプレゼンテーション能力であり、そしてその大胆な発想であり。ジョブズ永遠のライバルにして盟友、そして世界の大富豪ことビル・ゲイツも過去に
「これまでヒット商品を一つでも生み出したらそれは素晴らしい会社といえる。しかしAppleはMacintosh、iMac、iPodと3つもヒットを生み出している。こんな会社はそうあるものではない」
と語っている。もちろん私個人としても彼の言動、行動が全て正しいと思わないし、全てを鵜呑みにしようとは思わない(何より最近ではバックデート事件があったばかりだし)。若い頃のジョブズはとんでもないヤツだった、というのは有名な話で、映画「パイレーツ・オブ・シリコンバレー(邦題:バトル・オブ・シリコンバレー)」では若き日のジョブズ、そしてゲイツの破天荒な生き様が描かれている。また、MAC POWERの記事には元アップル会長、ジョン・スカリーのこの言葉が引用されている。
「スティーブは刺激的以外の何者でもなかった。傲慢で、無礼で、激しくて、注文が多い。完璧主義者だった。—未熟で、もろくて、感じやすくて、傷つきやすい一面もあった。精力的で、洞察力があって、カリスマ的だったが、たいていは強情で、頑固で、まったく信じられない男だった」
(ジョン・スカリー)
いつも周囲は振り回されっぱなし。ただ、それでも彼が「うまい」ことは認めざるを得ないところ。要するにあれだ、ジョブズは子どもなのだ。みんなをビックリさせたい、楽しませたい。そのために取る手段は選ばない、高いところから飛び降りるような無茶だって平気でする、と。さらに記事の最後にはジョブズが毎朝鏡に向かって自分に語りかける言葉が登場する。
「今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやることは本当にやりたいことだろうか?」
その言葉に対して、
「もし、何日もの間、『No』が続いたときは、何かを変えなければならない」
と続けている。これまでの30年を駆け抜けてきた輝かしいヒットメーカーは常にこう自問している。……で、この質問、私はどうなのかと?それは言わずもがな、ですよね。